これもいいけど、こっちじゃない!私は聖剣が欲しかった!あの光がドバァーって出るやつ!あの闇を切り裂いたり、騎士王が持ってたりするやつが欲しかったんだァァァ!!!   作:排他的

58 / 85
第二階層の黄金と騎士王

聖我は第一階層から第二階層へと移動していた。だが聖我は戸惑っていた。なぜならそこには白い空間が続いており、中央にぽつんと宝石が浮いているだけなのだから。

 

「ここは?何をすればいいんだ?」

 

聖我は先程の男の声が質問を投げかければ聞こえると思って部屋に何をすればいいのか問いかける。

 

『この部屋は記憶の間である。貴様が印象に最も残っている者を再現し、それを倒せば攻略完了と見なされる。……貴様の敵には限らんがな』

 

「私の敵には限らない?……どういうことだ?」

 

聖我は意味深な男の言葉を聞いてもう一度問いかけるもそれには男の声は答えず、仕方なく聖我は中央に浮いている宝石を触った。

 

すると宝石から攻略の証を確認した時に出た光と同じものが発射され聖我を包み込み、スキャンを始めた。

 

『……なるほど、中々面白い記憶を持っているな。異世界の人類を救うためにある人間が人類史に挑む物語。正義の味方になりたい人間がある戦争に巻き込まれる物語。それに他にも色々と面白い物語を見てきたようだ……』

 

「(私の記憶を読み取っているのか?異世界の人類を救うためにある人間が人類史に挑む物語はFate/Grand Orderだろう、それに正義の味方になりたい人間がある戦争に巻き込まれる物語はFate/Staynightだろうな……)」

 

『おい聖我!俺の記憶も読み取られている!』

 

その言葉に聖我は驚くがよくよく考えてみれば神器に封印されただけで死んだ訳では無いアクセルの記憶が読み取られるのは普通だろう。

 

『貴様の宿す龍の戦いも面白いな、力を倍加する龍との戦いや半減する龍との戦いとは……』

 

『昔のドライグとアルビオンの戦いか!』

 

「え?!お前赤龍帝と白龍皇とも戦ったことあるのか!?」

 

聖我は今まで聞いたことの無いアクセルの戦いの記憶に驚いてしまう。

 

『聞かれなかったからな……まぁ言わなかったのは悪かったさ』

 

「まぁいいさ、だが記憶まで見るということはやばい敵が来るぞ、カイニスなどの神霊はもちろん、ゲーティアやティアマト、女神ロンゴミニアド辺りが来たら私の大迷宮攻略は不可能に近くなる……」

 

『いや、それらのボスはレベルが違うからな。この世界の魔法で再現出来るレベルまで強さを下げるだろうからそこまではない』

 

「それでもやばいもんはやばいだろ……流石にオーフィスやグレートレッドと戦ったことは無いだろうな?」

 

『ない、あったらそもそも俺は滅んでお前の神器になってない』

 

「だよな〜」

 

そんなふうに聖我とアクセルが雑談しているとスキャンが終わり、謎の光が人の形を形作る。それも2人。

 

「2人だと!?」

 

『さぁ、第二階層の試練の始まりである。1人目は異世界の地球の紀元前、シュメルの都市国家ウルクを治めていた半神半人の王……』

 

1人目の光が金色の鎧を身にまとった金髪赤目の男を作り出す。

 

『英雄王ギルガメッシュ!』

 

「『ギルガメッシュだと!?』」

 

ギルガメッシュはメソポタミア文明の王にしてギルガメッシュ叙事詩の主人公、Fate世界ではかなりの強さを誇るサーヴァントである。

 

その宝具、王の財宝(ゲートオブバビロン)と乖離剣エアは様々なサーヴァントを屠ってきている。

 

『2人目はアーサー王伝説に登場する円卓の騎士の一人であり、選定の剣を引き抜き、不老の王となった騎士にしてある世界では女体化した……』

 

2人目の光は黒のスーツをまとった金髪青眼の女性を作り出す。

 

『騎士王アルトリア・ペンドラゴン!』

 

アルトリアはFate世界では女体化しており、聖我の好きなキャラクター、そして聖剣エクスカリバーを使う。そのエクスカリバーの火力は凄まじく、空想でありながら最強と評される剣である。

