頑張って投稿していきます❗️
どーもー、織斑千冬と話してて、シュミレーションで難易度設定ミスってトラウマ作ったことを思い出したせいかフラッシュバックして跳ね起きたら簪と本音に泣きそうな顔で抱きつかれて、織斑と篠ノ之さんからなんとも言えない視線をいただきました。神崎蒼です。
一つだけ・・・どうしてああなった?しかも織斑千冬もなんか不機嫌だし・・・・
・・・なんか勘違いが加速してる気がするけど頑張ってスルーしよう、うん。
さて、今日はクラスの代表を決める日でございます!頑張りましたわ〜結果が出ないとなんとも言えないけど、射撃技術と射撃、ビットに対する回避術は伝授したから、織斑弟には勝てるかなー?まぁ、セシリア・オルコットには流石に勝てないだろうけどなー。ちょくちょくアリーナ使って色々やってたみたいだし、こうなってくるとますます初日の態度が良くわかんねぇよな〜練習してる時に織斑弟を邪魔してたのもそうだし・・・やっぱわからんな。
初戦は織斑一夏vsセシリア・オルコットだし、データ収集ついでに調べてみるかな〜背景とかなんか色々あったりして・・・
「神崎さん」
「ん、どうした?」
「一週間ありがとうございました!頑張ってきます!」
「おう、まぁ勝とうとしなくていい。そもそも国の代表候補生と戦わせるっていう前提条件からして間違ってんだ、自分の満足できる戦いをして来い」
「はいっ!」
うーん、輝く笑顔ってああいうのを言うんだろうな。ちなみに絶対にここに居そうで何故かいない織斑千冬は公平さを保つために他の生徒達と一緒に観客席に座ってたりする。俺?機体の最終調整でここに居る。機体トラブルで負けましたとか自分に黄金の惑星クラッシャーぶち込まなきゃならなくなるわ。
「一夏・・・」
「箒、頑張るね!」
「あぁ、勝て!と言いたいところだが、神崎が言っていたことが的を射ている。だから、頑張って来い!」
「うん!神崎さんが作ってくれた〈桜花〉・・・織斑一夏、行きます‼︎」
さて、こっちもこっちで準備しますかな。
ーーーSide outーーー
カタパルトによって打ち出された織斑一夏は足のスラスターを使ってその場に静止した。
それを見ていたセシリア・オルコットは何処か満足そうに頷いている。
「まずは、この一週間お疲れ様と言っておきましょうか」
「え?あ、はい、ありがとうございます!」
どうも素直に返されるとは思っていなかったのか、ほんの数秒間だけ固まるセシリア・オルコット。だが、直ぐに立て直すと通信を切り替えた。
『・・・先日は申し訳ありませんでした!』
『うえっ⁉︎ど、どうしたんですか、急に⁉︎』
『・・・なんというか・・・物凄く緊張しておりまして、どうしていいのか分からず、止まらなくなってしまい・・・』
『そっか、だから最初だけいっぱい言ってきてから来なくなったんだね』
『そういうことですわ・・・』
『・・・私は正直、秋斗に言われたから言いにきたんだと思ってた。今回は、許すよ。けど、もうちょっと言動は考えた方がいいと思うな』
『!ありがとうございます。ご忠告痛み入りますわ・・・では』
『そうだね、始めよっか』
「さぁ、踊りなさい!わたくし、セシリア・オルコットとブルー・ティアーズの奏でる円舞曲で‼︎」
「織斑一夏、日本舞踊で行きます!」
いや、そうじゃないだろう・・・という誰かの呟きを置き去りに2人は動きだす。
初っ端から蒼直伝の作戦に従って織斑一夏は手にしたアサルトライフルをぶっ放しながら、下へと落ちた。
「なっ⁉︎」
驚きの声を上げながらも、手にした長大なレーザーライフルを構えて射撃を行うが、サブアームに接続されたシールドがレーザーを阻む。それに対して織斑一夏のライフル射撃は面白いように当たっていく。
「努力していたのは知っていましたが、成長しすぎでは⁉︎」
「鍛えてますから‼︎」
ちなみに織斑一夏に銃口補正や自動防御についてはまだ話していない。蒼がストレスかかりまくってイライラしていて忘れていたとかそんなことはないハズなのである。
