主人公はあの人の娘!?苦難多き少女のヒーローアカデミア   作:ユリアンヌ

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メールボックスに書き留めてた分がだいぶ減ってきました。

亀更新になるのも残りの投稿次第ですね…(^_^;)

あと以前書き留めててるのが15話分くらいと言いましたが15話分以上はありそうです。





第11話 思い出したくないこと

 

グラントリノが寝に行ってしまい緑谷がどうしたものかと悩んでいる頃、部屋にこもっていた友里絵もまた緑谷に変な態度を取ったことに悩んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

……さっきの態度はやっぱりないよね…。デクくんも戸惑ってたし悪いことしちゃったな……。

 

 

 

でも…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

"何でこんな…っこんな"個性"いらない…!欲しくなんかない…!!"

 

 

 

 

 

 

 

あのことだけはどうしても言えない…。

 

 

 

 

 

 

嫌だ………。

 

 

 

 

考えたくもないのに……。

 

 

 

 

思い出したくないのに……。

 

 

 

 

私はいつまで………。

 

 

 

 

 

「ずいぶん暗い顔してるじゃねぇか友里絵」

 

「…!トリノ…おじさん……」

 

 

 

その声にハッと顔を上げると目の前には職場体験を中断して寝に行ったはずのグラントリノの姿があった。

 

 

 

「あの小僧に"個性"について聞かれたそうだな?」

 

 「……」

 

 

 

グラントリノの問いかけに友里絵は黙ったまま答えない。

 

 

 

「だんまりか…。少しくらい何か言ったらどうなんだ」

 

「……おじさん今ノックしずに入って来たでしょ…」

 

「…お前な、何か言えつったがそういうことじゃねぇよ。相変わらずこの話になると弱いな…」

 

 

 

 

ようやく口を開いたと思いきや出てきた言葉はノックをせずに部屋に入って来たことへの指摘だった。

 

これを聞いたグラントリノは呆れて小さくため息をついた。

 

 

 

 

「…デクくんから聞いたの……?」

 

「ああ、ついさっきな。買い物から戻ってすぐに小僧から話を聞いた。

あとお前が既に俊典と和解したことも聞いてる。何で黙ってたのかについてはこの際聞かないでおいてやるが、あの小僧は事情を知ねぇし悪気はなかったんだ。許してやれ友里絵」

 

「……許すも何も私デクくんに怒ってなんかないし、怒るつもりもないんだけど…』

 

 

 

 

自分自身は怒っているつもりはなく身に覚えもないので小さくボソリと呟き否定した。

逆に何故怒っていることになっているのかと疑問に思う。

 

 

 

 

「そうなのか?

まぁあの小僧には後で謝ってやれば良い。それより"個性"のこと俊典は何て言ってるんだ?アイツがお前のこと気にかけねぇわけがねぇ。和解したならいろいろ相談に乗ってくれるだろ?」

 

 「…何も……。ていうか和解はしたけどトシおじさんには"個性"の話は一切してないし相談もしてない…。和解した時も話したのは私が避けてた理由とかトシおじさんの負担にならないようにしてたことだけだし…」

 

「何?じゃあ俊典の奴はお前に何も言って来ないのか?」

 

「うん…。トシおじさんが何を考えているかはわからないけど、あの人から聞いてくる様子もないしだったら私もこのまま黙ってれば良いかなって…。何より私自身あまり口に出して言いたくないし……」

 

 

 

 

友里絵はオールマイトと和解はしても"個性"のことは一切口にしていないこと、相談をしていないことをグラントリノに伝えた。それは"個性"の話をすることを出来るだけ避けたいという切なる願いからだった。オールマイトからも特に"個性"について聞かれないので、だったらこのまま黙っていれば友里絵にとっては救いであり嫌な話もしないで済む。そう考えたのだ。

 

 

 

 

「(友里絵はともかく俊典からも何も言って来ないってことはあえて触れないようにしてるのか…)

そうか……。言っちまった方が溜め込むよりは良い気がするがお前がそうしたいなら強制はしねぇ。ただ俊典はいつだってお前の味方だ。それだけは忘れないでやってくれ」

 

「……うん。ありがとうトリノおじさん」

 

 

グラントリノは友里絵の気持ちを尊重し強制はしなかった。それが本当に正しいことのか迷いはあったが辛そうにする友里絵を無視することは出来なかった。

オールマイトのことを伝えたのは彼のせめてもの精一杯の気遣い。友里絵もそれがわかっている為、軽く微笑みお礼を言った。

 

 

 

「とりあえず言いたいことはそれだけだ。

っつーわけで俺は寝る」

 

 「え…寝るってデクくんの職場体験はどうするの?デクくん来てから時間もそんなに経ってないしまだ大してやってなくない?しかもまだ明るい……」

 

 

 

 

職場体験中にも関わらず緑谷をそっちのけで陽もまだ高い内から寝ようとするグラントリノに友里絵はそれはどうかと思い指摘した。

 

 

 

「まだ初日だし職場体験は一週間ある。問題はねぇよ。それに職場体験も大事だがこっちの方も大事だったからな」

 

「え、寝るのが……?」

 

 

 

キョトンとしながらグラントリノの「こっち」と言う言葉に友里絵からまさかの天然回答が返ってきた。

 

 

 

 

「バカお前違ぇよ!誰が寝る方だって言った。お前だお前!」

 

「あ…私か」

 

「当然だろ。

だがそんな発言が出来るくらい元気があるならもう心配はなさそうだな」

 

 

 

 

どこまでも天然な友里絵にグラントリノはため息をつくも、思っていたより元気そうで安心していた。

 

 

 

「うん、もう大丈夫…」

 

「んじゃ、俺はもう部屋に行くがお前も元気はあっても体調不良なのは変わらねぇんだからちゃんと休んどけよ」

 

「う……うん」

 

 

 

 

あ、マジで寝るんだ……。

 

 

職場体験なのにデクくん可哀想……。

 

 

 

仕方ない……。変な態度を取ったことも含めて謝っとこう……。

 

 

 

 

 

 

 




天然っぽさを書くのって難しい……。

友里絵は天然だという設定ですが果たしてこの11話のグラントリノとのやり取りが天然発言と言えるのか心配です(-_-;)

閲覧ありがとうございました。
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