舞台裏の出演者達   作:とうゆき

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キャラ設定覚え書き。紹介と解説

要望があったので書いてみました。こういうのは経験がないので改善点があったら指摘をお願いします。

ネタバレやメタな内容を含みます。

 

 

 

尼子家家臣の彼

「戦場の夢追い人」「早朝の雑談者」「鏡界面上のホライゾン」

武蔵アリアダスト教導院三年竹組。一般学生から見た三河争乱あるいは葵・トーリというコンセプトのキャラ。可能の力を貰う。決して口には出さないが全裸には全幅の信頼を寄せている。

亀井・茲矩の嫡子。ポジション的には亀井・政矩。歴史再現を強制されても落馬で死亡だけは嫌だと思っている。

秋元に振り回され気味だが同じ小国出身者という事でシンパシーを持っている。

 

 

尼子・経久

「出雲の無欲者」

出雲教導院生徒会長。謀聖。

衰退はしても大国な三征西班牙とどんどん力をつける六護式仏蘭西と戦う、聖譜に亡国になると記された国の王。

歴史再現に否定的というコンセプトのキャラ。ネガティブで普段からあまりやる気はない。

神族なので強いのだが宝の持ち腐れ。学長の息子である吉童子丸を可愛がっている。

史実における無欲さを示すエピソードを踏まえた結果無気力な野心家というキャラ付けに。記憶より記録に残りたい。

1648年時点行方不明。

 

 

きつ

「出雲の無欲者」「瀬戸内の集結者」

経久の女房役の自動人形役。名前の由来は吉川夫人。

周囲からはさん付けで呼ばれている。

経久への態度はセメント。だが経久が怠惰なので仕方ない面もあり、彼自身もきつの態度を許容している。

1648年時点では経久を探して全国を放浪中。

 

 

尼子・義久

「滅びゆく都市の元主従」「瀬戸内の集結者」

元出雲教導院総長兼生徒会長。なのでオリキャラ陣の中でも結構偉い方。

現在は仏蘭西で自動人形の銃士部隊を率いている。本来は訓練に時間をかけて実戦には出ないようにしていたが、自動人形は共通記憶のお陰で上達が早いので目論見は儚く崩れ去った。この辺の設定は「雲陽軍実記」という軍記物では尼子家が大内家相手に火縄銃でヒャッハーしたという記述から。

誰かに肩代わりさせるくらいなら自分が犠牲になる覚悟はあるが、鬱屈した面もあり未だに尼子・義久を襲名した事を後悔して愚痴る時がある。

世界側ではブロイ伯フランソワ・マリーを襲名。孫の代に公爵になる名門だが、どうせ他人が襲名するんだろうなーと不貞腐れ気味。

経久との血縁関係はない。茲矩とは色々対照的。経久と同じく歴史再現に批判的というコンセプト。

 

 

亀井・茲矩

「滅びゆく都市の元主従」「瀬戸内の集結者」

元尼子家家臣で現在は羽柴の家臣。

いい歳して落ち着きのない三十代。史実の亀井茲矩が結構要領よく立ち回っているので敢えて逆のキャラ付けをしたら原作にはいないタイプに仕上がった。

尼子家と出雲地方への思い入れは人一倍強く、亀井・茲矩を襲名したのは聖譜記述で長らく毛利家と戦う事を知った為。

なので義久とは犬猿の仲。一応義久の立場にも理解はあるのだが……

妻子持ち。最近義父がモデルのBL同人誌を見つけて密かに落ち込んでいる。

 

 

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

「無音世界の音楽家」「瀬戸内の集結者」

M.H.R.R.の音楽家。字名は楽聖。「音楽は万人が楽しめるものであるべき」という信念から頻繁に無償でコンサートを開いている。

傍論から登場。有名な方ではなく祖父の方。それでも時代的にきついけど。

ネシンバラの幾重言葉を見て機甲都市伯林を思い出して執筆に至る。別の音楽家の方が無理がなかったかもしれないが、エリンギウムさんの黒盤にはベートーヴェン作曲のものが多かったのでつい。

