フェニックスに転生しました!   作:虎とら男

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第9話

北欧のホテルのスウィートルームでライルはリアスと連絡を取り合っていた。

 

「リアス、すまない。僕も君のところに今すぐにでもとんでいきたいんだけどね…」

『仕方ないわよ、あなたは忙しいもの。それにこれはグレモリー家とフェニックス家の問題だけどあなたは直接関係ない問題よ。あなたの気持ちはとても嬉しいわ。…でもこれは私がけりをつけなくちゃ』

「……そうか。でもこちらでも一応手を打っておくよ。それに、僕は君との約束を破る気はないからね」

『っ‼︎覚えていてくれたのね。』

「もちろんさ。…僕は結構自己中だけど友達との約束を忘れるほど薄情な奴じゃない」

『そう…』

「ああ、……それで、兄上は10日の猶予をくれたんだったね?」

『ええ、そうよ。この10日間で山籠りするつもりなの』

「分かった。なら、僕の眷属を教官としてそちらに送るよ」

『ありがとう、ライル。私このゲーム絶対に勝つわ!』

「うん、そのいきだよ」

そう話し、ライルたちは通信を切るのだった。

「さてと。あずみ、いるね」

「はい、此方に」

「百代とマルギッテ、あとは黒歌と式にリアスに手を貸すように言ってくれるかい?」

「はい、ただいま」

そう言うがあずみは動こうとせずにもじもじしている。

「あずみ??…………ああ、なるほど…今日は百代たちに連絡したら仕事は終わりだ。早くしておいで、その後は、たっぷり可愛がってあげるよ。ベットの上でね」

「はい!少々お待ちを!」

そう言ってあずみは慌てて百代たちに連絡する。 そうしてライルとあずみの夜は更けて行くのだった。

 

 

 

 

ライザーとのゲームが決定した翌日リアスたちは特訓をしにグレモリー家所有の山を登っていた。

 

「はあ…はあ…。まだ着かないのか?」

一誠は自分よりデカいリュックを背負い、山道を歩いていた。

「一誠君、お先に。」

それを木場が同じ重さのリュックを背負い悠々とぬかしていく。

「くそぅ、イケメンめぇ。」

「邪魔です」

一誠が木場を睨んでいると、一誠たちよりもデカい荷物を背負いながら白音が歩いていく。

「くそ〜!負けてたまるかぁ〜!」

そう言って一誠は山道を駆け上がって行くのだった。

 

 

 

「ぜい…ぜい…。やっと…ついた」

バタンッ、一誠は登りきった瞬間ぶっ倒れた。

「この程度の道で倒れるなど、未熟だと知りなさい」

倒れた一誠の頭上から聞き覚えのない凛とした声が聞こえた。

「うん?」

一誠が残り少ない体力を使い顔を上げると、眼帯を付け軍服のような服装をした赤毛の美女が立っていた。

「うおぉ、眼帯軍服巨乳美人!!」

美女を見て一誠が元気になる。

「あはははは…」

「変態です」

それを木場と白音があきれていた。

「うぅ、一誠さん」

アーシアは悲しそうだ。

「あなたが彼が派遣してくれた方ね?ご協力感謝するわ」

「はい。マルギッテと申します。あと、礼は私ではなくライルにしてください。私は彼の命で来ているにすぎませんので」

「そう…。それで助っ人はあなた1人なの?」

「いえ、私の他に3名ほど。すでにこの別荘の中にいます。もうじき出てくるでしょう」

マルギッテとリアスが話をしていると、ガチャっと、別荘の玄関が開く音がした。

「おうおう、やっときたなぁリアス」

「全く、面倒性こと引き受けちまったもんだ。まあ、それだけあいつのこと好きだってことか」

「なに独り言で惚気てるにゃ?あっ白音これからしばらくよろしくね?」

各自思い思いのことを呟きながら出てくる3人。

「百代じゃない、なんでここに⁈というか、悪魔だったの‼︎」

「クール美人で女の子からもモテる両儀式ちゃん!悪魔だったのか!」

「お姉様!!」

予想外の助っ人に驚くリアスたち一行。

「まあ、バレないようにしてたしな。サーゼクス様にはちゃんと許可とってるぞ」

「ちゃん付するな変態野郎」

「そうそう、あとビシバシッ鍛えるからそのつもりでにゃ?白音♡」

 

 

百代たちとの挨拶が終わり、一同は別荘裏の広い空間に来ていた。

「では、これからライザー眷属とのレーティングゲームのための訓練を開始します。舐めてかかると怪我だけでは済まなくなるので、いいてすね」

マルギッテがプレッシャーをのせて一誠たちを睨む。

「「「はい!」」」

「ふむ、先ほどからあなた達のことを観ていましたが、このままでは十中八九ゲームで負けると知りなさい」

「恐らくね」

マルギッテの厳しい評価にリアスは肯定する。

「今回の相手は王のライザーと女王を除けばそれほど強くはない。10日間も特訓すれば勝てるようにはなるでしょう」

「おお!」

一誠たちは目を輝かせる。

「ですがそれは王がライザーでなかった場合です。いいですか、彼はフェニックス。すなわち不死性を持っている。

それを10日で攻略するのことは容易ではない。正直言って、勝てるようになるかは私にもわかりません」

「…………それでも、私はやらなきゃいけないのよ!」

リアスの言葉に眷属全員が頷く。

「その粋やよし。ならば、さっそく始めましょう。リアス・グレモリー、姫島朱乃、アーシア・アルジェント、あなた方は黒歌に魔力操作などの訓練を。木場優斗、あなたは式と剣術を。搭城白音、あなたは百代との組手です。そして兵藤一誠!」

「は、はい!」

「あなたにはすべて回ってもらいますが。先ずは私とのサバイバル訓練です。着いて来なさい」ニタァッ

「ヒィイイッ」

一誠はマルギッテの笑みに悲鳴をあげる。

「それでは解散ッ!」

 

こうしてライル眷属による特訓が始まったのだった。

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