ラストスタリオン   作:水月一人

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久々のレベルアップ

 人間、ひたすら同じことだけを繰り返していると、段々とどうでもいいことが気になってくる。最近気になっているのは、帝国軍の食事の傾向である。

 

 最初、鳳たちがゲリラを始めた頃、帝国軍が運んでいた食料には野菜や果物などが含まれており、バランスに気を配った食事が多かった。それが最近ではとにかく穀物が多くなっており、逆に日持ちのしない青野菜などはまるで見なくなって、そして酒量が増えていた。

 

 これはつまるところ、ゲリラ作戦が功を奏して、向こうの物資が不足していることの現れだろう。穀物が多いのはとにかく腹が膨れて保存がきくものが好まれ、酒量が多いのはストレスが溜まっているからだ。

 

 尤も、こうして後方が気を配って食料を厳選していても、結局は鳳たちに奪われてしまうからあまり意味は無かった。彼らはまだまだ少ない食料でイライラする日々を過ごすことになるだろう。そしてこれらの食料は鳳たちの胃に入ることになるのだから、どうせだったらバランス良い食事を心がけて欲しいものである。鳳はそんなことをぶつくさと呟きながら、酒のたっぷり入った(かめ)の蓋を開けた。

 

 鳳のゲリラ部隊では飲酒を禁じていた。最初の頃は作戦が成功するたびに祝杯を上げていたものだが、それが当たり前になってくると、酒は酔っ払いを作るだけで、あまり作戦にいい影響を与えなかった。男というのは無駄に酒の強さを競いたがるし、酔っ払いは自分が酔っていることを認めたがらない生き物である。二日酔いのまま襲撃をかけて、返り討ちにあったらたまったものではない。

 

 だから最近ではもう酒は重いだけだから取ってくるなと命じているのだが、それでもたまに誰かが持ち帰ってしまう。これを隠し貯蔵庫に置いておくと、こっそりと飲んでしまう者が出てくるから、こうして処分しているのである。

 

「おーい! 鳳! 前線で動きがあったみたいだ……って、酒くせえな。何をやってるんだよ?」

 

 鳳が瓶を開けていると、提示連絡のために木に上っていたギヨームが降りてきた。彼は鳳の姿を見て、自分で禁じておきながら、何故酒瓶なんか抱いているのかと問いただすと、

 

「ああ、また誰かが酒を持ってきてたみたいだから、こうして蓋を開けて酢に変えらんないかと思って、試してるんだよ」

「そんなことしなくても、その辺に流しちまえばいいじゃねえか」

「いや、聞くところによると、モルヒネと無水酢酸を混ぜればヘロインが出来るらしくって……」

 

 ギヨームは黙って酒の瓶を蹴り倒した。

 

「わっ! 何をするっ!」

「何をするじゃねえ、この馬鹿! そんなことより、連絡の狼煙が上がったぞ。どうやら、勇者領の方でも戦闘が終わったらしい」

「あ、そう? 早かったね」

 

 鳳は割りとフラットに返事した。と言うのも、ちょっと前からやけに大森林を通る逃亡兵が増えていたので、そろそろなんじゃないかと思っていたのだ。それどころか、最近では補給部隊から鞍替えし、ゲリラに合流する兵士も増えていて、帝国軍の内情はそれとなく知っていた。

 

 彼らは口々に言っていた。アイザック12世に求心力はなく、間もなく帝国軍は瓦解するだろう。末端の一兵卒にまで口汚く罵られるようになっていた新ヘルメス卿ではもう、戦線を維持できそうもなかったのだ。

 

「とにもかくにも、これで俺たちもお役御免だ。おまえに作戦を聞いた時には、とても上手くいくとは思えなかったのに、やってみたらあっけないもんだったな。まさか、こんなに簡単に帝国軍を麻痺させることが出来るなんて」

「森の中では、圧倒的に待ち伏せする側が有利だからな。帝国は、こんな狭い道一本で、兵站を維持しなきゃならなかった時点で詰んでたんだよ。出入り口さえ塞いでおけば平気だって思ったんだろうけどね。危険はいつも見えないところに転がってるものさ」

「相手は戦闘力に劣る補給部隊とは言え、1000対50だからな。単純に数字だけ聞けば、誰だって無謀だと思うだろうよ」

 

 確かに、鳳だってキューバ革命を知らなければそう思っていただろう。たった83名で海を渡った革命軍は、上陸したその日に20名足らずにまで数を減らした。そこから革命を成功させたのだから、一体どんな魔法を使ったんだ? と思いたくなる。ところが、それをやった本人が書いた本によれば、これこの通りだったのである。ひたすら忍耐と度胸を試されるだけで、難しいことは殆どない。鳳はそれを真似しただけだ。

 

