「はい、というわけで一話のターゲットはこちらやで」
ディオ 男18歳 願い事:ジョースター家を乗っ取りたい 強さ:弱い
戦闘スタイルドラゴントリガー ライフ:2
特技:悪漢・撃つ・髪飾り・ゴシック・恐怖・支配
7空裂眼刺驚空裂眼刺驚スペースリパースティンギーアイズ 6接射ポイントブランク
5空中殺法エリアルコンボ 4連射バラージ 3気功弾キコーダン 2早撃ちクイックショット
1速衝ファストストライク
「あ、ボク知ってる。何をするだァー!の人でしょ」※1
「いいのか、これ」
「最初はランダム精製にしようと思ったんやけど、職業が悪漢、願望が支配、願い事表で振ったら支配したい人物集団がいる、さらに衣装のゴシックが吸血鬼っぽい格好って言うもんやから」※2
「他にも該当するキャラクターは居そうですけど、わりとまんまなのです」
「彼が悪魔に魂と引き換えに願いをかなえてもらったんやな。金髪のイケメン。でも性格悪そうな感じやな。彼は価値のある魂を持っていたから、いくらでも願いをかなえてもらえた。まずはジョースター家を乗っ取って、悪魔の力でパワーアップしたうえ石仮面装備してジョジョを殺害。勢い余って世界征服。人々は家畜にされ、世界は闇に包まれた、と。こんな感じかな」
「この世界そんなディストピアだったのですか」※3
「いや、悪魔が願いをかなえるときに、世の中に影響の大きい願いの時は世界丸ごと複製して、その中で願いをかなえる。だからパラレルワールドでの出来事って感じかな? 価値のある、黄金の魂というやつにはそれだけ力があるんやな。夜ばかりの世界でディオは不老不死で無敵の吸血鬼や」※4
「無敵ねぇ? 勝てるのかそんな奴に」
「番組中は番組を面白くするために回収人とターゲットのパワーは同じくらいに調整されるで。そんで、夜ばかりの世界で美女を侍らせワイン片手に優雅な生活を送る彼が画面に映し出される。その横には不機嫌そうな顔をした不知火がおる」※5
「え、なんで?」
「価値のある魂を悪魔と取り合いしてる上の方から護衛天使が派遣されてるんやな。不知火は護衛天使のシズメル。キャラシートはこれやな」※6
シズメル(不知火) 女14歳 強さ:弱い
戦闘スタイル:メッセンジャードーザー ライフ:2
特技:公務員・蹴る・髪飾り・フォーマル・自負・勝利
7死なばもろともディスティニーボンド 6天使の声エンジェルボイス 5スープレックス
4神速ゴッドスピード 3跳び蹴りジャンプキック 2重打ヘヴィパンチ 1転移テレポート
「ちなみにキャラシートのイラストは秋雲に発注したで」
「おおー、エンジェル不知火」※7
「こころなし、慈愛顔な気もするのです」
「いつもの無表情じゃないか? しかし言われて見るとそんな気がしないでもない。不知火の表情判別は奥が深いな」
「悪辣なディオには当然イラついとるけど、仕事だからしゃーないって感じで護衛しとるな。『この護衛天使を倒すなりなんなりしてとにかくどうにかターゲットの魂を回収するんや!』」
「護衛天使の映像を見て『強そうだなー』っていう。強さが弱いになってるけど」
「強さはライフの数で、ライフは最終戦での振り直しの回数やな。強さ強いが強いとは限らんし、弱いが弱いとも限らん」
「ふーん、『天使だろうがなんだろうが俺の邪魔をする奴は全て斬る』って感じかな、俺は」
「苦しめられている人々を見て、『この男は、殺さなくてはならないわ……』と決意するのです。特殊部隊の隊員なので、悪人を始末することにためらいはないのです」
「(あ、やっぱターゲットは艦娘じゃなくて適当な別のにしてよかったな。願い事聞いてまわって、結構切実な願い事が多かったからやめといたんやけど、正解だったなあ)」※8
「『ターゲットも護衛天使も回収人の君らとおんなじくらい強いから、死んじゃうこともあるかもしれへん。でも地獄脅威の科学力と優秀な医療スタッフなら、ミンチよりひでえ状態からでも蘇生可能や!』といってヘルERの皆さんを紹介する」
