最強になる必要はない。最強を創れればいいのだから。 作:アステカのキャスター
所詮二番煎じなのは分かっているが、それでも行こう。
○月○日 晴れ
九十九さんに出会った日として今日から日記を書いていこうと思う。九十九さんは「師匠」か「先生」と呼んでくれと言われたので九十九センセーと呼ぶ事にした。ニヤけ顔が見えている。
最初の目標は蒼崎橙子にしようと思う。現段階、最強を創るには圧倒的に知識が足りない。そもそも、万能の人になって最強を創る事と呪術界の殉職率を減らす事がメイン。呪霊を無くす事を実現させたい九十九センセーの目標も一応はゴールに入っている。後半難易度ルナティック超えてナイトメアだが意気込んだ以上、やってやろう。
こうして最弱である俺の最強への道が始まったのであった。
○月■日 曇り
学校が終わると九十九センセーに渡されていた呪術の資料を部屋で開いていた。最初の冒頭部に書かれていた言葉は「はーい。九十九センセーのパーフェクト呪術講座。はっじまーるよー!」だ。
………これなんてRTA?
書いてある事は基礎だった。
○月◎日 晴れ
呪術について理解した。初日書かれていた事は基礎知識だ。呪術廻戦を知ってるオタからしたら基礎中の基礎は知っていた。で、今日は呪術のステップ1。『術式を理解する』だ。といっても俺は既に生得術式を理解し、使う事が出来る。読み返してみたが、基礎に関しては問題なかった。
最初の方は生得術式を理解し、使用する事。
次のステップが呪力操作。呪力を過分なく使う為の道具を渡された。一見ただの棒に見えるのだが、呪力を流すと先端が赤く光った。説明書を読むと赤い状態は流してる呪力の量が多く、緑の状態を常に維持しろと書かれていた。
呪力を込める力をスッと抜いてみると緑になった。
あれ?もしかして天才か俺?この後三時間映画を見ながら維持する事が出来た。
一応時間があるから最終ステップだけ見た。
呪力操作の最終ステップが黒閃を一回放つ事だ。
……えっ?最後いきなり難易度高くなってね?
○月◇日 雨
雨で外が使えないので黒閃の練習は今日は無しにした。
なので、生得術式の反復練習を行っていたのだが、凄い事に気がついた。創れるもののコストが大分下がっている。サバイバルナイフが30コストの中で28コストはあったのに感覚的に14コストまで下がっている。
いっつも呪力を無駄に使っていた分、洗練されたような術式の使い方に俺は驚いた。
呪力操作って大事だったんだなぁ。
さすがセンセー。略してさすセン。
○月*日 晴れ
森で黒閃の練習をした。
しかし、黒い火花は起こらない。打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した際に生じる空間の歪みって何?打撃と同時に呪力をぶつけなければいけないのだが、呪力が拳に遅れてしまう。どうすればいいか悩みながらもやってみたが、今日は出来なかった。
○月¥日 晴れ
今日も出来なかった。
木をへし折る事が出来たがまだ遅い。手の甲から血が出た。あと若干日焼けした。
○月◆日 晴れ
今日も出来なかっーーー(疲労により寝落ちした)
○月★日 晴れ
学校が終わったので少し気分転換に今日は修行を休養にした。急がば回れと言った言葉のように焦りすぎてはいけない。精神が摩耗していれば出来るものも出来ない。と言うわけで『ボクがかんがえたさいきょーのじぶんノート』を捗らせた。因みに母親はこれを見て「右手が疼くとか学校でやっちゃダメよ?」と言ってきた。泣いた。
○月●日 曇り
コンディションが最高にいい。
ノートを捗らせる事と、サバイバルナイフに『七夜』と面白半分で名前を彫っていた昨日の事を思い出す。あの闘い方が出来たら凄いと思う。だが直死の魔眼が無い。ならば創ればいいじゃないか!!
