ハッカー少女の知りたい好奇心   作:アッシュクフォルダー

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第七話 楽しくするには

鳳えむと花海陽菜は、一緒に廊下を歩いていた。

 

「わくわく~…わんだほーい!」

 

「…」

 

「楽しみだなー体育祭!

楽しみ過ぎて、体育祭の歌が作れそう!」

 

「…」

 

「すってきな、すってきな、体育祭~♪

みんなで笑顔で走りましょ~♪」

 

「…」

 

「陽菜ちゃん?」

 

「楽しみにしているのか?」

 

「そうだよ!何に出ようか、迷っちゃう~♪

騎馬戦、リレーに徒競走っ♪」

 

「…」

 

「陽菜ちゃんは、何に参加する?」

 

「私は運動は苦手だ」

 

「大丈夫だよ!特訓すれば、きっと、上手くいくよ!」

 

「そうなのか?」

 

「えへへ…ほんとうに、楽しみ!

早く放課後にならないかな?」

 

 

 

そして、放課後。

えむが扉を開けて、こう言った。

 

「ちょっと待ったー!」

 

「えっ?」

 

「あの二人…B組の鳳さんと花海さんだっけ?」

 

「あたし、もっと、楽しい体育祭にしたいですっ!」

 

「…」

 

と、陽菜は沈黙していた。

 

「えっ?」

 

「さっきから、ずっと、ずっと、例年通りばっかりで!

それじゃあ、楽しい体育祭には、ならないと思います!」

 

「私みたいに、運動が苦手な人や、体育祭が嫌いな人も、

いると思うけど…」

 

「でも、そんな子達にも、楽しい気持ちになるような、

そんな、体育祭にしたいですっ!

みんな、笑顔になる体育祭!つまり!

あたしは、この体育祭を最高のショーにしたいんですっ!」

 

「それに、体育祭が、楽しかったら、

次の日から、学校生活が、もっと、楽しくなるはずです!」

 

「だから、みんなで、新しい競技を考えたり、

飾りつけをしたり…実行委員のみんなで、

どうやったら、楽しい体育祭になるか、考えましょう!」

 

「私、鳳さんを手伝いたいと思います」

 

「この人って、確か…桐谷遥さん?

天馬咲希さんまで、いるけど?」

 

「えっ、遥ちゃん?」

 

「せっかくの体育祭ですから、私も楽しい体育祭にしたいと

思っています」

 

「じゃあ、私も協力するよ!」

 

「ありがとう…天馬さん…桐谷さん…」

 

「みんなで、頑張って、楽しい体育祭にしようね!」

 

「がんばるぞ~!わんだほーいっ☆」

 

「わんだほーい?」

 

「あはは、かわいいかけ声!えむちゃんって、面白い子だね!」

 

「ふふ、そうだね、ちょっと、変わっているけど」

 

「えへへ!みんなで、楽しもうね!」

 

 

数日後、えむと陽菜と遥の三人で、

体育館倉庫へと、やって来た。

 

「体育倉庫に到着!」

 

「体育祭の協議に使えそうな物、何かあるかな?

それにしても、こんなところにも、あるなんて、

知らなかったな」

 

「あ、遥ちゃんは、ここは、初めてなの?」

 

「うん、鳳さんと、花海さんは、

ここの体育館倉庫って知っていたの?」

 

「私は初めて知ったが」

 

「あたしはね、入学式の日に学校探検して、見つけたの!

その時、入ってみようと、思っていたけど、

鍵がかかっていたんだ!」

 

「そうだったんだね」

 

「じゃあ、入ってみようよ」

 

三人は体育館倉庫の中へ入った。

 

「見てみて!竹の棒があるよ!棒取り合戦が出来るよ!」

 

「竹の棒で、そこまで、テンションが上がる人って、

初めて見たかも」

 

「これは…昔のクラスの旗?結構、凝っているね」

 

「本当だー!オシャレだねー!

こういう旗、ショーでも使えそう!

一番盛り上がるシーンで、ババーンと使って!」

 

「そう言えば、ショーが好きなの?

前から、気になってはいたけど」

 

「あれ?言ってなかったけ?」

 

「あたしはね、フェニックスワンダーランドで、

キャストをやっているんだ!

お客さんを笑顔にするために、毎日みんなで、頑張っているんだ!」

 

「お客さんを笑顔にするか…素敵な目標だね」

 

「うんっ!すっごく、楽しいショーを作っているから、

よかったら、遥ちゃんも観に来てね!」

 

 

「うん、すごく楽しそうだね、いつか、必ず来るね」

 

「本当に?ありがとう、楽しみにしているね」

 

「うん、楽しみにしているよ、鳳さん、花海さん」

 

「あっ、体育祭で、使えそうな物探さないと!」

 

「そうだった!探しに行かないと!」

 

三人で、使えそうな、物を探した。

 

 

 

 

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