両耳を神格武装「嵐」の材料にした為に失聴。この辺はもろに強臓式です。神格武装は扱いが面倒なので現状「嵐」を使うのはM.H.R.R.内の争いに限定。

補助の為に音を色として認識出来る義眼を入れているが「よく考えたらヘイゼルじゃん!」と投稿してから気付く。

 

 

テレーゼ

「無音世界の音楽家」「瀬戸内の集結者」

ベートーヴェンの介助役。

自動人形好きなのと物語を〆るツッコミ役が必要だったので登場と相成った。

名前の由来は「エリーゼのために」の正体と言われるテレーゼ・マルファッティ。

 

 

しっと団

「航空都市の嫉み者共」「航空都市の嫉み者共2」「聖夜の嫉み者共」「祭場裏の嫉み者共」

合言葉はもげろ。

老若男女、種族を問わず参加している。

点蔵に対してはとにかく辛辣だが、もし点蔵が本当にピンチになると「そいつをもぐのはこの俺だ!」的な事を言って助けに入る……筈。

 

 

鶴姫

「大三島の戦姫」「瀬戸内の集結者」

四国の伊予にある大山祇神社出身。何の因果か女性を襲名する事になった野郎。

本来の予定者が襲名不可能になったので教皇総長の認可を受けて襲名。教皇総長的には対六護式仏蘭西の一環として、いざとなれば性別の違いを理由に歴史再現のやり直しをさせる思惑もあった。

が、元の襲名予定者を外貨獲得の為にアイドルとして売り出していたので色々と悲劇を生んだ。

伊予で開発されている鶴姫をモデルにしたエロゲでは大祝・安舎や安房の声をやっている。

「史実:男、襲名者:女のパターンはたくさんあっても逆はないな、辛うじてノリキ」と思ったのが執筆動機。

イバヌマという珪素系の異族と仲が良いが、これはワムナビ(wamunabi)の逆さ読み。

 

 

オクタヴィオ・ピッコローミニ

「夢境の襲撃者」「瀬戸内の集結者」

本来はトスカーナ大公国大公フェルディナンド二世の襲名者。

襲名者だがフランチェスコ・スフォルツァのガチ子孫。全体的に三下臭が漂う。

第二次木津川口の戦いでのK.P.A.Italia敗北後にオクタヴィオ・ピッコローミニを襲名して前田・利家を襲撃するも失敗。

聖連を支配下においた羽柴にピッコローミニの襲名を解除された後は一条・兼定のあやかりとして四国に潜伏中。

武装は先祖である黒隊長ジョヴァンニ・デッレ・バンデ・ネーレ由来の槍。

「夢境の襲撃者」は夢の内容を小説化した夢小説。五大頂をフェンフト・ライトハメルと呼んだり六天魔軍に森・蘭丸云々も夢であった内容。

 

 

秋元・連

「武蔵の転生者」「早朝の雑談者」「鏡界面上のホライゾン」

武蔵アリアダスト教導院三年竹組のギャグキャラ。

深谷上杉の家臣である秋元家出身。五人揃って四天王筆頭(自称)武蔵一の常識人(自称)

深谷上杉渉外活動武蔵担当。ヘタレなので武蔵に逃げた。

巫女萌え。エロゲサークル「ディープバレー」主催者だが売上はそんなに良くない。浅間に酷評されて泣いた。

時々CITYやTwelveから電波を受信している。

転生者で転生前は佐山や新庄の同級生でクリスマスにノアの機竜と交戦して死亡したというどうでもいい裏設定がある。最近転生者設定が密かに邪魔だなと思い始めてきた。

原作で小田原の役が描かれた時にこいつの物語の最終章がスタートする、かもしれない。

 

 

ソウコウ

「武蔵の転生者」

三年竹組に在籍する大工志望の青年。名前も大工の甲良宗広のあやかり。Twelveチックな命名。六角形の模様が付いた手拭いは駄洒落。

秋元に言わせるとガテン系男子。物静かな性格だが秋元とは馬が合って一緒にいる。

将来的には秋元と一緒に日光東照宮を造営する運命かもしれん。

 

 

