これもいいけど、こっちじゃない!私は聖剣が欲しかった!あの光がドバァーって出るやつ!あの闇を切り裂いたり、騎士王が持ってたりするやつが欲しかったんだァァァ!!!   作:排他的

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身体の真実、煙の剣

偽物ではあるがセイバーオルタとなった聖我が煙叡剣狼煙を構えたままノイントの周りを動き回るのに対し、ノイントはバルムンクを聖我に近づいて力いっぱい振る。だがその攻撃は光武器精製によって作られた剣で勢いを相殺する。

 

「変身をしないのですか?……こんなことを言いたくはありませんが、私に負けている癖に変身をしないで勝てるとは思えませんよ?」

 

聖我に向かってノイントは変身しなくて勝てるのか聞く。だが聖我は返答はせず、煙叡剣狼煙を持ったままノイントに向かって走り出す。

 

ノイントはこれを好機と見て、バルムンクのバルムンクトリガーを引く。

 

聖我はノイントがイーヴィル・スラッシュの体勢に入っても後退することなく足を進める。

 

《イーヴィル・スラッシュ!!》

 

バルムンクを縦に振り下ろすと聖我に向かって青い斬撃が放たれる。

 

衝突の衝撃によって煙が洗われ、内心勝ったなと思いバルムンクのバルムンクシェルフにセットしているニーベルンゲンの歌を外して変身を解除しようとした瞬間、ノイントのバルムンクを持っている方の腕が切り落とされた。

 

「え……」

 

聖我が煙叡剣狼煙を持ってノイントの手を切り落とした。その事実はノイント以外にも近くで見ていたシークすら驚かせた。

 

「……シーク、お前言ってたよな。私はろくに力を使いこなせないって。何となくわかった。私は今までサーヴァントの身体スペックと聖剣、技能で勝ち上がってきた」

 

ノイントが手を切り落とされたことによって落としたバルムンクを砕こうと煙叡剣狼煙を振り上げる。

 

そうはさせまいとノイントは残った手でバルムンクを取り戻してその身を後退させる。

 

「……それだけじゃないんだな。長くはないが濃い日々のせいで忘れていたよ……」

 

煙叡剣狼煙は目標であるバルムンクがなくなってそのまま地面に激突するがその勢いは止まらず細身の剣と今までの聖我では考えられないような衝撃が発せられた。

 

「……スキルを忘れていた。宝具にこだわった私が馬鹿だったよ」

 

なぜあのような衝撃が起きたのか、傷つけるのすら難しいジークフリートのアーマーを切り落とせたのは何故か。それは……

 

「魔力放出[A]」

 

「まさかあんな言葉でスキルに勘づくなんて……」

 

聖我がプロトアーサーのスキルが使えることに気づいたことにシークは苦々しい顔をする。

 

「そんな顔をするな、美人な顔が台無しだぞ?」

 

「黙れぇ!……ノイント、ソイツを殺しなさい。今なら成長する前に殺せるはずよ!」

 

「わ、わかりました!」

 

シークに対して軽口を叩くとシークはノイントに命令して聖我に向かって攻撃させる。

 

ノイントはバルムンクを構えながら聖我に向かって接近する。

 

「こうか?えっと……!」

 

ノイントが近づくのを気にもとめず、今まで使ったことの無いプロトアーサーのスキル、直感[A]を発動する。

 

接近するノイントに対して魔力放出を使いながら同じく接近する。そして煙叡剣狼煙を使ってノイントを切り抜いて切り返す。それを何度も行いノイントの動きを止める。

 

「なんか見覚えある動きなんだけど……なんだったかな……まぁいいや!」

 

何回も連続で行なわれる切り返しの最中、動きを止めて振り返り、突きの構えから強烈な闇と光が織り交じる。

 

「喰らえ!なんかヤバそうなビーム!!」

 

掛け声とともに闇と光を伴った突きをノイントにかますと、ノイントはその突きによって放たれたビームに飲み込まれる。

 

「え?えぇぇぇぇ!?」

 

ノイントは何故か聖我によって放たれた名称も分からないビームに呑み込まれ、そのまま直撃を食らってしまう。

 

今聖我が放ったのはオルタ化した沖田総司の宝具 絶剣・無窮三段。なぜ使えるのか、それはプロトアーサーのスキル、直感の改変によるものが大きい。

 

聖我の記憶の中に様々な思い出から、この場合こうした方がいいんじゃない?というものをスキル 直感を使って何となく再現していた。

 

今まで気づいていなかったかもしれないが、光輝との一回目の時決闘の時、天翔閃を返したのも、二回目の決闘の時、リンチを行なったのも全て無意識の直感によるものだったりする。

 

「……騎士王のスキル、頭おかしいわね……仕方ないわ、戦闘に参加するつもりはなかったけれど、私も参加するしかないわね!」

 

アーマーがボロボロなノイントを見下ろしながら聖我がノーツで戦った時の魔剣に似た魔剣を取り出して変身して地面に降りる。

 

「ほら、立ちなさい!本当にグズねアンタは!神の造兵なんだからさっさと戦いなさいよ!」

 

シークはノイントを無理やり立ち上がらせてバルムンクを構えさせる。

 

「うぅぅ……」

 

ノイントはバルムンクを嫌々構え、シークはノイントに喝を入れようとする。……だがその隙を見逃すほど、聖我は甘くない。

 

《昆虫大百科!》

 

《この薄命の群が舞う、幻想の一節……》

 

即座に昆虫大百科 ワンダーライドブックを開いて閉じ、ノロシシェルフに装填してノロシトリガーを引くことで変身する。

 

