冒険者ギルドを出て、鳳たちは集落へと急いだ。駐在所を空にするわけにはいかないので留守番にルーシーを残し、玄関を出て森へ入ると、特に何も言ってないのにメアリーもついてきて、黙って鳳に肩を貸してくれた。
反対側にはミーティアも居て、相変わらず体を支えてくれている。彼は、両手に花だな……と最初は気分良く思っていたのだが、このままじゃ歩きにくくて仕方ないので、結局は二人に離れてくれと断って一人で歩き出した。
「……申し訳ございませんでした」
とは言え、病み上がりにこの未舗装路はきつい。ゼエゼエと荒い息を吐きながら、先行するメアリーの後に続いてデコボコの道を歩いていると、相変わらず心配そうな顔をしていたミーティアが、彼の背後で呟くように言った。
何か申し訳ないことされたっけ……? 鳳は振り返って首を捻った。すると彼女は両手の親指と人差し指を合わせてモジモジしながら、
「私が追い出してしまったせいで、まさかこんなことになるなんて」
彼は一瞬、ミーティアが何を言っているのか分からなかったが、そう言えばこのギルドの駐在所に来た初日、部屋を案内するギルド長についていこうとしたら、彼女に追い出されてしまったのだ。多分、そのことを言っているのだろう。
「ははあ……なんか妙にしおらしいなと思っていたら、そんなこと気にしてたの?」
「そりゃあ、気にしますよ。私があの時、意地悪しなければ、鳳さんは怪我をしないで済んだでしょうに……」
正直なところ、どう考えても彼女のせいじゃないのは明らかなのだが、結果的にそうなってしまったので気がひけるのだろう。それにしてもこんな事を気にしていただなんて、いつも飄々としているくせに、意外と繊細な性格をしていたようである。案外、普段のあの態度は、その裏返しだったのかも知れない。
ぶっちゃけ、若い身空でこんな僻地に飛ばされてしまったのは鳳のせいなんだから、自業自得だと言って笑ってくれた方が気楽なのであるが……下手な慰めを言えば、かえって傷つけてしまいそうだ。
鳳は面倒なことになったなと思いつつ、慎重に言葉を選びながら言った。
「いや、ミーティアさんのせいじゃないよ。あの時、俺が土下座でもして入れてくださいって頼んだら、多分あなた入れてくれたでしょう?」
「…………」
「そうはしないで、誘われるままに
「……そうなんですか?」
「日がな一日食っちゃ寝して、子供の面倒見てればいいんだもん。でも、そうやっていつまでもお客さん気分で居るもんだから、そういうわけにもいかない若いのを苛立たせちゃったんだろうね。子供っつっても、相手は俺より体力あるのに、舐めすぎていたかも知れない。だからまあ、自業自得だ。あなたが気にすることはない」
「うーん……そうですか。そう言ってくれると助かりますが。でもやっぱり、私も悪かったと思います。何か償いが出来ればいいのですが」
「ならおっぱい揉ませて?」
「殴るぞこの野郎」
ミーティアは反射的にそう言って、鳳の背中をぶっ叩いた。意外としおらしい性格だと思ったが、やはり素はこんなもんらしい。鳳は、いてててて……と涙目になりながら、
「甘いな。俺は女性に殴られることでも興奮する」
「くっ……こんなやつ、心配して損した」
二人がそんなしょうもないやり取りを続けていると、退屈そうに先をグングンと進んでいたメアリーが突然飛び上がり、泡を食って駆け戻ってきて、
「わー! 大変大変、ツクモ、大変だよっ!」
「大変って、何が?」
「いいから早く来て! ジャンヌを止めて」
メアリーは事情を飲み込めずぽかんとしている鳳の腕をグイグイと引っ張った。
彼は隣のミーティアと顔を見合わせた後、メアリーに引きずられるように小走りになって先を急いだ。
