ハッカー少女の知りたい好奇心   作:アッシュクフォルダー

1 / 30
第一話 初めてのドキドキ

四月の春。花海陽菜は宮益坂女子学園の高等部に入学した。

 

彼女はプログラミングや、

ハッキングが神業の、サヴァン症候群を持った少女である。

 

彼女は少し小柄で、細い体格をしている。

 

彼女は1年B組の生徒になった。

 

「…」

 

彼女が、教室に入ると、

そこには同い年の可愛い女の子が沢山いた。

 

女子校のためだから当然である。

 

しかし、彼女は一切話しかけない。

何故なら、コミュニケーションを取るのが極端に苦手である。

小学生・中学生の時に、特殊教育課程プログラムを、

海外で受けていた。

元から、陽菜は勉強ができる方であり、

学年首位をとるほどの、実力があった故にか、

宮益坂女子学園 高等部に進学できたのだった。

 

「ねぇ、この子、結構、カワイイよね?」

 

「そうだよね?カワイイよね?」

 

「そうだね、何だか、神秘的で物静かな子だね」

 

と、神秘的な美少女と言うのが、第一印象である。

瞬く間に彼女の存在はクラス中で噂になっていた。

 

「…」

 

花海陽菜自身は無視していた。

 

「いくら話しかけても、無視するよね、この子」

 

「ルックスとスタイルや、容姿は、いいのにね」

 

と、批判されたり、褒められたりしていた。

 

そんなある日の事だった。

一人の女の子が、陽菜に、話しかけてくるのだった。

 

「ねーねー、一人だけじゃ、寂しくない?」

 

「…」

 

「名前は何て言うの?」

 

「…」

 

「あたしは、鳳えむ!同じクラスメイトだから、

仲良くしたいなーって、思っているんだけど?」

 

陽菜は、えむの顔を見ずに、ただただ、ボーッとしていた。

 

「…」

 

「これから、よろしくね!」

 

「…」

 

陽菜は、最後まで、表情を変えずに、無視していた。

 

 

 

後日、えむは、クラスメイトと一緒に会話をしていた。

 

「って、ことで、この子と、仲良くなるには、

どうしたら、いいんだろう?」

 

「うーん、彼女は、何も言わないからね」

 

「物静かを通り越しているって、言うか…」

 

「じゃあ、嫌いになったとか?」

 

「それはないよ!だって、入学してきた、ばかりなんだよ!」

 

「それも、そうだけど…この子、名前、何て言うの?」

 

「えっと、確か、花海さん、

花海陽菜さんだったよ」

 

「へぇ~じゃあ、陽菜ちゃんだね!」

 

「まぁ、そうだけど…

なかなか、心を開いてくれないというか、何て言うか…」

 

 

放課後、えむは、陽菜に話しかけてきた。

 

「陽菜ちゃん!一緒に帰ろう!」

 

「…」

 

えむは、陽菜の後ろに付いていくのだった。

 

「陽菜ちゃんは、どんなことが好きなの?」

 

「…」

 

「ねーねー、聞こえてる?」

 

「…」

 

「あっ、あたし、こっちだから、またね!」

 

「…」

 

「じゃあね!バイバイ!」

 

「…」

 

「また明日、陽菜ちゃんに会いたないな!」

 

えむは、陽菜と別れるのだった。

えむは陽菜に興味を持つようになった。

 

(何だろう、この子…やたらめったら、私に興味を持って…)

 

と、陽菜自身も何かを感じるのだった。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。