電撃ONLINE分室番外編:『ポケットモンスターダイヤモンドパール』クリアするまで帰れま10(テン)!   作:MstaR☆(みすた)

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電撃ONLINE分室番外編:『ポケットモンスターダイヤモンドパール』クリアするまで帰れま10(テン)!がついに、堂々の完結!?

ダイヤモンド&パールでの冒険を通して、彼女たちが導きだした『ポケットモンスター』とは……!?


もっと!!!電撃ONLINE分室番外編:『ポケットモンスターダイヤモンドパール』クリアするまで帰れま10(テン)!

もっと!!!電撃ONLINE分室番外編:『ポケットモンスターダイヤモンドパール』クリアするまで帰れま10(テン)!

 

 

 

 

〜休憩時間?〜

 

 

 

 

璃奈「今回は、せつ菜&歩夢VS果林&璃奈、かすみ&愛VS果林&璃奈に引き続き、せつ菜&歩夢VSかすみ&愛をお送りします。」

 

 

果林「凄い急な進行ね。」

 

 

璃奈「今回もどうせ長期戦になるから、尺調整。落ち着いて喋れるうちに進行は撮っておく。」

 

 

果林「それってカメラ回ってないところで言うものじゃ……でも、そうね。収録が再開したら、もう落ち着いてなんていられなさそうだもの。」

 

 

璃奈「ありがとう。」

 

 

果林「璃奈ちゃんは本当に強い人なのね。……それじゃ、進行してくわよ!」

 

 

璃奈「ルールは1人につき2匹を持ち寄ってのマルチバトル。そしてもう一つのルールが、

 

 

果林「『タイプ縛り』、よね♪1つのタイプのポケモンしか使えない特別ルールよ。」

 

 

璃奈「みんなのタイプをまとめるとこんな感じ。」

 

 

 

ダーツ

[ノーマル × 歩夢

かくとう × せつ菜

エスパー × 璃奈

あく × かすみ

はがね

ひこう × 果林

でんき × 愛

いわ

むし]

 

 

 

果林「私たちは冒険の初めにダーツで決めたけど……璃奈ちゃん達もやってたのね?」

 

 

璃奈「果林さん達がトバリシティに着く前くらいに。」

 

 

果林「気づかなかった……。」

 

 

璃奈「そして現在の戦績は、せつ菜さん達が1敗、かすみちゃん達が1勝、

 

 

果林「私と璃奈ちゃんが1勝1敗ね。」

 

 

璃奈「負けられないバトルだったのに……。」リナチャンボード、シュン…

 

 

果林「そうね。かすみちゃん達とのバトルでは、珍しく熱くなっていたようだけど……。やっぱりかすみちゃんの様子と関係ありかしら?」

 

 

璃奈「……うん。なんだか、2人のことを思い出しちゃって。」

 

 

果林「2人?」

 

 

璃奈「愛さんと、歩夢さん。ソード&シールドのレビューのとき。」

 

 

果林「ああ、あれね。ピカチュウとドリュウズの対決は凄まじかったわね……。」ハハ…

 

 

 

[くわしくは]

 

[ファミ通App分室番外編:戦場は大荒れ!?要塞怪獣を攻略せよ!『ポケットモンスターソード&シールド』に3人が挑戦!]

 

[を見てね!]

 

すたっふ(ファミ通のスタッフさん、ご愁傷様です……)

 

 

 

 

 

璃奈「……かすみちゃん、顔は笑ってるのに……怖かった。冷たい目……いや、静かだけど、煉獄みたいに燃えてた。……前の歩夢さんとはまた違う、哀しい目。」

 

 

果林「『哀しい』……?」

 

 

璃奈「うん。あれはポケモンに絶望した人の目。だから、本気でポケモンバトルして、ポケモンの楽しさを思い出して欲しかった。けど……、

 

 

果林「……。」

 

 

璃奈「だめだった……!私が、もっと、愛さんや歩夢さんみたいに、強ければ……!!」ウルウル

 

 

果林「……それは違うわよ。」

 

 

璃奈「え……?」

 

 

果林「『勝った者が正しい』って考えの人に力で勝って認めさても、それって自分も『勝った者が正しい』って言ってるだけじゃない?」

 

 

璃奈「…………果林さん、たまに鋭いこと言う。」

 

 

果林「『たまに』は余計よ。」ナデナデ

 

 

璃奈「ふぇ!?///」リナチャンボード、⁉︎///

 

 

果林「……よく頑張ったわね、璃奈ちゃん。」

 

 

璃奈「かりんさん……、」ポロポロ

 

 

果林「次はその歩夢と愛の対決なんでしょ?だったらきっと悪いことにはならないわ。」

 

 

璃奈「……うん!」

 

 

果林「そろそろみんな戻って来る頃ね。」

 

 

璃奈「うん。準備はバッチリ!実況解説は天王寺璃奈と、

 

 

果林「朝香果林でお送りするわよ♪」

 

 

 

[お送りします!] ワスレンナヨ?

 

 

 

璃奈「さあ、

 

 

璃奈果林「ポケットモンスターの世界へ!」

 

 

 

 

 

 

 

璃奈果林「『もっと!』電撃ONLINE分室番外編!『ポケットモンスターダイヤモンドパール』クリアするまで帰れま10(テン)!」

 

 

 

 

ピッ…

 

 

 

果林「それじゃあ、みんなと合流しましょうか。」

 

 

璃奈「……うん。」

 

 

果林「まだ調子出ない?」

 

 

璃奈「果林さん。」

 

 

果林「なに?」ニコ

 

 

璃奈「…………ごめんなさい。」

 

 

果林「どうしたの急に?バトルで負けたことなんて、全く

 

 

璃奈「そうじゃない。その……たぶん、いや、確実に……。」

 

 

果林「?」

 

 

璃奈「これから果林さんが目にするものは、ポケットモンスターの……いや、ポケットモンスターに魅せられた人の闇。」

 

 

果林「闇?」

 

 

璃奈「本当は見せたくなかった。……ポケモンに触れて間もない今が、1番楽しい時期になるはずだったのに……。」

 

 

果林「もう、大げさね。心配しないで?……いつも見栄張ってる癖して人一倍劣等感と自己嫌悪が強い、あの手のかかる後輩のことでしょ?もう、嫌というほど知ってるわよ。」

 

 

璃奈「気づいてたの……?」

 

 

果林「ま、まあね……。」

 

 

璃奈「ポケモンは楽しいゲームだけど、人の心の闇の部分を如実に映し出す恐ろしさももってる。」

 

 

果林「魅力的ゆえに……ね。」

 

 

璃奈「いつか、その闇にぶつかっても……乗り越えた先には、きっと暖かい未来がまってるから……ポケモンを嫌いにならないでほしい。」

 

 

果林「ええ。いつかその時が来たら……よろしくね。」ニコ

 

 

璃奈「うん!」

 

 

果林「さあ、

 

 

果林璃奈「いくわよ(こう)!」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜1週間前、某所〜〜

 

 

 

愛「じゃあ、とりあえず今の中須かすみを見せてもらうよ。」

 

 

かすみ「へ?」

 

 

愛「どのバージョンでも構わない。1番自信のあるロムでかかってきな……!」

 

 

かすみ「……。」コクン

 

 

 

 

 

〜愛VSかすみ〜

 

 

 

かすみ「……本気でいきますッ!」

 

『いけ!ミミッキュ!』

 

 

 

愛「……なるほど?」

 

『いけ!クレベース!』

 

 

 

 

かすみ「…….!」

 

『ミミッキュのつるぎのまい!』

 

 

 

愛「……。」

 

『クレベースのアイアンヘッド!』

 

『ミミッキュのばけのかわがはがれた!』

 

 

 

かすみ「まだまだ!」

 

『ミミッキュのドレインパンチ!』

 

『ミミッキュのいのちがけずられた!』

 

 

 

かすみ「半分削りきりました!次で仕留め

 

 

愛「『次』なんてない。だから弱いんだよ……。」ハァ…

 

 

 

『クレベースのゆきなだれ!』

 

『ミミッキュはたおれた!』

 

 

 

かすみ「…………へ?」

 

 

愛「狼狽えてる時間はないよ……。」ゴゴゴ…

 

 

かすみ「そ、そうだ!満身創痍のデクノボウなんて起点にしてやります!」

 

 

 

『いけ!パッチラゴン!』

 

 

愛「……。」

 

 

かすみ「いっけぇぇえ!ダイマックス!』

 

 

 

『パ ッ チ ラ ゴ ン……』ガオー

 

 

 

愛「……愚策。」

 

 

 

『パッチラゴンのダイジェット!』

 

『パッチラゴンのすばやさがあがった!』

 

 

愛「……はぁ。」タメイキ

 

 

かすみ「……た、耐えた!?そんな、バカな!!?」

 

 

愛「……貧弱すぎる。」

 

『クレベースのゆきなだれ!』

 

 

 

かすみ「!!?……よし、耐えた!次でとどめ!」

 

 

 

『パッチラゴンのダイサンダー!』

 

『あしもとにでんきがかけめぐった!』

 

『クレベースはたおれた!』

 

 

 

かすみ「これでイーブンです!」

 

 

愛「……いや、終 わ りだよ。」

 

 

『いけ!サザンドラ!』

 

 

 

かすみ「……よし!ダイマックスは無し!なら素早さの上がったパッチラゴンが先に

 

 

 

『サザンドラのだいちのちから!』

 

『パッチラゴンはたおれた!』

 

 

 

かすみ「え……?なんで……。」

 

 

愛「……だしな、次のポケモンを……!」

 

 

かすみ「まだ!まだ終わってない!!」

 

『いけ!ロトム!』

 

 

愛「ヒートロトム……。諦めた方がポケモンのためだよ。」

 

 

かすみ「そんなの、やってみなきゃわかんないじゃないですか!?」

 

 

 

愛「だったら、思う存分やりゃいいさ。」

 

 

 

『もどれ!サザンドラ!』

 

 

『サ ザ ン ド ラ……』ガオー

 

 

かすみ「!?……、!』

 

 

 

 

 

かすみ「…… ……」ガクッ

 

 

愛「あたしの勝ち……いや、あんたの負けだよ。」

 

 

かすみ「……なんで、なんで勝てない!なんで、こんな負け方……!!」ギリ…

 

 

愛「……かすみん。強くなるってのはこういうことなんだ。」

 

 

かすみ「……。」

 

 

愛「『勝つため』にポケモンをやると、必然的に相手の勝機を絶って『詰ませる』戦い方になる。それは、少なからず相手を絶望させることなんだよ……!?」ウル…

 

 

かすみ「だから何ですか。私は諦めません!強くならなきゃダメなんです!!」

 

 

愛「バトルで強くなることだけがポケモンじゃない!…………今なら間に合う!」ジワ…

 

 

かすみ「……嫌です。」

 

 

愛「…………愛さん、今のかすみんにポケモン教えるのやだよ。こんなふうになって欲しくない……!」ポロ…

 

