STAR BEAT!~地球を撃ち抜く瞬間に~   作:ナナバナナ

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響真「普通のモブ高校生だった俺は、ある日地球外生命体エボルトによって別世界に出向することになってしまった!はたして石動響真に地球を滅ぼすことは出来るのか?!第2話始まりますよ!」


第2話 星を統べる者

「満開の桜に雲一つない晴天、麗らかな春の日差しは―」

 

 

 どーも。石動響真です。俺は今中学の入学式に出席しているよ! いやー、みんな緊張してるのかな? なんというか初々しい感じ? こうやって子供たちは大人になっていくんだなぁって。感慨深いよ、まったく。

 

 え、俺? 俺は1ミクロンも緊張してねぇよ。2回目だから。もはや親目線で、入学式を楽しんでいます。いや、それにしても、校長先生の話って聞いてても、教室までの道のりでほぼほぼ忘れちゃうよね。えっ、お前だけだって? そんなわけあるか。

 

 

「以上で入学式を終了します。一同、起立」

 

 

 お、終わったみたい。いやー、入学式だったから中々に気合いの入ったスピーチだったね。よかったよ、校長。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まぁ途中から聞いてないんだけどね。ごめんね。

 

 


 

 

 入学式も無事終わり、事前に知らされていた教室に到着。それぞれ自分の名前がある席に着席している。みんなソワソワしてるなぁ……同じ小学校のやつとか多いんだろうけど、やっぱ新しい環境に身を置くのってドキドキするもんな。

 

 さて、入学式が終わった後のHRといったらいったい何をするでしょう? そう、自己紹介! この自己紹介タイムの印象はこの先1年間の中学校生活を左右すると言っても過言! とっても大事なんです? 

 

 やべっ、どうでもいいこと考えてたら俺の前のやつの番になってたわ。俺の出席番号が4番だから、番号順の自己紹介だとすぐに俺の番だ。どうしよ、言うことなんも考えてない……あ、前のやつ終わった。

 

「えっとー、石動響真です。僕は、最近この辺りに引越して来たので、この街のこととか教えてもらえると嬉しいです。1年間よろしくお願いします」

 

 当たり障りのないことを言って、席に座る。まぁ、普通でいい感じの自己紹介になったんじゃないかな? 

 あ、ボケると思った? 残念! しっかり陰キャなので、よく知らない人の前でそんなことできません! 

 

 クラス全員の自己紹介が終わって、担任の話を聞き、大量のプリントを受け取り、そんなこんなで、初日は解散。明日から本格的に授業が始まっていくらしい。

 

 ……シンプルにだるいな。何で高校生じゃないんだよー、転生物って高校の入学から始まるよね? (そんなことはない)まったく許せねぇよ、神とやら。冷静に考えたらどうせ地球を滅ぼしちゃうんだから学校なんて行く必要ないよな?なんかアホらしくなってきたわ。

 

 そんなことを考えてたら、近くの席の人達が話しかけてくれたので、少し喋ってから、俺は家に帰ることにした。

 

 

 

 


 

 

 さて、学校も終わり帰り道。俺は、この世界に来たばかりなので、当然友達なんて1人もいない。だから、1人寂しく下校をするはずだったのだが…俺は今同じクラスになった女子と、その子の御両親であろう人と一緒に、信号が赤から青に変わるのを待っている。

 

 因みに優一さんは来てない。来ないのか聞いたら「俺は別にお前の入学式とか見たくないし…」って言われた。ちょっと冷たすぎじゃない?塩対応過ぎてびっくりしちゃったよ。

 

 まぁ皆この辺に住んでるであろうから、同じクラスの奴と帰り道が一緒になることだってあるだろう。だがここで一つ問題がある…そう、それは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この子の名前がわからん!!!

 

 

 

 やべぇって、どうしよう!クラスメイトの顔はだいたい覚えれたけど、名前がまだ一致してない!誰だったかなーこの人。同じクラスの女子ってことしかわからない!こんな事になるんだったらちゃんと自己紹介聞いておけばよかった!(途中で飽きてボーッとしてた奴)

 

 少なくとも俺より出席番号は後だったはず……いや、あんま参考にならないなぁ!4より後って…全然絞り込みできないじゃん!

 …大丈夫、まだ1日目。覚えきれてなくてもしかたない、しかたないよ響真君。幸い、この場で彼女と会話しなければならないわけじゃないし…。

 

 悪いな名も知らぬ少女よ、この場で会ったことはお互いに無かったことにしようではないか。その方が互いのためであろう?

 最後に俺は、顔を動かさないように、彼女をちらっと見る…。チラッ

 

 え…ちょっと待って……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めっちゃこっち見てるんだが?!

 

 

 なんでそんなにこっちを見ているんだコイツは?そんな話しかけたくてウズウズしてます!って顔をするんじゃあない!

