ハーレム天国だと思ったらヤンデレ地獄だった 生徒会長生存ルート   作:キラトマト

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7月24日 23時頃 編集


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ゲームの世界にGOGO!


「まさかゲームの世界に来れるとはな」

 

 僕は驚くより先に感心してしまった。ゲームの世界に入れるなんてフィクションの中だけの話だと思っていたからだ。こんなことになってしまったのは、ほんの十数分前の出来事が原因だ。

 

「はぁ……。ゲームの世界、か……」

 

 僕は小説を読んでいるとふと独り言をこぼしてしまう。すると……

 

『その望み、叶えてやろうか?』

 

 脳内に声が発せられる。僕はさほど驚かなかった。どうせ、幻聴だと思っていたからだ。

 

『出来るさ。ゲームの世界に送るなんて簡単な事』

 

「じゃあ、連れてってくれよ」

 

 僕は冗談半分でその誘いに乗った。

 

『承諾した』

 

「はいはーい」

 

 僕は気だるげに返事する。そして、次の瞬間、僕はこの家にいたのだ。

 

 まさかと思い鏡を見てみてみると見覚えのある顔だった。だがまだ確定するのは早いと思い、家を出て表札を確認する。

 

如月

 

 そこで彼の言葉が本当だということに気付いたのだった。

 

「さて……どうしたものか……」

 

 ゲームの世界に来たということに気付いた僕は、まず今日の日付を確認することにした。

 

 携帯にカレンダーの表を見るとご丁寧に『役所で会議』と書かれていた。つまりだ。もしなんの変化も起きていないとしたら、今日いざえもんが現れて、そして香也子さんが殺される……。(考えている場合じゃない! 急がないと!)

 

 僕は急いで支度を始めて役所へと急いだ。そして、役所に着いたのはいいのだが、まだあの『三人』は来ていない。

 

「すみません。学生の方は全員揃ってますか?」

 

 男性スタッフが僕に問いかけてきた。

 

「あ、残りの子が今来ているみたいです。急ぎの用事ですか?」

 

「あー、最後に打ち合わせしておこうと思ったんですよ。……時間かかりそうですか?」

 

「打ち合わせですか……。一回電話で連絡してみます。反応がなかったら僕が見てくるんで香也子さんは役所の人気のあるところにいてください。絶対に一人にならないで下さいね!」

 

 僕は香也子さんに忠告して、そして電話をかける。だが……。

 

「くそっ、なんで繋がらねぇんだよ!」

 

(仕方ない、か)

 

「外に出て探してきます。絶対に一人にならないで下さいね!」

 

 僕はそれだけ言って役所を後にした。

 

「チィッ」

 

 僕は『三人』の家を当ってみるが、帰ってくる返事は、「もう行きましたけど……」の言葉だけであった。

 

「ふっざけんなよッ!」

 

 意味が無いとわかっていながら僕は電柱に拳を叩きつける。

 

(いや、今はそんなことをしている場合ではない!)

 

 僕は本来の目的を思い出し、役所へと急ぎ足で戻る。

 

「香也子さん!」

 

 僕は叫びドアを開ける。だが、室内にいたのは、あの笑顔の綺麗な香也子さんではなく、苦悶の表情を浮かべたまま、地に横たわっている香也子さんであった。

 

「……ぇ?」

 

 いざえもんがいないとかそんな細かいことは置いておいて、絶対に一人にならないでといったはず……なのにどうして……! 

 

 僕は急いで救急車と警察を呼んだ。救急車を呼んだのはほんのひと握りの希望にかけてだが……。

 

「もしもし警察ですかッ?! 早く来てください! ……え? 人が死んでるんですッ! だから早くッ!」

 

 学校か何で、救急車が来るまで約八分と聞いたことがある。だったらもう……。僕はそんな考えを首を横に振って否定する。

 

(早く来てくれよ……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結果から言うと、結局香也子さんは助けられなかった。しかも、警察の事情聴取に長時間付き合わされる始末だ。はぁ……ったく、最悪の一日だよ、ほんと。

 

 事情聴取が終わって家に帰ると、急激な眠気が襲ってきた。今日一日沢山のことがあったのだ、眠くならないわけがない。それに知っていたとしてもその惨状はただの学生には辛すぎた、その場で気を失わなかっただけマシだろう。

 

 兎も角、今日はもう寝るとしよう。




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新しいヤンデレ地獄、これの続きとして書くか(これとの繋がりはない)、新規に書き始めるか。

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