ハーレム天国だと思ったらヤンデレ地獄だった 生徒会長生存ルート   作:キラトマト

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第4話 読み聞かせ

 目が覚めると俺は、手足が縛られていました。……いや、俺にそんな趣味はない。

 

「おはようございます。優也さん♪」

 

 いやいやいや、怖いよぉ……。とまぁ、冗談は置いといてだな……、こんな早く監禁されるとは思わなかったよ……しかも、静香さんにまだ告白すらしてないのに、だ。

 

「……なんのつもりですか。佐優理さん」

 

「なんのつもり、って怖いですよ? 優也さん?」

 

 俺から見れば君の方が怖いです、はい。……てか、昨夜のことを思い返してみても、突然眠たくなったりしなかったし、睡眠薬は入ってなかったのか? 

 

「それと、スマホはこちらで預かっておりますので♪」

 

 詰んだ。……とでも思っていたのか? こんなこともあろうかと俺は、昨日のうちに静香さんに『明後日になっても俺が学校に来なかったら通報してくれ、場所は宮主家で頼む』と送っておいたのだ!! まぁ、それが勘づかれたらパアなんだが。

 

「で、俺は何をすればいいんですか?」

 

 明後日まで生き残るために俺は佐優理さんに話を合わせることにした。

 

「それはですね……」

 

 そう言って、引き出しからゴソゴソと取りだしたのは1冊の児童書。

 

「これを読んで、覚醒してもらいます♪」

 

 ヒェッ……。これ、2日持つだろうか……。

 

「読めば、いいんですよね?」

 

「はい♪」

 

 そう言って微笑む佐優理さんは、何とも言えない目をしていた。

 

「わかり、ました……」

 

 俺はその本を読み聞かせてもらう。

 

「むかしむかし、ある国に、1人の勇者と、姫がおりました……」

 

 その日から、地獄が始まった。目を閉じようとすれば頬をぶたれ、少しでも別のことを考えようとすればそれを見抜かれてまたもやぶたれるという……。

 

だが今日、ようやっと2日目の夜が迫ってきた。流石に佐優理さんも人間なので、10時くらいになるとベッドに潜りこむ。

 

もちろんその間も俺は手足を縛られたままだが。だがもうそんな日も今日で終わりだと思うと、不思議と気分が楽になっていった。

 

まぁ、もし工藤刑事が来たらまだ続いてしまうが。近くでパトランプの音が聞こえる。

 

「……」

 

 俺が目を閉じて眠るふりをしていると何処からか複数の走ってくる足音が聞こえてきた。

 

幸い、佐優理さんは起きる気配はない。俺は大声を上げて自分の場所を示す。

 

「ここです!!」

 

 すると、足音がこちらに向かってくる音が聞こえた。

 

(よっしゃッ!!)

 

 心の中で歓喜の声をあげたところで、その走る足音とは別になにかをするような音が聞こえてくることに気が付く。

 

「君はまさか、……あの時の少年か!?」

 

 よし、来たのは隼人さん。丁度その瞬間、佐優理さんが目を覚ます。

 

「あら、なんでしょうか? この音……」

 

 そして、それと同時にもう片方の扉も開けられる。そしてそこに居たのは……!

新しいヤンデレ地獄、これの続きとして書くか(これとの繋がりはない)、新規に書き始めるか。

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