これもいいけど、こっちじゃない!私は聖剣が欲しかった!あの光がドバァーって出るやつ!あの闇を切り裂いたり、騎士王が持ってたりするやつが欲しかったんだァァァ!!!   作:排他的

53 / 85
難産でした……何通りか書いてこれがいいかな?と思った物を投稿しました。


苦難の婚約披露宴

将来の義弟と義妹となるランデルとアリエルの婚約披露宴にガハルド、トレイシー、ハジメと連戦した翌日疲れた身体に鞭打ちながら出席していた聖我。(調子に乗ってドラゴニックアーサーを使ってエックスソルジャー使わなきゃ良かったと反省している)

 

そんな聖我に王女であるリリアーナと皇女であるトレイシーと婚約したために挨拶に来る貴族と将来莫大な権力を持つことになる聖我に今のうちにアプローチをかけようとする貴族の子女が話しかけてくるために少しずつ体力と精神力がすり減っていく。

 

「(……もう嫌だ……なんかリリィとトレイシーも大変そうだけど、元々一般人な私にはこの婚約披露宴はキツイものがある……)」

 

元々聖我は一般人(聖剣に絞れば逸脱人)で死んだ後すぐに転生してトータスに転移した肉体のスペック・武器最強系主人公だ。立ちながら宴をするなんてことをまずしたことがない。

 

故にこのような催しは結構肉体的にも精神的にも疲れてくるのだ。

 

「(コブタ三兄弟で分身作って逃げたいけど、リリィとトレイシーが無限収納BOXに目をつけて使わせないようにしてくるから逃げられん……)」

 

宴の最初の頃はリリアーナやトレイシー、ハルナ、雫、ランデル、アリエル、メルド達が聖我に貴族が近づかないようにしていたのだが、話しかけたい・利益を得たい・あわよくば婚約したい貴族や貴族の子女の策謀か、聖我の周りの面々を様々な役職、立場の人間が話がしたいと言って引き剥がして行ってしまった。

 

「(クソ、イルワさんが助け舟を出してくれたがすぐに助け舟を沈没させられてしまったし……)」

 

聖我を犯罪抑止に喜んで使い始め、犯罪がゼロに近くなったと泣いて喜んだイルワは聖我にお礼を言おうと婚約披露宴に呼ばれた折に聖我に会おうとしたのだが、聖我がものすごい人に囲まれるのを見て助け出さないと!という使命感に燃え、聖我を一度は引っ張り出したのだ。

 

そしてイルワはもう少し話がしたいと言って聖我を利益を求める貴族が比較的居らず、騎士から成り上がったあまり欲がない貴族の元に連れていこうとしたのだが、クデタと名乗る貴族がイルワに日頃の礼を言いたいとイルワの肩を叩きながら連れて行ってしまったのだ。

 

これに関しては策謀も何も無いと思うのだが、その後また貴族たちに捕まって話をしなければならなくなってしまった。

 

「(イルワさんが居なくなった瞬間来たよな……執着がヤバいよ……助けてくれリリィ……)」

 

そう心の中で呟いた聖我はリリアーナのところに目を向けると、リリアーナの方にも貴族の子女が集まっていた。聖我には聞こえないが、日頃の聖我について質問を掛けまくっている。リリアーナは貴族たちと比べれば話しやすい部類に入るために貴族の子女も遠慮なしだ。

 

「(リリアーナも私と比べれば少ないけど囲まれている……ならトレイシーだ!)」

 

リリアーナの次に信頼されているのか、トレイシーの方を見る聖我。するとトレイシーはエグゼスを婚約披露宴に持ち出しており、その周りには自慢の得物を持った貴族がそれぞれの武器の自慢をしていた。聖我は何しているんだ、そういう目でトレイシーを見てしまった。

 

「(ならハルナはどうだ!それにヘリーナさんも!)」

 

3番目に信頼度が高いハルナとヘリーナを見るとハルナとヘリーナも聖我やリリアーナと比べると少ないが人に囲まれていた。聖我はどんな感じで生活しているのか、リリアーナとはどうなのかとか。

 

聖我とリリアーナが同衾しているとついこぼしてしまったヘリーナはその言葉によって黄色の歓声をあげた子女達を見て、やべぇ、やっちまった……というような表情をし、ハルナはそんなヘマをしたヘリーナを小突くのだった。

 

「(やべぇ……頼れる人がいない!ならランデルとアリエル!……私以上に囲まれてるよ……しかも律儀に無理そうです、みたいなアイコンタクトを2人して送ってきたし……)」

 

ランデルとアリエルに一時助けを求めようとしたが人の山が聖我より多いために諦めた聖我に律儀にアイコンタクトを送ってきたランデルたちに聖我は申し訳なさでいっぱいになってしまった。

 

「(……義父さん(ガハルド)は除外だ、助けても後で戦うことになるし疲れが溜まる……なら義父さん(エリヒド王)なら……!)」

 

結果を言うとエリヒドはガハルドと一緒に酒に酔っていた。助けることができないというか酔っている中そんな判断力はないだろうと思って聖我は目を背けたのだった。

 

「(……明日ゆっくり休もう……そうしよう……!)」

 

聖我は覚悟を決めて貴族とプロトアーサーのカリスマ全開で貴族たちと話を始め、利益を求める貴族達には一応パイプを作っておき、聖我と婚約したい子女達には婚約をとるための言質を取られないよう奮闘しながら話したのだった。

 

尚、聖我は翌日普通に何時もの時間に起きて帝国の訓練場でストレス発散をするかのように模擬戦を挑んでくる兵士でアクセルとクラウ・ソラスを使って100人抜きをこなしていた。

 

その情け容赦のない兵士の心を折るような100人抜きを靴の中で見ていたアクセルは、

 

「こいつ正真正銘のバケモンじゃねえか」

 

と靴の中で呟いていたらしい。(帝国の兵士達は心を折るどころかもっと強くならないと、と思って回復したらまた勇猛果敢に聖我に挑みに行ったらしい。流石帝国、傭兵の興した国である)

 

 

スピンオフのゴースト、スペクターのフォームとてれびくんのオリジナルフォームどうしましょうか?

  • 出す
  • 出さなくていい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。