 

かすみ「……。」

 

 

愛「……かすみん、そんな苦しそうな目してなかったじゃん!ねえ、いつものかすみんに戻ってよ!また

 

 

かすみ「すみません、もう……戻れないんです。愛さんが教えてくれないなら、独りでも強くなってみせる……!」クルッ

 

 

愛「まって!」

 

 

 

 

 

 

 

〜〜収録前、朝〜〜

 

 

 

かすみ「愛さん!おっはよ〜ございま〜す♪」

 

 

愛「かすみん……。」

 

 

かすみ「もう!なに辛気臭い顔してるんですか!?今日は待ちに待った対戦レビューなんですよ?」

 

 

愛「かすみん。……ごめんね。愛さん、かすみんにポケモンの楽しさを忘れてほしくなくて、わざと辛く当たっちゃった……。」

 

 

かすみ「いいんですよそんなこと。それより!準備運動、しません!?」ウズウズ

 

 

愛「準備運動……?」

 

 

かすみ「決まってるじゃないですか〜、目と目があったら……、

 

 

かすみ愛「ポケモンバトル!」

 

 

かすみ「……。」ニヤ…

 

 

 

『いけ!デンチュラ !』

 

『いけ!テッカグヤ!』

 

 

 

『もどれ!デンチュラ !』

 

『デ ン チュ ラ ……』ガオー

 

 

 

『もどれ!テッカグヤ!』

 

『テッ カ グ ヤ……』ガオー

 

 

 

『デンチュラのダイウォール!』

 

『テッカグヤのダイロック!』

 

『デンチュラはこうげきからみをまもった!』

 

 

 

かすみ「……!」

 

 

 

『デンチュラのダイサンダー!』

 

『あしもとにでんきがかけめぐった!』

 

『テッカグヤのダイロック!』

 

『すなあらしがまきおこった!』

 

 

 

愛「……!?(耐えた……?このデンチュラ、何か変だ)」

 

 

かすみ「どうしたんですか?『先輩』が大切にしてた、楽しいポケモンバトルですよ?もっとたのしみましょう?」ニコ

 

 

愛「……!?」ゾクッ…

 

 

愛(笑顔なのに、なんて気迫してんのさ……!?準備運動なんて気概じゃない、何か、怨念のような凄み……!)

 

 

かすみ「愛さん?」キョトン

 

 

愛「あ〜、ごめんごめん!続けよ?(私の目の前にいるのは、本当に『あの』かすみんなの……!?)」

 

 

 

『すなあらしがデンチュラをおそう!』

 

 

 

『もどれ!テッカグヤ!』

 

『いけ!ガラガラ!』

 

 

 

かすみ「……リージョンフォーム。まあ、ここはテッカグヤを下げざるを得ませんよねぇ……♪」

 

 

 

『デンチュラのダイアーク!』

 

『ガラガラのとくぼうがさがった!』

 

 

 

愛「そんな!?」

 

 

かすみ「フフ。これでテッカグヤもガラガラも、デンチュラの一撃圏内ですねぇ♪」

 

 

 

『すなあらしがポケモンたちをおそう!』

 

 

 

『デンチュラのまもる!』

 

『ガラガラのフレアドライブ!』

 

『デンチュラはこうげきからみをまもった!』

 

 

 

かすみ「愛先輩……。ロマンやエンターテイメント、ポケモンの楽しさを大切にする人。…………虫唾が走る。」ボソッ

 

 

愛「……!?」

 

 

 

『すなあらしがポケモンたちをおそう!』

 

 

 

『デンチュラのふいうち!』

 

『ガラガラはたおれた!』

 

 

 

『すなあらしがデンチュラをおそう!』

 

 

『いけ!ボルトロス!』

 

 

 

かすみ「純粋な強さと型の多さを誇るテッカグヤを『ちくでん』の霊獣ボルトロスで相性補完……それが、『強くなる』ってことなんですか?」

 

 

愛「……そっちだって、『準備運動』にしては気合い入り過ぎじゃない……ッ!?」

 

 

 

『もどれ!デンチュラ !』

 

『いけ!ピクシー!』

 

『ボルトロスのわるだくみ!

 

 

 

かすみ「……。」

 

 

愛「へえ?なかなか強気じゃん?(かすみんはこんな、ブラフや策を弄するようなプレイスタイルじゃなかったのに……!?)」

 

 

 

『すなあらしがポケモンたちをおそう!』

 

 

 

『ボルトロスのヘドロウェーブ!』

 

『ボルトロスのいのちがけずられた!』

 

『ピクシーのアンコール!』

 

 

 

愛「……くっ、」

 

 

 

『すなあらしがやんだ!』

 

 

 

『もどれ!ボルトロス!』

 

『いけ!テッカグヤ!』

 

 

『もどれ!ピクシー!』

 

『いけ!シャンデラ!』

 

 

 

愛「!?(交替読み……!?)」

 

 

 

 

かすみ「シャンデラのもちものは『こだわりスカーフです。デンチュラには『ふいうち』があります。……『詰み』です♪」

 

 

 

『シャンデラのだいもんじ!』

 

『テッカグヤはたおれた!』

 

 

 

愛「……いや、まだ!ボルトロスには『わるだくみ』がある!」

 

 

 

『いけ!ボルトロス!』

 

 

 

かすみ「『ふいうち』のPPが切れるまで『わるだくみ』を積む……その勇気、ありますか?」ニコ

 

 

愛「上等だ、やってやろうじゃん!!(私は一体、誰と戦ってるの……!?)」

 

 

 

『シャンデラのだいもんじ!』

 

 

 

かすみ「あらら。耐久無振りなら最低乱数でしょうか……耐えられちゃいましたねえ。」

 

 

 

『ボルトロスのあくのはどう!』

 

『ボルトロスのいのちがけずられた!』

 

 

 

愛「…………な、」

 

 

 

『シャンデラはたおれた!』

 

『いけ!ピクシー!』

 

 

かすみ「『ふいうち』と『わるだくみ』の読み合いを、させてもらえるとでも?……フフ、残念です……♪」

 

 

愛「…………、」

 

 

かすみ「『先輩』ともあろうお方なら、もう可能性なんて残ってないことくらい、気づいているものかと思ってたんですけど。」

 

 

愛「………………、くそっ!」ダンッ!

 

 

かすみ「『だいもんじ』をしのげば勝てるって思いました?……自分のポケモンのHP管理くらい、できるようにしたいものですね。」ニコ

 

 

『ボルトロスのヘドロウェーブ!』

 

『ピクシーはたおれた!』

 

『ボルトロスのいのちがけずられた!』

 

 

 

『ボルトロスはたおれた!』

 

 

 

愛「……クソッ、ちくしょう……!」ガクッ

 

 

かすみ「勝つためにポケモンをやるのは、相手の勝機を絶って詰ませて、少なからず相手を絶望させること。でしたよね?」

 

 

愛「なんで……!」

 

 

かすみ「愛さん。……かすみん、独りでも強くなれましたよ……♪」ニコ♪

 

 

愛「…………。」

 

 

かすみ「……じゃあ、今日もよろしくお願いしますね♪といっても、本気を出すようなことにはなりませんけど。」スタスタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜現在、収録ルーム〜〜

 

 

 

 

果林「……というわけで、いきなりだけどチームの紹介よ!」

 

 

せつ菜歩夢愛かすみ「おーっ!」

 

 

 

果林「まずはせつ菜&歩夢チーム!勇気を、夢を、感動を!その拳で明日へ繋げ!ハッスルマッスルがんバルク!優木せつ菜!」

 

 

せつ菜「いきます……ッ!」

 

 

璃奈「そして相棒は……、甘く、重く、狂おしく!愛が全てさ、僕らの時代はここから始まる!上原歩夢!!」

 

 

歩夢「……この戦いは、負けられない……ッ!」

 

 

 

果林「対するはかすみ&愛チーム!悪賢さと圧倒的なパワーのギャップが光る!中須ーー、かすみ!」

 

 

かすみ「も〜、なんだか照れちゃいますねぇ///」テレテレ

 

 

璃奈「もう1人は……、いつだってそこにある愛という光……。僕らを導く心の絆!宮下愛!」

 

 

愛「勝つだけじゃだめなんだ……。もう、負けない……!!勝ち負けよりも大事なものを、この戦いで取り戻す!」

 

 

 

 

 

[ちょっと、みなさん?]

 

[これゲームレビューですよ?]アタフタ

 

[面白おかしく、楽しくやるやつですよ!?]

 

[なんでそんなマジな雰囲気なんですか!?]

 

 

 

果林「これで全員ね。じゃあ早速、みんな位置についてちょうだい。」

 

 

 

[無視された……]

 

[しゅん]

 

すたっふ(ああぁぁ、杞憂が杞憂じゃなくなった……)

 

 

 

かすみ「かすみんいっちばーん♪」

 

 

せつ菜「……、」チラッ

 

歩夢「……、」コクン

 

 

愛「じゃあ愛さんもそっち

 

 

せつ菜「うおお〜!」

 

 

かすみ「ちょっ!?なんでせつ菜先輩がこっちくるんですか!!」

 

 

愛「かすみんのパートナーは愛さん……って、歩夢なんでブロックすんの!?」ガシガシ

 

歩夢「まあまあ♪」ガシガシ

 

 

せつ菜「愛さん、失礼を承知でお願いです。………どうか、本気で戦ってください!!」

 

 

愛「言われなくても本気

 

 

歩夢「嘘はだめだよ。さっきまでの愛ちゃん……本気じゃなかったでしょ?」

 

 

かすみ「そうなんですか?」キョトン

 

 

歩夢「う〜ん……正確には、かすみちゃんと一緒じゃ戦いにくいって感じかな?」

 

 

愛「そんなこと!」

 

 

せつ菜「ないというなら、証明してください!かすみさんと本気で向き合うことで……!!」

 

 

愛「……。」

 

 

せつ菜「かすみさんと向き合うのは任せます。……でも、並び立つのは、同じ冒険を共にした私の役目です!!」

 

 

愛「せっつー……。」ウル…

 

 

歩夢「愛ちゃんは独りじゃないよ?それとも……私じゃ背中を預けるの、不安?」

 

 

愛「……いや、そんなことない。」ジワ…

 

 

 

愛「……………………。」グシグシ

 

 

 

愛「歩夢が相棒なら、誰が相手でも負ける気しないね!」ニッ

 

 

歩夢「うん!私たちのコンビなら、

 

 

歩夢愛「「最強で最高だ!」」

 

 

 

 

 

璃奈「これ、は…………?」アゼン

 

 

果林「まったく……最後の最後でめちゃくちゃしてくれるわね。」クス

 

 

 

[もう戦績だしても意味ないですね〜]

 

すたっふ(なんとしてもお蔵だけは……!)