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「だから、そのクソガキを出せっつってんだろうがクソダボがっ!! 耳くそで耳ぃ塞がってんのか死ね、ぶっ殺してやるっ!!」
メアリーに引っ張られながら、ガルガンチュアの集落までやってきた鳳たちは、広場が見える曲がり角まで差し掛かったところで、突然そんなヤクザみたいな恫喝が耳に飛び込んできて、ビクリとなった。腹の底に響くようなその大声に、巨大生物の咆哮でも聞いているような恐怖を覚えた。
ギンギンと耳朶を打つダミ声におののいて、ミーティアとメアリーが小さくなっている。村に借金取りでも来てるのか。鳳はドキドキしながらも何が起きたんだろうか? と、慌てて村の広場に駆け込んだ。
「むむ……おお! 鳳! お主、怪我はもう良いのか?」
広場にやってくると祭りの時くらいしかお目にかかれないような、物凄い人だかりが出来ていて、その人垣に追い出されたのか、少し離れた岩にレオナルドが腰掛けていた。彼は鳳を見つけるなり、手にした杖を振りながら手招きする。
鳳は老人の下へ駆け寄ると、
「もうすっかり平気だよ。世話かけたな」
「本当に、お主の体はどうなっておるんじゃろうか……それよりちょうど良かった。ジャンヌを止めてくれ」
「ジャンヌ……? 一体何があったんだ」
「血だらけのお主がギルドに運び込まれると、ジャンヌはお主を一目見るなり激怒して、怪我を負わせた者を出せとガルガンチュアに詰め寄ったのじゃ。獣王は、私闘ゆえ村の掟では罰せられんと突っぱねたのじゃが、それでは収まらんジャンヌが大暴れしておるというわけじゃ」
「え? それじゃさっきから聞こえてくる、ヤクザみたいな声はジャンヌなの?」
鳳が仰天して、ぴょんぴょん跳ねながら広場の中央を覗き込んでみたら、確かにジャンヌと獣王が揉めているようだった。素手で人を殺せそうな大男たちが、掴み合い怒鳴り合ってる姿は傍から見ているだけでも恐ろしかった。
しかし、あまりにもイメージとかけ離れていたせいで、まさかそれがジャンヌの物とは思いもよらなかった……オカマが激怒すると急にオスに戻るあれはなんなんだろう。普段抑えられている分、こういうときにテストステロンとかがドバドバ分泌されでもするんだろうか。そのむき出しの歯と血走った目を見ていると、どっちが『獣王』なのかわからないくらいだ。
ジャンヌの腰のあたりを見れば、ギルド長とギヨームが必死にしがみついていて、彼を止めようとしているようだが、ほとんど意味はなさそうだった。族長がやられそうだからか、村人たちも興奮していて、このまま放っておいたら何が起きるかわからない。
「お主が異常な速度で回復していると伝えたのじゃが聞く耳持たん。というわけで頼んだぞ、鳳。あれを止められるのは、お主だけじゃ」
「マジか……あんなか入ってかなきゃなんないの? 仕方ない。すぐに落ち着いてくれりゃいいんだけど」
鳳は殺気立つ村人たちをかき分け、もみくちゃにされながら広場の中央まで進んでいった。
「お前の言うことは聞けない。我が子ハチは尋常の勝負をして勝った。負けた奴の敵討ちは駄目だ。いつまでも決闘が終わらないからだ」
「だから、白ちゃんがそんな勝負をするわけないって言ってんだろうがっ! どうせお前んとこのダボが嘘ついてんだから、いいから出せよ!」
「駄目だ。決闘は終わった。我らは村の掟を守る」
「そんなの知ったこっちゃねえっつってんだろ!」
冷静なガルガンチュアに掴みかかりながら、ジャンヌは顔を真っ赤にして唾液を飛ばしていた。一言一言が腹にズシンと来るほどの大音量で、どこからそんな声を出しているのかと閉口する。
