最強になる必要はない。最強を創れればいいのだから。   作:アステカのキャスター

6 / 37
 
 今回は短いです。
 時間空いてるなら書いたので許してください。因みに私はハガレン半分くらいしか知りません。勉強してきます。
 総合評価10000超え!?見てくださってありがとうございます。それでは、どうぞ。




 

 

 

 

○月○日 曇り

 

血のサンプルが手に入った。

呪術師としての生得術式の情報の一部、おそらくこれが解明できれば魂の知覚も、どんな術式も創る事が不可能では無くなるだろう。

 

五条悟の無下限術式。夏油傑の呪霊操術。

家入硝子の呪付術式。夜蛾正道の傀儡術式。

そして俺の構築術式。これらを全て調べてみよう。

 

先ず、共通する事。

全員呪術師である事。

全員が人間である事。

 

いや当たり前じゃね?と思うが結構大事だ。なんなら呪霊で術式も領域展開する奴居るし。血が違う、在り方も性別も性格も血液の型も魂も違う中で、呪術師に共通する部分を探し出し、呪術師の生得術式が生み出される基盤を探っていこうかと思う。

 

 

 

 

……因みにあと、五ヶ月しかない。

正直少し焦っている。夏休みの宿題は早めに終わらせるタイプなんだけどなぁ。

 

 

 

○月☆日 

 

 

 

○月◆日 雨

 

台風だったので昨日はここまで来れなかった。

とりあえず、何が違うのか反応を見る為に飼っている蠅頭を分解し呪力に変える。蠅頭程度でも生き物である為、一匹で俺の呪力の三分の一はある。

 

血に同じ蠅頭で分解した純粋な呪力を流して、血の反応を見てみる。顕微鏡で詳しく調べてみる。何も起こらない。反応は同じだ。

 

とりあえず思いついた10通りぐらいは試してみよう。

 

 

 

 

○月♪日

 

 

 

○月■日

 

 

 

○月◎日

 

 

 

○月▽日

 

 

 

○月×日 雨

 

全 滅 で あ る

いや浮かび上がった全部の方法で何が分かったのかと言われたら何の成果も得られませんでしたぁ!!(泣)

 

一ヶ月無駄にしてしまった。

普通に呪術師のみが持つ特異性があると思って探しても全滅。しょぼんである。

 

その特異性こそ呪術師の基盤となると思っていたのだが、見つからなかった。どうしたら基盤が分かる?呪力の質、量は分かっても術式自体が理解出来てない。

 

うーん。あと四ヶ月だが間に合うか?

 

 

○月*日 雨

 

ここ最近、雨が続いてるな。

さて、術式の話なのだがとりあえず五条さんに電話してみた。六眼でどうやって術式が見えているのか聞いてみた所、呪力の質、肉体の情報から六眼は勝手に判断し、解るのだと言う。

 

 

 

 

 

………待てよ。魂に関しては?

聞いてみたが、五条さんでも魂の知覚は不可能らしい。真人は言っていた。魂は肉体の先にある故に魂の形に引っ張られて肉体が付随する。

 

この理論を明確にするなら、神様が魂を生み出してあとは勝手に肉体がその魂に合った形に生み出される。これが俗にいう生命の誕生である。なら、術式とは肉体の情報よりも魂に引っ張られていくのか?

 

でも逆も然り。

あのメロンパンに対して夏油さんの肉体は魂とは別に反応した。つまり、生命の誕生のみ肉体が付随し、そして肉体は魂と共にある。肉体が生きているなら魂の一部は僅かながら生かされていると仮定出来る。あの時のメロンパンの反応も頷ける。

 

 

 

 

 

……ちょっと危険だが明日調べてみるか。

 

 

 

 ★★★★★★

 

 

「……怖っ」

 

 

 俺が手を当てているのは自身の身体。

 麻酔を腹に打ち、痛みによるショック死がないようにする。今からやろうとしているのは、自分自身の分解と再構築である。

 

 物質には魂は宿らない。

 人間には魂は宿る。呪霊にも魂は宿る。呪霊の分解をした時、俺は構築の感覚が変わっていた事を思い出す。

 

 魂とは何か。

 術式を理解するには、魂を知覚するという事から始めなければならない。故に、俺は一番理解しているものを分解し再構築する。

 

 つまり、俺だ。

 魂の概念にホイホイ触れている真人とは訳が違う。未知数故に何が起きるか分からない。しかも回復手段が再構築。反転術式とは全く別である。

 

 

「………行くぞ」

 

 

 俺は俺の身体に術式を発動した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ザザザーー

 

「えっ……?」

 

 

 ノイズが走る。

 カチャリと何か鍵穴に鍵が入る音がした。開けてはいけないようなものを開けてしまったようなその感覚に思わず中止しようとした次の瞬間。

 

 

 腹に大穴が空いた。

 鮮血がその場に溢れるようにこぼれ落ちた。  

 

 

 痛みが走った。

 麻酔を打った筈の身体がバラバラにされるような痛み、脳がリアルに自分の状況を理解し、視界が真っ赤に染まる。

 

 自分が自分じゃなくなる感覚。

 根幹が砕かれていくような痛みが……

 

 

「何……で」

 

 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。

 

 

 零れ落ちる血。バラされるような四肢の痛み。

 壊される精神。現実を理解させる心の叫びが痛みを加速させていく。死ぬ。死んでいく。自分の身体はバラバラになって死んでいく。

 

 再構築出来る余裕なんてない。

 痛くて、もういっそ死んで楽になりたい。もう死にたいと思うのに……

 

 

 

 

 

 

 

 

「は、ははははははハハハハハハハハハハハハハハっ!!!」

 

 

 歓喜している自分がいる。

 

 自分の中でそれが視えた。最も近いのに手が届かない物に手を伸ばしたような感覚。自分が今まで感じる事の出来なかった新鮮なインスピレーション。身体が、脳が、魂がそれを知った時、歓喜した。

 

 恐怖が、喪失感が、生命の危機が自分を再構築していく。

 まるで殻を破るかのように、生まれ変わろうとしていく途中で視えた世界の全てが小さい。公園が大人になると小さく視えてしまうようなそんな感覚。

 

 自分が更なる自分に昇華されていく感覚。

 新たな生命の誕生を実感していくようだ。

 全てに対して全てを解き明かせてしまうような万能感が自分を刺激していく。

 

 

「ああ……っ!これが……!」

 

 

 ––––これが死であり、魂の終着点か。

 今なら何でも出来るような全能感と、それを知った多幸感を知った自分の意識は糸が切れたようにプツリと途絶えていた。

 

 

 




『告。呪力の本質を取得しました』
『告。魂の情報を一部取得しました』
『告。死の概念の情報を一部取得しました』
『告。領域展開■■■■■の情報を一部取得しました』

  
 ★★★★★
活動報告で最強募集してます。
そろそろ万能に近づいていきたいと思います。
良かったら感想評価お願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。