 

 

 

果林「別にいいんじゃない?あの4人はみんな、戦績なんかよりもっと大事なものの為に戦ってるんだから。」

 

 

 

[はは……もうどにでもっちゃえばいいんだ]

 

すたっふ(確かに、かすみちゃんをどうにかするにはこれがベスト、か……?)ムムム

 

 

 

璃奈「普段はちゃんと進行してくれる癖に、ラストバトルはいつもめちゃくちゃ。……まったく、こっちの苦労も考えて欲しい。」リナチャンボード、ヤレヤレ

 

 

果林「……顔がにやけてるわよ?」

 

 

璃奈「そんなことない……///」リナチャンボード、スン

 

 

 

 

 

かすみ「かすみんは別に誰とでも良いですけど。」

 

 

せつ菜「私はかすみさんが良いです!」ペカー

 

 

かすみ「ほんっっと、そういうところですよ……。」

 

 

せつ菜「?」キョトン

 

 

 

 

 

 

 

〜 歩夢&愛 VS かすみ&せつ菜 〜

 

 

 

 

 

 

『いけ!ポリゴンZ!』

 

『いけ!レントラー!』

 

『いけ!ヘラクロス!』

 

『いけ!ドンカラス!』

 

 

 

『レントラーのいかくでヘラクロスとドンカラスのこうげきがさがった!』

 

 

 

かすみ「げげ!?」

 

 

せつ菜「とばしてきますね……!」

 

 

歩夢「さっすが愛ちゃん、頼もしいね♪」

 

 

愛「その言葉、そっくりそのまま返すよ。」ニヤリ

 

 

 

 

 

果林「はじまったわね……!」ゴクリ

 

 

璃奈「うん。物理メインになりやすいヘラクロスとドンカラスには、レントラーの『いかく』の影響が大きい……、対面は愛さん達が有利!」

 

 

 

 

 

 

 

〜ターン1〜

 

 

 

 

かすみ「ここは……!!」

 

 

『もどれ!ドンカラス!』

 

『いけ!バンギラス!』☆

 

『バンギラスのすなおこしですなあらしがまきおこった!』

 

 

 

 

 

果林「あれもバンギラスなの!?身体が金ピカなんだけど……。」

 

 

璃奈「ポケモンはものすご〜く低い確率で色違いになるのです!」リナチャンボード、キラーン

 

 

 

 

 

歩夢「金色のバンギラスだ!」

 

 

愛「緑もいいけど、金色だとこの、『いかにも』って感じの怪獣感がたまらないよね〜!」

 

 

かすみ「み〜んなかすみん色に染めちゃいますよ☆」キャピ

 

 

 

 

 

果林「物凄くレアなら、強さも違うのかしら?」

 

 

璃奈「違うのは色だけ。でも狙って出すのはものすご〜く大変。だから、人によってはポケモンへの愛を示す手段にしてる。」

 

 

果林「そうなのね。それにしても、いきなり交替するなんて、なかなか思い切ったことするのね?」

 

 

璃奈「ポリゴンZがドンカラスより速いことを知ってる人の動き。かすみちゃん、この短期間でもの凄く知識をつけてきてる……!」

 

 

果林「そんなこと言ったって、1発耐えてドンカラスが得意な急所を決めれば……

 

 

璃奈「ポリゴンZの火力は異次元。」

 

 

果林「ノーマル技じゃ弱点はつけないし、弱点ついてもタイプ不一致だから、流石に耐えられるんじゃないかしら?」

 

 

璃奈「もう一度言う。ポリゴンZの火力は異次元。」

 

 

果林「え、いやまさか……。」アハハ

 

 

 

 

『もどれ!レントラー!』

 

『いけ!ライチュウ!』☆

 

 

 

 

 

愛「へっへっへ♪スーパーオレンジで決めちゃうよ〜!(この勝負で、かすみんにポケモンの楽しさを思い出させる……!)」

 

 

 

 

果林「愛ちゃんも交替なの!?しかも、ライチュウも光った!?」

 

 

璃奈「色違いのライチュウはスーパーオレンジ!おててのコッペパンもこんがり♪」

 

 

果林「あれってコッペパンなの……?」

 

 

 

[おいしそうですね]

 

すたっふ(色違い……愛ちゃんの『本気』の証……!)

 

 

 

果林「え……。もしかしてツッコミ……私だけ?」

 

 

 

歩夢「うわぁすごい!すごいよ愛ちゃん!可愛い〜♡おててのコッペパンもこんがりだよ〜♪」キラキラ

 

 

せつ菜「ドット絵のライチュウってお腹がポチャッとしてて愛らしいですよね♪」キラキラ

 

 

かすみ「ピカチュウじゃなくてライチュウにするあたり、ポケモンへのラブを感じますね☆」

 

 

愛「えっへっへ、頑張っちゃいました。」テレテレ

 

 

 

 

 

果林「レントラー目線ならかなり良い対面なのに、交替しちゃうのね?」

 

 

璃奈「うん、「レントラー目線なら』ね。」

 

 

果林「何か含みのある言い方ね?それなら、愛ちゃんには他の意図がある……?」

 

 

璃奈「……いずれわかる。」

 

 

 

 

 

歩夢「さすが愛ちゃん!ナイスアシスト♪」

 

愛「えへへよせやい///」テレテレ

 

 

 

 

 

果林「歩夢ちゃんはその意図を汲んでるようね。」

 

 

璃奈「ポケモンのことなら2人は以心伝心。」

 

 

 

 

 

『ヘラクロスはしゅうちゅうしている!』

 

 

 

果林「せつ菜ちゃんは、また『きあいパンチ』!?」

 

 

璃奈「上手い……!」

 

 

果林「どういうこと?」

 

 

璃奈「特性『こんじょう』のポケモンは状態異常でパワーアップする。」

 

 

果林「そうね。」

 

 

璃奈「歩夢さんのオオスバメはそれをどうやって発動させた?」

 

 

果林「『まもる』で1ターン凌いで、『かえんだま』の効果でやけどにしてたわね。」

 

 

璃奈「そう。初手『まもる』は根性型の常套手段。知ってる人ならまず1ターン目の攻撃は避けてくる。」

 

 

果林「なるほど♪せつ菜は歩夢と愛が、『根性型のヘラクロスが守ってくることを読んで攻撃してこない』……ことを読んで、気合いパンチを選んだのね!」

 

 

璃奈「ピンポンピンポン♪」

 

 

果林「……もしかしてこのバトル、こんなペースで解説していくの……?」オソルオソル

 

 

璃奈「もちろん。本気の歩夢さんと愛さんに渡り合うつもりなら、これくらいしてもらわないと困る。」

 

 

果林「えぇぇ……。」コンワク

 

 

 

 

 

歩夢「やるねせつ菜ちゃん。でも

 

 

愛「それは悠長じゃない?」ニヤリ

 

 

歩夢「これで決める!」

 

 

せつ菜「え!?いきなり!?」

 

 

歩夢「……。」

 

 

歩夢「……夢に惑いし哀れな焔。もがき、抗い、貶めて。闇に溺れし業の魂。」

 

 

かすみ「この人急に何か唱え始めましたけど!?」

 

 

歩夢「フフ♪」

 

 

 

歩夢「…………いっぺん、死○でみる?」ニコ♪

 

 

 

[自主規制]シュババッ

 

すたっふ(これ以上編集の手間を増やされてたまるかぁぁあ!!)

 

 

 

歩夢「カタストロフ、ギャラクシス!!」

 

 

 

 

『ポリゴンZのはかいこうせん!』

 

『ヘラクロスはたおれた!』

 

 

 

 

 

[危なかった……]

 

 

 

璃奈「見事な早業。」リナチャンボード、アッパレ!

 

 

果林「別に今から規制しなくても、後から編集すればいいんじゃ……。」

 

 

璃奈「 」リナチャンボード、ハッ!?

 

 

 

[はっ!?]

 

すたっふ(その結果が8連勤&エブリデイ残業ハッピーセットなんだよなぁ……)

 

 

 

 

 

せつ菜「……………………へ?」ポカーン

 

 

かすみ「はぁ……。」タメイキ

 

 

せつ菜「すみませんかすみさん、見事にしてやられちゃいました。」アハハ

 

 

かすみ「……あははって、悔しくないんですか?そんなにヘラヘラして。」

 

 

せつ菜「それは……。」

 

 

かすみ「大好きな子がゴミクズ同然に消し飛ばされたら、かすみんは悔しいって思いますけど?」

 

 

せつ菜「ゴミクズって……!!」ギリ…

 

 

かすみ「だってそうじゃないですか。ゴミ同然に見られるヘラクロスがかわいそうです。」

 

 

せつ菜「悪いのはヘラクロスを活躍させられなかった私です!けど!ヘラクロスはゴミなんかじゃありません!!」

 

 

かすみ「どうでしょうね……。少なくとも、この戦いで『ヘラクロスは弱い』って思われても文句は言えませんよ?」

 

 

せつ菜「……!」

 

 

かすみ「……それをヘラヘラして流すようなトレーナーなんて、たかが知れてますね。」

 

 

 

 

 

果林「ちょっと、どうしちゃったのよ!?かすみちゃん、そんなこと言うような子じゃなかったのに……。」オロオロ

 

 

 

[かすみちゃんの身に一体何が……!?]

 

すたっふ(お蔵は嫌だ、お蔵は嫌だ……!)ガクブル

 

 

 

璃奈「……だいたいわかった。」

 

 

果林「わかったって?」

 

 

璃奈「かすみちゃんのポケモンへの愛情は、何一つ変わってない。ただ、何かのきっかけで、その愛情が歪んじゃった……。」

 

 

 

 

 

『いけ!ゴウカザル!』☆

 

 

 

果林「せつ菜も色違い!?」

 

 

 

 

歩夢「色違いのゴウカザル、しかも♀。……せつ菜ちゃん、頑張ったんだね。」

 

 

せつ菜「はい!今回のレビューに呼ばれたときから、ずっと心に決めてました。……最後のバトルは、最初のポケモンで、絶対この子で戦うって!」

 

 

愛「へ〜?なかなか粋なことするじゃん♪」

 

 

歩夢「最初のポケモンはポケモントレーナーみんなにとってのかけがえのない思い出だもんね。」ニコ

 

 

かすみ「……。」

 

 

歩夢(今、一瞬笑った……?)

 

 

かすみ「!……、だったら、勝ってその心意気を示してください。」

 

 

 

『すなあらしがふきあれる』

 

 

 

 

 

果林「やっぱり、最初のポケモンって……うまく言えないけど、特別な思い入れがあるわよね。」

 

 

 

[ですね!]

 

すたっふ(さっき、一瞬だけどかすみちゃんが笑顔を取り戻した。……みんななら、なんとかしてくれるか……!?)

