これもいいけど、こっちじゃない!私は聖剣が欲しかった!あの光がドバァーって出るやつ!あの闇を切り裂いたり、騎士王が持ってたりするやつが欲しかったんだァァァ!!! 作:排他的
聖我の精神空間の中、1人の老人と一体のドラゴンが聖我とネロの戦いをじっと見ていた。
ネロの剣による攻撃を危なげなくいなして剣を当てて着実にダメージを与えていく聖我、その立ち振る舞いは前回のフリードたちとの戦いとは雲泥の差だった。
「タイラント、よく鍛えたもんだな…あのネロとかいう奴、聖我と俺が前戦った奴らよりも数段上のやつなのに楽々といなして行ってるぜ?」
「ふん、まだまだじゃ……と言いたいところだが、流石はアーサー王のポテンシャルと聖剣の力を誰に師事した訳でもないのに引き出した男よ……既に火炎剣烈火にあった剣技に応用を加えよった」
タイラントが見る聖我はネロに対して魔法を放ちながら剣をふるってネロの攻撃を防ぎながらダメージを与えていた。
「相棒なら当然だぜ」
「じゃが油断は禁物じゃ…暗黒使徒と名乗るからにはあの程度で終わる実力ではなさそうじゃからの」
聖我はガンガンセイバーと呼ばれる仮面ライダーゴーストの武器を巧みに火炎剣烈火と併用しながらネロに対して攻撃を続ける。
「どうなってやがりますかぁ!?この前はそんな強くなかったでしょうに!?」
「これが私の鍛錬の成果だァ!」
聖我は叫びながらゴースト偉人録のページを押す。
《ゴースト偉人録!》
2体のパーカーゴーストが現れ、銃と弓矢を撃ちはなっていく。どうやら織田信長とロビンフッドの英雄が宿ったパーカーゴーストのようだ。
「ちっ、鬱陶しいなぁ!」
だがネロはその攻撃を容易く避ける。そこをさらに新しい三体のパーカーゴーストが現れ、聖我とともに切りかかる。
1人はカマ、1人はハンマー、1人は二刀流の攻撃。四方からの攻撃にさすがに対応できなかったのか、ネロは大打撃を食らう羽目になった。
「次はコイツだ!」
聖我はネロが吹き飛んで言ったのを見てから次のワンダーライドブックを取り出して起動する。
《てれびくん!》
《とある戦士達の戦いを描いた、超絶楽しいてれびくん……!》
てれびくん ワンダーライドブックを起動してそのままゴースト偉人録 ワンダーライドブックを外して装填、抜刀する。
《烈火抜刀!》
《コミックライダー!》
《漫画一冊!》
《愉快な本は、更なる力を剣に宿す!》
仮面ライダーセイバー ドラゴンてれびくんに変身を遂げ、何故かドライバーには装填した覚えのないブレイブドラゴンが装填されている。
Xソードマン、Xウォーリアーに似た腕の武器、パワフルエックスソードが装備されており、アーマーには歴代のてれびくんの付録ヒーローが描かれていてブレイブドラゴンの肩と合わさってカッコよく見える。
「またか!またなのか!どうなってんだお前の引き出しはァァァ!?」
暗黒使徒ネロは頭を抱えて地面を転がりながら黒い魔力弾をガトリングのように放ちまくる。だがそれを腕に装備されたパワフルエックスソードで防御しながら魔力放出で接近して斬りかかる。
地面に転がっていてまともに避けられないのか、ネロはその攻撃をまともに喰らって切り裂かれた。
はずだった。
「残念、今までのあっしは全部演技よ演技。本当に馬鹿だねぇ!騙されてやんの〜!!」
ネロは今までの傷を負っていなかったかのように振る舞う。その様子を見て不思議そうにしながら、聖我は新たにふたつのワンダーライドブックを取り出す。
《ストームイーグル!》《キングオブアーサー!》
「今度はこれだ!どんな手品でも必ず倒してみせよう!」
キングオブアーサーを通常の逆位置に装填し、ストームイーグルを装填、抜刀する。
《烈火抜刀!》