 密林のような、どこから敵が攻撃を仕掛けてくるかわからない戦場では、数に頼る軍隊は寧ろ相手に発見されるだけ不利になる。そして敵がどのルートを通るかわかっていれば、奇襲をかけたい放題だ。そして、ゲリラが勝ち続けることによって、状況は変わってくる。圧政に苦しむ民衆たちだって、それを聞けば立ち上がろうという気になるだろう。そして一度でもこういう流れが出来れば、多数を力で押さえつけていた体制側は、考えている以上に脆いものだ。

 

 今回の場合に当てはめれば、帝国はひたすらヘイトをばら撒いた敵国のど真ん中で、ろくな補給もなく孤立していたわけである。そりゃ脱走兵も続きたくなるだろう。

 

「まあ、それでも、圧政に苦しむ民衆がいなければここまで上手く行かなかっただろうけどね。もしも帝国がアルマ国をもっと上手く統治出来ていれば、戦争はまだ長引いていたはずだ。そう考えると、俺たちは癇癪持ちのアイザック12世に感謝しなければならない」

「ははっ! 戦争を起こした張本人に感謝なんて、皮肉にもなんねえな」

「隊長!」

 

 鳳とギヨームが会話をしていると、別拠点にいるはずの義勇軍将校テリーがやってきた。彼はゲリラ作戦が始まってからずっとプロパガンダのための演説をしてくれ、敵から義勇軍に鞍替えたいという兵士が現れてからは、襲撃部隊から離れて後方で訓練教官をしていた。

 

 彼に育てられた新兵は、使い物になるようになったら前線に送られる。お陰で当初森に入った50名のゲリラ部隊は、気がつけば総勢200名を越える大所帯になりつつあったが、さっきも言った通り、森では大人数で行動する方が不利になるので、今では鳳の本隊以外にも複数の分隊が存在していた。

 

 脱走兵が後を絶たない今、これがどこまで増えてしまうんだろうかと、そろそろ作戦の見直しが必要だと思っていたところ、帝国の降伏が伝えられ、ほっとしたのが本音である。テリーは意気揚々と近づいてくると、

 

「隊長、聞きましたか? 勇者領の方で、ついにヴァルトシュタインさんがやってくれたようですよ!」

「ああ、たったいま、ギヨームに聞いたところだよ……あんた、それを伝えるために、わざわざ遠くから走ってきたの?」

「はい!」

 

 何の屈託もなく言い切っているが、彼が訓練教官をしている拠点は、現在鳳たちがいる場所からは相当離れていた。よっぽど嬉しかったのかも知れないが、どれだけ急いできたんだろうかと呆れていると、

 

「ところで、これからどうしますか? 現在の我々の規模なら、森を通る帝国の敗残兵を襲うことも出来ますが」

 

 なるほど、これが聞きたかったのか。状況が変わったからすぐに作戦を確認しようとするなんて、流石ヴァルトシュタインが送ってきた参謀だけあった。鳳は頷くと、

 

「普通に考えれば追撃するのがセオリーだろうけど、誰も俺たちにそこまで期待していないだろう。手負いの兵士は何をするかわかったもんじゃない。義勇軍の正当性も宣伝させてもらったことだし、出来るだけ交戦は避けて勇者領に戻ることを優先しよう」

「わかりました。早速、各分隊長に連絡して、撤収準備を始めます」

「ああ、それから、その隊長ってのはもうやめにしようぜ。勇者領に帰ったら、俺はお役御免だ。この部隊はこれからあんたが面倒を見てくれ」

「隊長は、義勇軍をやめてしまうんですか?」

「だからそれをやめろと言っているのに……」

 

 鳳は肩を竦めると、

 

「元々、俺はボヘミアから戦争を遠ざけるために協力しただけだよ。あの砦の背後にある村に、友達が眠っているんでね。静かに眠らせてやりたかったんだ。だから最初から義勇軍になんて参加してないんだよ」

「ですが、ヘルメス戦争の時に国境の街にもいましたよね?」

「そうだね。そう考えると凄い縁だけど、俺はヘルメス人でもないし、義勇軍にはそんなに思い入れはないんだよね」

「そうなんですか……残念です。隊長とヴァルトシュタインさんが組んだら、きっと凄い軍団が作れると思うんですけど」

「だから隊長は、もう君だっつってるのに……」

 

 テリーはまだ納得いかないと言った顔をしながらとぼとぼと帰っていった。

 

 間もなく、戦争が終わったことがみんなに伝わって、ゲリラたちが続々と集まってきた。全員が1箇所に集まるのはこの時が初めてだったが、最初は獣人だらけの小勢だったのが、よくもここまで成長したものだと感慨深いため息が漏れた。久々の森の生活で野生化しかけていた獣人たちを引き連れて勇者領へと凱旋する。

 