 

 

 

 

 

 

〜ターン2〜

 

 

 

 

せつ菜「ポリゴンZは破壊光線の反動で動けません!今がチャンスです!」

 

 

愛「させるかぁあ!」

 

 

 

『ライチュウのねこだまし!』→ゴウカザル

 

『ゴウカザルはひるんでうごけなかった!』

 

 

 

せつ菜「なっ……!?」

 

 

歩夢「ありがとう愛ちゃん!」

 

 

愛「まったく……初手破壊光線に合わせる方の身にもなってほしいね。」ニヤリ

 

 

歩夢「速攻で入れ替え押してた癖に。」ニヤリ

 

 

愛「あ、バレてた……?///」

 

 

 

 

 

果林「『はかいこうせん』は強力だけど、次のターンは隙ができちゃうのよね。」

 

 

璃奈「それをライチュウの『ねこだまし』でカバーした。」

 

 

果林「これを打ち合わせ無しに決めてくるなんて……まさに以心伝心ね♪」

 

 

 

 

 

『ポリゴンZははんどうでうごけない!』

 

 

 

かすみ「……別にこのターンはいいです。ポリゴンZが次動くまでに仕留めれば充分なので。」

 

 

 

『バンギラスのストーンエッジ!』→ポリゴンZ

 

 

 

せつ菜「かすみさん、ナイスフォロ

 

 

 

『ポリゴンZはカムラのみですばやさがあがった!』

 

 

 

かすみ「なっ……!?」

 

 

せつ菜「そんな……これも、読まれてた……!?」

 

 

 

 

 

果林「『カムラのみ』はHPが少なくなると素早さをあげてくれる木の実よ。」

 

 

璃奈「前のバトルで果林さんも使ってた。」

 

 

果林「ええ。決定力はあるけど、相手に先制で2回攻撃されるとやられちゃう……なんて時に持たせてあげれば、効果は抜群ね♪」

 

 

 

 

『すなあらしがふきあれる』

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ターン3〜

 

 

 

 

『もどれ!ライチュウ!』

 

『いけ!レントラー!』

 

『レントラーのいかくでゴウカザルとバンギラスのこうげきがさがった!』

 

 

 

歩夢「ナイスだよ愛ちゃん。1番欲しいところで『いかく』が入った……!」

 

 

愛「へへ、パートナーとの連携はマルチバトルでしか味わえないサイッコーのエンタメだからね……!」ニッ

 

 

 

 

 

果林「『1番欲しいところ』?」

 

 

璃奈「ゴウカザルもバンギラスも物理が得意なポケモン。しかもせつ菜さんはもう入れ替えができないから……、

 

 

果林「ライチュウの『ねこだまし』とレントラーの『いかく』でドツボ……ってわけね。」

 

 

璃奈「ピンポンピンポン♪」

 

 

 

 

 

かすみ「ま、まあ……お膳立てはしたんです。ゴウカザルお得意の『あれ』でさっさと倒しちゃってください。」

 

 

せつ菜「あ、え〜っと……。」

 

 

 

『ポリゴンZのはかいこうせん!』→バンギラス

 

 

 

歩夢愛かすみ「……………………え?」ポカーン

 

 

 

かすみ「なんで先制技使わないんですか!?『マッハパンチ』か『しんくうは』は入れといてくださいよ!!」ギャー

 

 

せつ菜「すみません。技スペース、足りませんでした///」テヘペロ

 

 

かすみ「 」ゼック

 

 

せつ菜「で、でもでも!ストーンエッジを耐えてたし、もしかしたら素早さには降ってないのかな〜って……///」

 

 

 

『ゴウカザルのねっぷう!』→相手2匹

 

『レントラーにはあたらなかった!』

 

『ポリゴンZはたおれた!』

 

 

 

せつ菜「………………結果オーライです☆」

 

 

かすみ「オーライじゃないですよぉお!!何してくれてるんですかぁ!?バンギラス削られたらもうレントラーに勝てないじゃいですか!!?」

 

 

 

 

 

果林「ごめんなさい璃奈ちゃん、私には今の状況がわからないのだけど。」

 

 

璃奈「えっと……。まず、ゴウカザルは『マッハパンチ』と『しんくうは』を覚えられる。」

 

 

果林「『マッハパンチ』はストーリーで見たけど、『しんくうは』はどんな技なのかしら?」

 

 

璃奈「格闘技で、先制できる。マッハパンチと同じ効果。」

 

 

果林「まったく同じなら2種類なくても良いんじゃない?」

 

 

璃奈「ごめん。厳密に言うと、『マッハパンチ』は物理技で『しんくうは』は特殊技。ゴウカザルはどっちも得意だから型で使い分ける。」

 

 

果林「ゴウカザルは先制技を使った時点で物理型か特殊型かわかるってことね。」

 

 

璃奈「そのとーり!」

 

 

果林「でもこのターンはポリゴンZが先制した……。」

 

 

璃奈「そう。ゴウカザル側は絶対にポリゴンZを落としたい場面。『カムラのみ』で素早さが逆転されてるから……

 

 

果林「ポリゴンZに技を出させないためには、『マッハパンチ』か『しんくうは』で倒す必要があるのね。」

 

 

璃奈「いぇすいぇす。ポリゴンZが技を出したってことは、ゴウカザルは先制技を持ってないってことになる。だから3人は驚いてた。」

 

 

果林「なるほどね……。そしてポリゴンZは『はかいこうせん』を撃って退場……と。でもあそこだったらゴウカザルを攻撃した方が良いんじゃ……。」ムムム

 

 

璃奈「………………。」

 

 

すたっふ(もしかして、あの2人目的は勝つことじゃないのか……?)

 

 

果林「璃奈ちゃん?」

 

 

璃奈「……効果いまひとつだとしても、バンギラスを削ることに意味がある。」

 

 

果林「そういえばかすみちゃんも言ってたわね?レントラーに勝てなくなるって。」

 

 

璃奈「………….。そう、レントラーがバンギラスを一撃で倒せれば、ライチュウも動きやすくなる。『居座る』っていう択をより強く押しつけられる。」

 

 

果林「なるほど。それでポリゴンZは見事に撃ち逃げしてみせたってわけね。」

 

 

 

 

 

 

かすみ「このままじゃ……!」

 

 

 

『バンギラスのかみくだく!』→レントラー

 

 

 

愛「余裕余裕♪レントラーの耐久なめんなよ☆これがレントラーの『らしさ』だ!」

 

 

 

 

 

果林「……ということは、」

 

 

璃奈「果林さん、どうかした?」リナチャンボード、キョトン

 

 

果林「歩夢ちゃんも愛ちゃんも、ポリゴンZはこのターンで倒されるものと考えて行動してて……。」ムムム

 

 

璃奈「うん。2人とも、歩夢さんの2匹目のポケモンで『受ける』ことを考えてる。だからポリゴンZが倒されても狼狽えない。」

 

 

果林「じゃあ、またピクシーが出てくる……?」オソルオソル

 

 

璃奈「……もっと凄いのが出てくる。」

 

 

果林「もっと凄いの?」

 

 

璃奈「そう。歩夢さんがポケモンを始めた頃からずっと……ずっとずっと目をかけて、ポケットモンスターを一緒に見届けてきた、あの子が。」

 

 

 

 

 

歩夢「頼んだよ。……私の相棒!!」

 

 

『いけ!ハピナス!』☆

 

 

 

 

 

果林「ハピナスも色違い!?」

 

 

 

[色違いのバーゲンセールですね]

 

すたっふ(やっぱりあの子ら、マジだ……!?)

 

 

 

 

愛「じゃあ……いきますか!」

 

 

歩夢「うん!」

 

 

 

 

 

果林「もはや誰も驚かないのね……。」

 

 

璃奈「だって『あの』歩夢さんだよ?」

 

 

果林「ん?」

 

 

璃奈「歩夢さんは、頑なにプロフィールの趣味を『???』にしてるくせして、秘密裏にクソゲーハンターをするような人。」

 

 

果林「クソゲーハンター……。」

 

 

璃奈「そんな理不尽と虚無とフラストレーションに取り憑かれた人間なら……当然、『やる』。」

 

 

果林「ときどき歩夢ちゃんがわからなくなるわ……。」

 

 

 

『すなあらしがふきあれる』

 

 

 

 

 

 

 

〜ターン4〜

 

 

 

 

愛「……!」

 

 

 

『もどれ!レントラー!』

 

『いけ!ライチュウ!』

 

 

 

 

 

果林「ええ!?また入れ替えなの!?」

 

 

璃奈「この交替は……愛さんの読み勝ち。」

 

 

果林「読み?一体誰と……

 

 

 

 

 

かすみ「くっ……!」

 

 

 

『もどれ!バンギラス!』

 

『いけ!ドンカラス!』

 

 

 

愛「このターンは……あたしの勝ちだ。」ニッ

 

 

かすみ「……。」

 

 

愛(今のかすみんが本気なのか、わざと読み負けたのかもわからない……!けど、ハッタリでも笑顔を絶やすな、宮下愛!)

 

 

 

 

 

果林「読み合いの相手はかすみちゃん?」

 

 

璃奈「うん。レントラーは物理攻撃が得意で、格闘技でバンギラスの弱点を突くこともできる。」

 

 

果林「『いかく』もあるし、バンギラス側からしたら嫌な相手ね。」

 

 

璃奈「そしてかすみちゃんの控えのドンカラスは、レントラーよりも速いし、格闘技で弱点を突かれない。」

 

 

果林「1発耐えて致命傷……急所なら倒すこともできちゃうのね。」

 

 

璃奈「ピンポンピンポン♪だからかすみちゃんはドンカラスに入れ替えたのです!」

 

 

果林「で、愛が出したのは……

 

 

璃奈「ライチュウ。ドンカラスよりさらに速くて、電気技で弱点をつける。」

 

 

果林「ドンカラスにとって最悪の相手ね。」

 

 

璃奈「ライチュウは特殊技を使うことが多いから、バンギラスなら対面で有利。」

 

 

果林「これが『サイクル戦』、ってやつなのね……。」ナルホド

 

 

璃奈「けど、愛さんが本当に戦っているのは……。」

 

 

果林「へ?」キョトン

 

 

璃奈「いや、なんでもない。」

 

 

果林「そう?……あ、バトルに動きが!」

 

 

 

 

 

せつ菜「威嚇でゴウカザルを機能停止するつもりだったようですが……そうはいきませんよ〜!」

 

 

 

『ゴウカザルのねっぷう!』→相手2匹

 

 

 

歩夢「よかった、火傷はしてない。」フゥ

 

 

愛「うおっ!?確定3発くらいか……やってくれるじゃん!」

 

 

せつ菜「レントラーで『いかく』を入れてくれてもいいんですよ?ゴウカザルで上から叩いてあげますから……!」ニヤリ

 

 

愛「へっ、言ってくれるじゃん……!」

 

 

歩夢「盛り上がってる所で悪いけど……私もいるの、忘れてない?」

 

 

せつ菜「え

 

 

 

『ハピナスのなげつける!』→ゴウカザル

 

『ハピナスはでんきだまをなげつけた!』

 

「ゴウカザルはまひしてわざがでにくくなった!』

 

 

 

せつ菜「しまった!?」

 

 

歩夢「フフ。これで上から叩けなくなっちゃったね♪」

 

 

