最強になる必要はない。最強を創れればいいのだから。 作:アステカのキャスター
アンケートの結果、普段は私、感情を揺さぶられたら俺の一人称になります。日記の一人称は俺にしますが、普段の口調は私にしていきたいと思います。回答くれた方々、ありがとうございます。
久しぶりの日記と東堂編です。どうぞ。
○月○日 晴れ
久しぶりに日記を書く。
日記ではちゃんと心から思った事を書きたいから一人称は俺にする。九十九センセーの真似で喋り方が少し変なのは分かってる。まだ子供だし、この喋り方なんか胡散臭いらしい。
まあ、九十九センセーに成り代わるんじゃなく、九十九センセーみたいにカッコいい大人になりたいから願掛けみたいなものだ。少しは前を向けるように、なったかな。
さて、日記を再開した訳だ。
先ずは現状の確認だ。俺は三年生になった。今は春、あと四ヶ月くらい経つと九十九センセーの邂逅から夏油さん闇堕ちルートになったりする時期があったり、上への牽制に最強を創らなきゃいけなかったりと忙しい。俺もこの歳で呪術師になって任務が週に二回ほどあったりする。因みに特級スタートだ。
上層部マジふ○っくである。八歳の子供を特級スタートにすんじゃねえと叫んだ。……しかしなにもおこらなかった。
俺がやる事は四つほどある。
一つは九十九センセーが居なくなって原作東堂との邂逅が先延ばしになっていた為、窓の人に調べてもらっている。東堂は恐らく四年生、原作で邂逅するはずだった三年生の時期から離れてしまったが、とりあえずそこをなんとかしよう。
伏黒恵についてだが、俺は距離が空いているとはいえ禪院の庇護にある。俺が見つけたら禪院は伏黒恵を取り込もうとするだろう。そちらは五条さんの方にお願いしている。
二つ、牽制の為の最強を創る事である。
実はもう、何を創るかは決めてるのだが、劣化とはいえヤバいものだ。任務で呪霊を分解し、呪力を大量に用意しなければ創れないのもあるから暫くは無理だ。
三つ、夏油さん闇堕ちルートを回避する。
天内理子を護れた時点で、闇堕ちする可能性は半分ほど失われている。このまま後輩の灰原さんとかミミナナとか救えれば確率は殆ど無くなる。後は九十九センセーの邂逅の時のように呪霊の居ない世界についてあまり語らない事かな。夏に高専に行くつもりだし。
四つ、強くなる事。
俺自身が最強になる事は出来ない。俺は準最強が精一杯だ。だとしても、素の身体能力を上げる事は必須だ。術式の理解と解釈を広める事も欠かせない。
現段階の俺は呪力の核心への理解が更に深くなった事により、呪力操作精度が
……書いててなんだが忙しくね?
絶対小三の子供がやる事ではない気がするんだが。
○月☆日 晴れ
地面を蹴る瞬間に黒閃で踏み切って加速する瞬歩モドキの練習をしていた。黒閃と体術を組み合わせる。拳ならまだしも踏み出す時の黒閃はかなり難しい。やはり集中力にブレがあると黒閃自体が使えない。つか無理、出来ない事が多い。いちいち意識してしまうのがいけないのだ。なんなら
俺の呪力操作は五条さんの次に上手い。
現在での黒閃最高記録保持者であるナナミンを超えている。そこはTUEEEEEーーー!!と誇っておこう。
現在最高連続で黒閃を放てた回数は5回。
暫くは組み手メインの練習をしよう。
○月◎日 曇り
『窓』の人が挨拶しに来た。
名前はツボミさんと、コノハさん。交代制で呪霊の居る場所まで車を走らせてくれたりする人達である。因みにツボミさんは女の人でコノハさんは男である。
明日から呪霊の任務を引き受けるらしく、俺は二級以上の呪霊を祓う事になっている。因みに
流石に連れていくとバレるからお留守番を任せるつもりだ。その代わり土産は買ってくるから。
だからそんな目しないで……心が硝子になっちゃう。
○月♪日
呪霊を瞬殺して、呪力を貯めれる呪具に貯めて帰ってきた。
場所が壊れてもいい廃墟だったので領域展開で瞬殺である。書き忘れていたが、閉じない領域展開は会得出来た。感覚さえ掴めば誰でも出来そうなのだが、絵の具を空に描く感覚を言い表せないので教える事は難しい。
俺の必中は最大で約140メートル。
呪力量にもよるが、最大で広げた場合で呪霊を分解して得た呪力を使わずに自分が展開出来る時間は約30秒と言ったところだ。領域を引っ張り出す事自体が閉じるより呪力を使う。
五条さんと違うのは領域に引き込めた後に分解する対象を選べる事。ただし、目視をしていなければ選べない。見えない敵の場合は全体攻撃に切り替えるしかないが。
少なからず、今日の呪霊のおかげで目標の呪力の三分の一は手に入れられた。お土産はリンゴジャムである。
○月☆日 晴れ
同い年の三年生スタートである。まあ基礎教育は俺がやってたから問題ないだろう。赤いランドセルが似合うとだけ言っておこう。
ランドセル代と学費を後で払おうかなと思ったのだが、両親は子供がそんな事考えなくていいと言ってくれた。本当に敵わないなと思いながら、お礼のサプライズだけ考えていた。
少しスポンジがパサついたが、両親も美味しいと言ってくれた。
○月$日 晴れ
遂に東堂が見つかった。
アイツ岐阜生まれかよ。コノハさんに
岐阜の学校まで走っている途中の河川敷で、喧嘩している人がいるなと思いながら車の窓から覗くと、高校生複数人と喧嘩している東堂が見つかった。嘘やん。お前何してんの。