堅田・元慶

「学舎の脆弱者」

古くから毛利家に使える重臣。航空艦三原城の所有者。

数年前までは別の人物を襲名していたが、エクシヴと輝元の結婚の際に堅田・元慶を襲名。仏蘭西側との交換襲名も検討されていたが、あまりやりすぎると組織運営に支障をきたすので毛利家に残る。

生まれた時から貧弱。そのくせ戦場では突撃したがる。策謀を練るのが得意。

尼子攻めに参加していたので義久とは確執があったが今では茶飲み仲間。余談だが「瀬戸内の集結者」で義久が言った元景殿とはこの人の事。

ぶっちゃけると正体は毛利・元就の三男。なので矢にトラウマがある。原作だとあの三兄弟はどうなったんだろう?

 

 

ジャン・バティスト・ド・ラ・カンティニ

「陽下の農園家」

狩猟館内の菜園で働く農学者。

エクシヴに対しては絶対的な忠誠を誓っているが、重荷にはなりたくないので本人には「か、勘違いしないでよね! 別にあんたが心配な訳じゃないんだからね! ただ、ここなら国費で農業の研究が出来るからいるだけなんだから!」的な態度で接している。ごめん、嘘。

ただ重荷になりたくないと思っているのは本当なので狩猟館が最前線に出る事になればさっさと逃げるつもり。

歯医者のドクトルダガンとは日夜熾烈な戦いを繰り広げている。

元々はリクエストされて作ったキャラだが、忠臣キャラは好きなので楽しかった。資料探しがちょっと大変だったけど。

 

 

岡谷・綴

「時代の記録役」

春日山宮殿三年。アンサイクロペディアン。

深谷上杉渉外活動奥州担当。

聖譜記述の傍論で岡谷家の子孫が言行録を執筆する事を知り、歴史に興味を持ったという設定。これは「名将言行録」を記した岡谷繁実の事。

確信犯(誤用)慇懃無礼。「ディープバレー」ライター。

「安政区露言行録 葵・トーリ編」は情報提供:秋元・連、独自解釈及び執筆:こいつにより完成した。「サンタクロースのゆらい」も大部分がこいつの仕業。

 

 

馬場・梓

「敗国の不屈娘」「極限大地の庇護者」

清武田のケンタウロス娘。語尾は~っす。

鮭延・秀綱が鮭なら馬場はケンタウロスだな、という発想。原作で武田が早くに退場した上にその後の消息も触れられず寂しかったという事情もある。

行方不明の家族を捜索中。自分が大切にされた事に感謝しつつも守られるばかりは嫌なお年頃。

武器は弓。流鏑馬選手権で入賞する腕前だが、某ズドン巫女のせいで弓使いのハードルが無駄に上がっているので少々困っている。

鳥居・元忠が女性と知った兄から百合系のエロゲを送られたが、代引き先が自分だったので発見したら請求するつもり。

名前の由来は梓弓。鳥居元忠の家は神職の出なので親が神道関連の名前の方が良くね?と判断した、という設定。

きみとあさまでの展開によってはまたエピソードが生まれるかも。

 

 

ソニン

「敗国の不屈娘」「極限大地の庇護者」

清朝初期の政治家ソニンのあやかり。平泉出身の長寿族のロリ。とりあえず御広敷の前に出してはいけない。

義経の陰謀で熟語で喋る。が、投稿してからイザックと被ってる事に気付く。

実は義経におちょくられたと気付いているが本人には大事な思い出なのでそのまま使っている。

武器は鉄扇でカマイタチを操る。風林火山と関係があるかもしれないしないかもしれない。

アイドルグループ「声煌姫」に所属するアイドル兼シンガー。清武田ではかなりの人気を誇る。御広敷の前に出してはいけない。歌手なのは原作におけるベン・ジョンソンやペデロ・バルデスと同じくダブルミーニング。

一番最初は「ケンタウロス娘に跨る幼女の絵って何か良くね?」という安直な理由で登場が決定。その後、梓が家族捜索に重点を置いていたので義経を慕うポジジョンに。

 

 

聖ルカ組合の愉快な仲間達

「ハーレムの集い人」

エロゲ制作に熱意を燃やし阿蘭陀の将来を憂いる有志。彼等は至って真面目である。

ハールレムで活動した芸術家は軒並み参加している。

ベラスケスを始め西班牙の芸術家が軒並みエロゲ制作者になった時点で彼等の運命は決まったも同然だった。

フレデリック・ヘンドリックの後見を受けているという設定だが、いるよね?