彼女の性格と話を聞いて考えたサポートシステムなのだが、基本的にISは既存の戦闘機のロックオンシステム同様相手から照射されるレーダーを探知することが出来、銃口などから攻撃などを予測してディスプレイに投影できるヤベーイなシステムである。射撃なら弾の飛んでくる方向が線となって見えるが、近接戦闘の場合であればシャイニンメガインパクト‼︎的な状態になったりする。戦闘データが溜まっていないのでもう少し時間がかかるが。
「うりゃあー‼︎」
「きゃあっ⁉︎」
アサルトライフルと同時に背中のマルチランチャーをぶっ放していく織斑一夏。に対してま〜だ油断していたのかガンガン喰らっていくセシリア・オルコット。ようやく本気を出したのか、プラットホームから四機の大型ビット〈ブルー・ティアーズ〉を展開、攻撃を開始する。
「はぇ〜、一夏さん本当に頑張ったみたいですね〜」
「まぁ、乗り始めて一週間でこれは相当なものだろうな」
場所は変わって観客席。織斑千冬と山田麻耶が感嘆の声をあげていた。
「放課後に私の所に質問をしに来たり、アリーナでISの練習をしっかりしていたみたいですから、その賜物って言うんですかね〜」
「・・・私には全然来てくれなかったがな」
「ま、まぁ、お姉ちゃんにカッコいい所を見せるんだ!って張り切ってたみたいですからね」
「そうか・・・ふふん♪」
山田麻耶に嫉妬からの上機嫌、機嫌がジェットコースターばりに上下していたようだが、取り敢えず上機嫌に留まったようである。
2人がそんな話をしている間に状況は進んでいく。神崎お手製の銃口補正プログラムと防御システム、そして織斑一夏自身の姿勢制御能力の高さもあってセシリア・オルコットに対して優勢を保っていたのだがよく考えると、セシリア・オルコットはまだ手にしたレーザーライフルしか使っていなかったのである。そこから代名詞である四機のレーザービットで攻撃を開始されれば、状況はまた変わっていく。
「これは、ちょっと、きっついな〜」
「いやいや!仮にも私は代表候補生なのですわよ⁉︎その私とほぼ互角ってなんなんですの⁉︎本当にISに乗って一週間なんですの⁉︎」
お〜い、お嬢様キャラどっか行ってんぞ?的なツッコミを入れたくなるレベルで動揺しているセシリア・オルコット。ちなみにこの試合の事を聞きつけて観客席で見ている他の組やら先輩方も概ねオルコットと同じ感想を持ってたりする。
「エネルギー残量200か・・・これで最後かな」
「私もこれで決めて差し上げます!」
織斑一夏はシールドを全面に掲げて突撃する体勢へ、セシリア・オルコットはその場に留まりビットを展開して待ち構える体勢に移行した。
果たして、結果は、
『ーーー!シールドエネルギー残量0!勝者、セシリア・オルコット‼︎』
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「まぁ、その、なんだ。が、頑張ったな、一夏」
「ほうぎぃ〜〜わだし、できれば勝ちたかったよ〜」
「ん、あっ、ちょっ、どこを触って、あんっ」
ピットにて、号泣する織斑一夏が篠ノ之箒の割とデカめなメロンに顔を埋めているという状況。
織斑一夏、泣く。篠ノ之箒、喘ぐ。クラスメイト、鼻血を流しながら拝む。教師の2人戸惑う。カオス極まれり!である。
「ほうき〜!」
「わ、わかったから一回、離して!あんっ!」
『ライフル初弾装填よし、安全装置よし、リボルランチャーよし、ブレード2本よし、戦闘準備完了っと』
「蒼さん、あの男に負けないで下さいね?」
『俺の事が世間に報道された時、経歴とかも大々的にやってたから知ってるでしょ?』
「でもね〜?あの人すっごい自信満々だったんだよ〜?」
『ふむ・・・まぁ、織斑一夏と違ってこの一週間何もしてなかった奴がなんでそんな自信があるのか興味すらないが、警戒はしときますかな。ありがとうな』
礼を言われて嬉しかったのか2人ともすっ、と頭を差し出すがアストレイはISのように自由に脱着できる訳ではないので不満そうな彼女らの前でヒラヒラと手を振った。
『これのことは分かってんだろ?試合パパッと終わらせて戻ってくるから待ってろ』
「うん、いってらっしゃい」
「頑張ってね、そーそー」
『はいよ』
リニアカタパルトに脚部を固定、アストレイ(マーズジャケット)の各部スラスターに火が灯る。
《リニアボルテージ規定値まで上昇、射出タイミングを神崎 蒼に譲渡します》
『りょーかい!マーズは神崎 蒼で行きます!』