愛「歩夢、ピカチュウは嫌いなんじゃなかったっけ?」ニヤリ

 

 

歩夢「好きなポケモンも憎いポケモンも、そんなの人の勝手、でしょ?」

 

 

愛「違いない……!」ニッ

 

 

歩夢「私、決めたんだ。好きなポケモン達に胸を張って好きだって言うために…………憎いポケモンがいるポケットモンスターの世界ごと、全部まとめて愛してやるって!」ニッ

 

 

 

 

 

璃奈「歩夢さん……。」ツー…

 

 

果林「どうしたの、璃奈ちゃん!?」

 

 

璃奈「あ……ごめん。なんだか、嬉しくて……。」フキフキ

 

 

果林「……そうね。」ニコ

 

 

[らぶあんどぴーす]

 

すたっふ(そのフレーズ、どこかで……)ウ~ン

 

 

 

 

 

かすみ「へぇ……。それはそれは、ご立派な志ですね。」

 

 

せつ菜「はい!」

 

 

歩夢「受け売りだけどね♪」

 

 

愛「あたし達の親友の言葉……、愛さん達の心にすっごく響いた!だから、今度は私たちが紡ぐ!……ポケモンバトルは、楽しいものなんだ!みんなが自由にポケモンへの好きをぶつけ合う、サイコーのエンターテイメントなんだ!」

 

 

せつ菜「全力でお応えします!」

 

 

かすみ「現実を知ってる癖に……自分に嘘ついて何になるんですかね。」ボソッ…

 

 

 

 

『すなあらしがふきあれる』

 

 

 

 

 

 

 

〜ターン5〜

 

 

 

 

果林「……、愛ちゃんもかすみちゃんも交替はなし!」

 

 

 

 

 

愛「もらったぁぁあ!!」

 

かすみ「……!」

 

 

 

『ライチュウのねこだまし!』→ドンカラス

 

『ドンカラスはひるんでうごけなかった!』

 

 

 

 

 

璃奈「このターンも愛さんが読み勝った。」

 

 

果林「交替ばっかりするものだからダメージレースで不利になるかと思ったけど……ここにきて押してるわね。」

 

 

 

 

 

歩夢「私達もいくよ!」

 

 

 

『ハピナスのサイコキネシス!』→ゴウカザル

 

 

 

 

 

璃奈「このパワーは……!?」

 

 

 

 

 

せつ菜「大丈夫、ゴウカザルなら……耐えられる!!」

 

 

かすみ「耐えた!?……まったく、いつもいつも危なっかしいんですから。」

 

 

せつ菜「えへへ……///」テレテレ

 

 

 

 

 

果林「ハピナスってこんなに攻撃的なポケモンだったのね。てっきり回復特化のポケモンかと思ってたわ。」

 

 

璃奈「いや、これはおそらく……とくこうに振り切ってる。」

 

 

 

 

かすみ「C特化ハピナスとか、とんだ変態型ですね。」

 

 

歩夢「えへへ。ありがとう、かすみちゃん♪」

 

 

かすみ「……へ?」ポカーン…

 

 

愛「にっしっし♪『変態型』ってのは、大好きなポケモンを、自分だけのやり方で愛してやろうって思いの結晶なのだ〜!」

 

 

歩夢「たとえ『最適』な型じゃなくたって、自分なりの愛情表現で、そのチームだけの活躍ができたら、それは『最高』なんだよ?だから……ありがとう♪」

 

 

 

 

 

果林「変態型なんて型もあるのね。」

 

 

璃奈「いぇすいぇす。剣舞ドククラゲや特殊ギャラドスみたいに、最適な『らしさ』とはまた別の、『らしさ』を追求したポケモンの、ことなのです!」

 

 

[ポケモンって奥が深い!?]

 

 

 

 

 

かすみ「……それで、勝てなくても満足なんですか!……大好きなポケモンが自分のせいで負けるなんて、私は嫌だ……ッ!!」

 

 

せつ菜「……。」

 

 

歩夢「かすみちゃん……。」

 

 

かすみ「『胸を張って好きだって言うため』?……『最適じゃなくても最高』?…………綺麗事並べたって、そこにある現実は覆せませんよ?勝ちか負けか……それだけなんです。」

 

 

 

 

 

せつ菜「…………………、……。」カチン…

 

 

 

 

 

愛「……最強を目指すのも悪いとは言わないけど

 

 

かすみ「だから私は、勝って愛を証明したい!!……勝って勝って、この子たちを頂点に立たたせる!!」

 

 

 

 

 

せつ菜「『頂点に立たせて』?あなたはどうしたいんです……。」ボソ…

 

 

 

 

 

かすみ「だから言ったじゃないですか……!大好きなポケモン達が1番だって、証明する!そうすることでしか、もう私はポケモン達に愛を示せないッ!!」

 

 

せつ菜「ふざけるな……!!!」プルプル…

 

 

歩夢「せつ菜ちゃん!?」アワワ!?

 

 

せつ菜「愛を示すのに、方法も何もあってたまるか!!そんな不純な動機で戦うお前を、私は許さないッ!!!」

 

 

愛「せっつー!?」

 

 

かすみ「……………………。せつ菜先輩まで、私を否定するんだ。」

 

 

せつ菜「私はただ、安易に自分の幸せを放棄するなと言ってるだけです!」

 

 

かすみ「……さすが、何も選べず捨てる覚悟のない人は言うことが違いますね。」

 

 

せつ菜「いつも、うんざりするほど自分が1番だって言ってきた癖に……!そうやって自分の幸せから逃げるから!かすみさんは……!!」

 

 

かすみ「そんなことありません!私は、私の幸せは!!大好きな子達が幸せになることなんです!!その気持ちに嘘はない!!!」

 

 

 

歩夢「あわわわ!?2人とも

 

 

ポンッ…………

 

 

歩夢「愛、ちゃん……?」

 

 

愛「いいじゃん。思いっきりやらせよ?」

 

 

 

 

せつ菜「人もポケモンも、自分の幸せを放棄してまで、幸せにしてもらいたいなんて思いません!!」

 

 

かすみ「そんな、こと……。」

 

 

せつ菜「確かに、相手の幸せを第一に考えらるのは立派なことだし、相手を幸せにしたいと思う気持ちは人を強くします……!でも!!それだけじゃ足りないんです……。」

 

 

かすみ「足りなくなんてない!愛情さえあれば、人はどこまでも強くなれるんです!!」

 

 

せつ菜「……誰だって、自分の幸せを願ってくれる相手には、幸せになってほしいって、報われてほしいって思うんです!」

 

 

かすみ「だったらなんですか!?」

 

 

せつ菜「だから!幸せにしたいと思う相手への、1番の愛情は…………あなたの笑顔なんです。」ニコ

 

 

かすみ「……!?」

 

 

せつ菜「……見ていてください。『私の』覚悟を。私に力をくれるものを!」

 

 

かすみ「……。」

 

 

せつ菜「1番強い者は……自分のことを1番最後に考えられる者なんだ……!!そして、大事なもの全部幸せにした後で、最後に1番大きな幸せを掴むんだぁぁあ!!!」

 

 

 

せつ菜「ゴウカザル!……、ビビッド、モーーーッド!!」

 

 

 

 

 

果林「ビビッドモード……?」

 

 

璃奈「ゴウカザルは…………いや、冒険の最初のポケモンは、ピンチになるとほのお、みず、くさのそれぞれがもってるタイプの技が、格段にパワーアップする!」

 

 

果林「HPが残り少なくなって、特性『もうか』の発動ね!」

 

 

璃奈「勝負は最後までわからない……ポケットモンスターの面白さ、可能性が集約された特性!」

 

 

果林「その強さは、ポケモンと冒険をともにした人なら、誰もが知ってる……!」

 

 

 

[いっけー!]

 

すたっふ(編集どうすんだこれ…….)ハァ…

 

 

 

 

せつ菜「2人が全てを愛すると言うのなら……かすみさんが全てを愛に捧ぐなら……!私は、全てを諦めない!!歩夢さんも愛さんもかすみさんも、そして私も!全員の大好きを肯定して、みんな幸せにして勝利を掴む!!!」

 

 

せつ菜「…………、!」キッ

 

 

せつ菜「世界は愛で満ちている 十人十色の大好きで 無限に輝く愛の渦……宇宙を彩る星々に 負けないくらい、大きく、眩く!!……私色に染め上げろッ!宇宙(せかい)を照らす大好きの輝き!!」

 

 

せつ菜「バイオレット、ビックバン!!!」

 

 

 

 

『ゴウカザルのブレイズキック!』→ハピナス

 

 

 

愛「歩夢ッ!?」

 

 

歩夢「大丈夫、レントラーの『いかく』でパワーは下がってる!ぼうぎょ特化のハピナスなら、余裕で耐えられる!」

 

 

 

せつ菜「いっけぇぇぇぇええ!!!」

 

 

かすみ「……!?HPの減りが、止まらない……!?」

 

 

歩夢「そんな、まさか……これは!?」

 

 

 

『きゅうしょにあたった!』

 

 

 

愛「な……!?そんな、ばかな……!?」

 

 

歩夢「……はは、やられちゃった。ごめん、ね……。最後まで一緒に、戦えなくて…………

 

 

 

『ハピナスはたおれた!』

 

 

 

歩夢「……。」バタッ…

 

 

愛「歩夢ーーーッ!!!」

 

 

かすみ「いくら『ブレイズキック』が急所に当たりやすい技だからって、こんな……勝負そのものを左右するような場面で……。」

 

 

せつ菜「へへ……『するどいツメ』。やっと、役に立ちました……。」ハァ…ハァ…

 

 

かすみ「…………これが、せつ菜先輩を突き動かすもの……。」

 

 

歩夢「なるほど?『ねっぷう』で執拗に全体攻撃してたのは、急所の試行回数を増やすためだったんだね♪」ケロッ

 

 

愛「そっかぁ、ダブルバトルだと『するどいツメ』にもそんな強みがねぇ……。」ナルホド

 

 

かすみ「…………なんで2人とも平気なんですか。」

 

 

愛歩夢「え?」キョトン

 

 

かすみ「ハピナスは歩夢さんの相棒なんですよね……?それも、色違いを粘るくらい、変態型にしてオンリーワンを目指すくらい、頑張って愛情を注いだ子なのに……!!」

 

 

歩夢「……そうだね。」

 

 

かすみ「せっかく『歩夢さんの』ハピナスが、活躍できる勝負だったのに!……急所さえ出なければ、勝たせてあげられた勝負だったのに……!!!」

 

 

 

 

(かすみ「初めてゲットした仲間だったのに……!」)

 

(かすみ「勝たせてあげられた勝負だったのに……!」)

 

 

 

(かすみ「…………許さない。」)

 

 

 

愛「かすみん……。」

 

 

 

かすみ「そんな大好きなパートナーが、こんな理不尽なやられ方して、悔しくないんですか!!?」

 

 

歩夢「…………悔しいよ?」

 

 

