女性好きのド変態がRX団に入団したようです   作:鈴木颯手

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「ちくしょう!四件も回ったのに何処にも5巻が置いていない!……この〇〇書店になければAm〇z〇nで購入するしか……。頼む!売っていてくれ!」


残念幹部ブラックジェネラルさん1巻~7巻

「おっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

そう言う訳で5巻と6巻を購入しました。秘書サンの泣き顔凄く良いですね!


第三話

-1-

「今日からお世話になりまーす。よろしくお願いしまーす」

「ようこそRX団へ!」

 

 この日、ブラックジェネラルがスカウトしてきた科学者サンがRX団のアジトに到着した。今日からこのアジトに住むため彼女の荷物が大量にある。

 歓迎ムードのRX団だが当然“男”も歓迎している。“男”はある場所(・・・・)を凝視したまま話しかける。

 

「RX団にようこそ。幹部の“男”だ。これからよろしく」

「こちらこそよろしくお願いしまーす」

 

 そう言って握手をする二人だが視線は全くかみ合っていない。“男”は相も変わらず科学者サンの胸部を凝視しており近くに来たことで見ることが出来る谷間を食い入るように見ている。一方の科学者サンはぐるぐる眼鏡によりそもそも何処を向いているのかさえ分からなかった。

 ひたすら胸を凝視する“男”に戦闘員トリオとボスは不安そうにコソコソと話す。

 

「(科学者サン視線に気づいていないのか?)」

「(いや、女性ってそういう視線に敏感というし気付いているんじゃないですか?)」

「(それってつまり見られても平気ってこと?)」

「(え?まさか痴女?)」

 

 痴女の言葉に反応した男たちは一斉に科学者サンを見る。一応白衣を着ているがその下はキャミソールのようなラフな格好であった。もし白衣がなければ痴女と言っても過言ではなかったかもしれない。しかし、科学者サンの方を見ている内に痴女疑惑は消えていく。“男”がひたすら凝視しても全く顔色を変えないため単純に無頓着で興味がないんだなという推察が出来た。

 

「……取り敢えず“男”さんの毒牙にかからないことを祈るばかりですね」

「……無理だと思いますよ?」

 

 ボスの祈るような言葉を1号が否定して指をさす。指先の方には“男”がいたが先ほどとは違い真剣な表情で科学者サンを見ている。そして、ボスは嫌な予感に襲われ的中した。

 

「科学者サン」

「ん?なんだい?」

「胸を揉ませてくれ」

「良いよー」

「しゃぁぁぁっ!」

 

 ガッツポーズする“男”と全く動じない科学者サンを見てボスは「ああ、これが運命(さだめ)か」と思考を放棄するのだった。

 

 因みに科学者サンの胸を揉んだ“男”だったが全く反応を見せない科学者サンをみて謎のプライドを砕かれ修行すると言ってそのまま帰宅していった。科学者サンの荷物は残った男たちで運び込む事となった。

 

 

 

 

 

-2-

「そう言えば“男”さんの会社ってなんていう名前なの?」

 

 その日、出撃もなく暇を持て余していたブラックジェネラルが“男”に素朴な疑問を投げかけた。“男”が企業経営者という事は知っていたが何の企業かはまだ聞いていなかったからだ。

 

「あれ?言っていなかったか?マリンフォード社だよ」

「マリンフォード社ねぇ。……マリンフォード社ぁぁぁっ!!??」

 

 企業名を聞いたボスが絶叫の声を上げた。ブラックジェネラルも口をあんぐりと開けて驚いている。他の面々(科学者サンは研究室)も驚きの反応を示し“男”を見る。

 

「マリンフォード社ってあの?超大企業じゃん」

「様々な物を手広く販売する大企業マリンフォード社。百以上の会社を傘下に置くまさに企業の中でトップクラスの勢力を持っている。あまりにも大きすぎて社長すら把握しきれてないと言われているあの?」

「そうだな。あっているぞ」

 

 “男”はあっけらかんとした態度で肯定するがほかの面々はまさかの大企業のトップが目の前にいる事への驚きよりもこんなド変態がトップの会社なのか……、と企業への不信感を抱いていた。

 

「でもいいのか?一応社長なんですよね?ならそっち優先した方が……」

「それが最近仕事がなくてな。幹部が全部やってくれるから会社にいても暇なんだよな」

「えぇ……。それって問題ないの?」

「大丈夫だろ。俺もここまで事業が拡大するなんて思わなかったし」

「そうなのか?」

「ええ、元同級生が幹部を務めているんだけどその内の一人がサークル活動を始めたんだが気づいたら食料品を扱う傘下企業となっていた」

「え」

「それを皮切りに似たような事が多発してな。気づいたら今の状況になっていた」

 

 “男”の説明に更に不安を感じるRX団だが社長が同じ秘密結社に所属しているだけで会社関係者ではないためそれ以上は何も言えなかった。

 

「さて、では早速何時ものの日課を……」

 

 “男”はそう言うと隣に座っているブラックジェネラルの方を向き真剣な表情で見つめる。突然の事に慌てるブラックジェネラルと違い男たちは「あっ」と何かを察したような声を出す。

 そして、男は真剣な表情のままブラックジェネラルの放漫な胸を揉んだ。

 

「……?……!っっっ!!??」

 

 最初こそ何をされたのか分からなかったブラックジェネラルだったが直ぐに顔を真っ赤にして声にならない悲鳴を上げる。そんなブラックジェネラルにお構いなしに“男”は胸を揉んでいく。

 

「ふむ、服の上からでも分かるこの揉み心地。流石は巨乳かんブファ!」

「やめなさい」

 

 “男”が感想を言っている最中にいつの間にか後方に立っていた秘書サンにより“男”は頭を掴まれると同時に爆破される。顔を黒焦げにされた“男”は口から煙を吐きその場に倒れた。若干ピクピク動いているので生きてはいるのが分かる。

 

「……科学者サンにセクハラを抑えられる薬でも作ってもらった方がいいのかもしれないな」

 

 若干遠い目で呟いたその言葉に男たちは心底同意するのだった。

 




マリンフォード社
“男”が経営する超一流企業。傘下企業を含めればなんでも取り扱っている。元々は“男”が大学や高校の同級生や友人と立ち上げた企業だったが友人たちが調子に乗り事業を拡大したら大当たりして規模を拡大。そして同級生の一人がサークルを作ったらそのまま傘下企業にまで成長してしまうほど成功するなど運に恵まれた。基本的に何処も人手不足の為誰でも即採用してから本人の能力に見合った部署や人が足りない所に回される。
“男”があんななのでなるべく面に出さないように友人と同級生が手をまわしているため社長なのに顔も判明していない上にどういう人物なのかも秘匿されている。その為存在しないという説さえ出ている程(本人は知らないし気付いていない)。仕事が来ないのもなるべく社員にも見つからないようにしているためで社長を知っているのは幹部のみとなっている。

男にヒロインを付けるなら誰がいい?※あくまで参考でアンケート通りになるとは限りません

  • 秘書サン
  • ブラックジェネラル
  • 科学者サン
  • GGちゃん
  • 薔薇姫
  • 鉄子ちゃん
  • インパクト
  • え?ヒロインなんていらないでしょ
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