これもいいけど、こっちじゃない!私は聖剣が欲しかった!あの光がドバァーって出るやつ!あの闇を切り裂いたり、騎士王が持ってたりするやつが欲しかったんだァァァ!!! 作:排他的
「……今なんて言ったのかしら?耳が遠くて聞こえなかったわ」
帝国での会議や戦闘、披露宴を終え、聖我は雫にあることを伝えていた。そのあることとは……
「だから言っているだろう、南雲ハジメは生きている、そして私は南雲ハジメに接触、魔剣を解析させて魔剣システムを再現させた、と」
南雲ハジメが生きているということである。最初聖我は魔剣システムの解析を終えたことをエリヒドに伝え、稀代の天才錬成師が誰なのか知っているために(聖我→リリアーナ→エリヒドという順)褒美を秘密裏に聖我に渡しに行かせ、公的には何もしなかった。
そして聖我は魔剣システムを使って雫の光刀を変身できるように改良しようと雫に訓練の後光刀を持って聖我の部屋に来て欲しいと伝えた。
その言葉を聞いた雫はまた強くなれるとウキウキしながら聖我の部屋に向かい、会議で話していた魔剣システムをあたかも再現できているふうに話している聖我に驚いてしまう。
驚きのあまり肩を掴んで聖我を揺らす雫を聖我は慌てて止めて魔剣システムの再現を行なった人間の詳細を話し始め、最後に名前を言ったのが先程の前の場面である。
「早く香織に伝えないと!」
ハジメが生きていることを香織に伝えようと雫は急いで立ち上がって部屋を出ていこうとドアノブに手を掛けるとドアノブから電気が流れてドアノブから手を離す。
「何するのよ!」
聖我の部屋であるために聖我が何かしたのだろうと怒りの目を向ける雫。だがそれに対して聖我は心外だ、というような目を向ける。
「私は何もしていないよ。私は」
「何よその言い方……」
「私がやりました!」
訝しげな目を向ける雫と聖我に向かって可愛らしい声と共に聖我のベッドの布団の中から金髪の聖我の婚約者ことリリアーナが飛び出した。
「何してるの、リリィ……」
「聖我の部屋で聖我が訓練する前まで一緒に寝ていただけですが何か?」
リリアーナを怪しい人を見るような目で見る雫にリリアーナは誇らしげに聖我と一緒に寝ていたことを雫に伝えた。
「……まぁいいわ、早く出してくれるかしらリリィ、出ないと叫ぶわよ」
「どうぞどうぞ、防音の結界に閉じ込めるためのトラップが使われている結界、侵入するものを光の縄と布でぐるぐる巻きにするトラップがつけられた結界が貼られている合成結界を敗れる戦力がいるならどうぞどうぞ。ちなみに聖我と私の共同作業で作られてますから硬さと安全性はバッチリです!」
「…………」
その言葉に雫は沈黙してしまった。絶対破れねぇだろと。破れるのこの世界にいないと思ってしまったために。ちなみにこの結界、仮面ライダーリベリオンとなったハジメのシアフォームの必殺なら何とか破ることはできるようにはなっている。
もうひとつ余談だが聖我の光武器精製の文字数が7文字に増えていた。今までの戦いで急激に効果が成長したらしい。
「さて閉じ込めたのは白崎香織にハジメのことを伝えないためだ」
「え?」
「信じないかもしれないがハジメは今こんな見た目になってしまっている」
こんな見た目と聞いてどんな悲痛な姿をしているのかと思って聖我のガトライクフォンを見ると、そこには白髪赤目眼帯義手のいかにも厨二病が着そうな服を着ているキメ顔を決めているハジメを見て思わず吹いてしまった。
「プッ……これほんとに南雲くん……?プッ……」
大笑いを我慢しているが所々小さく笑っている。高校に通っていた頃のハジメを見たことがある者としては考えられない。そして聖我は次の写真を見せた。すると雫がポカーンとして口を大きく開いた。
「これはハジメのハーレムメンバーだ」
「…………………………………………え?」
聖我が見せた写真の中には静かそうで金髪赤目でどこか高貴な12歳の女の子と元気ハツラツそうな巨乳青髪兎人族、おっとり系美人な海人族。そして海人族の子供までいる。
