パワポケSS断片集 作:艶 紫苑
強くなりすぎたヒーローたちに日の出高校がボロボロにされてるひどい内容ですのでそこもご注意ください。
エッチな部分が思いつかなかったのでここに置いておきます。
甲子園球場が異様な盛り上がりをみせていた。
ヒーローたちの登場により生まれ変わった花丸高校と、はたから見ると呪われていたのではないかというほど次々と降りかかった逆境をはねのけ這い上がってきた日の出高校。
ともに快進撃を続ける二校の対決。
(彼がキャプテンか。彼女を苦しめていたのはこの男か)
日の出高校との対戦前にヒーローはある人物に接触していた。
日の出高野球部のマネージャーだ。
レッドの気迫あふれるピッチングの前に彼は二球見逃し、あっという間に追い込まれる。
三球目、意地になったのか、バットを振ったものの、ど真ん中の剛速球にまったくタイミングが合わずに空振り三振。
勢いあまってくるくると舞い、尻餅をついた。
続いては、ピッチャーとしてもバッターとしても超高校級のエースが打席に入った。
「ここで挫折を知っておいた方が彼のためになるだろう」
「そうだな、オレたちが壁になってやるか」
ここまで大活躍だった日の出高のエースだが打席では三三振、
「くっ……バカな……」
「この挫折をバネに強くなれ、少年」
そのうえ大量失点、ヒーローたちの猛攻、そしてレッドの闘気を前にボールを投げられなくなる。
やっとの思いで投じた球も軽々とスタンドに運ばれてしまう。
「かわいそうだから甲子園でもコールド制度を」「レッド様すてき♥」「十桁失点」「手抜きせずにいったらマジで十桁いきそう」「ピンク様が最後の希望」 「何時間かかるんだこれ」「レッド様すてき♥」「ピンク様が手抜きしてるけどそれだけじゃ終わらないぞ」「手抜きって単語エロいな」「対戦相手 『ピンク様、手抜きしてください、おねがいします』ドピュドピュこうですか」「マゾにとっては最高のオカズだ…試合してる選手たちもマゾに目覚めるしかないな心が壊れちゃーう」「ピンクって男疑惑があるけど」「ゲェェ…」「漢ピンク『キミはもっと弱さゆえの変態性欲に身を任せてもいいと思うのだよ』ソイヤソイヤソイヤソイヤ」「アッー」「レッド様すてき♥ 」
ネットにはそんな書き込みがあった。
試合後、機械に強い仲間からそれを聞き、レッドは肩をすくめた。
「彼らは強かったよ」
「パーフェクトピッチング、全打席ホームランのレッドサマが言っても嫌味にしか聞こえないな」
「そんなことはない。人間にしては強かった。おかげでムキになった」
「あー、なるほど、それで。最初はあたしもエースをいじめるのが楽しくてはりきっちゃったけど、途中から飽きたし疲れたから早く終わらせようとわざと――」
「あれはいけない。相手に失礼だ」
ぎろりと鋭い視線に射抜かれる。
「ごっ、ごめんなさーい。わざとじゃないわよ? それだけ相手ピッチャーの……犬神だっけ?」
「……大神」
「そう! そいつが強かったってことよ。わざとアウトになんてなってないわ。本当よ? あたしを打ち取るなんてナカナカヤルジャナイ犬神様」
「……大神」
「本当に強かった。ここまで対戦した中では間違いなく一番だろう。それだけに今回の勝利は格別だ。最後の一人を抑えたあとすぐに、皆に胴上げしてもらいたかったぐらいだ」
「胴上げはダメでしょ。まだ優勝もしてないんだから」
「このまま勝ちまくっていこう。次の相手は……超最強学園、か」
「ヤバっ!?……超最強、なにそれ……うわぁ」
「ここまで勝ち上がってきた強豪だ。油断せずにいこう。優勝したあかつきには胴上げ――」
「優勝してもダメ……レッド、キャラ変わった?」
「そうか?」
レッドが問いかると、皆がこくりとうなずいた。
「多くの人と触れあって変わったのかもしれない」
「多くの人って、女ばっかりじゃないか。試合前に日の出高校のマネージャーにも手を出したらしいな。それに、試合後――」
「ヒーローとして彼女の悩みを解決しただけだ。暗い顔をしていた彼女を放っておけなかったんだ」
レッドは相手校のマネージャーとの逢瀬を思い出す。
「彼のことは忘れられそうか?」
「はい……レッド様、」
チラシの裏はR18はダメらしいので、ネットの書き込みのところが気になりますけど、このぐらいならセーフですよね? ちょっとビクビクしてます