 

 

クルトー

「決死場の狼」

百年戦争時に仏蘭西に棲んでいた女人狼。ジャンヌファンクラブ名誉会員。

仏蘭西側として戦うも歴史再現によって生じる奇怪な利益関係からジャンヌを救うべく巴里を襲撃、討伐される。

以前からクルトーを襲名していた訳ではなく、彼女の自己犠牲に感化された国民によって世論がジャンヌ救出に動くのを恐れたシャルル七世によって悪名を背負わされる。

身も蓋もない事を言うと犬死に。ジャンヌの考えがああだったので彼女の行動に意味はない。

彼女の死を踏まえて2巻下のネイトの言動により一層共感してもらえれば二次創作家冥利に尽きる。

 

 

荒川・長実

「戦勝祭の道化師」

上越露西亜が誇る変態。

普段は景勝の代役で広報活動を行ったりエロゲの声優をしている。芸名は垂水・源二郎。

マルファさんが戻った後は二人の仲を邪魔しないようそれまで以上に仕事に励んでいる。

変態なので登場するたびにキャラが変わる。

ルドルフ二世とネイトの戦いを読んで「これをギャグで、もっと多くのキャラでやったら面白いんじゃね?」と思ったのが執筆動機。

 

 

M.H.R.R.の変態

「激戦地の隔絶者」

変態という名の変態。美人のゲロはご褒美な変質者。トッシーが言った変な趣味の人。

浅間はこいつを神道のイメージダウンを理由にズドンしてもいいんじゃないかな。

一応上級生には敬意を払い同級生には気安く下級生には優しい。実力もあり無事戦いを生き延びた。

初期設定では黒田二十四騎の一人。

 

 

アンジェ・ミューラー

「揺れ場の迷い人」

夢小説キャラ第二弾。三浦按針のあやかり。

独逸人、仏蘭西人、英国人、極東人を祖父母に持つクオーター。

物心ついた頃から各地を転々としており国への帰属意識を持てない事に苦悩。

末世の解決という世界共通の利益を掲げる武蔵ならアイデンティティを確立出来るのではないかと、アルマダ海戦後に英国から武蔵に転校。

転校後は各地の風習に詳しい事から渉外委員に勧誘される。教譜も英国協から神道に改宗しようか思案中。

 

 

エロゲ暗殺者

「架空領域の挑戦者」

三国志の時代から脈々と受け継がれてきた暗殺術の継承者。

パッケージ詐欺のエロゲで葵・トーリを狙うが浅間に阻まれ失敗。打倒浅間を誓い日夜研鑽に勤しむ。

その裏で詐欺により失墜したサークルの信頼を取り戻す為の長い物語があったかもしれない。

執筆動機は原作で浅間が毒見をしているという記述から。この巫女、本当にヨゴレである。

 

 

トリスタン

「青海の踏破者」

未知の光景が好きな異族。トリスタン・ヴァス・テイシェイラとトリスタン・ダ・クーニャの二重襲名。実際は他にも襲名しているけど。

同じ時代で同じ国で同じ職で同じ名前ときたら何としてもやらないといけないと思った。異族設定は年齢の辻褄を合せる為。

元葡萄牙海軍司令。葡萄牙併合に納得いかない一団を率いて潜伏中。本国からの支援や阿蘭陀相手の海賊行為で日々を凌いでいる。

厳島の合戦時に堅田・元慶と知り合い、対西班牙という思惑の元仏蘭西とも繋がりを持つ。

円卓の騎士トリスタンとイゾルデの末裔を自称し、古式神格武装フェイルノートとカーテナを持つ(没設定)

 

 

