えむは、二人三脚の練習をしに来た。
陽菜は、それを応援するのだった。
「二人三脚で、あたしと組む、先輩は…」
「あなたが鳳さん?」
「ほ?」
「?」
「はーい!鳳えむですっ!あれっ?
なんだか、先輩のこと、どこかで、見たことあるような…?」
「初めまして、2年B組の朝比奈まふゆだよ
部活以外で、1年生の子と話すなんて、嬉しいな、
よろしくね!鳳さん!それで、隣は…」
「は、花海陽菜です…」
「よろしくね、花海さん」
「よろしくお願いします」
と、陽菜が言いだすと、えむも続いて…
「よろしくお願いしまーす!」
「朝比奈さん。えむ。頑張って」
「うん!頑張るよ!」
「応援してもらえるのは、嬉しいな」
「ひっ!?」
「鳳さん、どうかしたの?」
「い、い、いえっ!ななな、なんでもないですっ!」
「それならいいけど…
何かあったら、遠慮なく、言ってね」
「ひぇっ!」
(な、なんだろう、笑顔だけど…笑顔じゃないっていうか…
と、とっても、怖いよ~!)
「じゃあ、早速練習していこうか」
まふゆの何かに怖がっていた、えむだが、
陽菜は首を傾げた。
二人三脚の練習が、始まった。
そこに、穂波がやって来て…
(えむちゃんと陽菜ちゃん、それに、2年生の朝比奈先輩?)
「えむちゃん、朝比奈先輩と二人三脚に出るんだね、
頑張ってね!」
「私も、応援しているから」
「ほ、穂波ちゃん!陽菜ちゃん!」
「鳳さんの友達?」
「は、はい!同じクラスの…」
「もしかして、緊張しているの?えむちゃん?」
「うえっ!?」
(あっ、そう言えば、朝比奈先輩は、美人で、
勉強も運動もできるから、憧れている人が多いって、
聞いたことがあるな…
じゃあ、えむちゃんも、そうなのかも…)
「素敵な先輩と組めてよかったね、えむちゃん、
応援しているね」
「う、うん…ありがとうぅ…」
「具合でも悪いの?無理しないでね」
「う、うん…」
「ふふ、素敵な先輩だなんて、嬉しいな」
(や、やっぱり、怖いよ~!!)
そして、体育祭の練習が終わり、
えむは、ワンダーランドのセカイにやって来た。
「ミクちゃ~ん!」
「えむちゃ~ん!
来てくれたんだ!体育祭で忙しいから、
会えないのかな…って、思っていたんだ!」
「そうだったの?なかなか、来られなくて、ごめんね、
ちょうど、あたしも、ミクちゃんに会えてなかったなー
って、思ったんだ、
あと、明日が体育祭だって、考えていたら、
眠れなくなっちゃって!
ちょっぴり、怖いこともあったけど…」
「ねぇねぇ、えむちゃんは、体育祭で、どんなことするの?」
「えっとね、リレーしたり、玉入れしたり、
綱引きしたり、騎馬戦したり、棒倒ししたり、
いろんなことをするよ!
実行委員のみんなで、頑張って準備したんだ♪」
「へえ~いいなぁ…ねぇねぇ、ミクも体育祭出たーい!」
「ホント?じゃあ、ミクちゃんも一緒に出よう!
あ、でも…体育祭のエントリー
もう、締め切っちゃっているんだった…」
「ええー!?
でも、そうだよね…やっぱり、急に参加するなんて、難しいよね…」
「うーん、あたしも、ミクちゃんに体育祭来て欲しいし、
何かいいアイディアが、あればいいんだけど…」
「あっ、そうだ!ミクが応援係をするのは、どうかな?」
「応援係?」
「そう!フレー!フレー!えむちゃん!って感じで!」
「あ、チアガールだね!いいね!いいね~♪
ミクちゃんに応援に来てもらえるなんて、すっごく嬉しいな!」
「よかった☆
じゃあ、明日、ミクがえむちゃんの体育祭に遊びに行くね!」
こうして、翌日、体育祭当日を迎えた。