フェニックスに転生しました!   作:虎とら男

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第14話

「おいおい、圧されてるじゃないかリアス」

「ふーん、そんなもんか。まあ、ライザーの野郎に負けるくらいだからな」

百代と式がリアス達にも聴こえる声で戦況の感想を率直に口に出す。

「ふむ、しかし百代。相手は堕天使の幹部、グレモリー達は良くやっている。と、観るべきだ」

それにマルギッテが冷静に答える。

 

「おやぁ〜!悪魔さんとこの増援ですか〜⁈」

「ふん、増援が女三人とは、随分悪魔業界は人材不足のようだなぁ」

フリードが百代達を見ながら狂った笑みを浮かべ殺気を飛ばし、コカビエルが不満そうに皮肉を吐き捨てる。

 

「川神先輩に式ちゃん!それにマルギッテさんまで!きてくれたんですか⁈」

「ああ、最近はぐれ狩りも骨のある奴がいなくてなぁ!堕天使の幹部だって言うからすっ飛んできたぞ〜」

一誠の問いに百代が闘気を放ちながら答える。

 

「ふん、小娘が、粋がるのも今のうちだぞ?」

コカビエルがそう言いながらさらにケルベロスを召喚する。

「リアス・グレモリー、あなた達はそこのはぐれエクソシストをやりなさい。あの犬とカラスは私達がかた付ける」

「大丈夫なの?」

リアスは警戒しながらマルギッテに問う。

「当たり前です。我々は有事の際に迅速に行動できるように鍛えてある。幹部とはいえ奴は最上級堕天使の中でも戦闘力は低い、楽勝です」

「そう、分かったわ。じゃあまかせるわよ?」

そう言ってリアスは木場とゼノヴィア の元へ向かって行った。

 

 

「で、殺り合うのは良いが貴様ら、どこの眷属のものだ?」

「私達はライル・フェニックス様に仕えているものです」

「ほう、あの各神話に媚び売ってる小僧の眷属か!」

コカビエルは愉快そうに皮肉をマルギッテ達に浴びせ笑う。自分が地雷を踏んだとも気づかずに。

「貴様ぁ、我が王にして最愛の夫であるライルを侮辱するとはいい度胸だ。…今日が貴様の命日になると知れ‼︎」

「はぁ、マルギッテの奴完全に切れてやがる。まあ、オレも、今の言葉には寛容できないけどな…」

「ああまったくだ。絶対に後悔させてやる」

コカビエルの言葉にマルギッテが激怒し、式が冷徹な眼をしながら短刀を鞘から抜き、百代が闘気をさらに出し爆発させる。

「クハハハハハ、なかなかの殺気だ。これなら楽しめそうだなぁ」

その様子にコカビエルは愉快そうに笑う。

 

「百代、式、あのカラスは私が殺る。二人はそこの犬をやりなさい。手加減は要りません、捻り潰しなさい」

「チッ、わかった」

「仕方ない、カラスはマルギッテにやる」

 

「では、ミッション開始!!」

マルギッテの言葉で戦闘が再開された。

 

 

「グガアアアアアアア!」

ケルベロスが唸りをあげて百代に突進する。

「行くぞ!…川神流 無双正拳突き!!」

突進するケルベロスに百代は拳をふるう!その突きは音を置いてケルベロスの顔面をとらえ

「ギャン‼︎」

ケルベロスを吹きと出す!

「ふっ、川神流は正拳突きすら奥義に変える。川神流こそ剛の武を極める者にして、最強だ!」

そう吠え百代は奥義に進化した正拳突きを奮い、ケルベロス次々にぶっ飛ばす。

 

 

「剣の舞 一の閃!」

式による神速の一太刀にケルベロスが真っ二つになる。

「オレの眼は特殊でね。死が見えるのさ。だから、生きているなら神様だって殺して見せる!はあ!」

そう奏上し、式はケルベロス達を一太刀で葬っていく。

 

百代と式により戦況がわずか数分でリアス達が優位になって行った。

 

 

 

「フハハハハ!なかなかやるではないか…貴様らぁ!」

コカビエルが高密度の光の槍をマルギッテに放つ!

 

ドガァアン!

「ふっ、しかし私の敵ではない」

コカビエルは砂煙が舞っているマルギッテがいた場所を見ながら呟く。が

「…残念だったな、コカビエル。私はまだピンピンしているぞ」

マルギッテの声が聴こえ、砂煙が晴れると、無傷のマルギッテが笑みをこぼしながら悠々と立っていた。

「なに!あれを受けて無傷だと⁉︎クハハハハ、面白い!面白いぞ!悪魔よ!かかって来い!格の違いを見せてやるわぁ!」

「ふん、うるさい奴だ。……行くぞ!『ハウンド ドック』!」

マルギッテがトンファー型のスタンド『ハウンド ドック』を構え、コカビエルに向かって駆ける!

「ハァアアアアアア!Hasen Jagd‼︎」

「光の槍よ!」

マルギッテが『ハウンド ドック』を振るい、コカビエルが高密度の光の槍を放つ!

「甘い!纏『雷牙』!」

マルギッテが己のスタンドに電撃を纏わせ光の槍を砕き、そのままコカビエルに突っ込む!

「喰らえ、Hasen Jagd‼︎」

電撃を纏った『ハウンド ドック』による強烈な一撃を喰らいコカビエルが苦痛に顔を歪ませ落ちる。

「ぐうぅ……貴様…その武器、神器だな?」

「いや、これは我が最愛の夫であるライルと、遺憾ですが発情猫(黒歌)が作り上げた力あるビジョン『スタンド』。決して神が作ったあんなものとは違う」

「そうか、まあいい。これからはこちはも本気でいこう!

ハァアアアア!」

コカビエルが先ほどよりもこうの光の槍を連続で放つ!

「纏『炎狗』・焰大竜巻!」

その槍をすべて炎を纏わせた『ハウンド ドック』を乱回転させる様に振るい巨大な炎の竜巻を発生させすべて破壊する。

「貴様はライルを貶した!その所業、万死に値します!死になさい」

マルギッテが氣と魔力を高ぶらせながら吠える!

「喰らいなさい…纏『氷華』・奥義 六花氷麟!!」

「ぐああああああああッ!」

コカビエルにマルギッテが超高密度の魔力を秘めた『氷華』を『ハウンド ドック』に纏わせた高速の六連撃を叩き込んだ!コカビエルが吹き飛ぶ!

「ミッション、コンプリート」

マルギッテが背を向けて呟く。

コカビエルは氷の氷柱になっていた。

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

「コレで一件落着ね」

リアスの言葉に皆が頷く。

あの後、リアス達の戦闘も終わり、シトリー眷属、グレモリー眷属、そしてマルギッテ達で報告をし合っていた。

 

「ルシファー様からの話では堕天使側から後日、正式な謝罪があるそうです」

「そうですか、報告を感謝します。ミス・シトリー」

「いえ、此方こそ。駆けつけてくださり有難うございました」

「ええ、私からも感謝するわ。本当に有難う」

「私は命令を受けて来たにすぎません、礼を言うならライルへすると良い。では、私は此れから報告をしなければなりませんので失礼します。百代と式、帰りますよ」

「ああ。早くライルにも会いたいしな!」

「…分かった」

マルギッテに百代と式は返事を返し転移用の魔法陣を発動させ、かえっていくのだった。

 

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