クリストファン・フェレイラ

「隠れ処の信仰者」「拷問部屋の信仰者」

武蔵在住の旧派の神父。

またの名を沢野・忠庵。生子ちゃんファンクラブ会員。

男色家。本人に言わせれば好きになった相手がたまたま男だっただけ。生子は魔性の男すぎる。片桐君と仲良くなれると思う。

史実のクリストファン・フェレイラも拷問によって棄教しているが、何かもう最悪な形で歴史再現が行われた。聖連に届け出ればOKが貰えるんじゃないかな。

全ては5巻下の表紙をポルノだと言った人が悪い。

 

 

ジュゼッペ・キアラ

「隠れ処の信仰者」「交渉場所の信仰者」

フェレイラと同じく武蔵在住の旧派の神父。

またの名を岡本・三右衛門。生まれたK.P.A.Italiaと育った武蔵の間で揺れる男。

相方のフェレイラがあれなのでシリアス担当。

養父が旧派の極東進出を実行しようとした宣教師だったので武蔵に対して後ろめたさを感じている。

故郷であるK.P.A.Italiaの未来を案じつつも長年生活した武蔵とそこに暮らす人を愛していたので三河争乱では優柔不断だと自嘲しながら中立的立場に留まる。

 

 

戸次・統常

「親しみ場所の去り人」

三征西班牙にある戸次家当主。愛称はベッキー。

ポジティブ自害。自身の人生を精一杯全うした人。

義久辺りとは逆に不利な歴史再現も肯定的に捉えるキャラというコンセプト。ホニメ2期で立花家熱が高まって執筆。

3巻中で誾さんが立花家で歴史再現無視した人間はいないという旨の発言をしているのが死因の一つ。

立花家の人間なので何らかの欠損属性を付けようとしたが、原作が大体のパターンを網羅していたので断念。霊体として登場する案もあった。

 

 

佐竹・義重

「語り場の鬼武者」

リクエストキャラ第二弾。佐竹教導院で総長兼生徒会長を務める鬼型長寿族。鬼柴田が鬼、羽州の狐が狐なら、というノリ。巨人族の血も入っている。

妻が義姫と義理の姉妹で政宗にとっては叔父。史実における血縁関係を再現しようとちょっと無理をした。

関東の複雑な勢力図の中で巧みに教導院の舵取りを行って国力を維持し子供にバトンタッチ。

血筋に誇りを持ち、先祖の業績に尊敬の念を抱く。この話は義重本人がどうこうというより佐竹家の有り方に焦点を当てている。

当初は四代目当主佐竹・義重と同一人物という案もあった。

 

 

源・山本冠者・義経

「極限大地の庇護者」

義経のパチモン。2Pキャラ。新大陸でシャクシャインを襲名中。

義経二人説とシャクシャインの先祖という逸話が悪魔合体。

同姓同名なので執筆はちょっと面倒だった。彼女の九郎呼びはそういう事情もある。

既に霊体で死因は3巻上で義経が言った「思いを共有出来るのは兄者だけ」発言。

いつまでも庇護者を気取るのは失礼だと考えシャクシャインを最後の襲名にするつもり。

奥州の気質を持ちインカやアステカの生き残りを受け入れている。

義経と違ったタイプの不感症。一時期源・義仲の軍勢にいたが宇治川の戦いで離反したので巴御前には頭が上がらない。

 

 

残夢

「極限大地の庇護者」

義経の補佐を務める老人。かつては常陸坊海尊という名で僧侶をしていたが歴史再現中の山本と出会って配下に。

同じ僧侶の弁慶があれなので彼も捻った方が良かったんじゃないかと思わなくもないが、海尊が比叡山あるいは園城寺の僧だったという記述と山本義経が両方の寺と縁があったという符合を大事にしたかった。

 

追記

暗黒G・AKと口調が被るとは……

そしてどっちも僧という謎のシンクロ。

 

 

里見家の委員の彼

「顧み場の後悔者」

原作中でちょっとだけ触れられた義頼さんに怒りを抱いた人というコンセプト。ちょっと思慮が足りなかっただけで里見家への思いは本物だし基本的には善人。

こう考える奴もいたんだろうなと思いつつ執筆。最初はもっと義頼さんに批判的だったが書いてて辛くなったのでマイルドに。

羽柴打倒を誓うという展開も考えたが、それは五巻で義康がやったので自身の不甲斐無さを反省して里見再興を誓うという展開に。

当初の設定では堀江頼忠、里見左京亮、板倉昌察のうちの誰かだったが、名前なくても問題ないと判断して名無しになった。ちなみに八房に残された情報を送ってきたのは薦野頼俊の縁者。