 というかさっきので完璧に目が合ってしまったな…もしこのまま、何も無かったかのように振る舞えば、俺は彼女から感じ悪いやつ認定されてしまうのでは?!それで明日教室で…

 

「昨日帰りにそこの陰キャに話しかけたんだけどー、生意気にも無視してきやがってぇー。」

「ないわー、インキャ君ちょっと顔がいいからってあんま調子乗んない方がいいよー?」

「ギャハハ!」

※主人公の妄想です

 

 …なんとしてでもそれだけは避けなければならない。流石の私も入学早々不登校になってしまう( ; ; )

 でもよく考えたら入学初日なら、声とか掛けれなくても仕方ないんじゃないか?

 

 初日から急激に距離を縮めすぎたらよくないよな!うん!向こうびっくりしちゃうもん。だから、ここで無理に声をかける必要はない…

 

 

「同じクラスの石動響真君だよね?!」

 

 …

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ。(絶望)

 

 

 向こうから声かけてくるのかよ…まずいことになったな…別に彼女とお話することに問題はない。俺は女子とも会話ができるタイプの陰キャだからな!…まぁ、自分から話しかけたりはしないけど。

 

 でも、名前がわかんないのは、さすがに失礼!向こうが俺の名前知ってるならもっと失礼!!とりあえず返答しなきゃ。

 

 

「ソウデスネー。」

 

 

 どうする?もう名前聞いちゃおうかな?いや、ダメだ、よくない!親御さんがめっちゃこっち見ている。この空気で「お前誰や?まず名を名乗らんかい。」なんて言えば間違いなくパパさんが黙って居ないだろう。最悪どつかれるかもしれん。やばいな、石動響真万事休すか…?

 

 

「香澄、その子は友達?」

「うん!同じクラスなんだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …お母さん、ありがとう!!カスミ…そうだ思い出した、戸山香澄!よかったー、思い出せて。

 

 

「戸山さん、帰りこっちなの?」

 

 信号が青になったので全員が歩き出し、それとなく聞いてみる。

 

「うん!ねぇ、響真君ってどの辺に引越してきたの?」

「あっちら辺。」

「ホント?!私の家もあっちの方なんだ!途中まで一緒に帰らない?」

「俺は別にいいけど、戸山さんのお母さんたちは…」

「あら?それなら私たちは先に帰るわ。それじゃあ、響真君。香澄と仲良くしてあげてくださいね。」

「香澄、失礼のないようにね。」

 

 そう言って、戸山さんのお母さんとお父さんは、先に行ってしまった。それにしても、戸山さんの距離の詰め方は間違いなく陽キャだね(確信)。ともあれ響真は一緒に帰る人を見つけた。やったね?

 

 

 


 

 

 戸山さんと喋りながら歩いてるわけだが、結構な距離を歩いても、帰る道が別々にならない。もしかしたらかなり近所なのかもしれん。

 

 

「それでね、小さい頃に家族で山にキャンプに行ってね!空いっぱいの星を見てね、”星の鼓動”が聞こえたの!」

「えっと…”星の鼓動”?」

「うん!キラキラドキドキするんだよ!」

 

 

 な、何言ってんだろ、全然理解できん。でも待って、”星の鼓動”…?もしかして戸山さん…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

星を滅ぼす才能あるのでは?!

 

 

 

 

 間違いねぇ、おそらく惑星には生命エネルギーみたいなものがあって、戸山さんはそれを感じ取ることができる…!うん、やっぱり星狩りの才能あるよ、君!なら、俺のすべきことはただ一つ、戸山さんから”星の鼓動”の情報を少しでも多く聞き出すこと!

 

 

 

「”星の鼓動”って今も聞こえてるの?」

「ううん、あの時だけ。でも、星を見るのは好きだよ!」

「へぇ…」

「でも、今はドキドキしてるかも!」

「どして?」

「なんか新しいことが始まる気がするから!」

「…師匠とお呼びしてもいいかな?」

「なんで?!」

「俺もその”星の鼓動”とやらを聞きたくなったから。」

「っ!響真君もキラキラドキドキしたいんだね!」

「はい!キラキラドキドキしたいです!」

「そこまで言うなら響真君の弟子入りを認めよう〜。」

「ありがたき幸せ〜。」

 

 

 師匠って言われて得意げになっちゃう戸山さん可愛いな。教室でも思ったけどこの世界の人達は顔面偏差値がほんとに高い。ほら見て、戸山さんのフフン顔。これにはエボルトもニッコリでしょ。

 

 星の鼓動を聞くことが出来るようになれば惑星を吸収する時に役立つかもしれないし、知っておいて損は無いだろう。

 

 

「響真君!これから一緒にキラキラドキドキを見つけようね!」

「うん、見つかるといいねキラキラドキドキすること。」

「うん!」

「じゃあ、俺ここだから。また明日、戸山さん。」

「うん!また明日!」

 

 

 

 戸山香澄か…人には無いなにかを持ってるのかもしれないな。地球を滅ぼすまでの短い間だけだが、仲良くしておこうと思った。ちなみに、戸山家と石動家は同じ町内で、しかもお隣さんだった。近ェ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




とりあえずバンドリのキャラを1人出せてよかった。詐欺になっちゃうからね。
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