ヤンデレ真秀ちゃんに死ぬほど愛される日常   作:コントラポストは全てを解決する

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総合評価が400p行きました。感謝


十五徹目でみいこにスタンガンクラッシュを貰った。クソ痛てぇ

「人道とか道徳とかクソ!!!!!!!

 

 まずいの。旦那様が壊れたの。15日前から連続で旦那様の家に来てたけど、この人15日前から寝てないの。しかも学校も四日前からサボってるの。旦那様が心配で、みいこもここ三日学校を休んで旦那様を監視してる。

 旦那様は、前はパソコンとにらめっこしてでぃーてぃーえむ?というもので曲を作ってたらしいけど、今はノートに『人類滅亡計画』とかいうよく分からない計画を立ててるの。しかも、ノートにはさらによく分からない化学式と元素記号がいっぱい並んであって、メモには人類を抹殺するウイルス兵器って書いてあるの。

 

「人間はなぁ、海を汚し陸も汚し野生動物の住処も奪い地球温暖化も加速させる地球の癌なんだよッ!!!!滅ばさなければ。人類の悪意なき悪意が続くなら、俺が断ち切らねば!」

 

 ノートに書いてある化学式はテキトーに書いたものだと思うけど、旦那様は新人類。まだわかってない事もたくさんあるの。もし、睡眠不足で知能が上がるとかいう特徴があったら、本当のウイルス兵器が生まれてしまう可能性があるの。旦那様風に言うとマジヤバ1000%なの。

 

「出来た……ついに完成したぞ!!!空気感染血液感染蚊科媒介感染する致死率100%、ワクチンの効果を察知するとそれを打ち消し対処すれど対処すれど無限進化していくウイルス兵器TRO-171o2!!!あとはこのウイルスを現実で作成しロケットで超高度からバラまけば人類は滅亡だぁ!!!!」

 

 旦那様、目が充血してて白目がほとんど見えないの。喰種なの。

 みいこ、どうして旦那様がこうなっちゃったのか分からないの。最初はウキウキしながら曲を作ってて、その数日後には別のものをウキウキで作ってたの。最初はみいこも作曲に必要なのかなって思ってたけど、明らかに音楽には必要ない式が出てきて、みいこは旦那様に寝ることを勧めたの。でも旦那様は止まらなくて。ついに人類の危機を生み出してしまったの。

 

「人間がいけないんだ……かつて人類は自然と共存していた。しかし……時は経ち人間は自分たちが作った社会に苦しめられ、その捌け口のために自然を犯した……。かつての人間は狭く、だが小さな幸福を噛み締めて暮らしていたはずなのに。だが現代は私利私欲に溺れ富と名声にこだわり自然の事なんて微塵も考えやしないではないか。海岸のゴミを1日収集した程度で環境が改善するわけねぇだろバカがよ!!!!ヴェーダの演算にでも載ってんか!!!!あっ゛!!!???!??人間の自己満足にはもううんざりなんだ!!!!」

 

 旦那様は今、なんの種族を気取っているの?明らかに人間より高位の存在の言い方なの。もしかして旦那様には、旧人類が認知出来ない崇高な存在に脳がリンクしてる?

 とりあえず旦那様を寝かせるの。話はそれからなの。

 

「旦那様、ベッドに横になるの。ウイルス兵器生産は休憩してからにするの!」

「止めないでくれミーア。俺は、この悪しき人類を滅ぼすため我が神に遣わされた天使ゼフェエルなんだ。この身体を睡眠させてしまうと俺と身体の接続は途切れてしまう。頼む。我が主神は大戦を勝ち抜いた偉大なお方。その崇高なる審判に抗うことなどできないんだ」

「神様はもっと優しい方なの!あとミーアじゃなくてみいこなの!」

「嗚呼、どうしてだミーア。人類を裏切り、我が主神の元で愛の契りも交わしたじゃないか。全ての人間を葬り、浄化された大地でまた一から始めようと誓いあったじゃないか」

「みいこは旦那様と結婚式を挙げた覚えなんてないの!それに!旦那様はもっと優しくて、ヘタレで、弱くて汚したくなる人なの!こんなとんちんかんな計画立てる人じゃないの!!!」

「そうか……ミーアはこの世界に来て神界の記録がなくなってしまったんだね。ならば、もう一度最初から契りを結ぼう」

「は、離せなの!!!」

 

 旦那様にお姫様抱っこされてベッドの上に運ばれちゃったの。旦那様が壊れてなければベストシチュエーションだったのに。ここまで壊れないと旦那様はみいことエッチしてくれないってこと?

