これもいいけど、こっちじゃない!私は聖剣が欲しかった!あの光がドバァーって出るやつ!あの闇を切り裂いたり、騎士王が持ってたりするやつが欲しかったんだァァァ!!!   作:排他的

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騎士団長と魔人族の騎士

聖我がフリードと激突している頃、王宮の訓練場にて赤黒い闇の斬撃や風の斬撃が左右から放たれる。それらは真ん中でぶつかり合いお互いを消し去っていく。

 

時折紅いビームが放たれて斬撃を破壊しながら右側の風の斬撃を放つ剣を持つ人間……メルドに攻撃を加えるがそれを容易くメルドは避ける。

 

「チッ!埒が空かねぇ!今度は接近してお前を殺してやるよ!」

 

赤黒い闇の斬撃を放つ剣士であるモードレッドがその様子に苛立ち、我慢出来ずにメルドに向かって紅い魔力を放出しながら突撃する。

 

「俺を護れ、光絶!」

 

メルドは自分の前に障壁を作り出してモードレッドの突撃を防ぎながら自分が持つ剣、光剣に向かって魔力を流す。

 

すると光剣の形状が変わり、バスタードソードからハンマーのような形へと変わっていく。そして光絶が破られそうになる瞬間に足に風を纏わせて空高く飛び上がり、光絶を破ろうとしているモードレッドに向かってハンマーを振り下ろした。

 

「痛ァァァァ!?」

 

「なるほど、パワー型の俺に相応しい武装だな……」

 

メルドはそう言葉を零すとハンマーに魔力を流して通常のバスタードソードへと形状を換える。

 

「……確か銘は、形状変化剣(トランス・ブレード)だったか。聖我もよく作ってくれたものだ……」

 

メルドはそう言いながらモードレッドへと剣を向けて足に再度風を纏わせスピードを上げて容赦なくモードレッドへと突撃をする。

 

「……いいことを教えてやるよ、これは母様が言っていた……」

 

「?」

 

メルドはゆっくりと立ち上がりながら呟くモードレッドに困惑しながらも突撃の勢いを緩めず、もっとスピードを上げモードレッドに突っ込む。

 

「俺は『この世界に本来存在しない者』と『この世界に存在し、最強である者達』でしか対抗出来ない存在だってなァ……」

 

モードレッドは自分の持つ剣に魔力を込め始め、それを危険に思って辞めさせようとメルドは自分の耐えられる速度の限界まで魔力を流してスピードを上げる。

 

メルドが形状変化剣をモードレッドに向かって突き刺そうとしたその時、魔力のチャージが終わったのかモードレッドの持つ剣が赤黒い光を放つ。

 

「その力を今、お前に見せてやるよォ!」

 

メルドはモードレッドの剣を本能的にヤバいと感じたのか魔力を纏わせる方向を変えることで後退できるようにし、形状変化剣を盾に変える。

 

「死ね!」

 

知らぬ誰かに叛逆する闇の剣(クラレント・ブラッドサムワンズ)!!!」

 

モードレッドが振り下ろした剣は盾で防ごうとしたメルドに向かって赤黒い魔力の奔流を放ち、メルドをいとも容易く呑み込んだ。

 

「……死んだか、あの聖剣英雄サマはシグルドの野郎に追い詰められているだろうし、残っている転移者でも殺しに行こうかねぇ……暇だし」

 

メルドが赤黒い魔力の奔流……ビームに呑み込まれたのを見て死んだと判断したモードレッドは足に魔力を流して魔力を放出して移動しようとする。

 

「……ま、待て、アイツらは殺させん」

 

だがメルドのその声でモードレッドは魔力の流れを止める。

 

「……まだ息がありやがったか……」

 

「……ふぅ……やはり対抗するなら使わねばならんか……」

 

《ナイト・オブ・ラウンズ!》

 

メルドはよろよろと手を懐に入れ、1つのアームドブックを取り出しながら起動する。

 

「……聖我の力の一部を模倣したものらしい。……使わなければ勝てんし、アイツらも殺される。隠し球のつもりだったが……」

 

形状変化剣にナイト・オブ・ラウンズ アームドブックを装填する。

 

《ナイト・オブ・ラウンズ!》

 

「変身……!」

 

形状変化剣に付属しているトリガーを引くことでメルドの目の前に兜以外の騎士甲冑が現れ、それを纏う。

 

《トランス・ライズ!》

 

《ナイト・オブ・ラウンズ!》

 

完全な仮面ライダーでは無いのか、顔には防御のためのヘルメットがないが、機械のような黒い鎧がメルドに装着され、形状変化剣が消えていた。

 

「……剣が欲しいんだが……設計ミスか?」

 

そう言葉を零した瞬間、鎧から白いバスタードソードが現れる。

 

「成程な」

 

メルドはバスタードソードをモードレッドに向ける。だがその様子にモードレッドは笑う。

 

「ダメージでプルプル震えてる癖にいきがんなよ雑魚が、大人しく寝てな」

 

モードレッドは流し終わっている魔力を使ってメルドに急接近して剣を振り下ろす。だがその攻撃は黒い十字架と丸の形をしたラウンドシールドによって防がれる。

 

「自動防御だと?……やっかいだなァ!」

 

メルドは突然現れたラウンドシールドに驚くが、今度は自分の魔力がラウンドシールドに勝手に流れていることに驚く。

 

そしてラウンドシールドから光の光線が放たれ、メルドに当てられる。自分の魔力がラウンドシールドによって浄化され、様々な効果を持つ加護が与えられたことは知らずに。

 

「……身体が楽に動くだと……」

 

「何!?」

 

手をグーパーし、自分の身体がいつもより早く動くことを認識したメルドはバスタードソードを構えてモードレッドを睨みつける。

 

「何故か快調だ!行くぞ赤白の騎士よ!!」

 

「俺は赤白の騎士じゃなくてモードレッドだ!」

 

モードレッドの剣とメルドの剣が半ばモードレッドの赤黒いビームのせいで破壊された訓練所の中心でぶつかりあった。

 




ドラゴニックアーサーの力を1部コピってます。メルドの武装の能力は鎧を纏わせるのと武器の形状変化のみです。

スピンオフのゴースト、スペクターのフォームとてれびくんのオリジナルフォームどうしましょうか?

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