舞台裏の出演者達   作:とうゆき

32 / 43
サンタクロースのゆらい

(読み辛かったら下に漢字使用バージョンもあります)

 

 

 

むかしむかし あるところに まずしいおやこが すんでおりました

クリスマスだというのに ごちそうはよういできず それどころか このままでは むすめたちをうらなければ せいかつができません

 

このことをしった ニコラオスというおとこは ふびんにおもい おやこをたすけようとかんがえました

むかいあうとおしゃべりができない しゃいなかれは えんとつにのぼり そこからきんかをおとそうとしました

しかし あしをすべらせて らっかしてしまいます

さらにれんがにひっかけて いふくをやぶいてしまいました

 

だんろからあらわれた はんらのおとこをみたちちおやは 「a men! a men!」とさけびます

そして おやこをたすけたいといった ニコラオスを ちちおやはさっそくしょうにんにわたしました

 

ニコラオスはいいおとこでした

おりしも バレンタインが しんじつのあいをひろめていたので あーっちけいのやつらも おおかったのです

ニコラオスはたかねでうれ おやこはそのおかねで しあわせになることができました

めでたし めでたし

 

 

このはなしから みじめで くろうにんな ニコラオスのことを ひとびとは「惨多苦労す」とよび これがサンタクロースのゆらいになったのです

ちゃんちゃん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昔々、あるところに貧しい親子が住んでおりました。

クリスマスだというのに御馳走は用意出来ず、それどころかこのままでは娘達を売らなければ生活が出来ません。

 

この事を知ったニコラオスという男は不憫に思い、親子を助けようと考えました。

向かい合うとおしゃべりが出来ないシャイな彼は煙突に上り、そこから金貨を落とそうとしました。

しかし足を滑らせて落下してしまいます。

更に煉瓦に引っ掛けて衣服を破いてしまいました。

 

暖炉から現れた半裸の男を見た父親は 「a men! a men!」と叫びます。

そして親子を助けたいと言ったニコラオスを父親は早速商人に渡しました。

 

ニコラオスはイイ男でした。

折しもバレンタインが真実の愛を広めていたのでアーッち系の奴等も多かったのです。

ニコラオスは高値で売れ、親子はそのお金で幸せになることが出来ました。

めでたし めでたし

 

 

この話から惨めで苦労人なニコラオスの事を人々は「惨多苦労す」と呼び、これがサンタクロースの由来になったのです。

ちゃんちゃん

 

 

 




企画:秋元・連
作:岡谷・綴
語り:葵・トーリ
製作協力:ジュゼッペ・キアラ

絵:聖ルカ組合
演:荒川・長実
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。