ハーレム天国だと思ったらヤンデレ地獄だった 生徒会長生存ルート   作:キラトマト

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会長奪還作戦

「もういい、僕は寝る!」

 

 一人でそう宣言して僕はベットに入る。

 

「会長。見つかってるといいだがな」

 

 僕は早足で学校に行く。

 

 案の定、校門前にはパトカーが数台停車していた。

 

 ふとこの前の刑事さんを見かけたので、会長の安否を確認する。

 

「あの、刑事さん。会長は見つかりましたか?」

 

「それがな、君を家に帰らせたあとすぐに裏門から入ったんだが、九条さんどころか、引きずったあとすらなかったんだ。すまない。この通りだ」

 

 そう言って頭を下げる刑事さん。

 

「いいですよ、別にそんなの」

 

「あれ、学校はどうしちゃったの?」

 

 ちょうど陽佳が登校してきたところだった。あの冤罪騒動から日が経ち、立ち直ったようで、表情も明るかった。

 

「おー、陽佳、おはよう。もう大丈夫なのか?」

 

「しばらく、お休みしてたから、大丈夫」

 

「でもこれってどういうこと? ……何かあったのかな?」

 

「あー、まぁ色々とな……」

 

「でもさ、学校休みになるんだよね! じゃあどこか遊びに行こうよ!」

 

「いや、今はそんな気分じゃないんだ……」

 

「そうなんだ…… じゃあ帰るね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 学校は当分休みとなった。当然だな。

 

 あっそうだ、刑事さんに電話しなきゃ。

 

 プルルルル

 

「あの、刑事さん?」

 

「ユウヤくんか。何だ? なにかわかったのか?」

 

「いえ、前学校に犯人探しに行くって言ってたじゃないですか。今日行こうと思うんです。会長がいるかもしれないし」

 

「あぁ、その事か。了解した。だが、もし着ぐるみに出くわしたら、逃げるように」

 

「分かってますよ」

 

「じゃ、また夜に」

 

 プツッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 午前零時

 

「よし、行くか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ刑事さん」

 

「今朝ぶりだな、少年」

 

「どうします?」

 

「どうするって?」

 

「いや、前入った時、正門が閉じちゃったじゃないですか」

 

「君もそう言うと思って、同僚を二人連れてきた。お前たちはここで見張ってもらう 覚悟はいいか?」

 

「もちろんですよ」

 

「大丈夫です」

 

「そして、相手が刃物を持っていることが分かったので、拳銃も持ってきた」

 

「心強いですね」

 

「ま、打ちたくはないんだがね」

 

「じゃ、行きますか」

 

「そうだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「学校内で調べなかった場所ってありますか?」

 

「ああ、体育館ぐらいだな あの時は鍵がかかっていたんだが……」

 

 と、刑事さんが指を指す。

 

「開いてるじゃないですか! 行きましょう!」

 

「ま、まて、少年!」

 

 タッタッタッ

 

「会長! いるんですか! 会長!」

 

 館内を懐中電灯で照らしてみる。すると、椅子に縛られている会長を発見した。だが、その前には、バットを持った陽佳が今にも振りかざそうとしている。

 

「お、おい! やめろ!」

 

「ユウくん!?」

 

 一瞬、陽佳がこちらに気を取られる。今だ! 

 

 ガンッ

 

 僕は懐中電灯を投げた。すると、見事に頭にクリーンヒットする。そして僕は、当たったことを確認すると、会長の元へ走る。

 

 そして、陽佳の手から、バットをとり、刑事さんの元へ投げる。

 

「受け取ってください!」

 

「了解した!」

 

 ヒュンヒュン……バシッ

 

「会長、大丈夫ですか!? 会長!」

 

「ンーッ ンーッ」

 

 口に猿ぐつわが巻かれている

 

「今取り外しますから、落ち着いてください!」

 

「優也くん!? 助けに来てくれたの?」

 

「当たり前ですよ。そんなこと」

 

「優也くん///」

 

「ンッ 」

 

 刑事さんはわざとらしく咳をして、話す

 

「では、人質も救出したし、この校舎から脱出するぞ!」

 

「おい、陽佳! 起きろ!」

 

「ん、ユウくん?」

 

「早く脱出するぞ!」

 

「でも、私会長を……」

 

「その話は後で!」

 

 タッタッタッ

 

「どういう……ことなの……?」

 

「正門が……ない……?」

 

「とにかく、行ってみましょう!」

 

 走り出したところで妙な人影を発見する。

 

「あれって、まさか……」

 

「いざえもん!?」

 

