私は山田太郎、詐欺師だ。   作:matome0101

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更新遅くなり、すみません。
別件が忙しかったもので


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グウ…スピー…

 

 さて、こちら現場の木崎です。

 他にすることも無いので現状の報告をさせていただきます。

 山田さんが私の目の前で眠りについてから、およそ30分が経過しました。

 山田さんは相変わらず直立した状態で、穏やかに寝息を立てています。

 どうなってるんですか、この人。

 どうしてそんな体制で安眠できるんですか。

 現在、周囲に敵影はありません。

 少し離れた場所にある階段から、誰かが降りてくる様子もございません。

 後、だいぶ前から、私を椅子に縛り付けている紐を解こうと奮闘しているのですが、全然解けません。

 なんならさっきより締め付けが強くなりました。

 かなり望ましく無い状況です。

 この状態のまま脱出を試みてみましょうか…いや、無理ですね。

 眠っている山田さんもなんとかしなくてはいけませんし。

 いやあ、どうしたものですかn

 

バーン

 

 …今のは、銃声ですかね。

 全く物騒ですね。

 出来れば今すぐにでも逃げ出したいです。

 まあ、縛られてるし山田さんいるしで八方塞がりなんですけどね。

 ついでに自分達の現在地も把握できていません。

 はあ。

 どうしましょう。

 あ、そういえば、山田さんは人を探していましたね。

 近くにいたりしませんかね。

 えっと、確か名前は山下だったはずです。

 

「山下さーん、いらっしゃいませんかー。」

「おい、あんた」

 

 声はすぐ目の前からしました。

 というのも、私の呼びかけに答えた人物は、私の目の前の檻の中にいたからです。

 ボロボロのスーツを来た、傷だらけのその男性は、コンクリートの床に座り込んで、私を見ていました。

「貴方が坂下さんですか?」

「違う、俺は坂下だ。そいつは山田太郎だよな?」

 どうやら、彼は山下ではないようです。

「はい、そうです。彼は山田太郎です」

「なんでここにいる?」

 どうでも良いんですけど、この人30分間ずーっと、縛られて動けない私を見ながら、一言も発さなかったんですよね。

 だって私はこの場所から動いていないわけですし。

「山田さんは、山下なる人物を助けるためにここに来たんですよ」

 私が言うと、坂下さんは心底驚いたような顔をしました。

「え、うちに山下ってやつはいないぞ?なんでいないやつ探してんだ?」

「私は知りません。本人に聞いたらどうですか?」

「それもそうか。おーい、山田ー」

 

グウ…スピー…

 

「なあ、こいつなんで寝てるんだ?」

「さあ?本人に聞いたらどうですか?」

「あんた意地悪だな」

 ははは、と坂下さんは苦笑しました。

「私は、これを意地悪とは捉えません。これは情報戦です」

 私は、キッパリと言い切りました。

 というかそもそもこの人山下でもないわけですし。情報をくれてやる義理はありません。

「情報戦…か。なんというか、物騒だな」

 そう呟いた坂下さんの眼差しは、何故か憐れむように、私を見ていました。

 




お粗末様でした

新キャラはどれがいいですか?

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