ヤンデレ真秀ちゃんに死ぬほど愛される日常 作:コントラポストは全てを解決する
とりあえず投稿目標である10話を達成しました。
土曜の昼、珍しく父さんと母さんが家に帰ってきた。いつも週7、18時間労働してる俺の両親。一体何の仕事をしているかは知らんけど、家にいるならゆっくりしてくれ。家事は俺がする。
「まほろ!父さんがサプライズプレゼントに婚約者を連れて来たぞ!」
「は?」
「竹下みいこ、15歳!よろしくなの!」
「は?」
問題発生。父さんがロリを連れてきた。誘拐かとも思ったが、そうではないらしい。婚約者……はて、俺の婚約者は真秀では?俺はこんなロリ知らない。真秀を幼女化したのかもと思ったが、真秀の面影はゼロ。誰だお前。
「ふむ……父さん、説明を頼む」
「父さんが社長、母さんがその会社の秘書をやってる事は知ってるだろ?」
「知らない」
「じゃあ今頭に入れといてくれ」
「ちなみに会社名は?」
「SAKAIアートワークスだ。芸術関連の会社、ぐらいに覚えててくれればいい」
「なるほど」
父さん、社長やってたんだ。まあ、そこはどうでも良いや。問題はこっちの婚約者の方。俺はどこの誰かも分からぬロリと結婚する気はない。
「で、父さん。この子は何」
「まほろの婚約者だと言っただろう。なに、仲のいい会社の社長の1人娘でな、お見合いをしても中々相手が決まらないからいっそ貰ってくれないかって言われて。そういう事だ」
「まあ、こんな幼気な少女、中々嫁にはできないだろう。よしよし」
「なのー」
頭を撫でた感じ、完全に幼女だ。義理の妹とかならまだわかるんだけど、婚約者…………婚約者か。うーん、まほろ君SPライセンスでジャッジメントタイムしてもこの子と結婚するという判断には……。
「結婚……婚約者……親同士の取り決め……ん?これはもしかしなくても」
「そう、許嫁だ」
「金持ちがするという非道な結婚手段、許嫁……!」
「酷い言いようだな」
許嫁が幸せになってる漫画見たことないよ?基本ヤンキーと恋愛して終わるじゃん。やだよ俺、こんなロリっ子が不良とセクロスXするのを見るの。
「それにしても、社長にしては随分こじんまりした家に住んでるね」
「ん?言ってなかったか?この家は別荘だぞ」
「別荘って、もっと大自然の中に建てるものじゃ」
「本家が千葉の田舎にあるんだ。別荘ぐらい都会に持ちたい」
次々明かされる衝撃的な事実。真秀、お前の隣の家、別荘だって。真秀が今までお隣さんの家だと思ってたのは、ただの別荘だったんだ。ガッカリしないでくれ。
嗚呼、トイレも風呂もリビングも、全部2番目の家のもの。そう思うと見方も変わって来る。
いや違う、そんなことより婚約者の方だ。
「えぇっと、みいこだっけ」
「なの!」
「ごめんね、なんか巻き込んじゃって。嫌なら嫌って言えばまだ巻き返せるから──」
「大丈夫、みいこはこういうの慣れてるの!それにみいこ、旦那様の事結構気に入ったの!」
「……旦那様って俺の事?」
「なの!」
初対面なのに随分と懐かれている。旦那様……今まで呼ばれた事のない呼び方だ。俺もみいこの事を奥様と呼んだ方が良いのだろうか。
多分、みいこは家のしきたりとか親同士が決めた決まりとかに縛られて、その中で俺を受け入れたんだろうけど、もっと自由に恋愛をするべきだ。親同士の決めつけなんて破っちゃえ。
「みいこは、恋をしたことはある?」
「んー……ないの。旦那様は?」
「ないよ。だからさ、自由に恋しようぜ。許嫁なんて言う硬っ苦しいものに縛られずにさ」
「だったら、みいこは旦那様に恋をするの!みいこ、旦那様を見てこの人だって思ったから!だから、旦那様となら良い恋ができると思うの!」