「は、走って来ましたよ! 刑事さん、何とかして下さいよ!」

 

「わ、分かっている。こちら、稲上町刑事、明神ハヤト。その刃物を手放さないと、この拳銃を撃つっ!」

 

 刑事さんがこれだけ言ってもいざえもんはこちらへ向かってくる足を止めようとはしない。

 

「言ってもダメなら……」

 

 バンッ

 

 刑事さんが足を撃った。だが、少しスピードが遅くなった気がするだけで、全く止まる気配がない。

 

「もう逃げようよ! 裏門から出ようよ!?」

 

「だが、あの二人の安否が気になるんだ」

 

「だったら、僕があのいざえもんを引き付けます。刑事さんと会長は二人の安否を確認してきてください。それと、警棒くらいは僕に貸してください」

 

「わ、分かったわ」

 

「感謝するぞ。少年 それと、警棒だ」

 

「陽佳は下がってて!」

 

「わ、分かったよ」

 

「アンタは誰なんだ? 動きから察するに男だろう?」

 

「……」

 

「反応無しかよ。無愛想だな」

 

 そう言いながら僕はいざえもんに向かって走り出す。

 

「あっぶねえな!」

 

 ブンッ

 

「当たった!」

 

「…… ッフ 君は面白いな」

 

「!?」

 

 喋ったぞ? しかも男の声だ。香也子さんじゃないのか? 

 

「一体、誰なんだよ!」

 

「う、うぉおおお」

 

 男は急に奇声を発しながら、自分の首を締め始めた。この現象は……

 

「お、おい、どうした!?」

 

 バタン

 

 いざえもんが倒れて、その素顔が明らかになる。

 

「こ、この人って……」

 

 前世見ていたアニメのキャラクターにそっくりだった。

 

「少年! 大丈夫か!?」

 

「大丈夫です。でも……いざえもんが急に奇声を発しながら自分の首を絞め始めて、こうなりました……」

 

「なんてことだ…… とにかく、この男の身元は、調べてもらないと分からないな」

 

「そうですか……」

 

「それと、あの二人の刑事さんはどうでしたか!?」

 

「あ、あぁ、それなんだが、どこにも見当たらなくてな」

 

「えっ、どこにもいないって……」

 

「とにかく、その事はここから出てから考えよう。少年」

 

「そうですね!」

 

「会長、陽佳、ここから出るよ!」

 

「う、うん、分かった!」

 

「分かったわ!」

 

 タッタッタッ

 

「ハアッハアッ とにかく、詳しいことは明日聞くから、今日はみんな、帰って休みなさい」

 

「分かった」

 

 そう言って、陽佳は素早く、走って帰ってしまった。

 

「じゃ、帰りましょうか。会長」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの、優也くん。なんで私を刑事さんの方へついて行かせたの?」

 

「そりゃもちろん、会長の身の安全を考えてですよ」

 

「どういうこと?」

 

「陽佳、会長を殺そうとしてたでしょ? だから、二人きりでいさせちゃダメだと思って」

 

「あ、ありがとう」

 

「それと! 私からも話があるんだけど、いい?」

 

「いいですけど、なんですか?」

 

「私、優也くんの事が、好きなの!」

 

「え、え、ほ、本当ですか!?」

 

「二度も言わせないでよね!」

 

「あ、ありがとうございます」

 

「それは、OKと捉えてもいいのかしら?」

 

「はい、いいですよ」

 

「それと、今日は助けに来てくれて、ありがと///」

 

「こちらこそ、想いを伝えてくれて、ありがとうございます」

 

「ッフ、優也くんらしいわ」

 

「どんなところですか?」

 

「自分も感謝するところ」

 

「じゃ、また明日」

 

「って明日は学校ないんだった!」

 

「じゃあ、明日はデートするってのはどう?」

 

「えっいいんですか!?」

 

「恋人同士なんだから、それぐらい普通でしょう? それとも私じゃ嫌?」

 

「そ、そんな訳ないです!」

 

「じゃ、明日十二時、私の家に来てね。遅れたら、許さないんだからね」

 

「遅れるわけないじゃないですか。会長」

 

「私も名前呼びしていいのよ?」

 

「いいんですか? じゃあ遠慮なく呼ばせてもらいますね。静香さん」

 

「じゃ、また明日ね」

 

「はーい」

 

 

 

 




無事に会長を助け出した優也。遂にデートに行くことに!?
だが明日は取調べが・・・ 果たして思い出すことは出来るのか!?次回ヤンデレ地獄 取調べ

新しいヤンデレ地獄、これの続きとして書くか(これとの繋がりはない)、新規に書き始めるか。

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