遠目で観戦しているが、強い。
何なら高校生相手に飛び膝蹴りをかましたり、素の力がかなり強い。アイツ四年生だよな?高校生ボコれるくらいのポテンシャルは知っていたが目の前で見ると信じられないくらいに強い。
これは磨けば強くなりそうだ。
車から降りて、東堂に加勢して高校生をぶん殴り五分後に全員鎮圧した。
九十九センセーのように「どんな女がタイプだい?」と聞いたらその前に「お前何歳だ?」と聞いて素直に答えたら敬語を使えと殴りかかってきた。ごもっともであるが、お前に常識を説かれると思わなかった。その後、
反転術式をかけ、目を覚ました後に話をした。退屈なら、それを裏返すくらいの世界を見せてやると言ったら敬語を使えと殴りかかってきた。
三回目に起き上がると喧嘩するならちゃんとやろうと俺が提案し、呪力操作で肉体を固めて普通に勝った。まだまだ子供に負けるほど甘くはない。呪力を込めたデコピン一発に再び東堂は気を失って俺は反転術式をかけた。
四回目にして東堂に触れ、呪力操作で東堂に手を叩かせると
東堂はいずれお前に勝つ。それまでは師匠として認めると負けず嫌いな様子で弟子になった。
★★★★★
俺は退屈が嫌いな人間だった。
小三の頃、高校生をボコった。舐められると思った瞬間にゴングはなっている。それの報復なのか、数ヶ月後に今度は人数が増えた。それもボコした。それが何回も続く内に人数がまた増えた。今回は八人ほどお仲間を連れてやってきた。ニヤニヤと舐めている表情から俺のゴングは既になっていた。
三人ほど気を失わせた後に、誰かが俺の喧嘩に加勢した。言うまでもなく強かった。一撃で意識を刈り取っていやがる。見たらわかった、相当な手練れだ。
「……ふう」
「……お前は?」
「私の名前は荒夜緋色」
そして、戦ってみたくなった。
多分、俺より強いと明確に分かる相手となら退屈凌ぎにはもってこいだ。目の前にいる奴は俺に問うように聞いてきた。
「どんな女がタイプかな?」
……中々いい質問をする。
俺はつまらない奴は嫌いだが、初対面でその質問をする辺り、嫌いじゃない。むしろ面白いと思った。
「……ケツと
「即答か、いいね」
「お前何歳だ?変な喋り方してるが」
「八歳さ」
「歳上には敬語を使え」
俺の拳が届く前に、一瞬で目の前に現れた女に強烈な一撃を食らった。視界が暗転し、暫く意識を失う。今、殆ど何が起きたか分からなかった。
しかし、数分したら身体の痛みが消えていた事に驚く。何をしたのか聞いてみた。
「今のが呪術。君は出会った事がないかい?異形の怪物みたいなものを」
「……見た事ない」
「私はそう言うのを祓ったりするのさ。君にも術式は存在している。君の術式はシンプルだが面白い」
「……で、お前は何しにきた?」
「勧誘しに来たのさ。君をね。私の弟子にならないかい?そうしたら君の退屈を裏返すくらいの世界を見せてあげよう」
「敬語を使──」
再び殴りかかろうとするが、再び女に殴られ意識を失った。そして数分後、再び痛みはなく立ち上がる。さっきと同じデジャヴを感じながらも立ち上がって目の前のコイツを見下ろす。
「……納得がいってないようだね。なら、ちゃんと喧嘩をしてみよう。君が私に勝ったら何も言わずに帰るよ」
「言ったな?」
「言ったよ、先手を譲ってあげるよ」
「舐め、んな!!」
飛び膝蹴りを俺は奴の顔面に叩き込んだ。
しかし、全くダメージがなかった。何なら叩き込んだ膝の方が痛い。どんだけ殴っていても、拳が痛くなるし、脚も重くなっていく。どうなっているのか分からないまま全力の拳を叩き込む。
指一本でそれを止められた。
気が付けば奴から青いオーラのようなものが見えた。
「これが呪力。君も持っている力だよ」
デコピン一発に俺の身体は吹き飛び、宙を舞う。
再び意識を失った俺だが、暫くすると痛みがなくなって起き上がる。これが呪術なのか?俺の知らない世界がある事に俺は興味を持ち始めた。
俺はどんな術式を持っているのか聞いてみた。入門編としてのお試しで奴は軽く俺の額に触れる。その後、身体の中で何かが駆け巡るような感覚を覚えた。
「いいかい?君の術式はシンプル。私が制御するから手を叩いてみて」
俺の額に触れながら言われた通りに手を叩くと、俺の位置とあの女の位置が入れ替わっていた。今、何か自分の中で駆け巡った何かを知った。今なら出来ると思い、再び手を叩くと奴との位置が入れ替わった。
その様子に一瞬目を見開いて、奴は笑った。
「いいね。君、やっぱ才能があるよ。どうする?さっきの話」
「……いいだろう。弟子にはなる。ただし!それは俺が勝つまでの期間だ。それまではオマエを師匠として認めてやる」
「充分さ。歓迎するよ───東堂葵」
手を差し出し、意趣返しとして強く握るが顔色一つ変えない。まだ勝てない。まだ勝てはしないし、全力すら出していないだろう。だが、今はその敗北感がいっそ清々しかった。
何故ならこの男からは、退屈が裏返る予感がした。
荒夜「つかアイツのタイプ九十九センセーからじゃなくて最初からだったのか。九十九センセーよく育てたな」
★★★★★
活動報告にて最強募集してます。最強じゃなくても実用的だと思ったものでも構いません。
良かったら感想評価お願い致します。
すみません明日忙しいのでお休みします。