《三冊の本が重なりし時、聖なる剣に力がみなぎる!》
《ワンダーライダー!》
《アーサー王!イーグル!てれびくん!》
聖我にキングオブアーサー、ストームイーグル、てれびくんの力が宿り、キングエクスカリバーと火炎剣烈火を持ってネロに向かって走り出す。
《三属性の力を宿した、強靭な剣がここに降臨!》
「ちょ、はや」
キングエクスカリバーのケイトリガーを5回連続で引いてネロの体にキングエクスカリバーを当て、そのまま切り裂く。
《必殺読破!》
《キングスラッシュ!》
青いエネルギーがネロの傷を輝かせ、そのまま爆発する。
「まだまだァ!」
致命傷を負わせた筈のネロがまたも無傷でキングスラッシュを放った聖我に向かって攻撃する。
「…大体わかった。お前のその異常な回復量、再生魔法か」
「少し違うな〜80点だ!だが種がわかった所デェ!」
《必殺読破!》
《キングスラッシュ!》
十字の青い斬撃がネロを襲う。だがその攻撃はネロの作り出した障壁によって弾き飛ばされる。
「異様な回復量に固い防御…ならこれで行く!アクセル!」
3冊のワンダーライドブックを順に押していきながら火炎剣烈火をソードライバーに納刀、そのままレッカトリガーを2回引く。
《キングオブアーサー!》《ストームイーグル!》《てれびくん!》
聖我と同じくらいのサイズのキングオブアーサー、そして赤い炎の鳥にてれびくん歴代のふろくヒーロー達が聖我の横に並ぶ。
《必殺読破!》
《アーサー王!イーグル!てれびくん!三冊撃!ファ・ファ・ファ・ファイアー!!!》
「フレイムアーサーインパクト!!」
バーミリオンウイングで加速しながらキングエクスカリバーとパワフルエックスソードを前に突き出して突進する。
これ幸いと避けながら攻撃しようとするネロだったが、それをライドブックから召喚したヒーロー達が阻む。
「これで終わりだぁ!消えろぉ!!!!」
ネロに2本の剣が貫かれ、そのまま青い聖なるエネルギーと炎によって吹き飛ぶ。
「残念だったな!これで死ぬわけないだろぉ!!」
「わかってるさ、だがこれで終わりだ」
《金の武器 銀の武器!ふむふむ……》
《必殺リード!ジャアクドラゴン!》
「な、何だそのオーラは…」
「これでお前はどこか生きている実感すらわかないだろう暗黒の空間に飛ばしてやる!」
仮面ライダー最光がやっていたマスターロゴスをブラックホールに吸い込んだあの技を、闇黒剣月闇と火炎剣烈火で再現している。
「や、やめろぉぉぉぉ!?……なぁんちゃって、空間魔法で……」
《習得一閃!》《月闇必殺撃!習得一閃!》
「残念だがそれは出来ない」
聖我はネロの身体に魔力を凝縮して作りだした魔法禁止の能力を付与させた釘を刺突の時に打ち込んでいた。
ホワイトホールとブラックホールによって生み出された穴に吸い込まれるネロの返答を聞く前に聖我は空間を破壊してさっさと出ていってしまったのだった。
「ちくしょォォォォおおおおおおお!!!」
ネロの断末魔を聞くことなく。
「急ぐぞ、アクセル!」
「よっしゃ!行くぜ!」
聖我はドラゴンイーグルアーサーに変身してバーミリオンウイングを使用しながら空を飛んで帝国に向かうのだった。
てれびくん、ゴーストは出せた……!あとはスペクターだ……!
チートハジメは少し待ってください。英検終わったら執筆します。
スピンオフのゴースト、スペクターのフォームとてれびくんのオリジナルフォームどうしましょうか?
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出す
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出さなくていい