 

「嗚呼。ミーア、愛しているよ。君はまた処女になってしまったが、大丈夫、痛みは一瞬だ」

 

 旦那様に前髪をサラサラとなびかれ、頬を撫でられ、旦那様がキスをしようとしてきたの。こんな旦那様となんかしたくない。みいこの初めては、いつもの旦那様のものなの!

 

「しかし、この身体の持ち主も不便なものだ。新人類として力を与えられながら、こんな下らない音に時間を割くなど」

「ッ!」

 

 旦那様は、音楽を愛しているの。音楽が下らないなんて言わないの。

 

 なるほど……そういう事……分かったの……今分かったの。こいつは旦那様の偽物なの。無礼にも旦那様の身体を乗っ取った悪者なの。

 

 本物の旦那様を返せなの。本物の──みいこの愛した旦那様を返せなの!!!!!!

 

 

「み、ミーア!何をするんだ!?ここで俺がこの世界を去ったらこの星は──」

「ごちゃごちゃうるさいの!!!その汚い口、思想、邪神崇拝、みいこが葬ってやるの!!!!!」

 

 

 お父様に護身用に持たされた110万ボルトスタンガンで死ーYouフォーエバーなの!!!

 

 

「ぁがっ!?!??!?」

 

 

 顎下に当てて最大ブッパ。それがみいこが教えられた事。こんなクソみたいなゲス天使、二度とごめんなの。

 

 

 

 

 ────

 

 

 

 

 旦那様を気絶させてから1時間が経ったの。スタンガンじゃ人は死なないってお父様は言ってたけど、みいこ、もしもの事を100回考えちゃったの。旦那様……

 

「ん……んん……?」

「だ、旦那様!」

「おぉ、みいこか……。あれ、俺何してたっけ……。なんか記憶がすっぽり抜けてる」

「旦那様は、15日徹夜して倒れたの」

 

 良かった……いつもの旦那様なの。優しくて、優柔不断だけどいつも精一杯に生きてる旦那様なの。みいこの大好きな旦那様。

 

「ふぅ……。俺、何時間寝てた?」

「1時間きぜt……眠ってたの」

「1時間しか寝てなかったのか。まあでも、頭スッキリしてるし、今なら最&高な曲が作れそうだ」

「ダメ、旦那様は休むの。そもそも、今まで徹夜は1日までだったの。なんで急に15日も徹夜したの?」

「俺の計画を果たすため」

「計画……?」

「真秀が所属してるハッピーアラウンド、あとフォトンメイデンっていうユニットを俺の学校の1番のステージ、サンセットステージって場所に立たせるために動いてたんだ」

 

 真秀ちゃんとそのフォトンメイデンってユニットのサポートをしてたって事なの?

 

「フォトンメイデンはピンチになったら俺が手を貸す形で、サポートできない真秀には、俺がステージに立って真秀が頑張れる目標になる。それで2つのユニットをサンセットステージに出られるランキング8位以内に上げるんだ」

「真秀ちゃんをサポートしないのはなんでなの?」

「真秀、成長期なんだ。俺が手を貸したら成長を邪魔しちゃうって思った。1人で……ハッピーアラウンドの皆でやらせることが重要なんだ。それで、サポートできない代わりに、さっき言ったみたいに俺がステージでライブして、真秀の道標とかになれたらって思って。まあ、これに関しては俺の自己満なんだけどさ」

「真秀ちゃん、きっと成長するの」

「ああ、俺もそう信じてる」

 

 でも、やっぱりまた真秀ちゃんなの。旦那様の中にはいつも真秀ちゃんしかいないの。旦那様の婚約者はみいこなのに。真秀ちゃんが旦那様としたっていう結婚の約束だって子供の口約束なの。みいこは親同士の取り決めで大人に認められた関係だから、みいこの方が運命力が強いの。

 

「ところでみいこ、この人類滅亡計画って書かれたノートは何?」

「頭のおかしくなった旦那様がずっと書いてたの」

「…………これ、中学で習う元素記号をテキトーに切り取ってひっつき合わせただけのやつだな。こんなんじゃ人類は滅亡しないよ」

「ウイルス兵器じゃないの?」

「そんなもの作ったら、俺は世界の敵になっちゃうよ。それにしても、随分荒い書き方だ。だいぶ脳が疲れてるのがわかる」

 

 良かった……旦那様は天界のクソ天使に身体を乗っ取られたわけじゃなかったの。ということは、あれは旦那様の狂った脳が作った別人格?