……まあ、今はまだ無理だけど。
とりあえず何事にも形から。
サバイバルナイフを腰に装備できるようにして、戦闘に行くようなスタイルで木に向かって拳を放つ。イメージするは最強の愉悦神父!マジカル☆八極拳のイメージから生み出された黒い火花は自分の身長よりも遥かに高い木をへし折った。
最終ステップをクリアした後は狂喜乱舞だった。呪力をしっかり理解する事が出来た喜びと、その全能感に浸りながら、連続で黒閃を放った。良くて二回が限界だった。
七夜志貴の殺人術はやらないのか?
いや未完成だよあんな変態機動、呪力使ってもムズイんだよ。
○月♪日 晴れ
九十九センセーに電話する事にした。あの日、明日には任務が落ち着くから俺を研究所まで連れて行ってくれるらしい。黒閃出来たと報告したら、「はっ?もう出来たのかい?アレ二年くらい時間かかるはずなのに」とドン引かれた。解せぬ。
○月☆日 晴れ
九十九センセーは任務が終わると俺をバイクで研究所まで連れていってくれた。一言で言おう。圧巻だった。呪霊の研究、呪具の解析、呪術に対する知識がこの研究所にはあった。場所の口外や伝達の一切を禁ずる縛りをしている分徹底している。と言うわけでここに成果を記せないので日記をもう一つ買った。
続きは研究所に書いて置いておこう。
★★★★★★
研究所に通い始めて約二ヶ月が経った。
呪霊の研究の手伝いをしながら、知識を吸収し、最強を創るためにどうすればいいかを考えながら、俺は術式の研究をしていると九十九センセーが声をかけてきた。
「さて、
「はっ?唐突ですね」
「まあ忙しいし、外国は呪霊の数は少ない。研究も捗るだろうしな。そこでお前に課題を課す」
「課題?」
九十九はニヤニヤとしながら課題の説明をする。あっ、これ嫌な予感しかしない。絶対にヤバいやつだと直感が理解する。
「費用は多めに渡すし、この研究所にあるものを好きに使ってくれて構わない」
「大分太っ腹じゃないですか」
「そして課題だ。私が出す課題はただ一つ。一年以内に『
その言葉に目を見開いた。
呪術界に大きな影響を与えるもの……だと?結構無理難題を言い渡されている。まるでエジソンに次の新しい機械を生み出せと言ってるようなものだ。エジソンならば創れるだろう。だが、一年では難しい。設計、実験、実践、改良、完成まで考えると大きな影響を与えるものを創ると言うのは無理ゲーに当たる。
「マジで……?判断基準は?センセーの独断?」
「まあ、後は夜蛾って一級呪術師と一緒に判断する。次期学長だしな」
「波紋を起こすなら、俺が特級になるとかそんな感じでもいいんすか?」
「出来るならそれでもいいぞ?無理だと思うけど」
「一年で出来なかったら?」
「破門だ」
「うへぇ………」
正直キツ過ぎる。
つか弟子を取って僅か二ヶ月で出す課題じゃないでしょ。と、言っていた割に自分ではさほどショックを受けているように思えなかった。
「……センセーのドS」
「そう言ってる割には随分ニヤけてるぞ?」
「……意外とそういう脅しをされると」
だが、この研究所を自由に使えて自分が創りたいものを創る事が出来るのと、費用の通帳を見せてもらったらゼロが6個もあった。6歳の子供に渡すものじゃないだろと思いながらも、この設定なら決して不可能ではない。だが、一年と言う時間は余りにも短い。
だが、それがまたいい。
挑戦するならば高い壁を越えてこそだ。
故に、過負荷をかけられた俺は……
「結構燃えるタイプなんだわ」
一応言っておこう。決してドMではない。
主人公の名前
髪の毛は黒で、一部赤い。親がハーフなのだと言う。九十九センセーに無理難題を押し付けられるが、結構燃えているタイプ。Fate風に呪力のランクを出すならば量C++ 質EXである。
術式 : 構築術式
生み出せるもの : ビー玉、サバイバルナイフ、包丁(New!)
活動報告にて最強募集してます。