かすみ「だったら!!」

 

 

歩夢「でもね?…………もう、絶望するのはやめたの。」

 

 

かすみ「なんですかそれ?自分の弱さから目を逸らしてるだけじゃないですか!?」

 

 

愛「いや、その逆だよ。」

 

 

歩夢「……どんな勝負にも勝てちゃう最強のポケモンなんていたら、つまらない。」

 

 

かすみ「だからみんな試行錯誤して強くなるんじゃないですか!」

 

 

愛「そう。どんな技を使おうか、誰を活躍させようか、誰も思いつかない方法で勝ってやろう……ってね。」

 

 

歩夢「いつもいつでも上手くいくなんて保証はないけど……そうやって試行錯誤する時間って、

 

 

愛「心踊るよね♪」

 

 

せつ菜「はい♪そうやってポケモンマスターを目指す時間や、目標を同じくする仲間と目見える瞬間は……かけがえのないものです。」

 

 

かすみ「それは……。」

 

 

せつ菜「かすみさん。あなたにだって、あった筈です。かけがえのないときめきに心躍らせた瞬間が……。」

 

 

かすみ「……、」

 

 

せつ菜「進化後のドラピオンに期待で胸を膨らませて、サファリゾーンでボールをひたすらに投げていたかすみさん……輝いてましたよ。」

 

 

かすみ「…………、嫌味ですか……?」

 

 

せつ菜「地下通路のトラウマを克服して、数多のピンチを切り抜けるミカルゲに向けられた、あなたの信頼と期待の目……大好きでした。」

 

 

かすみ「それは、ミカルゲが優秀なポケモンだったから……!」

 

 

せつ菜「ミオジムで、秘密平気と言わんばかりにスカタンクの火炎放射器で無双してたかすみさんの得意げな顔、今でも鮮明に覚えてます♪」

 

 

かすみ「それは……スカタンクを活躍させてあげられる場面、だったから……!」ウル…

 

 

せつ菜「あなたがアブソルを孵したとき、『バトンタッチ』を使ってどんなバトルをしようかと、ワクワクしていましたよね。」

 

 

かすみ「当たり前じゃないですかッ!?誰だって、ポケモンとの出会いにはワクワクするんです!!たった一度の出会いに、もう2度と来ない瞬間に!笑って怒って驚いて泣いて……、何が悪いんですか!!」ツー…

 

 

せつ菜「そして…………私と果林さんに出遅れたと焦るさなか、ハクタイの森でヤミカラスと出会って、目に涙を浮かべて喜んで

 

 

かすみ「もういい!!もう、やめてください……!」ポロポロ

 

 

せつ菜「あなたの大好きなポケモン達を1番近くに感じたとき、決まってあなたは笑っていたはずです。」

 

 

かすみ「もう、あの時の純粋な私はいない……!!もう、あの時には戻れないんです……!」ポロポロ

 

 

歩夢「かすみちゃん……。」

 

 

かすみ「もう、手遅れなの……。強くなることでしか、勝つことでしか!愛を示せない……!大好きなポケモン達に向き合うには、それしか……。」ポロポロ

 

 

せつ菜「…………なら、それでも良い。」

 

 

かすみ「…………へ?」

 

 

せつ菜「愛を示すために、強くありたいと願い努力する……それがかすみさんの『大好き』なら、貫けばいい。」

 

 

かすみ「……。」

 

 

せつ菜「……ただ、あなたの『大好き』の源はかすみさん自身で、相対時する方もまた同じように、それぞれの『大好き』の源であることを見失わなければ。」

 

 

かすみ「そんな、虫がいいこと許されるわけがない!あれから、私は!私は……!何度も酷いことを……!こんなの、愛情なんかじゃない……!」ポロ…

 

 

せつ菜「身代わり分身ミカルゲも、まひるみバンギラスも、あなたがポケモン達と本気で向き合った賜物です。」

 

 

かすみ「だからって!もう勝負は決まってたのに、あんな風に弄んで、りな子の心を折ろうとした!!……こんなの、愛じゃない……!」ホロポロ

 

 

せつ菜「そうですね。全力の相手に全力で向き合わないのは失礼ですが……私はかすみさんのポケモン達、好きでしたよ?」

 

 

かすみ「…………、」

 

 

せつ菜「弱点がなくて耐久も高いミカルゲだからこそ、身代わりと影分身を両立するだけの時間が作れる……。」

 

 

愛「ありゃ対策してないと絶対詰むよね。」

 

 

せつ菜「相手の攻撃を耐えて、2つの怯み技をタイプ一致で撃ち分けられるバンギラスだから、自由に戦い方を変えられる……。」

 

 

歩夢「ポケモンの数で有利だとしても、常に逆転の可能性があるのは脅威だよね。」

 

 

せつ菜「あなたが本気で向き合った結果なら、それは誰がなんと言おうと、『愛』なんです!自慢のポケモン達を、ポケモン達へのあなたの愛を誇ってください♪」

 

 

かすみ「……、」

 

 

せつ菜「…………だから、自分を卑下しないでください。あなたのポケモン達のトレーナーはこの世界にたった1人……『かすみさん』だけなんですから♪」ニコ♪

 

 

かすみ「………、………、」ポロ…

 

 

せつ菜「さて……と。かすみさん。」

 

 

かすみ「……なんですか?」ポロポロ

 

 

せつ菜「次のターン、確実に、私は愛さんに倒されるでしょう。ここからはかすみさんと愛さんの全力バトルです。……最後まで戦えないのは残念ですが、今のかすみさんなら、もう大丈夫。」ニコ

 

 

かすみ「そんな、せつ菜先ぱ

 

 

せつ菜「忘れないで。ポケモンバトルはポケモンやトレーナーの優劣を決める場ではないことを。ポケモンバトルにはいつも、支え合い、高め合う仲間がいることを。そして、そこに挫くべき仇なんて、悪者なんていないことを。…………そう、あなたも。」ニコ

 

 

かすみ「……。」ポロポロ

 

 

せつ菜「さあ、決着をつけましょう。」グッ…!

 

 

愛「……、!」グッ…!

 

 

 

 

 

 

璃奈「良かった。もう大丈夫そう……♪」

 

 

 

[ですね]

 

すたっふ(良かったぁぁぁあ〜!!これで

、放送できる……。)

 

 

 

果林「そ〜ね〜。せつ菜に美味しいとこ、ぜぇ〜んぶ持ってかれたけど。」

 

 

璃奈「心配ご無用!」

 

 

果林「え?」

 

 

璃奈「世の中にはワイプというものがありまして、」

 

 

果林「画面の端っこでキャストさん達のリアクションを流すやつよね?」

 

 

すたっふ(え、ちょっ、まさか……)

 

 

 

璃奈「いぇすいぇす。解説席はずっと収録中。ぶつかり合う2人に、ソワソワしたりうるっと来てた果林さん……充分美味しい。」リナチャンボード、$

 

 

果林「ふぁっ!?///」

 

 

 

[商魂たくましいですね]

 

すたっふ(残 業 確 定)チーン…

 

 

 

璃奈「ギャップ萌えとはやりますな

 

 

果林「歩夢ちゃんが脱落して状況はせつ菜ちゃんとかすみちゃんが優勢かしら?」シャン…

 

 

璃奈「恐ろしく速い変わり身……私でなきゃ見逃しちゃうね。」

 

 

果林「ここらで今の状況をおさらいよー!///」ホホホ

 

 

すたっふ(もうこいつらのトーク全カットしてやろうか)

 

 

 

 

歩夢

ポリゴンZ   ×

ハピナス   ×

 

レントラー  75% 

ライチュウ  60%

 

せつ菜

ヘラクロス  ×

ゴウカザル  20%

 

かすみ

ドンカラス  50%

バンギラス  45%

 

 

 

果林「細かい数値は確認できないけど、だいたいこんなものよね?」

 

 

璃奈「うん。最大HPとか見せると基礎ポイントがバレちゃうから、これでいいと思う。」

 

 

 

[バトルもいよいよ佳境ですね!]

 

すたっふ(え……、これだけやってまだ半分以上生きてんの……?)ゼツボウ

 

 

 

 

 

 

〜ターン6〜

 

 

 

 

かすみ「せつ菜先輩がくれた時間、無駄にはしません!」

 

 

 

『もどれ!ドンカラス!』

 

『いけ!バンギラス!』

 

 

 

せつ菜「そうです。それでいい……!」

 

 

愛「盛り上がってるとこ悪いけどさ?全力なのは愛さんも一緒だよ?」

 

 

 

『ライチュウの10まんボルト!』→バンギラス

 

 

 

かすみせつ菜「!?」

 

 

愛「これで、次の『きあいだま』で手が届く……!」ニヤリ

 

 

 

 

果林「ここでかすみちゃんを攻撃!?まさか愛ちゃんはかすみちゃんの交替をまた読んだの?ゴウカザルが攻撃してくるリスクもあるのに……。」

 

 

璃奈「…………。愛さんは勝負師だから。」

 

 

 

せつ菜「私に時間を与えたこと、後悔しても知りませ

 

 

歩夢「そんなこと、させない!」

 

 

 

『ゴウカザルはしびれてうごけない』

 

 

 

せつ菜「ハゥ……。」シュン…

 

 

愛「仲間の想い背負ってんのは、こっちだって同じだよ……!」ニッ

 

 

 

『すなあらしがふきあれる』

 

 

 

 

 

 

 

〜ターン7〜

 

 

 

 

愛「これで、とどめd

 

 

せつ菜「まってましたよ、この瞬間(とき)を!!」

 

 

 

『ゴウカザルのしんくうは!』→ライチュウ

 

 

 

かすみ「へ?」

 

愛「なっ……!?」

 

歩夢「そんな!?」

 

 

 

『きゅうしょにあたった!』

 

 

 

せつ菜「……踏み留まりますか。今度こそ最後の大仕事……と思ったんですけどね?はは……。」

 

 

 

 

 

果林「え……?ポリゴンZのとき、先制技は持ってない……って。」

 

 

璃奈「せつ菜さんも勝負師だった。」

 

 

果林「まさか、ここに来るまでわざと『しんくうは』を使わなかったっていうの……!?」

 

 

璃奈「せつ菜さんは『この瞬間を待っていた』って言った。」

 

 

果林「せつ菜ちゃん以外の全員が、『ゴウカザルが先制技を持っていない』ことを確信して、想定から完全に消し去る時を……?」

 

 

璃奈「ターン制のポケモンバトルにおいて、先制技、行動順は勝敗に大きく影響する。だから、想定外の先制技は大きな脅威になる……!」

 

 

果林「なるほど……ん?そういえば璃奈ちゃん、いつものはやらないのね?」

 

 

璃奈「…………あ。ピンポンピンポン♪」

 

 

果林「いや、遅いわよ……。」

 

 

 

 

 

愛「流石に面食らったけど、これでバンギラスを仕留める!!」

 

 

かすみ「命中不安の『きあいだま』なら……避けてみせる!」

 