 

 

アナベラ

「社交場の背徳者」

同人作家。変態インセスター。そっち系の分野ではカリスマ的人気を誇る。

正体は近親相姦を題材にした舞台「あわれ彼女は娼婦」を執筆した劇作家ジョン・フォード。最近になって映画を撮り始めた。これもダブルミーニング。

シェイクスピアが彼女の本を買っていったのは同じ部活で同業者のよしみ。

かつては公然と布教活動をしていたが、ようじょにジョン・フォード名義での活動を禁じられている。

殆ど公然の秘密だが無関係だという建前が大事なのである。

 

 

松永・久通

「別離の空の同姓達」

松永・久通という名の千・少庵、に見せかけたクレイジーな茶人。一応本人的には新しい試みを恐れては文化は発展せず閉塞するという危惧の元に茶に砂糖とミルクを入れている。

実践茶道に権力を組み合わせたまったく新しい行儀作法の使い手。ギャグキャラ補正を受けているので副長クラス。彼が自機のSTGもある。

どういうキャラにしようか迷っていた頃に千少庵の父親が松永久秀だという説を知り、更に読み直していた3巻上で風雲目録史を見てこういうキャラに。足を撃ち抜かれたのは歴史再現の一環。

久秀の口調が「~よう」だったので「~よな」

好き勝手に生きて好き勝手に引退。「別離の空の同姓達」後半で勝手に動き出す。子供とのやり取りは本来ならかなりあっさりしてた。

 

 

松永・長頼

「別離の空の同姓達」

弾正と共に半世紀を戦い抜いた老将。世界側ではアッラーヴェルディ・ハーン。資料が少ない人だったので名前の発音にはいまいち自身がない。

アッバース一世の時代という想定で書いたが違っていたら恥ずかしい。正純がサファヴィー朝がオスマンに滅ぼされたと言ってるがこれが史実のいつの話か分からないし、ネシンバラが紀伊半島=アラビア半島と言ってるシーンもあって本当よく分からん。

グルジアの下層階級の出。若い頃はやんちゃしていたが年を取って落ち着いた。道を切り開くのが久秀なら舗装するのが長頼の役目。RPGではその町の最強装備が買えるまでレベル上げに勤しむタイプ。攻略サイトもチェックする。

たまに「~よのう」と言うが、何か悪代官っぽいと書いてる間思った。

当初は褐色の肌だったが、どうもグルジア人は地中海系の人種らしいので没に。そういえば某鋼鉄の人も肌黒くないよね。エロゲのモデルは二人ともグルジアの女王。

 

 

ユニコーン

「出発点の一角獣」

六護式仏蘭西の森に住むユニコーン。

女装青年萌え。バイコーン。

不純な動機もあるが、生子の志や在り方に感動して忠義を誓ったのも本心。ただこいつの視点は幾らか美化が入っている。

ぶっちゃけ変身した意味はあんまりないけど格好良いから。

淫乱巨乳巫女さんに悩み相談教にも関心を示している。

作風的な事情で原作最新刊時点でも武蔵に辿り着けていない。

 

 

木全・忠澄

「流水場所の伝え人」

滝川・一益の部下の忍。誠実な臣下。

自分は大人だから感情に振り回されたりしないぜ!的な振る舞いをしているが実際は結構直情的。

最初に書いた時はもっと落ち着いたキャラだったのだが、あの滝川さんの発言は部下としては色々複雑だろうなと思って書き直した。不安そうな表情は半分演技で半分本心。

 

水に関わる滝川に対する栓というネタは是非とも使いたかったが、滝川さんの呼び名の規則性から外れる、どうしよう……と困った末に本編のような感じに。

そして滝川さん、くだらないギャグ言わせちゃってすみません!