「変身……!」

 

《狼煙開戦!》

 

《FLYING! SMOG! STING!!STEAM!》

 

《昆虫CHU大百科!!》

 

《揺蕩う、切っ先!》

 

仮面ライダーサーベラとなり、そのまま煙となってノイント達に急接近する。

 

「「へ?」」

 

「セイ!」

大きく声を出しながら地面を魔力を放出しながら踏み込む。

 

そしてサーベラの背中から昆虫の鋭い足が出現してノイントとシークの胸に毒を流し込む。

 

「ぐぅぅ!」

 

「がぁぁぁ!」

 

ノイントとシークは突然流された毒に苦しむが聖我はそれを見ても足をとめない。

 

「行くぞ!!」

 

グリップ近くのデフュージョンプッシュを2回連続で押し込んだ後、ノロシトリガーを引く。

 

《狼煙霧虫!》

 

《インセクトーショット!》

 

どこからか煙が現れシークとノイントを包む。

 

そして聖我は煙に覆われた2人の周りを走り回り、煙叡剣狼煙を振りまくる。

 

「な、何!?」

 

「み、見えません!」

 

魔力放出を併用して斬っているためかシークのアーマーは勿論、ノイントのアーマーにも傷が入る。

 

デフュージョンプッシュを今度は長押ししてノロシトリガーを引く。するとさらに煙が現れてさらに視界が悪くなる。

 

《超狼煙霧虫!》

 

《昆虫煙舞一閃!!!》

 

聖我が8人に分裂し、先程とは比べることがおこがましいほどの斬撃が2人を襲う。その斬撃はシークとノイントのアーマーを一部完全に破壊していた。

 

「とどめだ!」

 

8人の聖我が一斉に飛び上がってデフュージョンプッシュを2回連続で押し込んだ後、ノロシトリガーを引く。

 

《狼煙霧虫!》

 

《煙幕幻想撃!!!》

 

8人の聖我がさらに増えて24人になり、全員が剣を振り上げる。煙叡剣狼煙に赤いエネルギーと聖我の魔力がチャージされ、煙叡剣狼煙を振り落とす。

 

「インセクター・インパクト!!」

 

赤い斬撃が24発、ノイントとシークに放たれる。そしてノイントの変身は強制的に解除させられ、シークのアーマーは変身解除だけでなく過度のダメージで完全に修復不可能になった。

 

「あれ?ハジメさんに言われて手伝いに来たんですけど…………あれ?」

 

「残念、もう終わってますよ」

 

変身を解除した女体化してセイバーオルタとなっている聖我と倒れ伏している魔人族と天使のような女性。

 

それを見てポカーンとしているシア。

 

「あ、貴女誰ですか!?」

 

「え?聖我ですけど?」

 

「聖我さんは男ですぅ!?」

 

混乱しているシアを落ち着かせるために聖我は結構な労力を払ったのだった。

 

 

 

 

 

 

聖我はノイントとシークを起こすために水をぶっかけた。ノイントはそれで起きたのだが、シークの場合ダメージが大きいのか起きなかった。

 

ちなみにノイントとシークは起きても問題ないように光の枷に嵌めて行動できないようにしている。

 

「……もう1回無窮三段叩き込むか」

 

「ダメです!ドリュッケンでたたき起こします!」

 

「待て、ドリュッケンだと骨が折れて最悪死んでしまうかもしれない、無窮三段も危ないといえば危ない。なら光武器精製で作ったハリセンと魔力放出で起こすべきだ」

 

「それハリセンなんですか!?デカすぎてハリセンに見えません!だったら私のビンタで起こします!」

 

「肉体強化も合わさってドリュッケンと同レベで危ないだろう、なら毒をもう1回注入して起こすべきだ」

 

「毒も危ないですよ!なら私の微妙に弱めた張り手で……「あ、あの……」どうしました?」

 

シアと聖我がどうやってシークを起こすか議論し合っているとノイントがその言い合いに口を挟んだ。

 

「シークならもう居ませんけど……」

 

「「え?」」

 

ノイントの言う通り、シークはその場から転移していたのか消えており、残っていたのはノイントとノイントに与えられたバルムンクだけだった。

 

………………やべ、逃げられた

 

とりあえずノイントに魔力封じのチョーカーを取り付けて腕に光の枷、足に重力倍増の枷をつけて動けなくして事情聴取、もとい尋問を始めた聖我だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「覚えてなさいよ、あのご都合主義の塊野郎!今度会った時は必ず負かして私に命乞いさせて恥かかせてやるんだから!」

 

バルムンクとノイントを忘れてきたことを脳の片隅に追いやって聖我のことを罵りながらモードレッドとフリードに回収を頼もうとするシークだった。




なんか1番書いてて楽しい回だったかもしれないです。

直感[A]はA+くらいになってます。

最初はイーヴィル・ブラスターを使用したノイントに巨獣狩りを使用して倒そうかと思いましたがサーベラの特性的に分身殺法というのもいいかなと。

シアはハジメとさらに二手に別れて救援に向かったということで……。

24人の一斉斬撃のイメージはケロロ軍曹に登場するドロロ兵長の鬼式の零次元斬です。

Fate・ありふれ以外の他アニメの技も使っていきたいなと思ってたり。氷獣戦記でヒロアカの轟焦凍の穿天氷壁とかデュランダルで東方Projectのメイド長の殺人ドールとか。

これからもよろしくお願いします!

スピンオフのゴースト、スペクターのフォームとてれびくんのオリジナルフォームどうしましょうか?

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