 鳳たちのいる場所から勇者領へは、普通であればまだ数日はかかるであろう距離があったが、道なき道を100キロ移動することもザラにあったゲリラにとっては、そんなのは造作もない距離であった。彼らは撤収を開始すると、引き揚げている帝国軍を避けつつも、あっという間に勇者領まで帰ってきてしまった。

 

 森から出てアルマ国に入ると、すぐに勇者軍本隊が王城を囲んでいるのが見えた。どうやらまだアルマ宮殿に残党が残っていて、最後の悪あがきをしているらしい。決戦に勝利したのに、まだ王城を落とせていなかったのかと思いもしたが、考えても見れば鳳たちが異常なだけで、数万の大軍の移動速度なんてこんなものだろう。

 

 ともあれ、もう勝ちは揺るぎないので、高みの見物を決め込もうと、部隊を近くの丘へと進めた。城壁にはもうアルマ国の旗が翻っており、どうやら城下町ではパルチザンが勝利を収めたようである。

 

 これでようやく終わったか……と感慨にふけっていた時、鳳はふと自分のステータスのことを思い出し、開いてみた。

 

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鳳白

STR 10        DEX 11

AGI 10        VIT 10

INT 12        CHA 10

 

BONUS 1

 

LEVEL 7     EXP/NEXT 660/700

HP/MP 100/50  AC 10  PL 0  PIE 5  SAN 10

JOB ALCHEMIST

 

PER/ALI GOOD/DARK   BT C

 

PARTY - EXP 500

鳳白           ↑LVUP

ジャンヌ         ↑LVUP

メアリー         ↑LVUP

ギヨーム         ↑LVUP

ルーシー         ↑LVUP

ガルガンチュア      ↑LVUP

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「おー! 500も入ってるじゃんっ!!」

 

 連邦議会から依頼されたボヘミア行は、結構な高難度クエストだったから、きっと経験値が入ると思っていた。今回はそれに加えて大森林でのゲリラ作戦もこなしていたから、今までにないほどの共有経験値が入っていた。

 

 ついでに自分のレベルも上がった鳳が喜んでいるとメアリーがやってきて、

 

「どうしたの?」

「ああ、今ステータスを確認したら、久々に共有経験値が入ってたんだよ。今回は500もあるから、メアリーのレベルだって二回も上げることが出来るぞ」

「本当? でも経験値は公平に分けたほうが良いわ」

「ああ、次はいつ経験値が入るかわからないから、ここは慎重にいきたいところだけど……禁呪の夢も捨てがたい」

 

 メアリーは前回から、ジャンヌみたいにレベルアップに必要な経験値が上がっていた。恐らく一回のレベルアップに200消費するだろうから、二回が限界だ。

 

 ついでに、神人は人間と違ってレベルアップに必要な経験値量が多いから、現在レベル30の彼女はこれでも40に届くか微妙なところだろう。おまけに神人はステータスの増減もない。既に魔法使いとして完成している彼女は、普通に考えれば後回しにした方がいいだろう。

 

 だが、その10レベルの違いで、もしも彼女の職業レベルが上がったとしたら、もしかするとこの世界では失われて久しい上級古代呪文を覚える可能性があるのだ。その可能性にかけるのは非常に魅力的だった。

 

「次に覚えるのはレビテーションだったか。浮遊魔法があれば作戦の幅も広がるだろうし、あって絶対に損はないよな。それに、同レベルの禁呪にはタウンポータルがある。こっちはもしも覚えることが出来れば、とんでもなく便利な魔法だぞ」

「瞬間移動ね。でも、人間にそんなことが出来るのかしら……?」

「そうだなあ……でも、俺は一度ジャンヌを呼び出したことがあるんだよね」

 

 あの時はアイザックの部下である神人に殺されそうになっていて、無我夢中だったからどうやったかは覚えてないが……考えてみれば、MAGEではない鳳が使えたのだから、あれは古代呪文とは関係なくて、彼のステータスの方に関係があるのかも知れない。

 

 だったら寧ろ、自分のレベルを上げたほうがその可能性があるのではないか……思えば、ずっと後回しにしてしまっていたが、いよいよ自分のレベルも上げてみようかとパーティー欄を眺めていた時……彼はそこに違和感があることに気がついた。

 

「……あれ?」

「どうしたの?」

「……パーティーメンバーの一覧を見ていたら、なんかガルガンチュアさんの名前が入ってるんだけど」

「へえ……それじゃあガルガンチュアも仲間になったってことかしら?」

 

 普通に考えたらそうなるだろうが、それにしたっていきなり脈絡がなさすぎる。なんでこのタイミングで彼の名前がリストに上がるのか不思議に思っていたら、そんな二人を遠巻きに見ていたジャンヌも近寄ってきた。

 