実は厳密にはオリキャラではない。

5巻上のp385にいたキャラがモデル。p242にいた副官と同一人物じゃね?と散々悩んだが結局別人という扱いに。

もし今後原作で触れられる事があったら改訂しないといけないかも。大した苦労ではないけど。

 

 

今川・直房

「武蔵の煩い女」

原作のキャラがホラ子救出に頑張る裏で少女漫画みたいな事をやってた女。

どことなく成実さんと口調が似てしまったのは自分の力不足。

実は初期設定ではユタカ共々性別が逆だった。だが書いてて「こいつ女々しいな。長太を見習えよ」と思ったり「直に房」ネタを思いついたのでTS。

史実の今川が商人をやっていた事実はないので商人設定にするか迷ったが、今回の物語は生活が割と豊かで他に選択肢がありながら再興を狙う一族とそれに冷ややかな感情を持ちながらユタカの為に追従する直房の構図が重要だと考えそのままに。

 

追記

あとがきにも書いたけど、発刊中の原作の二次の難しさを思い知らされた。

 

 

朝比奈・ユタカ

「武蔵の煩い女」

漢字表記では泰。朝比奈代々の通字。

直房の従者の鈍感男……と思いきや。ガル茂の話題を振られた意味をきちんと理解してる。

自分は屑だから直房には相応しくないと思っているが、それはつまり裏を返せば意識しまくり。

誤解されるかもしれないので補足しておくと、優柔不断ではあるが人並みの良心や道徳心は兼ね備えているので仮に直房が術式の使用を禁じても勝手にやっていた。

あの場面は本当に形式的に尋ねただけで、「こんな時でも他人に決断を任せるのかよ!」という事はない。

ちなみに"朝比奈切通し"は聖連の都合によって非公式ながらこれまでに何度か使われている。

 

投稿後に読んだ新刊で浅野の術式と被るなんて考慮しとらんよ……

同じ位相空間の展開でも朝比奈のは移動用で浅野のは収納、放出用と違いはあるけど。

 

 

 

インキュバスと愉快なry

「狂宴場の狂演者共」

ネイトママンのあれを見た後、インキュバスも流体系種族である事に気付いて執筆。

外見について、1巻上の49ページではイトケン君の蝙蝠翼は背中から生えてるとあったがイラストなどでは頭から生えており、読者もこちらの印象が強いだろうと思ったので作中では側頭部から生えていると表記。

髪の毛に関してはイトケン君以外のインキュバスが出てこないので独自設定。

ギャグのつもりが軽い文体になり切らなかったのは反省。末世が近いからおかしくなったという設定も省いて良かったかも。

 

一見まともな男が残っていた事に深い理由はなく、完全な三人称より基点となる人物がいた方が書きやすかったからというだけ。

エロや恋愛より少年漫画的なノリが好きだったのでばっちり術中に嵌っているという裏設定。

 

舞台がM.H.R.R.だったのは長岡夫人を年増扱いしたモブにイラっとしたから。

 

 

海野・幸氏

「対面場の追憶者達」

 

鎌倉幕府の御家人。

義高と大姫の悲恋について調べている時にこの名前を見つけて執筆意欲が刺激され、自分なりの解釈で書いてみた。

 

タイトルと配点はⅦ下の第七十九章『対面場の確認娘達』を参考に。

当初は京の内裏への当て付けとして歴史再現を無視して承久の乱時に口からビームプッ放しながら突撃して玉砕する予定だったが、幻庵さんや彼が触れた義頼さんのあり方を鑑みると死ぬ為に死ぬのは「ないわー」と考え直す。

 

「はや来つる道の草葉や枯ぬらんあまりこがれてものをおもひば」

「道の草葉もよもかれじ涙のあめのつねにそそげば」

という歌の遣り取りを踏まえた展開も考えたが、なかなか良い文が思い浮かばず、無理に入れるとわざとらしくなってしまうので没に。

 

それにしても原作の義高ってどういう立場の子供だったんだろう。義仲の実子とは考えにくいが……

種族すら不明だったので作中ではぼかした。幸氏が角を削ったエピソードに関しても「人間や長寿族の義高に化ける為に角を削った」「年下の鬼である義高に化ける為に削った」と、どちらにも取れるように書いた。

 

 

 

 

 

 

 


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