「あっはっは……リアルハーレムですね分かります」
雫が壊れた。高校に通っていた頃から変わりすぎているのだ。厨二病がさらに加速し、ラノベのハーレム系主人公のようなことを知り合いがしているのだろうから当然だろう。
「で、なんで香織に伝えちゃ駄目なのよ?」
「ハジメからの要望と私とリリィの考えからです」
「え?」
「ハジメは白崎香織に苦手意識を持っています。白崎香織のせいでハジメはいじめられていたと言ってもいいでしょう。私に次ぐくらい強くなっても苦手意識は治らないってことでしょう」
「気になる言葉があったけど、そこはいいわ、それで貴方とリリィが考えたことって?」
雫はハジメが聖我の次に強いという言葉が気になったがそれを一旦心の中にしまい、次は聖我とリリアーナの考えを聞くことに。
「白崎香織は今情緒不安定だ。そんな状態でハジメに出会ったとしよう。また暴走してハジメの気持ちを考えず突貫しに行くだろう」
「それで?」
「別にハジメが高校に通っていた頃なら別に私も止めやしないが、さすがに戦力が減るのは困る」
「?」
「ハジメと金髪の子、ユエ嬢と青髪の子、シア嬢は私に届くレベルの実力を誇る実力者だ。それこそ勇者や白崎香織が瞬殺されるほどのな」
「まさか……」
聖我の言いたいことを大体理解した雫は顔を青ざめさせる。
「魔人族との戦争前にハジメのハーレムメンバーの逆鱗を買えば白崎香織はこの世に生きては行けない……例えばハジメに突貫して迷惑をかけるとかな」
「……」
「それにハジメも一応爆弾だ、白崎香織がもしユエ嬢とシア嬢を侮辱するなりすればハジメがキレる」
「……わかったわ」
聖我の説明を聞いて納得したのか香織に話すことはしないと約束した雫。そして聖我は雫の光刀を改造し始めるのだった。
そしてしばらく経ち、聖我は黒い鞘、刀身は光、柄も黒な刀を作り上げた。そしてハジメが言っていたアームドブックも作ってあった。
「雫、これが聖光刀・クサナギだ。そこにあるクサナギシェルフにこのアームドブックを装填してクサナギトリガーを押せば変身できるし、素の状態でも強い。これからも光刀と思って使ってくれ」
「感謝するわ聖我、これからもメンテナンスなりよろしくね」
雫はそう言い残して訓練場に戻り、そのまま試し斬りをするためにメルドと模擬戦をし始めたのだった。
「クロスセイバーかっこよかったわねぇ……それにクリムゾンセイバーもフィーチャリングセイバーも……あれらを聖我はこれから使うことになるのよね……」
テレビを横になりながら見ている女性は次に送らなければいけない本を取り出した。するとその本は次の持ち主である聖我を求めて女性の手から飛び出し、そのまま聖我の元へと飛んでいってしまった。
「……あの子の影響は計り知れないわ、南雲ハジメのリベリオン然り、八重樫雫のクサナギ然り……プリミティブ……原初の力をどうやって操るのかしら……これからが楽しみだわ!」
そう言ってリモコンを操作して違う番組を見始める女性であった。
「エヒト様は勇者に傷をつけたあの童を殺そうとなさっているのですか?!……わかりました、その神託……喜んで受けさせて頂きましょう」
「えぇ、計画の成功を祈ります」
見飽きた老人・イシュタルは銀髪の女性からエヒトの神託を聞いてやる気を燃やしているのを見て嬉しげに笑っていた。
だが銀髪の女性はイシュタルが立ち去るのを見て表情を曇らせる。
「……あんのクソ上司の言うことを聞くのもやなんですよね……やりたくは無いですけど、やってしまいましょうか」
銀髪の女性は大剣を2本腰に携えながら背中から翼を出してそのまま大空を舞い、聖教教会へと向かったのだった。
聖光刀・クサナギの能力はまだ明かしません。制作風景を書こうとしましたが書かないでおいた方がいいかなと思ったので。
スピンオフのゴースト、スペクターのフォームとてれびくんのオリジナルフォームどうしましょうか?
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出さなくていい