「おい、そんなに喧嘩腰になるなよ、おまえらしくない」「ジャンヌ君、まずは冷静になるんだ」
ギルド長とギヨームがそう言ってジャンヌを宥めようとするが、彼は聞く耳持たないようだった。そのあまりのしつこさに村人たちの怒りがピークに達したのか、ついに堪えきれずに誰かが叫んだ。
「よそ者がいい加減にしろ! これ以上は黙っていないぞ! 族長の敵は我らの敵! 村の掟を破るものには死を!」
しかし、そんな村人の声にも臆することなく、
「上等じゃねえか! 文句ある奴ぁかかってこい! 全員まとめてぶっ殺してやらあ!!」
「おい、だからよせって! みんなも落ち着けよ!」
その言葉に村人たちがいきり立ち、ジャンヌに詰め寄ろうとする。ギヨームが慌てて彼らの間に入り、必死に叫んで止めようとする。ギルド長に至っては、顔面蒼白になっている。このままではせっかくの友好関係が台無しだ。
これはまずいことになった。鳳はもはや躊躇している場合じゃないと、騒ぎの中心であるジャンヌとガルガンチュアの間に割り込むように飛び込んでいって、
「ちょちょちょ、ちょっと待った! この勝負、俺が預かった! ジャンヌ! ギヨームの言うとおりだ、まずはお前が落ち着けよっっ!!」
「白ちゃんは黙ってて! ここで引いたらオカマの名折れよっ! 仲間が……いいえ、白ちゃんがやられたっていうのに、引き下がれるもんですかっ! 全員まとめて八つ裂きにしてやるっっ!!」
「いや、だから、まだ俺は死んじゃいないんだから、落ち着けって。俺のために怒ってくれるのは嬉しいが、そういうのは俺が死んでからにしてくれよ、な?」
「駄目よっ!! 死んでからじゃ遅いでしょ!? いくら白ちゃんに頼まれても……あれ? って、白ちゃん?」
興奮するジャンヌは、初めこそ仲裁に飛び込んできた相手が眼中になかったようだが、話しているうちにそれが誰だか分かってきたようで……みるみるうちに信号機みたいに顔色が変わったかと思いきや、今度は目を白黒させたりしてから、何が起きてるかわからないと言った感じに、暫し呆然とした目つきで鳳の顔を見つめていたかと思ったら、最後は突然、両手をガバーっと広げて彼に抱きつき、
「白ちゃ~~~~んっっ!! 白ちゃん! 白ちゃん! あんた、無事だったのねえっ!!?」
「ぎゃああああああーーーーっっ!!! 潰れるっ!! 潰れるっ!!」
鳳はあんこが飛び出そうなくらいに締め付けられた。人類最強に本気で抱きしめられるくらいなら、万力で頭をギリギリやられたほうがマシである。その悲痛な叫びに、ジャンヌを取り囲んでいた村人たちも恐怖を覚え、怒りも若干引いてきたようである。
「鳳、無事だったのか!?」「あれだけの怪我が、嘘みたいだ……」
ギヨームたちが目をパチクリさせている。その気持ちはわかるが、出来れば見てないで助けてほしい。
チアノーゼみたいに顔面が紫色になった鳳が、必死にジャンヌの肩をタップすると、彼はようやく鳳が死にそうになってる様子に気づいたようで、ぱっとその腕を離し、
「ご、ごめん。つい嬉しくて、全力でハグしちゃったわ。大丈夫?」
「なにがハグだ! サバ折りっつーんだっ!! 死ぬかと思ったわっ!」
「で、でも白ちゃん、どうしてここに? あんた、血だらけで死にそうだったじゃない……だから私てっきり……」
「殺すなって。俺はピンピンしてんだからよ……」
鳳がそう言って恨みがましそうにジャンヌを睨むと、それを見ていたガルガンチュアも不思議そうな顔をして、
「少年よ。どうしてここにいる。おまえは死にそうだった。俺も見た」
