ライルが忙しい毎日を送っている一方、駒王学園では…
「はあ……」
リアスが物思いにふけっていた。
「なあ、木場ぁ、部長はなんでためいきついてんだぁ?まさかまた縁談か⁈」
「いや、そんな話は来てなかったと思うよ?」
一誠の疑問に木場が曖昧に答えていると、朱乃が代わりに答える。
「ふふふ、あれは恋煩いですわ」
「なんですと!一体誰に⁈」
「そりゃあ、ライルさんじゃないかい?」
「何ィイ⁈あのイケメンめぇ〜!ライザーの弟のくせにぃ!」
一誠がキレる。
「一誠くん、ライルさんは確かにライザーの弟君であられますが性格は全然にてませんわよ?」
「!そうなんですか?」
「ええ、それにとても紳士的で冥界や他の勢力の女性にもたくさんファンの方もいらっしゃいますわ」
「そんなにもてるんですか?」
「はい、彼の公式プロフィールがあるので見ます?」
「はい、ぜひお願いします。
なになに、ライル・フェニックス。フェニックス家の四男で、俳優、歌手、実業家といった幅広い活躍をしており、個人の総資産は2453兆円を突破ぁ!嘘だろ⁉︎」
「本当だよ一誠くん。」
「マジかよ……出演する番組は必ず視聴率が60%超えている。彼は5歳の頃に俳優デビューし、14歳で歌手デビュー。デビューシングルから魂のこもった歌声でファンを魅了し、デビュー一週間でミリオン突破、そこから4年間でシングルを20枚・アルバムを3枚だし、すべてミリオンを突破。総売上が約5000万枚という驚異の記録をじゅりつしている。また昨年上映された青春不良バトル映画《デビルズ 0》で初映画主演で新人賞・主演男優賞授賞。…家柄も良く、金もあり、才能もあり、そのくせイケメン…こんな完璧人がいるなんて…。」(泣)
一誠は自分との差に愕然とし泣き出す。
「一誠くん…」
「こんな奴、すぐに彼女とかできんだろうなぁ。」
「彼女も何も、結婚してるよ?彼」
「!!!」
一誠は木場のいきなりの衝撃発言にフリーズする。
「次のページ見て見なよ。」
そう言って次のページを開ける木場に促され肩を震わせて読む一誠。
「……昨年の夏に、眷属の女王、戦車、ナイト、ポーンと立て続けに結婚。これによりファンが減少すると思いきや彼の眷属や家の使用人になりチャンスをつかもうとするファンが激増し、今年度の従者専門学校の倍率が過去最高の112倍に膨れ上がった。…」
一誠は読み終わり思う。この人には色んな意味で勝てないと……。
「はっくしゅん!」
「大丈夫ですか?」
「…ああ、だれかがうわさしてんだろ」