 

愛「……、!」

 

 

愛「轟け雷鳴!駆けろイナズマ!煌めけ勝利の稲光!!ライトニングロード、ビクトリー!!!」

 

 

 

『ライチュウのボルテッカー!』→バンギラス

 

 

 

かすみせつ菜「『きあいだま』じゃ、ない!?」

 

 

 

愛「…………、」サムズアップ

 

 

 

『バンギラスはたおれた!』

 

 

 

『ライチュウはこうげきのはんどうをうけた!』

 

 

 

愛「……ゴハッ!?」

 

 

歩夢「愛ちゃん!!」

 

 

愛「あ〜あ、してやられたな……。」

 

 

 

『ライチュウはたおれた!』

 

 

 

 

 

果林「えっと……ライチュウがあの要塞みたいなバンギラスを倒した!?」

 

 

璃奈「『ボルテッカー』はでんきタイプ最高威力の物理技。砂嵐の特防upの影響は受けないけど、大きな反動ダメージを受ける。ピチューとその進化系だけが使える、いわばファイナルウェポン。」

 

 

果林「『きあいだま』より、命中安定をえらんだわけね。……ねえ。もしかしてだけど、

 

 

璃奈「なに?」

 

 

果林「もし、バンギラスがポリゴンZの『はかいこうせん』を受けてなかったら……

 

 

璃奈「バンギラスはボルテッカーを耐えて、返しの一撃でライチュウだけが倒れてた。」

 

 

 

 

愛「…………でも、サンキュー。歩夢……。」ハァ…ハァ…

 

 

歩夢「お役に立てて光栄だよ♪」ニコ

 

 

 

かすみ「……………………。」

 

 

せつ菜「かすみさん?」

 

 

かすみ「……もし、あの時ポリゴンZに『しんくうは』を撃っていれば、バンギラスは倒されなかった……。でも!今『しんくうは』を読まれていたら、バンギラスだけが倒れてた……!」

 

 

 

 

 

果林「難儀なものね……。」

 

 

璃奈「『バタフライエフェクト』とは言うけど、運命はそう単純じゃないのかもしれない。」

 

 

 

[事実は小説よりも奇なり、ですね!]

 

すたっふ(早く終わんないかな〜)

 

 

 

 

 

 

かすみ「……もう、何が正しいのかわかんなくなっちゃいました。」

 

 

歩夢「…………いいんじゃない?それで。」

 

 

かすみ「え?」

 

 

歩夢「どんなに強くポケモンを育てたって、どんなにベストな手を選んだって、想定外は起こるし負ける時は負ける。」

 

 

かすみ「……。」

 

 

歩夢「ポケモンに絶対はない。正解もない。もし、正解があるとすればそれは……『好きにやる』ことだから♪」ニコ

 

 

かすみ「はは。なんですかそれ……。もう、あれこれ考えるのがバカらしくなっちゃいましたよ。」

 

 

せつ菜「……なら、一緒にバカしましょう!かすみさん!」

 

 

かすみ「…………しょうがないですね。世界一のおバカさんに言われたら……やるしかないじゃないですか!」

 

 

歩夢「……♪」ウンウン

 

 

愛「はぁ……まったく、歩夢はどっちの味方なのさ?」ヤレヤレ

 

 

歩夢「?」キョトン

 

 

愛「うわ、とぼけるつもりだこの人……。」

 

 

歩夢「私はただ、『全力で』ポケモンを楽しんでるだけだよ♪」

 

 

愛「へいへい……ったく、しょうがないね!」

 

 

 

 

 

 

〜ターン8〜

 

 

 

かすみ「さあ……いきますよ、ポケモンバカども!!」

 

 

愛「自分も、でしょ!」

 

 

かすみ愛「ドンカラス(レントラー)!君に、決めたっ!!」

 

 

 

『いけ!ドンカラス!』

 

『いけ!レントラー!』

 

 

 

『レントラーのいかくでドンカラスとゴウカザルのこうげきがさがった!』

 

 

 

 

 

果林「かすみちゃん、完全復活ね。」

 

 

璃奈「バカは風邪ひかない。でも、感染る。」リナチャンボード、ヤレヤレ

 

 

 

[やれやれですね]

 

すたっふ(バカのパンデミック…….。)

 

 

果林「ボードって、ほんと便利よね?璃奈ちゃん♪」ポンポン

 

 

璃奈「……便利だから使ってる。他意はない///」フイッ

 

 

 

すたっふ(あれ?安心したらなんだか腹が立ってきたぞ……?)ン?

 

 

果林「ん?」

 

 

 

 

 

かすみ愛「……!」ニッ

 

 

せつ菜「うおおお!世界一のポケモンバカは、私で

 

 

 

『ゴウカザルはしびれてうごけない』

 

 

 

せつ菜「ハウッ……。」シュン…

 

 

歩夢「水さしちゃ、めっ!だよ?」

 

 

 

かすみ「これで決めます!」

 

 

『ドンカラスのつじぎり!』

 

 

 

 

璃奈「急所なら決まる……!」ゴクリ

 

 

 

愛「!……、っとと。危ない危ない♪」ニヤリ

 

 

かすみ「確定4発って……。フレンド戦でHB特化するとか、放送事故狙いですか!?」

 

 

愛「悪いねぇ?愛さん……バカだから放送事故とかわかんないや。」ニッ

 

 

 

 

 

すたっふ(そもそも私が10連勤してんの、この子らが放送事故しまくるせいだよな?)ウーム

 

 

すたっふ「…………。」ボー

 

 

璃奈「すたっふさん?」

 

 

 

[よし、あの子ら〆て来るわ]ヨッコラ

 

 

 

果林璃奈「いやいやいやいや!!??」ガシッ…!

 

 

 

[離して、ください……ッ!]ググ…!

 

 

 

果林「いやいや、突然『〆る』とかどうしたんですか!?」ググ…!

 

 

[自分らの胸に、聞いてみな……!」ググ…!

 

 

璃奈「今いいところだからッ、邪魔ッ、しないで……!」ググ…!

 

 

[私の連休&睡眠時間を返せ〜!]グググッ…!

 

 

果林璃奈「お疲れ様ですッッ!!」グググッ…!

 

 

 

[鈍いエアームドに]

 

[ブニャット急所チャレンジ、]

 

[ミカルゲ召喚、]

 

[トバリのパチプロ、]

 

[催眠バトン、]

 

[身代わり分身、]

 

[ま怯みバンギラス、]

 

[物理受けでんきだま投げハピナス、]

 

[威嚇ねこだまサイクル!!]

 

[編集どんだけ時間かかると]

 

[思ってんだちくしょぉお!!]

 

 

 

璃奈果林「ひいぃっ!?」ビクッ!?

 

 

 

 

 

 

 

愛「いっくよ〜!愛さんのとっておき!」

 

 

 

『レントラーのスピードスター!』→相手2匹

 

『ゴウカザルはたおれた!』

 

 

 

せつ菜「そんな!?」

 

 

かすみ「ここにきて全体攻撃……、やりますね!」

 

 

 

歩夢(最初から出せばよかったんじゃ……)

 

 

 

 

 

 

[まだpart12も編集終わってないんだぞ……!!]ゴゴゴ

 

 

 

璃奈「part12も含めて1番時間食ってるのは果林さん。」ボソ

 

 

果林「…………は?」

 

 

 

[キラーン]ゴゴゴ

 

 

 

果林「ちょっと?質の悪い冗談はやめ

 

 

璃奈「冗談じゃない。フワライドやアゲハントも加担してた。」

 

 

 

[万死!!]

 

 

 

果林「ひいっ!?なんでこっちに矛先向けるのよ!?」

 

 

璃奈「それじゃ、ワン・フォア・オール!」リナチャンボード、グッドラック!

 

 

果林「そもそも誰かが、タイプ縛りやろうなんていうからでしょ!?」

 

 

璃奈「なんで知って…………あ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ターン9〜

 

 

 

かすみ「ここまで来たら!」

 

 

愛「ステゴロだ〜!!」

 

 

 

 

 

璃奈「璃奈ちゃんボード、『死にたくないよ〜!』」リナチャンボード、シニタクナイヨ~!

 

 

果林「ちょっ、なんでこっちに来る

 

 

璃奈「璃奈の『みがわり』!」スッ

 

 

果林「私の後ろに隠れないで!」

 

 

璃奈「ほ〜れほれ。」

 

 

 

 

せつ菜「なんだか、あっちも盛り上がってますね。」

 

 

歩夢「あはは……。」

 

 

 

 

果林「くっ、こうなったら……『みちづれ』!」ガシッ…!

 

 

璃奈「はなして〜!?」リナチャンボード、⁉︎

 

 

果林「オーッホッホッホ!『みちづれ』は『みがわり』貫通よ〜♪」

 

 

 

 

歩夢「果林さん、着実にポケモンの知識つけてるね。」

 

 

せつ菜「末恐ろしいです♪」

 

 

 

 

 

璃奈「ぐぬぬ、だったら……!『おさきにどうぞ』。」クルッ

 

 

果林「え!?なにその技、私知らないんだけど!?」

 

 

璃奈「『おさきにどうぞ』は強制的に相手に行動順を譲る。『みちづれ』は効果が切れる。」リナチャンボード、ドヤ!

 

 

果林「く、……かくなる上は……!」

 

 

璃奈「諦めて先に逝くといい。ほらほら、『おさきにどうぞ』。」ススス

 

 

果林「あきらめるもんですか!」ヒラッ…

 

 

璃奈「おっとっと。」

 

 

果林「秘技、『おきみやげ』。」ダダダ…

 

 

璃奈「 」

 

 

 

歩夢せつ菜(後輩置いて1人で逃げたよあの人!?)

 

 

 

[あのダーツ作んの大変だったんだぞ!]

