ハッカー少女の知りたい好奇心   作:アッシュクフォルダー

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第九話 体育祭の前日

えむは、二人三脚の練習をしに来た。

陽菜は、それを応援するのだった。

 

「二人三脚で、あたしと組む、先輩は…」

 

「あなたが鳳さん?」

 

「ほ?」

 

「?」

 

「はーい!鳳えむですっ!あれっ?

なんだか、先輩のこと、どこかで、見たことあるような…?」

 

「初めまして、2年B組の朝比奈まふゆだよ

部活以外で、1年生の子と話すなんて、嬉しいな、

よろしくね!鳳さん!それで、隣は…」

 

「は、花海陽菜です…」

 

「よろしくね、花海さん」

 

「よろしくお願いします」

 

と、陽菜が言いだすと、えむも続いて…

 

「よろしくお願いしまーす!」

 

「朝比奈さん。えむ。頑張って」

 

「うん!頑張るよ!」

 

「応援してもらえるのは、嬉しいな」

 

「ひっ!?」

 

「鳳さん、どうかしたの?」

 

「い、い、いえっ!ななな、なんでもないですっ!」

 

「それならいいけど…

何かあったら、遠慮なく、言ってね」

 

「ひぇっ!」

 

(な、なんだろう、笑顔だけど…笑顔じゃないっていうか…

と、とっても、怖いよ~!)

 

「じゃあ、早速練習していこうか」

 

まふゆの何かに怖がっていた、えむだが、

陽菜は首を傾げた。

二人三脚の練習が、始まった。

 

 

そこに、穂波がやって来て…

 

(えむちゃんと陽菜ちゃん、それに、2年生の朝比奈先輩?)

 

「えむちゃん、朝比奈先輩と二人三脚に出るんだね、

頑張ってね!」

 

「私も、応援しているから」

 

「ほ、穂波ちゃん!陽菜ちゃん!」

 

「鳳さんの友達?」

 

「は、はい!同じクラスの…」

 

「もしかして、緊張しているの?えむちゃん?」

 

「うえっ!?」

 

(あっ、そう言えば、朝比奈先輩は、美人で、

勉強も運動もできるから、憧れている人が多いって、

聞いたことがあるな…

じゃあ、えむちゃんも、そうなのかも…)

 

「素敵な先輩と組めてよかったね、えむちゃん、

応援しているね」

 

「う、うん…ありがとうぅ…」

 

「具合でも悪いの?無理しないでね」

 

「う、うん…」

 

「ふふ、素敵な先輩だなんて、嬉しいな」

 

(や、やっぱり、怖いよ~!!)

 

 

 

 

そして、体育祭の練習が終わり、

えむは、ワンダーランドのセカイにやって来た。

 

「ミクちゃ~ん!」

 

「えむちゃ~ん!

来てくれたんだ!体育祭で忙しいから、

会えないのかな…って、思っていたんだ!」

 

「そうだったの?なかなか、来られなくて、ごめんね、

ちょうど、あたしも、ミクちゃんに会えてなかったなー

って、思ったんだ、

あと、明日が体育祭だって、考えていたら、

眠れなくなっちゃって!

ちょっぴり、怖いこともあったけど…」

 

「ねぇねぇ、えむちゃんは、体育祭で、どんなことするの?」

 

「えっとね、リレーしたり、玉入れしたり、

綱引きしたり、騎馬戦したり、棒倒ししたり、

いろんなことをするよ!

実行委員のみんなで、頑張って準備したんだ♪」

 

「へえ~いいなぁ…ねぇねぇ、ミクも体育祭出たーい!」

 

「ホント?じゃあ、ミクちゃんも一緒に出よう!

あ、でも…体育祭のエントリー

もう、締め切っちゃっているんだった…」

 

「ええー!?

でも、そうだよね…やっぱり、急に参加するなんて、難しいよね…」

 

「うーん、あたしも、ミクちゃんに体育祭来て欲しいし、

何かいいアイディアが、あればいいんだけど…」

 

「あっ、そうだ!ミクが応援係をするのは、どうかな?」

 

「応援係?」

 

「そう!フレー!フレー!えむちゃん!って感じで!」

 

「あ、チアガールだね!いいね!いいね~♪

ミクちゃんに応援に来てもらえるなんて、すっごく嬉しいな!」

 

「よかった☆

じゃあ、明日、ミクがえむちゃんの体育祭に遊びに行くね!」

 

 

こうして、翌日、体育祭当日を迎えた。

 

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