「妖精さんだ。白衣とか、ナース服とか着てるよ。可愛いね!」
おどろおどろしい血まみれ白衣のヘルドクター、ナイスバディのセクシーヘルナース、の格好をした二頭親の妖精さんたちがぶんぶん手を振っている様子が画面に映し出された。
「『安心して死んでな!』死ぬと最初は50ソウル、2回目以降は倍々で必要ソウルが増えていって、7回死んだら地獄落ちでゲームオーバーや。これでゲームオーバーになる方が難しいけどな。あと蘇生代金が足りないとマイナスになる。で、マイナスになったまま結果フェイズ、一番最後までいっちゃうとこれまたゲームオーバーで地獄落ち、ヘルピープルの仲間入りや」
「初期ソウルは200か。ソウルの獲得手段はいろいろあるようだし、早々ゲームオーバーにはならなそうだな」
「うん。あと蘇生すると蘇生代金分のヘルスラッグっちゅうのが手に入って、それ使うと色々パワーアップできるで。判定のサイコロ増やしたり特技増やしたり」
「ピンチはチャンス、なのです」
「うん。じゃあそろそろサブプロットを振ってもらおうかな。ターゲットの殺害以外でソウルがもらえる副目標やな。皐月、キャラ属性の笑いでサブプロット表振ってみて」
「(ころころ)。いいはなし。誰か一人選ぶ、相手はへこんでいるのか嫌なことが有ったのか表情に乏しい。笑顔を取り戻してやらなければ、だって。選ぶキャラはNPCでも回収人でもよくて、NPCの方がもらえるソウル多いんだ。じゃあ不知火で決定だね。『あの天使の子、可愛いな。仲良くなりたいけど、凄く不機嫌そうだ。彼女を笑顔にするにはどうすればいいだろう』」※9
「じゃあシズメルの動作、蹴るで判定してな」※10
「一番近いのは振るで、難易度は8かな(ころころ)。うわ、失敗」
「視聴率が下がるな。初期40%で10%下がって30%。30%以下だとテコ入れ発生で、視聴率下げた回収人は200ソウル没収」
【視聴率40→30%】テコ入れ発生!
「うー、いきなり素寒貧だー」
【サツキのソウル200→0】
「でもシーズンの初回は失敗してもサブプロットは獲得できるで。シズメルとの関係を「暗い奴」で深度1獲得。クリア条件は関係深度を3にすることや」※11
「よーし、がんばって不知火を笑わせるぞ!」
「次は電やな」
「オカルトで振るのです。(ころころ)。秘密結社。1人選んで動作で判定、成功すると、何気なくしていた動作が私の所属している秘密結社のメンバーの証であると分かる。所属していた秘密結社は敵なのですが。まあいいのです。ええと動作だから、私の跳ぶには蹴ると撃つが近いのです。サツキ以外ならだれでもいいですね、報酬も変わりません。それならディオにするのです、敵ですし。(ころころ)。成功なのです」※12
「ディオとの関係を属性メンバー、深度1で獲得。2になったらクリアや。皐月に比べると簡単やけどその分報酬は安いな」
「『あの男は……!』ディオがかつて潜入捜査した邪教集団と関わりがあったことに気付くのです。姿を消していたのは、悪魔との取引に成功したからだったのですね。彼の暴挙を食い止めることを決意するのです」
「うん。そんじゃあ最後木曾」
「ああ、属性恋愛で(ころころ)。贈り物。誰か一人選び願望で判定。成功すると相手の欲しいものが何となくわかり、あげたら好きになってもらえるかもしれない。って、これ新しい恋人を探す系なのかよ。恋人死んでるぞ。どうすりゃいいんだ」
「新しい恋を探してもいいし、なんか別の解釈にしてもいいし、なんだったら属性変えてもええで」
「うーん、あんまり後出しで変えるとかしたくないが、そうだな別にサブプロットは強制でやらなきゃいけないわけじゃないんだろ?」
「せやな。別に無視しても構わんけど、ソウルもらえんよ?」
「ソウルはターゲットとシズメル殺して手に入れるからいいや。相手は、そうだな一応異性だしサツキにしよう」※13
「あ、ボク?何かくれるの?嬉しいな」