うーむ、これは完全に心を許してる女の子の顔だ。そういう警戒心とかが薄いのか?これは俺がお兄ちゃん代わりになってみいこに世の男の怖さを教育しなければ。いや、みいこは既に数多のお見合いを捌いて来た……ということは男の事は知っているはずだ。なら、なぜ俺に?分からない、異性経験がないから分からない。多分、経験ならみいこの方が勝ってる。まさかロリに経験で負けるとは思わなかった。
「うんうん、まほろもみいこちゃんも意気投合したね。良かった良かった」
「父さん、俺はみいこと付き合ってるって事になるの?」
「そこはまほろとみいこちゃんで話合ってくれ。最終的に結婚してくれれば過程は自由で良いからさ」
「うわぁ、テキトー」
それで良いのか。許嫁と言うんだからもっと細かく厳しく制定とかそういうのがあると思っていたが、意外と緩い。これはみいこと結ばれなくてもワンチャン許されるのでは。
まあ、まずはお友達から始めて、そのまま永遠のお友達体勢をとり、最後はみいこの本当の恋を見つけてハッピーエンドを目指そう。
「とりあえず、まあ、よろしく。みいこ」
「よろしくなの!」
みいこの笑顔は眩しいなぁ。俺も早くみいこを幸せにしてくれる人を探さねば。そのためにまずはみいこの事を知ろう。事情聴取だ。
「旦那様。みいこ、旦那様の部屋に行きたいの」
「ああ、良いよ。色々話を聞かせてくれ」
「わかったの!」
みいこのワクワクした顔が微笑まだね。こんな一般民家(別荘)にいて楽しくなる要素があるだろうか。きっとみいこの家の方が大きく、凛々しく、センス抜群な家のはずだ。俺もどうせならもっとデカい家に住みたかった。
……冷静になって考えてみたんだけど、今真秀が来たらマジやばくね?
──────
俺の部屋、割となんでもある。ピアノ教本と電子ピアノ、猿でもわかるDJ入門本とDJコントローラ、スケッチブック、ノートパソコン。完璧だ、完璧すぎてカンペになるね。だけどみいこは俺の部屋を一巡して不満そうな顔をしている。
「おかしいの……。男の子の部屋なのにゲームがないの……」
「スマホゲーならあるよ」
「違うの。据え置き機とか携帯ゲーム機とかそういうのがないの。隠してる?」
「そういうゲームはないなー。俺、ずっと音楽とかイラスト作ってたから」
「健全な男の子ならゲーム機とエロ本は必需品なの。みいことお見合いした男の人達は皆持ってたの」
ゲーム……おままごととかビーズアクセ作りとかならやったことあるけど、電子ゲームはなー。みいこはそんな俺の部屋を珍しがっていた。
みいこがお見合いしたのがどんな人達かは知らないが、割とみいこと歳が近かったのかもしれない。ゲームとエロ本を持ってたらしい。
「みいこは今までどんな人達とお見合いして来たんだ?」
「んー……今まで13人ぐらいの人とお見合いしたの。大工の会社とか、銀行とか、官僚とか、医者とか、そういう大きな仕事をしている人の息子さん達とお見合いして、ぜーんぶ失敗したの」
「やっぱり、結婚は難しいって事なのかな。それも身分の高い人となると。お堅い人が多そうだし、相手にされなかった?」
「うーん……ちょっと違うの」
みいこが首を横に振る。ということは、一応相手にはして貰えたと。なんだろう、相手に無礼なやつが多かったとか、その人の親戚が許さなかったとか、なにか特殊な趣向の持ち主でついていけなかったとか。そういう複雑な事情があって破局になったのだろうか。
「みいことお見合いした人、皆みいこにエッチな事しようとしてきたの。皆、みいこと2人きりになったらみいこを押し倒して、みいこを裸にするの」
「まさかのポリス案件」
「でも、皆その後に黒い服の人達に連れて行かれるの。それ以来会ってないの」