声と共に発進、ある程度進んでから指定された位置に足を後方に振り上げて一回転、綺麗に静止した。観客席の一部から何やらざわめきが聞こえるが、それも蒼への罵詈雑言に掻き消された。
『何あれ?今時全身装甲型なんて使ってんのアイツ?』『てゆーか、なんで二番目如きがISを持ってんの?』『どうせ、余ったパーツの寄せ集めじゃない?』『あはは!うけるー』
なんというか、悪意そのものである。そりゃどこぞのアルティメット改めデビルな細胞やらアークな人工知能が人類滅亡を選択してもしょうがない気がするものである。そして、彼女らの考えも完全に間違いではないのであろう。人間とは、他人を見下すのが得意であるから仕方がないのかもしれない。
・・・かと言って、その悪意に晒されている当人がそんな事を悟れるなど、よっぽどのことがない限りあり得ないが。
『・・・・・・・・ちなみに、指定した人物以外を皆殺しにするのってどれぐらいかかりそう?』
ーー約2時間程度。アプルホール、ロト、ヒルドルブを使用した場合は1時間以内。
『・・・そっかぁ・・・まぁ、約束あるし、関わっちまったからしゃーないとしますかな。にしても遅いなぁ』
恐ろしい事を言っているが、今のところそのつもりはない。
『まだかなぁ、』
右手がえぐい音を立てながら握って開いてを繰り返しているがそんなつもりはないはず、である。・・・多分、きっと。
「待たせたなぁ‼︎」
無駄にカッコつけて反対側のピットから飛び出してきた自称主人公。待たせていた事について特に申し訳ないとかいう感情はないらしい。そして、彼の纏うISどこからどう見てもディアクティブ状態のエールストライクなのである。というか、MS男子?化したらこんな感じになるかな?といった風情である。ちなみに私はバンシィのが好きだ。
『双方揃いましたので、戦闘を開始します。・・・3、2、1!開始‼︎』
「行っくぜぇ‼︎」
と、勢いよく飛び出してくるストライク(笑)手にはマシンガンとナイフを装備しているが、マシンガンではなくナイフを振り翳して突進してくる。
『・・・俺は、馬鹿にされているのか?』
ぼそっと一言、持ち上げようとしていた右手のライフルを下げてストライク(仮)に正対する。すると、何を勘違いしたのか織斑弟はドヤ顔になる。
「はっ!反応できてねぇみたいだなぁ!そのまんまやられろぉっ‼︎」
何をどう勘違いしたのかそんなことを宣いつつ、突撃してくる。先程の2人の機体よりもスピードはあるが、技術も何もない真っ直ぐ一直線である。それでなんとかなるのはアホみたいな装甲を持つスーパーロボットぐらいである。
つまり、大きくなる的ということだ。
『リボルランチャー、初弾装填、安全装置解除、右の後五秒後に左を手動照準で射撃、開始!』
背中のレッドフレームのΗユニットを改造したバックパックの上部が迫り出して両肩に接続、射撃準備を完了する。次の瞬間、
轟音。
発射された直径81ミリの特殊な徹甲榴弾がその顔面に直撃した。
・・・本来、徹甲榴弾というものは装甲などに突き刺さってから爆発する対戦車兵器として使用されているのだが流石にパワードスーツに対してそんな物を使ってしまえば汚ねぇ花火が大量生産される事になるので、爆発した際の衝撃波のみを伝えて操縦者にダメージを与える、しかも装甲がなくてもISに使われているエネルギーシールドにも貼り付く織斑秋斗に使用するためだけに作り、今のところ今後使う予定のないものだ。
「てめぇ、やりやがっ⁉︎」
砲弾内にある時限信管が発動、計算された炸薬が余す事なく全ての衝撃波をその身体に叩き込む。悲鳴すら上げられずにアリーナの壁に叩き付けられる織斑秋斗。すぐさま左の砲門を照準、射撃してちょうど鳩尾の辺りに直撃する。
「かはっ⁉︎」
ちなみに同時にリボルランチャーのシリンダー部分が回転して次弾の装填が完了、すぐさま射撃が可能な状態になっている。
「てめぇ、男の癖に銃なんか使ってんじゃねぇぞ!こんの、卑怯者がぁっ‼︎」
「そうよ!この卑怯者!」「とっとと研究所でモルモットにでもされてなさいよ!」「早く死んじゃえばいいのに‼︎」
織斑秋斗の叫びに呼応するように飛んでくる罵詈雑言の数々。
ーー
「なんで、みんな神崎さんにこんな・・・」
