これもいいけど、こっちじゃない!私は聖剣が欲しかった!あの光がドバァーって出るやつ!あの闇を切り裂いたり、騎士王が持ってたりするやつが欲しかったんだァァァ!!!   作:排他的

73 / 85
氷の王者

「さぁ、今度は氷の力で御相手しよう」

 

魔剣グラムを力を精一杯入れて持とうとしているフリードに向けて容赦無く時間を飛ばして突いた後は氷の力で潰すと宣言するのと同じことを口にする。

 

『お前ホント容赦ないな!よく見てみろ、あの魔人族腕動かせてないぞ!』

 

「何を馬鹿なことを言っている。剣を持とうとしているのはまだ戦意が潰えていない証拠であろうが……私の分身も同じことをフリードにして、フリードの攻撃を防いでいたぞ?」

 

『……あ、ダメだ』

 

アクセルが聖我にツッコミを入れるが、全く取り合わない聖我を見てフリードに手を合わせるが、魔人族の将であるフリードはこんなことでは終わらない。

 

フリードはまだ動く左手で再生魔法を貫かれた右肩に施す。

 

「……再生魔法か」

 

「……我が神が授けてくださったのだ。貴様は私が倒す!今度こそ完膚なきままに!」

 

「……そうか、なら私も本気で相手をしよう!アクセル、行くぞ!」

 

『おう、全力全開だ!』

 

聖我とフリードが同時に地面を蹴り、水勢剣流水とグラムがぶつかり合う。フリードの方が力が強いのか水勢剣流水がジリジリと押されている。

 

「単純な力はそっちが上か!アクセル!」

 

《Ice!Ice!Wind!》

 

『「氷雪嵐(フリーズ・ストーム)!!」』

 

力では勝てないと早々に理解した聖我は氷の嵐をアクセルの能力とタテガミ氷獣戦記の力で作り出し、フリードに浴びせる。フリードは少し面食らったものの、ダメージは無かった。

 

「小細工など……ん?」

 

フリードは嵐など関係ないとばかりにグラムを振るおうとするが、全身が凍っていて動くことが出来ない。

 

「まだだ!」

 

ジャッ君と土豆の木 ワンダーライドブックを取り出して水勢剣流水にリードさせる。

 

《ジャッ君と土豆の木!》

 

《ジャックと豆の木!ふむふむ……》

 

《習得一閃!》

 

氷でコーティングされた豆がフリードに向かって発射され、フリードの腕や脚に氷の蔦が巻き付く。

 

「小癪なァ!」

 

なんとか振りほどこうと動こうとするが、全身が凍っていてそもそも何も出来ない。

 

「今度はこれだ!」

 

《キングライオンブースター!》

 

キングライオン大戦記で使用することが出来るキングライオンブースターを展開し、ガイドルグリップを水勢剣流水にリードさせる。

 

《スペシャル!ふむふむ……ふ〜む》

 

《完全読破一閃!》

 

聖我の目の前に青い大砲を肩に搭載したライオンが現れ、聖我はライオンに跨る。そして大砲を撃たせながら水勢剣流水を振る。

 

「グレネード・アクア・スラッシュ!」

 

水勢剣流水から水の斬撃が放たれ、凍って動けないフリードに水の砲撃と斬撃が大量に浴びせられる。

 

「グァァ!?」

 

フリードの身体を拘束していた物が粉微塵になり、動けるようになったがアーマーの各所は傷だらけになっており、結構なダメージを負っていた。

 

「……はぁ……はぁ……やっと動ける……!」

 

肩を回しながらフリードはグラムを構える。

 

「……ラストだ!これでこの戦いに終止符を打たせてもらう!」

 

水勢剣流水をソードライバーに納刀し、キングライオンブースターにキングライオン大戦記を読み込ませる。

 

《スプラッシュ!リーディング!キングライオン!》

 

必冊凍結!

 

「それはこちらのセリフだ!勝たせてもらう、聖我ァァァ!!」

 

フリードも聖我に負けじとグラムのグラムトリガーを引いて青いエネルギーを剣に充填する。

 

《イーヴィル・スラッシュ!!》

 

聖我の周りにエネルギーを溜めた大砲が現れ、氷の剣が大量に出現する。

 

流水抜刀!

 

タテガミ氷牙斬り!!!

