目を覚ました彼が歩き始めてすぐ。
得体のしれない機械的で、かつ生体的なよく分からない暫定生命体との戦闘になった。
そう。この暫定生命体は『鉄虫』と呼ばれる謎の生命体で、思考回路を持つ機械に寄生し乗っ取る寄生虫のような存在だ。
鉄虫は人間に対し酷く攻撃的で対象になった人間が死に絶えても攻撃をやめない特徴を持つ。当然のことながらバイオロイドに対してもだ。
話は逸れたが鉄虫に遭遇した彼は脳内に存在する『鉄虫は敵』という記憶を信じ攻撃を開始した。
「安全装置解除!攻撃開始ぃ!」
EDFの仲間と共に戦っていた時の癖で攻撃の際に叫んでしまい鉄虫に認識されてしまうが関係ない。先に倒してしまえばいいのだから。
なんて大口を叩くんだ、なんて思う人もいたのだろうが彼は強い。とても強い。
7体いた鉄虫を瞬く間に殲滅していく。
もちろん反撃を試みた鉄虫もいたがその素振りを見せた瞬間撃ち抜かれ活動を停止する。
「弾丸の味はどうだ!?あぁ!?」
酷く興奮した様子で弾をばら撒く。
仲間がやられていき次は自分が狙われるのかもしれないとようやく理解したのか逃走を目論む残存した鉄虫たち。
まあ、そんなことは叶わず彼の担ぐグラントM41…ロケットランチャーから放たれるロケット弾で吹き飛ばされるのだが。
「まとめて吹き飛んだな……周囲に敵はない!生き残ったぞ!」
やったな !
何処か遠くから既に亡き仲間たちの喝采が聞こえた気がした。
「すごい…。私達が加勢する前に…あっという間に鉄虫を倒しちゃった…」
「知識としては知っていましたが…EDF。まさかここまで強いとは…」
鉄虫との戦闘が起きていたことに気付いた二人は急いで合流しようとしたが。
その前に戦闘は終わってしまった。もちろん人間の勝利という形でだ。
本当にあっという間にであった。人間の持つアサルトライフル…おそらくストーク系列のアサルトライフルであろう銃から放たれる弾丸は寸分の狂いもなく鉄虫たちに吸い込まれていく。それに恐れを成したのであろう鉄虫たちが逃げ出そうとするも強力なロケットランチャーで吹き飛ばされ落下。動く様子がないことから活動を停止したことを察せられる。
二人はバイオロイドであり鉄虫とも戦ったこともあった。
しかし。しかし、だ。あの人間とは程遠く、かろうじて戦える、かろうじて勝つことができる程度であった(本来指揮する人間がいない中ではよくやる方だと褒められはしたが)。
「あの人間ってさ、最後の一人なんだよね?」
「今のところは、そうですね…」
「私、とっても危険で最悪人類が滅ぶかもしれないけどとっても良い案思いついちゃったんだけど」
「奇遇ですね。私もです。…ですが、本当に危険ですよ」
「分かってるわよ。そんなこと」
「「一緒に戦ってもらおうなんて」」
イエーーーーッ!(定型文)
すまない(定型文)
それっぽい戦闘シーンを書きたかったんだが彼の強さを見せたくなった。
そのせいで無双させてしまった。本当にすまないと思っている(定型文)