絵本の朗読会の後、えむからの勧めもあってか、
陽菜は絶賛、絵本に夢中である。
友達と一緒に絵本を読んでいた。
「これは、興味深い。今まで絵本は一度も読んだことが無いが、
ここまで、空想と想像を働かせるとはな…!」
「陽菜ちゃんは、どの絵本が好き?」
「いや、好き嫌いの問題ではないが、どの絵本も興味深い」
「じゃあ、よつばが絵本を読ませてやる!」
「頑張れ!頑張れ!よつばちゃん!」
と、えむがよつばを応援した。
「よつばに任せろ!ドーンッて構えてろ!」
「よくわからないが、頼りになりそうだな」
と、陽菜が言いだした。
よつばは、赤ずきん、白雪姫、シンデレラを、
陽菜やえむの為に読み聞かせた。
「タメになるな…!」
「うんっ!あたしも絵本がだーい好き!」
「グリム童話やイソップ童話など、色々あるみたいだな…
原作を読んでみたくなったな…実は怖い表現が多用していると、
研究していたら、そのように結果が出たらしい」
「えっ?本当は、この童話、怖いの!?」
「あぁ。そうみたい」
陽菜は、赤ずきん、白雪姫、シンデレラの原作が、
こういう話だと、資料をえむとよつばに見せた。
なお、資料は勝手ながら、お手製。紙に印刷している。
「よつばには、わからないが…怖い!怖すぎる!」
「うんっ!なんか、ギョェってして、オドオドして、
ギスギスーッってして、ゾゾッってしている!」
「そうなのか?やはり、絵本や童話は奥が深いな…!」
「陽菜ちゃん!みんなで絵本を作ろうよ!
夢葉ちゃんや寧々ちゃんを呼ぼう!」
「おーっ!」
夢葉と寧々を呼んだ後…!
「絵本を作る!?」
「面白そう…!」
「で、でも、どうやって…」
「うーん、あっ、桃太郎と浦島太郎と金太郎が、
鬼と仲直りしたり、和解したり!
シンデレラや白雪姫が、赤ずきんと出会ったりするのは、どうかな?」
「なんかすごそう…!」
二つの作品が出来そうだった。
桃太郎、浦島太郎、金太郎。鬼と和解する。
白雪姫とシンデレラと赤ずきん。
という、童話を勝手に空想し、想像しながら書いていた。
「桃太郎と浦島太郎と金太郎が、鬼ヶ島で交渉して、話し合いをして、
仲直りさせて、和解すると…!」
「それで、赤鬼達と青鬼達が対立して、
和解派と過激派が、生まれた」
「どうして、鬼さん同士で争うのかな…?」
「でも、和解するのがオチでしょう?」
「でも!何だか楽しそうかも!」
と、後は類が台本を書いてくれた様だ。
「これは…!」
「よつば達の想像をはるかに超える脚本だな!」
「よーし!次のステージはこれだっ!」
「ホントにやるの…シンデレラと赤ずきんと白雪姫のクロスオーバー…」
本当にやるだろうか…?