「ええ、俺も死ぬんじゃないかと思ったんですけど、なんとか無事だったんです。話すとややこしいんですが……」
正直、自分でも説明しづらいことを、何も知らない獣人たちに説明するのは面倒だ。出来れば聞いてほしくないという鳳の空気を察してか、それとも元々会話が不得意だからか、獣王はそれ以上聞かなかった。代わりに彼はジャンヌを指差し、
「ならば少年。おまえが決闘で破れたことを、ジャンヌに教えてやれ。本人の口から聞けば、ジャンヌも退くだろう」
しかし、鳳はそんな話は初耳だったので、
「決闘? いや、俺は決闘なんてしてないですよ……?」
「ほら見なさい! やっぱり、白ちゃんがそんなことするわけないのよっ! なのにこいつらが、悪いのは白ちゃんだって言うから……加害者がいけしゃあしゃあと、ふざけるんじゃないわよっっ!!!」
「わー! 待て待て! だから落ち着けって!!! すみません。どういうことか話してもらえます?」
また興奮しそうなジャンヌを押し留めつつ、鳳はどうしてこんな話になっているのかと詳しいことを聞いてみた。
ガルガンチュアが家で狩りの準備をしていたら、村の外から血だらけの鳳が運び込まれた。聞けば、村の子供ハチが彼を傷つけてしまったらしい。彼は急いで冒険者ギルドに遣いを出してから、ハチに何故こんなことをしたと問い詰めた。村の客人に手を出すことはご法度で、場合によっては厳しい罰を与えなくてはならないからだ。
すると、連れてこられたハチは、鳳に決闘を挑まれたからそれに応じただけだと言った。もしそれが本当なら、鳳は返り討ちにされただけなんだから、彼を罰する必要はないだろう。しかし、それでは気が収まらないジャンヌが、ハチを罰しろと言って聞かないのだと、獣王は言った。
「ハチはツクモが先に手を出したと言っている。理由もなく攻撃された者は、名誉のために戦わねばならない。それが村の掟だ。決闘だ。どちらかが死んだとしても、勝ったものは悪くない」
「な、なるほど……しかし、俺は身に覚えがないんですが」
「証人がいる」
「証人?」
ガルガンチュアは頷いて、人垣の中にいる一人を指差して言った。
「マニは鳳が先に攻撃したのを見たと言っている。二人が同じことを言ったから、俺は信じた」
鳳がハッとして振り返ると、獣王の指し示した方向にマニが居た。この狼人の村の中で、たった一人だけ兎人の彼はとても目立った。鳳が彼の姿を捕らえると、マニはその視線を浴びてバツが悪そうにドギマギしてから、避けるように目を伏せた。それはどう見ても罪悪感のある者がする行為である。鳳はそれを見て何が起きたのかを理解した。
鳳が怪我をする直前……彼はハチがマニをいじめている現場を目撃し、それを止めようとしてハチを突き飛ばしたのだ。するとハチが逆上し、鳳に攻撃をし始めた。その時、彼が執拗に「おまえが先に手を出した」と言っていたのは、それが決闘だということを強調するためだったのだ。
しかし……結果的に手を出すことになってしまったが、それはマニを助けるためだった。鳳に攻撃の意志はなく、それはマニにも分かっているはずだ。だから彼がそれを証言してくれれば、それで済んだ話だったのだが……
マニは助けようとした鳳ではなく、いじめていたハチの味方をしたようだ。それはきっと怖いからとかそういう理由ではなく、同じ村の仲間と、たまたま村に滞在しているよそ者とでは、前者を助けようという気持ちが勝ったからだろう。
結局、鳳はいつかは居なくなるのだ。これからもずっと一緒のハチに味方するほうが自然ではないか。
鳳は、はぁ~……と、長いため息を吐いた。彼の気まぐれな善意は、単に、そんな二人の関係に波風を立てようとしていたに過ぎなかったのだ。
