シンフォギアの世界に転生し……って、こいつかよ!? 作:ボーイS
F.I.S.にマリアちゃんとセレナちゃんが拉致ry、引き取られてレセプターチルドレンとなり、彼女たちの待遇を改善するために地位を上げるため四苦八苦したり内部から改革したりと大変だったけど、まぁあれから色々頑張って二年が経っていた。時間が経つのは早いね。
(前世でなんの仕事をしていたか分からないけどかなり黒い会社だった覚えがあるから楽だったなぁ)
そう言いつつパソコンを一度切ってから少し離れてコーヒーという名の黒砂糖水とでも言おうか、取り敢えずコーヒーに砂糖ぶち込みまくったもうコーヒーじゃなくてただの黒い砂糖水を飲もうと手を伸ばすが、既に中は空っぽだった。
「はい、ドクター」
「おや」
面倒だが自分で入れに行こうかと思った瞬間、後ろからスッとコーヒーが置かれる。
ビックリしすぎて内心心臓がヤバいくらい鼓動しているのを顔に出さずに後ろを振り向く。まぁ僕の部屋にノックも無しに無断に入って来れるのは今のところ二人だけだからね。
「ありがとうマリア」
「別にいいけど……糖分の取りすぎは注意してよね?」
「はははは」
「笑い事じゃないのだけど!?」
マリアちゃんには悪いが了解と何も言わずに笑いながらせっかく淹れてくれたコーヒーにありったけの砂糖をぶち込む。うむ。マリアちゃんもよく分かってくれているよ。だいたいカップの半分くらいしか入ってなかったコーヒーが溢れるギリギリくらいまで砂糖入れると丁度いいんだよなぁ。
(前世なら絶対糖尿判定なのになんでこの身体健康体なのだろう)
マムも肉ばかり食べて不健康かと思えば全然そうでもない、と思ってたらウェル博士の身体の方がおかしいのよ。
いやね、この身体になった当初は普通に食べれたんだけどね、時間が経つにつれていつの間にかもう菓子類しか口にしなくなってたのよね。しかも間食とかオヤツじゃなくて朝昼晩含めて。むしろ普通の食事があまり美味しく感じなくなって来たのよ。今ではポケットの中に飴玉か角砂糖入れてないと落ち着かないし。
まぁ取り敢えずそれは置いといて。コーヒーという名の黒砂糖水を一口飲んだ後椅子から立ち上がり衝撃に備えた。
「ドクター!」
「ふぅんぬ!!!」
予想通りマリアちゃんの後ろからセレナちゃんが現れ僕の腹に向かって飛び込んでくる。それをセレナちゃんが怪我しないようにしっかりと受け止めてあげた。僕の腰を犠牲にして……。
「ゴフッ。せ、セレナ?危ないから飛びついたらいけないよって何回も言っているではありませんか」
「でもドクターなら受け止めてくれるって信じていますから!」
「あまり身体は強くないんですがねぇ……」
頬をすりすりとさせながらくっついてくるセレナちゃんが小動物みたいで可愛すぎて僕も頬をすりすりさせたくなるけど絵面的にOUTだから辞めておく。まぁ少し前ならしてあげてたんだけどね。だからマリアちゃん、セレナちゃんから見えない位置で僕を睨みつけるのは辞めてくれない?興奮するじゃないか!
将来美人になると分かっているマリアちゃんとセレナちゃんだけど、既にその影が見え始めていた。
シンフォギアの研究内容も前よりはかなり改善されているし、二人を含めたレセプターチルドレンたちをなるべく健康に過ごせるようにある程度の運動や娯楽、食事が出来るようにしているため二人は生き生きとしている。そのため肌艶も良く、身体の発育というか成長も……うん、本当に小学生中学生か?アニメの描写と違うくないか?特にマリアちゃん。なんでその歳で胸周りは兎も角もうクリスちゃんに負けず劣らずなナイスボディになってるの?ロリ巨乳、とまではいかないがそんな体型だったっけ???セレナちゃんも明らかに小学生ボディじゃないぞ?本来のF.I.S.はどれだけ劣悪な環境だったんだよ!!??てか二人の血筋どうなってはるん???
まだ僕以外には人間不信な部分は残っているものの初めて会う人間じゃない限り人間関係は良好だ。
(初めて会う人間じゃなければ、ね)
セレナの頭を撫でながら電源を切ったパソコンをチラリと見る。中々上手くいかないものだねぇ。
「どうしたのドクター?」
「うん?いや、なんでもないよ。ただ二人とも美人に育ってくれたなぁ。と思ってねぇ」
「び、美人なんてそんな……」
顔を真っ赤にしながらコーヒーのカップを乗せていたお盆で顔を隠すマリアちゃん。んーこう、僕の急所を的確についてくるようなそんなあざといポーズ……いいんじゃないかな(ルシ◯ェル風)。それとそろそろセレナちゃん?離れてくれないかな?歳的にはまだ小学生だけど君の身体は十分成人男性にもクリティカルヒットするよ?僕でなければ襲ってても仕方ないからね?
「ドクター!ドクターは私とマリア姉さん、どっちが美人だと思いますか!」
「セレナァ!?」
おっとぉ?セレナちゃん?そんなギャルゲの選択肢みたいな事聞かないでくれるかい?このセーブの無い世界でそんな選択肢は悩ましすぎるよ……
「ははは。これは悩ましいですねぇ。でも、二人とも良いお嫁さんにはなれますよ」
「お、お嫁さん!?」
今度はマリアちゃんが強く反応しちゃったよ。でも僕も心配なんだよね。美人でアイドルでカッコいいから貰い手がいないって悲しい人生が……おっと涙出そう。
二人と長くいたからかな。息子(意味深)を使う暇なく死んだから独り身のはずだし、転生してからもウェル博士の方に引っ張られすぎて研究一筋になってからというもの恋愛の「れ」の字もない生活してたから相手なんていないのに娘が出来たみたいだ。そんな娘の将来に相応しい相手がいないと思うと……お父さん泣けてきちゃう。
「そそ、そう言えば!最近ドクターはきちんと寝ているの?昨日も夜遅くまで起きていたみたいだけど」
「んーあまり寝ていませんねぇ。でも、今回はそんなに時間は経っていないでしょう?」
「……ちなみに最後に寝たのはいつ?」
「え?えっと確か水曜日だったから……おや?今日は水曜日じゃないですか。一日も経っていないようで──」
「「早く寝なさい(寝てください)!!!」」
二人に大声で怒鳴られながら僕はベットに連行されてしまった。
……何故?
ウェル博士もあの狂ったような英雄願望が無ければ十分愛されキャラになるスペックはあったと思うの。XDUのおかげであれでも愛されキャラ(笑)になってますけどね!