 

「よりによって、FateZeroの2人か……」

 

聖我はため息をつきながら2人のことを思い出す。なぜ2人が出てきたのか、それは聖我がFateZeroをよく見ていたからであろう。アルトリアの黒スーツいいなーと思いながら見たり、イスカンダルとギルガメッシュの戦いもいいなーと思っていたからだ。

 

「イスカンダルはなんで出ないんだ?」

 

『単純にキャパオーバーだろうな、だが2人は多分Fate世界の実力を完全に発揮できるだろうさ。心してかかれよ!』

 

「おう!」

 

聖我の気合いを入れるための声が響くとギルガメッシュが王の財宝により発生したゲートを2つ展開し、小手調べだと言わんばかりに聖我に向かって投射する。

 

ゲートから飛び出た2つの剣を弾こうと聖我は聖光剣クラウ・ソラスを振るが、宝具と作り物では硬度が違うのか、クラウ・ソラスを折って破壊されてしまった。

 

「折れたァ!?」

 

『やばいな……』

 

「変身!」

 

《烈火抜刀!》

 

《 When a knight enters the battlefield with Excalibur. 》(ゴールデンアーマー!)

 

《 The Knights of the Round Table head for the king's support with the Brave Dragon. 》(スカーレットブースター!)

 

《 And the knight defeats the enemy with his friends and the Brave Dragon. 》(ストーリーオブアーサー!)

 

《 Dragonic Arthur! 》(ドラゴニックアーサー!)

 

《 我らは勝利する! 》

 

仮面ライダーセイバー ドラゴニックアーサーとなってギルガメッシュに斬り掛かるが、横から透明な剣に攻撃され吹き飛ばれる。

 

「風王結界(インビンジブル・エア)か……厄介だな!」

 

アルトリアの宝具、風王結界によってエクスカリバーは隠されており、しかも見えないために手首の動きを見ないと攻略は出来ない。

 

聖我はドラゴニックアーサーが長いこと続かないことを知っているためにドラゴニックアーサーのページを叩く。

 

 

《 Summoned is the Knights of the Round Table!…… Bedivere! 》

 

ドラゴニックアーサーのページから炎の竜巻が出現しその中から炎の鎧を纏った銀の義手を持っているベディヴィエールが現れる。

 

「我が魂食らいて奔れ、銀の流星! 」

 

ベディヴィエールは詠唱を行って走り出す。徐々にスピードが上がりそのままアルトリアの腹に拳を叩き込もうとするが……

 

「フン!」

 

アルトリアはエクスカリバーに纏わせた風を解放することで暴風を打ち出してベディヴィエールの腹に逆に一撃入れ、ベディヴィエールを消し去った。

 

「何!」

 

『聖我、来るぞ!王の財宝だ!』

 

聖我が驚いている横でギルガメッシュが先程の2つのゲートより多く、数十のゲートを展開し聖我に宝具を放つ。それらの中にはドラゴンスレイヤーと名高いグラムや回復不可能力を持つハルペーなどが入っており、急いでアクセルを使用して避けようとするが、聖我の目の前にはアルトリアがおり、動こうとする聖我に容赦のない一撃を叩き込んだ。

 

「ガハァ!」

 

アルトリアの一撃によって吹っ飛んでしまい動くことが出来ない聖我にギルガメッシュが放った宝具が殺到した。それを聖我は防御することができずにそのまま受けた。

 

「『ぎゃああああ!?』」

 

アクセルもドラゴンであるためにグラムによってダメージが入り、聖我はドラゴンの力を使ってアクセルも使用しているために倍以上のダメージが入る。

 

聖我はセイバーの変身を解除してしまい、そのまま倒れ込んでしまう。

 

『せ、聖我!』

 

アクセルは立つように聖我に呼びかけるが、聖我は立つことが出来ずにそのまま地に伏していた。

 

それを見て情けをかける訳もなく、アルトリアは聖我の首にエクスカリバーを振り下ろした。

 




第2階層は聖我の最も印象に残っているキャラクターが敵に回りました。ギルガメッシュさんとアルトリアさん相手に聖我はどうなるでしょうか!

スピンオフのゴースト、スペクターのフォームとてれびくんのオリジナルフォームどうしましょうか?

  • 出す
  • 出さなくていい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。