 

「我が主神……神の遣いゼファフェル……なんだこれ?」

「旦那様がそう名乗ってたの」

「このミーアっていうのは?」

「旦那様と結婚した人の名前なの。みいこをミーアって呼んでたの」

「設定だけは凝ってるなぁ……」

 

 化学式もデタラメ、あの天使も旦那様の別人格。それだったのなら、あの天使キャラにももう少し優しくした方が良かったかも。音楽を下らないって言ったのは許せなかったけど、あの人格はあの時間にしかいなかった1つの命。もっとお話で解決するとか、色々できたはず。感情に任せて、みいこはあの天使の旦那様を殺してしまったの。

 

「みいこ、気負いすぎだ」

「なの……」

 

 考えてた事が顔に出ちゃったのか、旦那様が頭を撫でてくれた。旦那様はずるいの。いつもは鈍感だったり、茶化して誤魔化したりするのに、こういう時だけ鋭くいつも以上に優しくなるの。みいこの胸がドキドキしてる……。

 

「旦那様。みいこ、旦那様に襲われかけたの」

「それは……ごめんな、怖い思いさせて」

「あの時は平気だったけど、今になってちょっとだけ怖くなっちゃったの。だから……今度こそ、普通の旦那様に愛して欲しいの。旦那様に、この怖さを消して欲しい」

「エッチな事は出来ないけど、添い寝くらいなら。ほら、おいで」

 

 本当はエッチがしたかったけど、旦那様の優しそうな顔で、ぽんぽんって叩かれる旦那様の隣という居場所を見ちゃったら、エッチとかどうでもよくなっちゃう。

 

「旦那様の腕の中、とってもあったかいの……」

「みいこも、とってもポカポカだ」

 

 旦那様の匂い……落ち着く……。旦那様は新人類だから、女の子が本能的に好きな匂いとかも出てるんだろうけど、これはきっと旦那様自身の匂い。

 

 それで、とってもあったかいの。

 

 いつもおっきなベッドで1人で寝てた。昔はメイドさんが絵本を読んだりしてくれたけど、初等部に入ったら1人で寝かせられるようになって。お父様は仕事、お母様はその補佐。昔から、お母様やお父様と寝たことが、誰かと一緒に寝たことがなかった。旦那様が初めて。こうやって一緒に寝るだけで、こんなに気持ちいい。みいこ、ずっと旦那様と一緒にいたい……。

 

「旦那様を真秀ちゃんに渡したくないの……」

「ごめん。俺、真秀を幸せにしたい」

「旦那様は、真秀ちゃんを愛してるだけで好きじゃないのに?」

「なんとなくさ、真秀を好きって気持ちは掴みかけてる。なんだろう、真秀に新人類の事を話した時、俺と真秀の思い出や想いは本物って言われてから真秀を意識し始めてるんだ」

 

 旦那様も心が進化してる。このままじゃ、みいこは負ける?やだ……旦那様はみいこのものなのに……。

 旦那様と真秀ちゃんには思い出がある。それに負けないくらいの思い出が必要なの。でも、みいこが何かしようとすると真秀ちゃんが邪魔して来る。もう……旦那様をみいこの家に誘拐するしか……。

 

「真秀ちゃんと旦那様が結婚しちゃったら、みいこ余りものになっちゃうの……。旦那様といる温かさを知っちゃったから……もう他の男の人と結婚なんてできないの……嫌なの……旦那様を諦めたくないの……」

「落ち着け落ち着け。別に無理に人と結婚することないだろ。友達とずっと一緒に遊んで暮らすとか、そういう暮らし方とかできるはずだ」

「みいこの友達、皆家が大きいから遊びの約束するのも大変なの。胡桃ちゃんも春奈ちゃんも美夢ちゃんも、将来に向けて勉強を始めてるからいつもいつも一緒にいられるわけじゃないの。それに……友達は学校でしか会えないの。こうやって気軽に来れて、一緒に寝てくれる人なんて旦那様だけなの」

