ハーレム天国だと思ったらヤンデレ地獄だった 生徒会長生存ルート 作:キラトマト
「んーじゃ、どうしよっかー」
俺がこの世界に来た日の放課後へと、またやって来た。とりあえず、だ。告ったときに『Uniteで送る』とか言ってたから連絡先を交換していることは確実。
なので俺は、その場から離れて校舎の外へ出る。そして俺は『例の』神社へと向かい、俺の白骨死体がある木の根元を掘る。
「やっぱ、あるよな……」
ほんの少し掘り進めただけで見つかった。あーあ、嫌だ嫌だ。ホント、死ねばいいのに。……っと、危ない危ない。そろそろいいだろうと、俺は静香さんをUniteでこの神社へと呼び出す。
『少し準備するから待っててくれない?』
……ほんとありがとう。俺はそれに土を被せて静香さんが来るのを待つ。
「はっ……!」
背後に気配を感じたので咄嗟に振り返る。
「あら、優也さんったらこんなところで何をしているのですか?」
振り返るとそこには、佐優理さんが立っていた。
「おま……! いえ、佐優理さんこそ、どうしたんですか。こんなとこで」
「私が先に聞いてるんです。答えてください」
やばい、ここで時間をかけてしまったら静香さんが来てしまう……!
「あ、あぁ、少し人を……いや、あなたを待ってたんですよ! いや~、丁度来てくれて良かったですよ~」
普通なら怪しむが、こいつを含む3人は俺の事となると考えを放棄してしまうのでな。
「そうなんですか!」
「で、来てくれて嬉しいんですが、もうこんな時間なんですよね……。もう帰りますか?」
「はい、そうですね♪」
俺は佐優理さんを家まで送り届ける。……やっぱ、デケェな。外観はあまり描写されていなかったのでいざ目の当たりにするとその大きさにそう思っていると……。
「あ、あの、きょ、今日、寄っていきませんか?」
悪手だったか……。ま、まぁいいこんなところで諦めてたら、静香さんを救うなんて、到底不可能だからな。俺はその提案に乗った。幸い、今の俺はスマホを持ってるし、嫌な予感がした時点で警察に通報すればいい話だ。それに、こんな序盤からハードな展開になるはずがないしな。ゲームなら、の話だが。
「はい、お願いします」
俺は部屋へと入り、宮主家で夕ご飯をいただく。
「おぉ、美味いな……」
この世界に来て初めての食事だからか、俺はつい感想が口に出てしまった。
「あらっ、喜んでくれて嬉しいです♪」
いやぁ、ホント、ずっとこんな感じだったら素敵なんだけどなぁ……。などと考えていると、着信音が鳴る。
相手は当然、静香さんだ。知られる訳にはいかないので俺は電話を切って、『あとではなす』と素早く打ち込み、送信する。
「あら、誰からでしたんですか?」
……うーん、どうしよっか。俺は画面にロックを掛けて、彼女に答える。
「ごめんごめん、刑事さんからだった」
「あら、切ってもよかったのですか?」
確か、工藤刑事さんとは繋がってるんだったよなこの人……。
「あー大丈夫、いい人そうだったし」
「……そう、なのですね」
「てか、そろそろ帰ってもいいかな?」
「あら、もう帰るんですか? 今日はもう遅いですし、ここに泊まっていけばいいのに……」
はぁ……。
「……。……あぁーったよ。泊まるよ」
「はい♪ では、お布団の準備をしてきますねっ」
そう言って佐優理さんは部屋を出ていく。俺はスマホで事の経緯を静香さんに送る。
そして数分後、大きな布団を持って襖を開けた佐優理さんは布団を敷く。だが、持ってきた布団はひとつだけ。
「あ、もう1つは俺が持ってこようか?」
そう俺が提案すると、佐優理さんは何言ってるんですか? とでも言いたげな顔でこう言い放った。
「あら、これ1つだけですよ?」
「……っ?!」
いくら佐優理さんに興味が無いとはいえ女の子だ。それと一緒に寝るだって?! いやいや……。はち切れそうな理性で本能をこらえる。
「あ、あぁ……」
何も言えねぇ……。とりあえず俺は佐優理さんの指示に従って『同じ』布団に入り、彼女が先に寝る。
まともに顔が見れない。……こうやって寝てると普通の女の子なんだけどなぁ……。どこで道を踏み外してしまったのだろうか?
「……おやすみ」
誰にも聞こえないぐらいの声で就寝の挨拶をする。
────次の日、俺はこの家に来たことを後悔することになる。
新しいヤンデレ地獄、これの続きとして書くか(これとの繋がりはない)、新規に書き始めるか。
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新規
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続き