自分の魔法が使えなくなったので他人の魔法を使います。 作:サイアー
今回も短いです。
それではどうぞ。
「はぁー。なんでこんなことになってしまったんだろうな。」
「それは先輩があの時何も考えすに腕輪に触るからですよ。」
「そうなんだけどな。あぁーまさか呪いのアイテムだっただなんて思わないだろ!あんな高難易度のダンジョンの隠し部屋に大事そうにされていたのがあんなアイテムだっただなんて。」
俺、カズヤ(20才)は冒険者として活動しているのだが、訳あって今は自分の部屋にずっといる。
そして話しているのは同じパーティーの魔法使いのコハルだ。カズヤとは一つ年下だが魔法においては他の同年代の魔法使いに比べて強力な魔法を使うことができる。
そしてコハルともう一人と一緒にダンジョンに潜っていたとき隠し部屋を見つけその中にあったアイテムを触ってしまった。
それが呪いのアイテムとも知らずに。
右腕についた腕輪はとれなくてしかもこの装備をつけている限り魔力を一定の量になるように奪われてしまう。
そのせいで魔法が一切使えなくなってしまった。
「しかし、まさかギルドですらこのアイテムの存在を把握していないなんてな。」
ギルド
街で起こる様々なことを取り扱う(主に魔物関連)組織。魔物の生態調査、街に近づいた魔物を討伐を冒険者に依頼している。
今回のダンジョンの調査を依頼したのもここ。
冒険者
ギルドに所属している者達主にダンジョンの攻略、魔物の討伐などで生きている。カズヤ達も所属している。
「しかもギルドは調査の為に研究員を呼んだから来るまで部屋でじっとしてろって酷いな。」
「まぁ生きているんですからいいじゃないですか。あのアイテムが呪いのアイテムで即死系もありえたかもしれないんですから。」
「…それもそうだな。」
実際ありえない話じゃない。
例えばミミックというモンスターがいる。ミミックは宝箱に擬態して箱を開けると開けた人を食べようとしてくるのだ。
ミミックじゃないだけましだと思うべきだろう。
ドタドタバタン
「ようカズヤ元気そうだな。喧嘩しようぜ!」
いきなり部屋に入って来たのは一緒にダンジョンに入っていた大柄の男、ゴウキだ。カズヤと同い年だがとてもじゃないが同い年には見えない。26、27くらいの姿をしている。
「いや、今俺何もできないんだってば。お前昨日の話を聞いてなかったのかよ!!」
「あ、あれマジだったのか?」
「マジだよ。ったくギルドも面倒なことしてくれたぜ。」
「なぁ魔法は使えなくてもは戦うことはできるんだろ?その研究?が終わったらまたダンジョン潜ろうぜ。」
「……そうだな。」
「ん?どうした?」
「いや、何でもない。」
「まぁまぁ先輩は今喧嘩したらギルドから注意を受けるかもしませんよ。」
「…まぁ色々あるとは思うけど頑張れよ。じゃあな。」
あ、逃げた。
「先輩、それじゃあ私もこれで、」
「おう、お疲れ様ありがとな。」
「いえいえ、それでは。」
そうして二人は出ていった。
数日後ギルドが言っていた研究者が来てこの腕輪について調べてもらっている。
調べているのはオーラゴ博士それなりに年をとってはいるが魔道具についての知識がすごいことで有名な人だ。
「うーむやはりこれは現代の技術ではないな。」
「やはりそうですか。」
「ワシはこれまで様々な魔道具を見てきたがこんなアイテムは見たことがない。それにこの力、使用者の魔力を奪うのは分かるが奪った魔力がどこにもない。転移させているんだとしても魔法の痕跡が一切無いのはおかしい。」
「はぁ。」
はっきり言って魔法に関しては全然分からないが、この腕輪がおかしいのは分かった。
「しかし、これはとても貴重だ。しかし君の腕から離れないから手を出せない。思いつくのは腕を切り落としてでも」
「それは勘弁してください!!」
それだけは勘弁してくれ。マジで頼むから
「ハハハ、冗談だよ。それにしても本当にダンジョンからこんなものがあっただなんて。」
……笑えねぇ。
「まぁとりあえずはいいとして君はこれからどうするんだい?」
「どうとは?」
「魔法が使えなくなって我々もその腕輪を外すことができない。しばらくはその状態が続くと思うけどダンジョンに行く気かい?」
「……それは、」
第2話見ていただきありがとうございます。
オリジナルの小説を初めて書いていますので何か変な所やアドバイスや感想などがありましたらぜひ感想などで教えてください。