「みいこは家の事とか良いのか?」

「家の後継ぎは、みいこの旦那さんがやることになってるの」

 

 みいこも経営学とかビジネスマナーとか、何回か勉強したけどさっぱりだったの。普通のお勉強ならできるのに。お父様はそんなみいこを気遣かって、跡取りはみいこの結婚相手に任せるって言ってきた。だから何度もお見合いしたの。けど、皆みいこを襲おうとしてお見合いは失敗。次失敗したら一旦みいこの結婚は考えるってお父様は言ってた。そんな中で選ばれたのが旦那様。

 みいこは初めて旦那様を見たとき、胸が跳ねて心が踊った。この人だってみいこの本能が理解した。それが旦那様の力のせいなのかなんてどうでもいい。みいこは旦那様を絶対手に入れなきゃいけないの。家のためにも、みいこのためにも。

 

「俺がみいこと結婚してみいこの家を継いだら、父さんの会社の跡取りはどうなるんだ?」

「それは……で、でも、だからって旦那様を諦める理由にはならないの!」

「まあ、父さんの事だし養子取るとか言いそうだけど」

 

 旦那様のお父様はずいぶんとフリーダムなの。旦那様みたいにちょっとお調子者で、ほんわかとしてるの。

 

「まあ、家の後継ぎとか俺が誰と結婚するかなんてのはその時が来たらどうにかなるだろ」

「絶対絶対、みいこを選んでね?」

 

 旦那様以外の男の人と結婚する気なんてもうない。最初は誰でもよかったけど、旦那様を知っちゃったから。肥えた舌ではもうまずい飯は食べられないの。見た目も性格もそのほか全部、旦那様が一番。

 でも、真秀ちゃんに勝てるイメージが見えない。旦那様を束縛して、旦那様に依存してる、旦那様の幼なじみっていうアドバンテージしかない真秀ちゃんに勝てる気がしないの。やっぱりみいこは負ける運命?

 

 わたし、どうすれば良いの?

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

「まほろめ……学校サボった挙げ句みいこちゃんとイチャこらと……」

 

 昼休み。今日は教室にこもって一人で昼ご飯を食べていた。盗聴器から受信したまほろとみいこちゃんの声を聞きながら。

 まほろは、行き詰まってる私のためにライブをたくさんしてくれるらしい。実際、まほろの曲は参考になるしうれしいんだけど、ちょっと無理しすぎじゃないかなって思う。15徹。途中から学校をサボってまで音楽を創る所業……私を想っての行動なのは伝わって来るけど、やっぱり複雑な気持ちだ。でも、弱ったまほろにみいこちゃんが付け入っているのは納得いかない。しかも、こんな真昼間から添い寝でイチャイチャ。私は一人寂しく曲を作ってるのに。まあ、ハピアラの皆もいるし、しばらくまほろと曲作ってたせいか私の曲の編集技術も上がってて行き詰まってた場所もなんとか片付いたけどさ。

 とにかく、心も身体も疲弊してるまほろにスタンガンを食らわすみいこちゃんを一緒にいさせるわけにはいかない。作曲もMixも一段落したし、最近まほろの所に行けてなかったしだから、今日はまほろの家に行ってご飯を作ってあげよう。あと帰ったら即行みいこちゃんを自分の家に帰らせる。もう三日もまほろの家にいれたんだから良いでしょ。決定事項ね。

 

「はぁ……陽葉祭までにはまほろと恋人同士になっていたいな……」

 

 前に比べたら少しは私を意識してくれるようになったしまほろもあと少しで私を好きな理由が分かりそうって言ってたけど、私からしてみるとまだまだ全然好感度が足りないように見える。やっぱり、既成事実を作るしかないのかなぁ。まほろの周りをうろちょろする女は日に日に増えるし、早くなんとかしなくちゃ。

 

 




評価10って入れられる数決まってるし一言言葉添えなきゃで面倒だからとりあえず評価7か8か9にぶっこんどきゃ書き手も読み手も心が楽だと思うんだ。
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