 

《ライオニックフルバースト!!!》

 

聖我は全ての周りにある武器をフリードに向けて発射し、水勢剣を力いっぱい振るう。

 

フリードも今までの比ではない程のエネルギーを溜めたイーヴィル・スラッシュを放つ。

 

全てを凍らす百獣の氷剣(グレイシャル・カリバー)!!!」

 

壊劫の天斬撃(ベルウェルグ・グラム・スラッシュ)!!!」

 

氷の嵐と剣が龍をも殺す青い斬撃とぶつかり合う。だが徐々に量的な問題か青い斬撃が押されていく。

 

「ならもう一度……」

 

フリードが押されていくイーヴィル・スラッシュを見てもう一度イーヴィル・スラッシュを放とうとするが、魔力の不足で放てない。

 

「あれだけ放てば魔力が尽きるのも道理だ!このまま決める!」

 

氷の弾幕がフリードのアーマーに当たっていき、凍りついていく。それは先程の氷結の比ではなく、小さい氷山へと変わっていた。

 

「……よし、勝った」

 

『……純粋な剣技で勝ってくれない?』

 

「……次戦う時はそうするよ……多分

 

フリードを凍らせて勝ったことを確信し、聖我とアクセルが話していると、空間が歪み出した。

 

「……空間魔法か!」

 

「……フリードたすけ……負けてる!?」

 

シークが空間を開いてフリードに助けを求めようとしたが、フリードが凍っているのを見て驚いている。

 

「とりあえず……確保しとくか?」

 

『しとけしとけ』

 

聖我がジャッ君と土豆の木 ワンダーライドブックを水勢剣流水にリードさせてシークを拘束しようとしたその時、黒い剣が聖我を襲った。

 

「な、なんだ!?」

 

『聖我、上だ上!』

 

アクセルがどこから黒い剣が発射されたのか特定し、聖我が上を見上げると、そこには黒い翼を生やしたノイントのようなワルキューレがいた。

 

そしてワルキューレが魔法陣を展開してシークとフリードを回収しようとする。

 

「いや逃がすか!」

 

《ジャックと豆の木!ふむふむ……》

 

《習得一閃!》

 

氷の豆がガトリングのように発射され、ワルキューレを氷漬けにしようとする。だがワルキューレはホコリを払うように豆を手をサッと動かすだけで破壊した。

 

「まじかよ……」

 

そしてワルキューレは魔法陣を使用してフリードとシークを何処かに転移させ、自分も転移していったのだった。

 

「何者だあのワルキューレ」

 

『気をつけておけ、あれは今のお前より数段上の実力者だ』

 

「分かった……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「我が神よ、我がコピー元は回収することが出来なかったが魔人族2人の回収は完了した」

 

「御苦労だった、ノイント……いや闇の使徒よ。次の妨害を行ってこい。まだイレギュラーに行動を起こされるのは早いのだ」

 

「了解した、我が神、エヒトルジュエよ」

 

神々しい空間の中、女体化した分身聖我が戦ったノイントに似た闇の使徒とトータスの神、エヒトが会話していた。

 

闇の使徒が凍ったフリードと気絶しているシークを置いて何処かに転移すると、エヒトは小さめの魔法陣を幾つも展開する。

 

「神代魔法を与えて強化した将軍も、前世の知識が蘇ったと大騒ぎして我に神代魔法を強請った研究者も大して役に立たなかったな」

 

フリードの氷を溶かしながら呟くエヒト。

 

「神の使徒の素体を貸してあのモードレッドという者を作り、魔剣なるものを作ってもイレギュラーにはかなわなかった。大した詐欺師だよ、シーク」

 

そう言ってシークから淡い光を放つ玉を取り出す。

 

「……此奴らは後で闇の使徒の実験に使わせてもらう。役に立たないゴミ2人でも合わされば役に立つようになるだろう」

 

「……ついでに負けたノイントの魔力供給のラインも切らせてもらおうか、魔力の無駄だ」

 

そう言って手を振り下ろし、フリードとシークを宙に浮かせながら色々といじくり出すのだった。

 

 




シークは前世の記憶有り、知識有りの転生者です。もうシークは出てこないので(多分)ネタバラシ?しちゃいます。転生させる女性が知らないのは神様転生ではないからですね。

スピンオフのゴースト、スペクターのフォームとてれびくんのオリジナルフォームどうしましょうか?

  • 出す
  • 出さなくていい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。