ハッカー少女の知りたい好奇心   作:アッシュクフォルダー

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第十話 体育祭 前編

体育祭当日。

 

桐谷遥は思っていた。

 

(遂に体育祭、いつ以来だろう…

この感じ…何となくだけど、ライブの前に似ている…)

 

「桐谷さん?」

 

「あっ、えっと、花海さん?」

 

「頑張ろう。体育祭」

 

「うん、お互い、頑張ろうね」

 

 

二人はお互いに、健闘を祈っていた。

 

そして、えむの掛け声で、体育祭が始まった!

 

「宣誓~っ!

あたし達は、正々堂々と戦って、笑顔いっぱいの、

楽しい体育祭にすることを、ここに誓います!」

 

 

「始まったね、花海さん」

 

「あぁ」

 

「鳳さんの言う通り、楽しい体育祭になるといいな」

 

「遥ちゃーん!陽菜ちゃーん!」

 

「鳳さん、さっきの選手宣誓、よかったよ、

すごく、鳳さんらしかった」

 

「えむ。カッコよかった」

 

「本当!?えへへっ!嬉しいな!

今日は、みんなで、楽しもうね!」

 

「うん!」

 

 

 

 

そして、玉入れになり…

 

「次は玉入れだね、カゴの準備は出来ている?」

 

「出来てるみたいだよ」

 

「わー!この玉、すっごく、カラフルだよ!

あ、見てみて!カワイイ柄!」

 

「こっちも、カワイイ玉だよ、

練習の時は、無地の玉だったけど、わざわざ、用意したのかな?」

 

「…」

 

「あれ?志歩ちゃん、怖い顔して、どうかしたの?」

 

「こんなの投げられない…」

 

「え?」

 

「デザインや柄がかわいすぎて、投げられない!」

 

「ええー!?」

 

「で、でも、投げないと勝てないような…」

 

困惑する、志歩だった。

 

 

その後、玉入れが終わった。

 

「ふっふっふ!みんな、楽しんでいるみたい!」

 

「よかったね。えむ」

 

「よーし!あたしも、そろそろ、二人三脚の準備をして」

 

(やっほー!えむちゃん!陽菜ちゃん!)

 

「えっ?」

 

「ミクちゃんの声?これって、あたしのスマートフォンから?」

 

(大正解!)

 

ミクがえむちゃんのスマートフォンの中に映されていた!

 

「わっ!ミクちゃん!?」

 

(ふっふっふ!約束通り、応援に来たよー!)

 

「わぁ!ありがとう!手に持っている、ポンポンも、

かわいいね!」

 

(でしょ?でしょ?昨日、えむちゃんの為に、

一生懸命作ったんだ

カイトも手伝ってくれたよ!

今日は楽しんできてね!って、言っていたよ!)

 

「そうなんだー!カイトお兄さん、優しいっ!」

 

「じゃあ、陽菜ちゃん!次、二人三脚だから、

あたしのスマホ持ってて、特等席に座っていて!」

 

「特等席?」

 

「もう、用意してあるんだ!こっち、こっち!」

 

「ここからだったら、見えやすいね」

 

えむと陽菜、ミクは木の陰にやって来た。

 

「でしょ?じゃあ、陽菜ちゃんは、

ミクちゃんとここで、応援してね!」

 

「あぁ、頑張って欲しい」

 

「ありがとう!陽菜ちゃん!」

 

陽菜とミクは、木の陰から応援する事になり、

こうして、えむは、二人三脚の種目に出るのであった。

 

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