「勝利で判定(ころころ)。成功か。じゃあイナズマの影に隠れるように立っているサツキに視線を向ける」
「目が合うよ。それで、キソは凶相だけど、よくみたらとても整った顔立ちなことに気付いてぽーっとなるよ」
「おう、それで俺はこの思春期のエロガキがイイコトしてもらいたがっていることに気付く」
「キソの目つきがエッチな感じになったような気がして興奮するよ!」※14
「だが死んだ恋人に操を立ててるから、絶対にそういうことはしない。ぶっ殺すぞこのガキって感じで超睨むぜ」
「全然えっちな雰囲気じゃなかった!」※15
「ええと、サツキとの関係を属性欲しがり、深度1で獲得やな。まぁ関係深度増やすときに属性も好きに変えられるからそれっぽい感じにして、なんかあげればそれでおっけーや。強いて恋愛関係になる必要はない、のかな」
「それならクリア狙ってもいいな。敵に襲いかかる方がこの俺っぽいが」
「まあ、好きにしてや。クリア条件はイナズマと一緒で関係深度が2になることや。全員サブプロット獲得終わったから導入部分は終了。次からメインフェイズやな」
※1違うがだいたいあっていた。艦娘たちは暇なとき提督の私物のBDを見ていたりする。一部の娘は影響を受けてジョジョ立ちの練習や息継ぎなしのオラオラの練習をしたりする。そして発見されて赤面する。
※2願望ごとに大まかな願い事を決められる願い事表がある。これの存在を標的のデータ作成、4話を書き初めるまで完全に忘れていた。まあ、いろいろな要素からめて考えた方がそれらしいのできるし(震え声)
※3市民、貴方は幸福ですか?幸福は義務ですよ。とかそんな感じの世の中。息苦しく、生き苦しい。
※4人間性と魂の価値には関係がなく、たまに暴騰したりすることもある。市場は常に流動的だ。
※5実力が伯仲しているため戦闘で判定に失敗するだけで即死する。
※6雲の上あたりから派遣されてきた。後ろにエルを付けるとだいたいなんでも天使になる。沈めるではなくシズ・メルという感じで発音するとそれっぽい。
※7輪っかとか羽根とか、服が白っぽいとか。特にロボっぽくはない。ちなみにキルデスでの天使は一般人に天使が憑依したものという設定。つまり一般人に古の忍者の魂、ニンジャソウルが憑依することにより力を得るニンジャや、女の子に古の軍艦の魂が宿って艦娘になる艦これと一緒である。昨日までただの人だったのが、一夜にして大いなる力を得る。ゴウランガ!ソウルの力とはかくも偉大なのものなのだ!
※8最期までみんなと一緒に戦いたかったとか。湿っぽくなるのでやめておこう。
※9男子中学生は惚れっぽい。可愛い女の子を見ると無条件でドキドキする。そして笑顔を向けられたり、手が触れあっただけで好きになってしまう。ちょろインの実在可能性を示唆する貴重な資料。ただし学会では男女の成熟速度の差などから否定されている。
※10指定された特技に一番近い自分の習得特技が縦横何マス離れているか数え、それに+5した数字以上の数を2d6で出せば判定成功。艦これTRPG含めサイコロフィクションシリーズの判定は大体これ。冒険企画局のホームページからキャラクターシートのPDFをDLしてみてもらうと分かりやすいかもしれない、が別にそこまでする必要はないだろう。重要なのは成功したか失敗したかだ。
※11関係はキャラクター同士の人間関係を表すパラメーター深度と属性があるが属性に特に深い意味は無いようだ。
※12電、マンチの片鱗。
※13ソウルがもらえるなら誰だろうと斬る。天に唾吐くことになろうとも、禍々しい妖刀を佩いた侍少女は走り続ける。
※14男性ヘルピープル、一部女性ヘルピープルがガタッと音を立てて椅子から立ち上がった。かすかに漂うおねショタの気配を敏感に感じ取ったのだ。
※15男性ヘルピープル、一部女性ヘルピープルが大人しく椅子に座った。彼らは待つことの良さを知っている。ようするにたくさん我慢した方が気持ちいい。