「二人共どうしたの? なにかあったのかしら」

「実は共有経験値が入っていたから、今度はどう割り振ろうか? って話をしていたんだけど……」

「まあ、素敵。それじゃあ、今度こそ白ちゃんに経験値を振ると良いわ。あなたはどんな成長の仕方をするのか、興味深いわ」

「うん、まあ、それも悪くないけども……」

 

 鳳は軽く頷いてから、

 

「それはともかく、誰に入れようかパーティーリストを見ていたら、なんかガルガンチュアさんの名前が増えてたんだよ」

「え? なんでそんな唐突に?」

「だよなあ……まあ、彼が仲間になってくれるなら頼もしい限りだけど。ここに居ない人の名前が急に出てきても面食らっちゃうよな」

「そうね。彼に連絡を取れないかしら?」

「ガルガンチュアさんは大森林のど真ん中だぞ? ギルドに依頼を出しても返事が帰ってくるまで1ヶ月はかかるっての」

 

 こっちから出向いていくのは吝かではないが、あんなことがあって村を追い出された身である。行ったところで歓迎してもらえるとも思えないので、難しいところだ。

 

 鳳がそんな風に考えて諦めかけていると、ジャンヌはそんな彼とはまったく違ったことを考えていたらしく、

 

「あら、違うわよ。私はチャットが繋がらないかしらって思ったのよ」

「チャット? ……あーあーあー!」

 

 言われて唐突に思い出した。確かまだこの世界に飛ばされてきて間もない頃、ゲームの世界みたいだなと思って、試しにジャンヌとパーティーチャットで連絡を取ってみたことがあった。あれ以来、基本的にずっと一緒に行動しているからすっかり忘れてしまっていたが、もしかすると、またあの時みたいにガルガンチュアと連絡が取れるかも知れない。

 

「試すだけ試してみよう……シーキューシーキュー……」

 

 鳳はそうやって呼びかけてみたが……返事は中々返ってこなかった。何かやり方がまずかったのかなと、色々試してみたのだが、そもそも念話のコツなんてものが分かるわけもないので、どれも無駄に終わった。

 

 まあ、ガルガンチュアが村に居るとするならば、鳳との距離は1000キロ近くも離れている。流石に遠すぎるかなと諦めかけた時、

 

『……ザザ……ザザザー……』

 

 と、彼の耳の中で、何かノイズのような音が鳴った。その耳障りな音に、耳の中に何か異物でも入ったのかと思った彼が、小指を突っ込んでほじくり返していると、また、

 

『……ザザザー……ザザ……ザー……』

 

 と、ノイズが聞こえた。これはただの耳鳴りじゃないなと思った彼が、もう一度、

 

「シーキューシーキュー! ガルガンチュアさん、聞こえますか? ガルガンチュアさん?」

 

 今度は強い口調でガルガンチュアのことを呼び出してみると、やがて耳障りなノイズの中から、小さな声が聞こえてきた。

 

『……ザザ……ザザー……さん……お兄さん……助けて……村が……ザザ……ザーーーーーーー……』

「もしもし……? もしもーし! もしかしてマニかあ? 助けてって、一体どうした……もしもし……もしもーっし!!!」

 

 やがて鳳の耳に直接響いていたノイズは大きくなり、唐突にプツンと途切れてしまった。鳳は自分の頭をガンガン叩いたりして、再度呼び出してみたが、もう向こうから返事が返ってくることは無かった。

 

 鳳が深刻な顔をして唸っていると、横で聞いていたジャンヌが、

 

「どうしたの? 何があったのかしら?」

「わからない。繋がったかと思ったら、ガルガンチュアさんじゃなくて、マニが出てきてさ。なんか切羽詰まった感じで、助けてって……」

「助けてって……大変じゃない! すぐ助けにいかなきゃ」

「って言っても、どうやって行くんだよ。ここはアルマ国だぞ? 爺さんのヴィンチ村も、ガルガンチュアの村も、遠すぎて一日二日でたどり着けるような距離じゃない」

「そ、そうね……どうしたものかしら」

 

 そんな感じに鳳たちが困っていた時だった。丘に上ったゲリラ部隊を見つけて、勇者軍の本陣から数騎の騎馬が駆け寄ってくるのが見えた。友軍だから危険なことは無いはずだが、相手の方がこっちの正体に気づいていない可能性もある。そう思って少し警戒気味に騎馬の到着を待っていると……

 

「おーい! 鳳ツクモー! 待ちわびていたぞ!!」

 

 戦闘を進む黒い騎馬の上には見覚えのある姿があった。ヴァルトシュタインは、鳳たちのゲリラ部隊を見つけると、本陣から飛び出して迎えに来てくれたようである。隣には、スカーサハと、彼女の背中にしがみついているルーシーの姿も見える。

 

 鳳たちはその姿を見てホッとすると、警戒を解いて彼らのことを迎えた。

 


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