鳳家にて。
鳳えむ、草薙寧々、花海陽菜、富樫夢葉、小岩井よつばの
5人はテストに向けて、勉強会を開いていた。
えむ・陽菜・夢葉は女子校の宮益坂女子学園
寧々・よつばは共学の神山高校と、
通っている学校がバラバラだが、仲良し5人組である。
ただ、えむと陽菜以外は成績不振であり、
えむと陽菜が、3人に教える事になっていた。
夢葉やよつばは、通っている学校が違えど、
学業に対する、やる気は違う方向で無かった。
夢葉は国語が一番で、英語は二番手として、
まだマシな方。後はダメ。
よつばに至っては全教科ダメである。
寧々は、よつばよりは、マシな成績であるが、
イマイチ目立たない。
「よつばちゃん!この方程式!わかる?」
「わからんっ!」
「こんな調子で、赤点回避できるのかな…」
「これ位、我が魔術で…」
「出来る訳無いでしょう…」
「うぅ…ひどいよぉ~」
と、陽菜は教えることが下手なため、
何とも言えない状態であった。
「なーなー陽菜!この問題、どう解くんだ?」
「よつば。私とよつばは、通っている学校が違うから、
範囲が異なるぞ?」
陽菜はよつばのノートを見る。
次が若干汚いが、頑張っているという感覚は強かった。
「問題ない」
「問題ありだよ!?
よつばは、下から数えた方が早い成績だよ?
この前も赤点続きで、冬弥にしごかれているし…」
「とーやは、やさしいよな!」
「それは、言えることかもしれないけど…」
なお、よつばが、
テストの一教科に付きの点数が、
30点、40点を取るのは、日常茶飯事。
「よつば。赤点取りたくない。だから、頑張る」
「急にどうしたの?」
「よつば!頑張る!何を頑張ればいいんだ?」
寧々がコケる。
しかし、陽菜は気にしてなかった。
「私は生憎、教えるのが苦手だ」
「陽菜は数学や理科が得意だったな!」
「出来る分野ではあるが」
「じゃあ、あたしとマンツーマンで!」
「えむとよつばが?大丈夫かな…
夢葉は、どうする?」
「魔術…ううん。よつばちゃんの言う通り、
頑張ってみる!」
「じゃあ、ツーツーマン!」
「結局、こうなった!」
結局のところ、えむが、よつばと夢葉に勉強を教えた。
陽菜は黙々と数学の方程式を解いていたが、
どう考えても、範囲では無いのが含まれていた。
しかも、大学で習いそうなのが目立つ。
「陽菜って、いつから、高校の数学を始めたの?
これ、どう見ても、ハイレベルじゃん…」
「4歳の頃からだ」
と、陽菜はスラスラと解いている。
「陽菜は天才だからな!」
「そうなのか?」
陽菜自身は天才とは思ってない模様。
「IQ300って、言うし…」
「神の頭脳…魔導士も恐れる!」
「勉強会!続けるぞー!」
この5人は、いつも仲良し5人組である。