「ああ、確かに、俺が先に手を出しましたね」
鳳がそれを認めると、彼らを取り囲んでいた人垣が『おお~っ』とどよめいた。そんな中で一人だけ、マニが驚いたように目を丸くする。
「え!? そ、そんな……本当なの、白ちゃん?」
隣にいたジャンヌが驚いて彼に確認を求める。そりゃそうであろう。彼は鳳に非がないことを信じて、村に乗り込んできたのだ。下手したら喧嘩になっていたかも知れない。これだけの人数を相手に、もしかすると命を落としていたかも知れない。それでも彼は一歩も退くことなく、鳳の潔白を信じて堂々と犯人を出せと要求したのだ。
何故なら、それは鳳が死にそうな目にあったからだ。仲間が、また殺られそうになったのだ。彼が激怒するのは当たり前だ。なのにその鳳があっさりと自分の非を認めてしまっては、彼の立場がないだろう。
ここは絶対に非を認めちゃいけない場面だ。それは分かっている。しかし、鳳はそんなジャンヌを手で制して、ガルガンチュアに向かってこう言った。
「でも、俺はそれが決闘になる行為だとは知らなかったんです。ほんの些細な喧嘩に過ぎないと思っていた。だから、ハチに殴られても抵抗はせず、やられっぱなしになっていたんだ。知っていれば抵抗していたはずなのに」
「なんだと? 知っていたなら結果は違ったと言うのか?」
「ええ、そう言ってるんです」
鳳がそう言うと、村人たちが鼻で笑った。まあ、その気持ちは分からなくもない。ここ数日、この村で暮らしていたから、彼らは普段の鳳を知っているのだ。そんな彼が、獣人に体力で勝てるわけがない。たとえ相手が子供であっても。
その通りだろう。鳳が普通に戦ったら勝ち目はない。下手したら今度こそ殺されてしまうかも知れない。だがそれは、獣人と素手で戦った場合だ。
「なら、どうする、少年。我らの立ち会いの下、また決闘をしたいのか?」
「はい。でも、また同じように素手で殴り合ったとしても、俺は負けるでしょう」
「そうだろう。やるだけ無駄だ。やめておくんだな」
「いいえ、だから今度はお互いに納得の行くルールで決着をつけようって言ってるんです」
「ルールだと?」
「人間は、よほどの物好きでもない限り、素手での殴り合いなんてしないんですよ」
マニが大事なことを隠していると、ここで彼を糾弾したところで何になるだろうか。
例えば鳳が、マニがいじめられていたから止めたのだと言えば、恐らく村の人々は信じるだろう。何故なら、狼人の村の中で、たった一人の兎人である彼が仲間はずれになっていることは、みんな知っているからだ。
結果、マニはどうして嘘を吐いたんだと怒られ、ハチは大人たちに罰を受け、鳳の名誉は回復するだろう。村で不自由な生活を送っていた鳳は冒険者ギルドに戻って、ギルドと村の関係も元通りになるだろう。
だが、それでいいのか?
先に手を出したのは鳳だというハチの言葉は真実だ。彼らのテリトリーに勝手に入ったという意味でなら……そのくせ、鳳は客人である、人間であるということを理由に、村の掟を守らない。獲物をとってくるのは、村の男の仕事なのに、彼はしなくても許されるのだ。ハチはそれが気に食わなかった。
「この村では、一人で獲物を取ってこれなければ、一人前にはなれないんですよね」
「ああ、そうだ」
「なら、狩りで勝負しましょう。俺とハチとで別々に森に入って、より大きな獲物を狩ってきたほうが勝ち。そんなルールでどうですか」
ハチは言った。獲物が取れない奴は出ていけ。それが村の掟だと。ならば、そのルールに則って勝負してやろうじゃないか。出来ないものは去れ。それがルールだ。