「皆、みいこを襲おうとして東京湾行きになったか……えげつないな……」
みいこの親御さん、もしかして人を見る目がないタイプなのだろうか。お金持ちの社長と言うからには仕事はできるのだろうけど、もしかして人を見る目以外完璧な親御さんだったりする?ノブレス・オブリージュやん。
「みいこはそういう人達に警戒心と言うか危機感と言うか、危なそうな人だなー的な感じの事は思わなかった?」
「確かに皆、みいこを見る目がギラギラしてたの。みいこも危ないって思ったの。でも、お父様は気づいてなくて。結局お見合いをしてみいこが襲われるの。お父様は次こそはって思うんだけど、結局ダメなの」
「お父様、諦めも見る目も悪いね。結婚相手は慎重に選べって聖書にも載ってるのに」
「聖書にそんな事は載ってないの」
「冗談なんだぜ」
みいこは難儀な思いをしている事がわかった。よくグレなかったなって思う。明るい子のままでいてくれてありがとう。俺がみいこだったら今頃家出してたよ。
そんなみいこは、急に真面目な顔をして俺の事を見始めた。なんだろうか、やっぱり俺じゃダメだったとか。何時でもフってくれ。俺は受け入れるから。
「初めてなの、みいこを襲わない男の人、みいこをそういう目で見ない人。だからみいこは、旦那様と結婚したいって思ったの」
「初対面でいきなり欲情できるのは才能だと思いますぜ、みいこの姉貴」
「旦那様、素直じゃないの。今のはみいこのデレなの。旦那様もデレるの」
「急に積極的になるじゃん……」
俺は今までみいこが出会って来たようなロリコンファンタジスタではないので、媚薬でも盛られない限りみいこを襲う事はないだろう。だからみいこもそんなギラついた目で俺を見ないで欲しい。俺のデレは有料なんだ。
「旦那様は、みいことエッチしないの?」
「多分、みいこを襲ったらまた黒服が出てくるぞ。俺はまだ東京湾に行きたくない」
「なら台湾に行くの」
「まさかの国外追放」
みいこは東京湾に行くの意味を分かってないと思うので仕方ないが、ちょっと心にグサッと来た。俺の婚約者、急に毒舌になるじゃん。無自覚だけど。
「旦那様ならみいこの初めてをあげても良いって思ったの」
「だから初対面で欲情は…………え、初めて?襲われたんじゃないの?」
「みいこは服を剥ぎ取られただけでエッチはしてないの。だから初めては残ってるの」
「処女だと余計欲情できない」
「おかしいの。日本男児はロリコンで処女が好きってアニメで言ってたの」
もしかしてFate見ました?俺は中古厨なので真秀じゃない限り処女はちょっと……。
「旦那様、もしかしてホモ……」
「俺は幼なじみの女の子に欲情した経歴を持つ列記とした異性愛者だ。ホモじゃない」
「その調子でみいこにも興奮するの!」
「そしたら俺は東京湾」
「一緒に台湾に行くの!」
「ただの海外逃亡で草」
おっけ。いつもの調子が戻ってきた。口が回る。最初はいきなりのみいこの登場と親の許嫁発言で本調子じゃなかったが、やっとおちゃらける気が起きてきた。
「旦那様は頑固なの。みいこがこんなに誘ってるのに」
「あのね、みいこ。俺は知らない人といきなりエッチできるほど度胸が座ってないの。それに、俺は明石真秀っていう幼なじみを愛してるんだ。だからみいことは出来ない」
「幼なじみより許嫁の方が運命力が強いの。だからみいこの方が上なの。それに、旦那様とみいこはいっぱいお喋りしたからもう知らない人じゃないの」
「急に熱い友情論かまして来るじゃん」
みいこ、俺の何が良いの?こんな、学校で1部の層にクズ男と呼ばれ、親しい人からはこぞって優柔不断、ヘタレと言われ、女の尻によく敷かれ、中古と幼なじみしか愛せないダメな人間の俺を愛したって何も返って来ないよ?
