ハッカー少女の知りたい好奇心   作:アッシュクフォルダー

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第二十話 ブライダルフェアの撮影

プライダルフェアの動画撮影は、順調に進められていた。

 

みのりが動画撮影しているが、

コメント欄に、寧々ちゃんと陽菜ちゃんのトークが聞きたい!

という、コメントが多くみられていた為…

 

「どうする?」

 

「ど、どうしよう…」

 

「人前で話すのか?」

 

と、陽菜が首を傾げた。

 

「わたし達、何話したらいいの~?」

 

と、寧々が目をグルグルと回していて、

陽菜の頭の上に疑問符が、並んでいた。

 

「寧々、大丈夫か?」

 

と、陽菜の問いに、寧々が言いだす!

 

「す、少しだけなら!」

 

「えっ?」

 

「わたしも、人見知りが治したいから!」

 

と、寧々に勢いがあった。

 

「陽菜ちゃんは?」

 

「わかった。やってみる」

 

と、陽菜が言いだす。

そして、寧々が!

 

「その…女優を目指しているから、

これくらいは、出来ないとって、思って…」

 

と、寧々が言いだす。

 

「期待している人がいる。なぜ、私たちに?」

 

「で、でも、寧々ちゃん、大丈夫?

顔が真っ青だけど…?」

 

陽菜は顔色を一つも変えず、無表情だった。

 

コメントには寧々と陽菜への期待の声が多かったので…

 

「そ、それじゃあ、花里さん。

ここは、わたしと陽菜ちゃんに任せて、行ってきて」

 

「わ、わかりましたっ!」

 

みのりは、別件の動画を撮るため、

プライダルフェアの敷地から離れようとするが、

寧々と陽菜の事が心配で仕方がなかった。

 

「陽菜ちゃん…何、話す?」

 

「私に聞かれてもな」

 

「陽菜ちゃんって、えっと、得意な事は?」

 

「私の得意な事か?」

 

「う、うん…」

 

「正直言って、それは無いと思う」

 

「で、でも、プログラミングや数学が得意って、えむが言っていたし…」

 

「たまたま、やってみたら、最初から上手に出来ただけ」

 

「それに夢中だったの?」

 

「あぁ。幼い頃からずっとだ」

 

(それで、道理で数学が得意と…

でも、陽菜は、みのりちゃんと、

わたしと一緒にいる前から、

ずっと、感情が表に出ていない…!?)

 

コメントには、

陽菜ちゃん笑った方が可愛いのに…

と、多くのコメントがあったが…

 

「笑う?どうやったら、笑えるんだ?」

 

「陽菜ちゃん、もしかして、感情が無いとか…?」

 

「生まれつきな。私はがらんどうだ」

 

「そんなことない!陽菜も…その…

何て言うか…がらんどうじゃない!」

 

「!?」

 

「昔はそうだったかもしれないけど、一緒に成功させよう!」

 

「…人に期待されるとは、思わなかった。

わかった」

 

「陽菜…」

 

「ところで、寧々にはコイビトがいるが、

その…どうしたら、好きな感情が生まれるんだ?」

 

「そ、それは…えむが勝手に…

わたしのこと、コイビトって言うから…」

 

「えむと寧々は、その…ラブラブなのか?」

 

「ラ、ラブラブ!?」

 

「私は恋や好きな感情を良く知らないからな…」

 

「わ、わたしも…って、何を言っているの?」

 

「えむは、実際に寧々と付き合っているとか言っていたが?」

 

「そう…って、何をどう言えば…」

 

「恋は盲目だな」

 

「そんなこと言われても…!」

 

と、寧々と陽菜のトークで、大笑いされるのだった。

動画配信のトークは、どうにかなりそうだ。

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