〜監獄〜
「グレイフィア…。」
「サーゼクス…、私は、どうなるのでしょうか。」
「すまない。僕にはどうすることも出来ない…保安部の鑑識から爆発物などから君の魔力や痕跡が発見されたという報告が挙がってきている。グレイフィア、君は親権やその他権利地位を剥奪。そして、裁判所から離婚勧告がくだされた。あしたには離婚が強制成立されるだろう…。」
「そんな!サーゼクス!それは本当なの⁉︎」
「あぁ、」
「サーゼクス…。」
「すまない。僕も君を助けたい」
「仕方ありません、あなたは王なのです。私なんかよりも民のことを優先してください。」
「グレイフィア、本当にすまない。」
数日後、グレイフィアは牢獄で袖を涙で濡らしていた。
「グレイフィア=ルキフグス、出ろ!面会だ」
「めん…かい?いったいだれが?」
訝しみながらグレイフィアが連れて来られた部屋に入るとそこには、
「やあ、グレイフィアさん久しぶりだね。」
グレイフィアの様子を見て悲しそうにするライルだった。
「ライル様!なぜ⁈というよりどうやって⁉︎」
「コネやら権力やらを使ってちょちょいとね?そういうグレイフィアさんは、かなり大変そうだね。」
「なぜ私なんかのためにそこまで…」
「僕からしたらあなたは大切な人ですから。」
そう言ってライルはグレイフィアに抱き付く。
「でも、私はもうダメなのです。証拠がたてられ、サーゼクスには、捨てられた。もう判決は覆らないでしょう。」
「それでも僕は諦めませんよグレイフィアさん。たとえ世界が敵にまわろうとも僕はあなたの味方ですから。」
「ライル様…」
「フフフッ、ライルでいいですよ。そんなことよりこの件に関しては自分に任せて、絶対に助けるから!」
「はい。」
処刑当日
グレイフィアは処刑台に上がりギロチンが振り落とされようとしていた。
(ああ、ライルは間に合わなかったのですね。それでも、私は貴方に救われた。ありがとう。出来ることなら死ぬ前にもう一度お会いしたかった…。)
その時、
「その処刑ちょっと待ってもらおうか!」
(この声は⁉︎)
グレイフィアは待ち望んでいたライルが現た。
「ライルくんどういうつもりかね?」
と、サーゼクスが問いかける
「なに、簡単な話です。グレイフィアさんは犯人ではない!真犯人は別にいる‼︎」
「ナッ!それは、本当かい⁉︎」
「はい、この書類をお読みください。」
「……!これは!ありがとう、ライルくん。礼をいう。
衛兵!この男をここへ。」
『はっ!』
「グレイフィアさん、約束通り助けに来ました。」
「うっうっ、は、はい、ありがとう…ございます。ライル」
そうして、ふたりは泣きながら抱き締めあったのだった。
数日後
「やはり考え直してはくれないのだね。…グレイフィア。」
「はい、私はもうあなたとは一緒にはなれません。」
「仕方が無いさ、あの時僕は君では無い方を取ってしまったのだから。…ところでグレイフィア、君はこれからどうするつもりだい?」
「…私はライルくん君が私が良ければ家に来てくれと、自分の眷属…家族になってくれと…。」
「うん、彼ならきみをまかせられる。グレイフィア、僕が君を幸せに出来なかった分彼なと幸せにね。」
「……はい。…でも、あなたとすごしたじかんはとても幸せでせたよ?サーゼクス」
そう言ってグレイフィアはグレモリー家をあとにした。
ライルの屋敷
「みんな、新しい家族を紹介するよ。グレイフィアだ。」
「みなさん、この度ライル様のクイーンとなりました。グレイフィアです。よろしくお願いします。」
「あーあ、またライルが落としてきたにゃ。」
「ムゥ〜、おねいちゃん楽しくないぞぉ〜ライルぅ。」
「フハハハハッ、さすが私の夫である!」
「まったく、若いのぅ。なぁ、ティアマット。」
「ああ、だが私達も負けてはいられないな夜一。」
「チッ、ライル様にはあたいが先にみつけたのに!」
「まったく、ライルには困っだものだ。」
「まあ、ライルだからな仕方ない。わりきるしかないか。」
と眷属のみんなはため息をつきながらも、笑顔で笑っていた。