「みいこ、この世界には星の数ほど男がいる。俺なんかを選ばないでアラブの石油王と結婚しようぜ。そっちの方が幸せだから。な?」
「みいこの幸せはみいこが決めるの」
「そう、それでいい。そうして自分の選んだ人で自分の幸せを──」
「みいこの幸せは旦那様と結婚することなの。大丈夫、旦那様の幸せはみいこの幸せ、みいこの幸せは旦那様の幸せ。きっと幸せになれるの」
「俺と結婚しない選択肢は?」
「ないの」
真っ直ぐなみいこの瞳。懐かれちまったなぁ……。ロリに興奮しなかっただけでここまで好かれるとは。世の中ってもしかして俺に甘く回ってる?さすが主人公。だったら俺の好きな人と結婚できる√をください。まだ俺が誰を好きなのか分かってないけど。
「みいこと婚約解消したいなら、理由を用意するの。場合によっては認めてあげるの」
「俺には幼なじみとの結婚の約束があるんだ」
「さっき言ってた真秀って人?」
「あと、りんくとむにって人と婚約を──」
「旦那様、股がけはいけないことなの」
「不可抗力なんだ……!」
むにに至っては強制的に結ばされた。許せみいこ。俺は女の子に縛られる運命なんだ。もしかしたら誰かと結ばれる前に絵空辺りに殺されるかもしれない。
「わかったの。旦那様の周りには女の子が多すぎるの。間引かないといつか拗れて大変な事になるの」
「正論でございます。ですが、私は他人との繋がりを大事にしたい故、何卒……」
「だったらみいことの関わりも大事にするの」
「正論パンチで流産しちゃう……」
あれ、今日出会ったばっかの女の子に尻に敷かれてる。もしやこれはまほろちゃん尻敷かれRTA記録更新では?はぁ〜、情けね。
「旦那様、みいこは決めたの。旦那様を他の女の子から守って見せるって。だから、まずは旦那様を有栖川女子学院に転入させて今の関係を全部断つの」
「有栖川女子学院ってDJできる?」
「できるの」
「女子学院にどうやって男を入れるつもりで?」
「旦那様、女装も行けそうなの」
「おぉっと」
このままでは俺はお嬢様学園に入園する逆イケメンパラダイスになってしまう。お嬢様学園……金髪ドリルがいっぱいいそうだなぁ……。
これはさっさとみいこを説得しないと、俺が転校させられてしまうな。上手いことみいこを言いくるめよう。
「みいこ、俺の事好き?」
「好きなの!旦那様と話してみて、みいこの恋はここにあったって分かったの!」
「『俺に恋できるかも』が、『俺に恋した』と」
「なの!」
頑張って『俺が好きなら俺のお願いを聞いてくれ作戦』を成功させなければ。じゃなきゃ俺は女装でお嬢様学園行きだ。きっと病み病み女子達が追いかけて来ることだろう。余計拗れる未来しか見えない。俺はこのままみいこと適切な距離を保ちつつ、上手いこと転校を取りやめさせなければ。あと、関係も婚約者じゃなくて友達とかにしてもらおう。
だから、みいこともっとゆっくり話すために、この家から出なければ。もしこの状況を真秀に見られたら大変だ──
「まほろー、真秀ちゃんが遊びに来たわよー」
「え」
「まほろ、休日だし私とデートでも──その女誰?」
「おぉっと」
入室5秒で真秀が病んだ。ちくしょう、なんて良いタイミングで来やがるんだ。逃げ場がないじゃないか。どうする、窓から逃げるか?いや、真秀の身体能力は高いからそのまま追って来る。しゃーない。ここは穏便に話術交渉と行きましょう。良くて真秀と交際、最悪俺とみいこの命が失われる。みいこを生かすためだ。命張るしかない。
「みいこ、下の階に行っててくれ。俺は真秀と話をするから」
「真秀…………ふーん、そうなの。この人が旦那様の──」
「みいこ?」
「旦那様、みいこに任せるの」
みいこが俺と真秀の間に立った。なんだろう、嫌な予感がする。