「・・・蒼さんは、後ろ盾がなくて2人目だから」
「楯無の言う通りだな。あの馬鹿者にはブリュンヒルデの弟という肩書きがあるから、ちやほやされて調子に乗ってるんだろう」
「わかってるけど、なんでっ!」
場所は変わって織斑一夏のピットにて。
簪、本音、篠ノ之、織斑は設置されているモニターで神崎の戦闘を見ていたのだが、当然音声も入ってくる。それを聞いて動揺を隠せない織斑一夏に対して3人は余り表情を変えていなかった。
薄々ながらも、蒼を取り巻く状況を理解できる3人だが織斑一夏は理解できないようだ。
「箒は分かんないけど、2人は神崎さんと仲良かったよね?2人共お、怒らないの?」
「私たちが怒っても意味がない。それに、今の蒼さんはめちゃくちゃ怒ってる」
「え・・・?」
「そーそーはね〜、ものすっごい怒るとね〜首がずっと右に傾くんだよ〜」
「む?言われてみれば・・・」
マーズジャケットの構造上、頭部の可動範囲はほぼ死んでしまっていると言えるが明らかに頭が傾いているのが見える。
そして、滞空しているだけだった神崎が右手のアサルトライフルを向ける。
そこからは、圧倒的、としか言いようのない状況だった。
2門のリボルランチャーからの時間差射撃によって絶え間なく衝撃を叩きこまれ、声を上げようとすれば喉元にアサルトライフルの弾が直撃する。途中でPS装甲が起動したのか色が変わったりしたが、特に何かを出来る訳でもなくシールドエネルギーがゼロになった。
「クソ、なんなんだよお前は!原作に出てこないモブキャラの癖に!踏み台なら踏み台らしく無様に負けてろよ!ストライカーで勝てねぇってどういう事だよ・・・」
織斑弟が何やら叫んでいたり観客席もブーブーうるさかったりするが、取り敢えず全部スルーしてピットへと戻る。
「蒼さん・・・」「そーそー?」
「ん、大丈夫。ちょっとやりたいことが有るから30分ぐらい外にいてもらっていいか?」
「・・・わかりました」
心配そうな二人を外に出し、アストレイを分離してハンガーへと戻していく。
「にしても、目立った実力がないのにも関わらず突撃してくる、自分を主人公と呼ぶ、織斑一夏をやたらと目の敵にする、そして、ストライクを知っている・・・もしや、他に転生者がいて洗脳でもしているのか?であれば行動に説明がつくな」
微妙に合っているようで全然違うことに至った蒼。言葉と共に複数のディスプレイがポップアップし、高速で映像が流れていく。右の幾つかは監視カメラの映像、中央は織斑弟個人の銀行のカネの流れ、左の幾つかは織斑弟の持つネットに繋ぐことの出来る電子機器一切合切の通信履歴が流れていく。
少し時間がかかるようなので敢えて言っておくが、これらは全て犯罪です。別の世界線ではミサイルの発射システムをハッキングして日本に飛ばした理性がアンコントロールスイッチが常時押しっぱなしな兎さんが居たりするが、良い子も悪い子も真似しないように!
「うぅむ、これといって怪しい物はなし、か。強いて言うなら年の離れた打田圭介ってのが気になるが、普通にゲーセンに行ってるぐらいだから悪友ってところか」
ふむ、と納得したタイミングで外から来客を知らせるチャイムが鳴った。先程の二人かと扉を開けた瞬間にその胸に飛び込んできたのは織斑一夏だった。
「ぞゔざ〜ん‼︎」
「グフっ⁉︎・・・何事?」
クリティカルヒットを喰らいつつもしっかりと受け止めた蒼はその後ろにいた篠ノ之箒に目を向けた。
「まぁ、有り体に言ってしまえば、お前の置かれている状況を良く理解できておらず、先程の愚か者との試合でようやく知ったといった所だな」
「にゃるほど〜・・・え、何でこの子が責任感じてんの?」
「さぁ?見返りもなしにISを作って貰ったり、技術や勉強を教えてくれた人間に恩義を感じない馬鹿者なのだろうか、一夏は?」
「あー、申し訳ない」
取り敢えずとっとと一夏を慰めんかぁ!と視線が飛んできそうなので、右手でその背中を抱き、安心させるために頭を撫で始めた。
視線といえば、簪と本音のジト目も突き刺さっている。その後ろからは上手く感情を制御しきれていないのかよく分からない視線も一つほど。
この訳の分からない状況は、次の試合をどうするのかを聞きに来たセシリア・オルコットがアホな声を上げるまで続いた。