「真秀ちゃん、ご機嫌麗しゅうなの。みいこの名前は竹下みいこって言うの。旦那様……境まほろ君の婚約者なの」
「まほろの婚約者?またまほろが他の女と結婚の約束を……みいこちゃん、気にしなくて良いよ。まほろは私以外の女とは結婚する気ないから」
「違うの。みいこはまほろ君とみいこ、双方両親公認の婚約関係……許嫁なの」
「は?」
真秀に残酷な真実が告げられる。俺の両親は真秀と俺の間には友情しかないと思ってるからみいこを連れてきたんだと思うけど、なんて酷い仕打ちだろうか。いや、高一にもなって彼女を作らない俺も悪いのかもしれないが。
もしかして父さんと母さんはいつまで経っても恋人を作らない俺に痺れを切らして……ごめんよ父様母様、俺の周りには魅力的かつ恐怖心煽られる女の子が多くて誰か1人を選べなかったんだ。ごめんよ……ごめんよ……。
「真秀ちゃん、ごめんなさいなの。まほろ君は……旦那様は、みいこの旦那様なの。だから諦めて欲しいの」
「許嫁……両親公認…………まあ、寝取れば問題ないか」
「旦那様!この女結構野蛮なの!!!」
「ごめん、うちの真秀がほんとごめん」
今までの女の子達とは格段にレベルが違う『両親公認』『許嫁』という実績を持つロリを前にして、真秀は最終手段──強姦──を実行してしまうのか。そうなった場合俺は逃げて響子の家に居候しますけど。行方くらましてやる。
「まほろだって、みいこちゃんと結婚する気はないんでしょ?」
「ないけど、みいこは俺と結婚する気満々だし、父さんと母さんはみいこと結婚してくれって言うし。俺はもう詰んでんだ。詰んだ詰んだのずんだ餅」
「だったら、みいこちゃんとの婚約を解消して貰えるようにまほろの両親を説得しようよ。私も手伝うからさ」
「いや、そう簡単な話じゃなくてな?父さんとみいこのお父さんは仲が良い社長同士で、みいこパパがみいこを貰ってくれないかって言うビジネス的依頼をしてきたんだ。もし婚約破棄なんてしたら、父さんとみいこパパの仲は……」
哀れや父上。まさか息子のせいで社長同士の絆にヒビが入ろうとは。
「まほろはもう、私とは結婚したくないの?」
「え、したい。小さい時結婚の約束したじゃん」
「じゃあ、頑張ろ?お義父さんが傷つかず、みいこちゃんとの婚約を解消できるように。そしたら、私と結婚しよ?」
「する……俺頑張りゅ……」
真秀が珍しくバブみを発揮して俺を言いくるめてしまった。はぁ〜母親の愛情不足の俺には今の真秀のバブみは効く。思わず幼児退行してしまった。
でも良かった。真秀は俺との結婚の約束を覚えてくれていたんだ。いや、りんくの時の盗聴で思い出したのかな。まあ、いいや。頑張ろ。真秀を幸せにするという俺の夢のために。
「むぅ……旦那様、浮気はダメなの」
「みいこごめん、俺には真秀が──」
「旦那様は、真秀ちゃんのことが好きなの?」
「わからん。でも、愛してる」
「好きじゃないのに愛してるなんて、旦那様は変わってるの。異常なの」
「まあ、そういう奴もいるって事さ」
みいこと結婚……するのかなぁ。真秀と結婚したい欲の方が強い。やっぱり、俺は真秀が好きなのだろうか。まだ分からないけど、まあ、俺の都合のいいように世界が動くだろう。俺は主人公なんだから(ナルシスト)
「真秀ちゃん、どっちが旦那様に相応しいか勝負するの!」
「ふふ、負ける気がしないね」
何とか真秀がみいこを消さない結末にできたけど、もし俺がみいこを選んだら…………やめよう。俺は真秀と結婚する運命にあるんだ。みいこを選ぶことは無い……はず。
この後、みいこと真秀の料理勝負になり審査員の俺の元に大量の料理が運ばれた。全部食ったから胃袋が広がったと思う。俺、頑張った。
評価ゲージに赤色がついたよ。UAが10000を越えたよ。皆ありがとう。その調子で閲覧と評価を繰り返して僕を笑顔にしてよ。