 

 

 

璃奈「うわー、しにたくないよー。」タタタ…

 

 

 

 

せつ菜「……3人とも出ていってしまいましたね。」

 

 

歩夢「はは………って!進行しなきゃ!?」

 

 

せつ菜「ああ!?すっかり忘れてました!?」

 

 

歩夢「えっと、2人の今の状況は……、」

 

 

 

 

レントラー  35% 

ライチュウ  ×

 

かすみ

ドンカラス  30%

バンギラス  ×

 

 

 

 

せつ菜「このターンは、お互い最大打点をぶつけることになるでしょう……!」

 

 

歩夢「ドンカラスの『つじぎり』が急所に当たればかすみちゃんが、

 

 

せつ菜「急所に当たらなければ、愛さんの勝ち……!」

 

 

 

 

 

愛「……わかってるよねかすみん。」

 

 

かすみ「……はい!」

 

 

愛「このターンで全てが決まる。」

 

 

かすみ「もう、お互い小細工する時間はありません。」

 

 

愛「…………全部、ぶつけよう!!」

 

 

かすみ「…………、はい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ラストターン(ターン9)〜

 

 

 

 

かすみ愛「……、!」

 

 

 

かすみ「どんなに闇を孕んでも、どんなに愛が歪もうと!!愛も強さも光も闇も、全部まとめて私なんだ……!」キッ

 

 

 

愛「……来いッ!!かすみん!!!」

 

 

 

かすみ「絶対勝つ!今度は、一緒に……!!これが……私の、私と私のポケモンだけの、『ポケットモンスター』だぁぁあ!!!」

 

 

かすみ「イノセント、イーーーービルッ!!」

 

 

 

『ドンカラスのつじぎり!』

 

 

 

愛「こちとら、潜って来た修羅場の数が違うんだ!!お祈り上等!……耐えろ、レントラー!!」

 

 

 

歩夢「……!」

 

 

 

せつ菜「……!?」

 

 

 

 

 

愛「…………………………。よくやった。」ニッ

 

 

 

 

 

『きゅうしょにあたった!』

 

 

 

 

 

『レントラーはたおれた!』

 

 

 

 

かすみ「……や、」

 

 

せつ菜「やりましたね♪かすみさん!!」ダッ

 

 

かすみ「っ、た……?」

 

 

せつ菜「はい!かすみさんのドンカラスが!初めて捕まえた相棒が!またやってくれました!…………あなたと、一緒に掴んだ勝利です♪」

 

 

かすみ「かすみん、勝てたんだ……やっと。」ウル…

 

 

せつ菜「……はい♪かすみさんは弱くなんてない。ポケモンへの愛情と、一緒に勝つという覚悟を併せ持ったあなたは…………最高で、最強です!」ペカー

 

 

かすみ「………!!」ジワ…

 

 

せつ菜「……♪」ヨシヨシ

 

 

かすみ「せつ菜先輩……、うわぁぁあん!!」ウワ~ン

 

 

愛「負けちゃったか……。強くなったね、かすみん。」

 

 

ポンッ

 

 

歩夢「お疲れ様♪」

 

 

愛「やめてよ。『お疲れ』なんてらしくない。」

 

 

歩夢「そうかもね。…………でも、

 

 

愛歩夢「楽しかった♪」

 

 

歩夢「……プ」

 

 

愛「……フフ」

 

 

歩夢愛「あははは♪」

 

 

 

かすみ「な〜んで負けたのにそっちが勝ちました感出してるんですか?」

 

 

 

愛「え?いやだって、

 

 

歩夢「勝負には負けちゃったけど、

 

 

愛「愛さん達のが目一杯ポケモン楽しんだもん!」

 

 

せつ菜「わ、私たちだって……!そっちも負けてません!」

 

 

 

ドア「バァァアン!!」バァァアン!!

 

 

 

歩夢愛せつ菜かすみ「!?」

 

 

璃奈「はぁ……、はぁ……。」

 

 

せつ菜「璃奈さん!?」

 

 

愛「もう、そんなに急がなくても愛さんは逃げないぞ〜。」

 

 

璃奈「そんなことより、勝負は……!?」

 

 

愛「ソンナコト……。」サラサラ…

 

 

せつ菜「愛さん!?お気をしっかり!」

 

 

歩夢「…………負けちゃった。」

 

 

璃奈「そん、な……。」ガクッ

 

 

せつ菜「璃奈さん!?」

 

 

璃奈「ごめんなさい……ごめんなさい……。また、ポケモンで友情を失う人が……。」ツー…

 

 

愛「うわわ!?ちょっと待ってよ!?」アタフタ

 

 

璃奈「かすみちゃんは、ただポケモンを愛してただけなのに……愛したかっただけなのに……。私が、弱いせいで……!」ポタポタ

 

 

かすみ「いや……りな子は、強かったよ。」

 

 

璃奈「……、」ポタポタ

 

 

歩夢「その言い方だと、誤解されちゃうんじゃないかな……。」アハハ

 

 

璃奈「誤解……?」

 

 

かすみ「ええっと、その……だから、りな子が心配してたようなことにはなってなくて、というか……。」モジモジ

 

 

せつ菜「はっきり言ってあげないと璃奈さんがかわいそうです。」キッパリ

 

 

愛「そうだそうだー。」

 

 

璃奈「……?」

 

 

かすみ「……んああもう!!だから!……その、ごめんね、りな子。心配かけて……///」モジモジ

 

 

璃奈「……。」

 

 

かすみ「その、みんなが、ポケモンの楽しみ方……というか、向き合い方?みたいなの、教えてくれて……、なんか、そういうの、良いなって……///」モジモジ

 

 

歩夢愛せつ菜「えへへへへ///」テレテレ

 

 

かすみ「だから、もうあんなことしない……、から……さ?また、りな子と一緒にポケモン……しても、良いかな///」

 

 

璃奈「…………、」プルプル

 

 

かすみ「……。」ドキドキ

 

 

璃奈「か"す"み"ち"ゃ"…………、」ポロポロ

 

 

かすみ「泣くほど嫌なの!?」

 

 

璃奈「!」ブンブン

 

 

かすみ「ええっと……。」

 

 

璃奈「……………………良かった。」ポロポロ

 

 

かすみ「へ!?あ、うん。」

 

 

璃奈「本当に、良かった……!また、ポケモンやろう……!」ポロポロ

 

 

かすみ「……うん。」ヨシヨシ

 

 

 

・・・・・・。

 

 

 

せつ菜「なんだかしんみりしちゃいましたね。」

 

 

歩夢「結果発表……したいけど、組み合わせ変えちゃったから戦績も意味ないし……。」

 

 

せつ菜「すたっふさんも果林さんも帰って来ませんし……。」

 

 

愛「このまま締めちゃおっか!」

 

 

せつ菜「では……コホン。というわけで!

 

 

歩夢「ポケモンバトルの世界は甘くないけど、笑って怒ってぶつかって泣いて……

 

 

 

愛「!」ピコーン!

 

 

 

歩夢「なんだか波瀾万丈だったけど、

 

 

 

愛「あまくな いさ バトルはい つだって♪」チラッ

 

 

歩夢「!?(いきなり歌うの!?)」

 

 

せつ菜「からいに がいしぶいすっ ぱいね♪」チラッ

 

 

歩夢(せつ菜ちゃんまで!?はぁ……。)

 

 

歩夢「いきて るんだ だか らかんじ よう♪ い っしょに♪」ヤケクソ

 

 

歩夢愛せつ菜「イエイ イエイ イエイ イエ‼︎」

 

 

 

 

愛「みんな♪」チラッ

 

 

愛歩夢せつ菜「GOOD GOOD SMILE ♪」

 

 

 

 

 

歩夢「もう!急に振らないでよ!?」プンスコ

 

 

せつ菜「すみません、つい……///(そのわりには1番ノッていたような気が)」

 

 

愛「ごめんごめん、そういう振りかと思っちゃって。」ニッシッシ

 

 

せつ菜「振り?……ああ!?なるほど。そう言うことですか!」

 

 

歩夢「?」

 

 

愛「ヒントは『493』だよ♪」

 

 

歩夢「『493』?なんだろう……シンオウ地方の全国図鑑くらいしか

 

 

愛「さっすが歩夢!大正解♪」

 

 

せつ菜「シンオウ地方といえば……?」

 

 

歩夢「あ、今度の新作ソフト!」

 

 

愛「そのとーり!今度の主役は、その493匹のポケモン達だー!」

 

 

せつ菜「はい♪493匹……いや、これからもきっと増えていくポケモン達と、

 

 

愛「ハラハラドキドキワクワクな、君だけの冒険をしよう!」

 

 

歩夢「次の主役は……

 

 

愛歩夢せつ菜「君に決めた!」

 

 

 

 

 

『ポケットモンスターブリリアントダイヤモンド』

 

『ポケットモンスターシャイニングパール』

 

『全世界同時発売!』

 

 

 

 

歩夢愛せつ菜「まったね〜♪」バイバイ

 

 

 

〜収録終わり〜

 

 

 

 

 

 

〜おまけ〜

 

 

 

歩夢愛せつ菜「終わった〜〜〜!!」

 

 

愛「は〜、ドッと疲れが来たわ〜。」グデ~

 

 

 

カリカリ…

 

 

 

せつ菜「愛さん達は良いじゃないですか〜、私なんか7徹ですよ〜。」クタ~

 

 

愛「『菜々』だけに〜?」グデ~

 

 

歩夢「それ勝手にやっただけでしょ〜。」ヘニャ~

 

 

 

カリカリ…

 

 

 

愛「愛さん達なんか、サポートポケモン厳選に、対戦用の色厳選までしたんだぞ〜。」グデ~

 

 

せつ菜「だれですか『のろい』エアームドなんてもの生み出したの〜。」クタ~

 

 

 

カリカリ…

 

 

 

歩夢「そもそも縛りでやろうって言ったの璃奈ちゃんだも〜ん。」ヘニャ~

 

 

愛「……っていうかこのカリカリ音、何〜?」グデ~

 

 

せつ菜「璃奈さんとかすみさんがゲームやってる音ですね〜。」クタ~

 

 

愛「ゲーム?ねぇりなりー、何やってんの〜?」

 

 

 

璃奈「ポケモンダッシュ。」

 

 

かすみ「う〜、りな子の嘘つき〜!」

 

 

璃奈「嘘はついてない。」

 

 

かすみ「りな子さっき、『スキンシップでポケモンをもっと好きになれる』って言ったじゃん!タッチペンで走らせるのはスキンシップじゃないも〜ん!」プンスコ

 

 

璃奈「タイトル画面。」

 

 

かすみ「……え?」

 

 

璃奈「スキンシップできるのはタイトル画面。飛ばすかすみちゃんが悪い。」

 

 

かすみ「…………。いや、まだ!まだあるもん!」

 

 

璃奈「?」リナチャンボード、キョトン

 

 

かすみ「りな子さっき、『好きなポケモンで走れる』って言ったもん!実質ピカチュウ縛りなんて聞いてないもん!」プンスコ

 

 

璃奈「タイトル画面でピカチュウを好きになれば、何一つ違わない。」

 

 

かすみ「も〜やだ〜!!」ダダッコ

 

 

歩夢「フフ。クソゲー万歳……♪」

 

 

 

 

 

 

〜某所〜

 

 

ザザァ…

 

 

[逃げられた…….]

 

 

ザザァ…

 

 

 

・・・・・・。

 

 

 

すたっふ「……。」

 

 

[よし、

 

 

すたっふ「……。」

 

 

ポイッ

 

 

すたっふ「帰って寝るか……。」スッキリ

 

 

 

 

 

 

〜またまた某所〜

 

 

ホーホー、ホッホー

 

 

果林「……………………。」

 

 

ホーホー、ホッホー

 

 

果林(こ こ ど こ ……!?)

 

 

 

 

 

 

 

〜FIN〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜夜、???の部屋〜

 

 

 

 

???「……。」

 

 

 

(ふざけるな……!!!)

 

 

(愛を示すのに、方法も何もあってたまるか!!そんな不純な動機で戦うお前を、私は許さないッ!!!)

 

 

 

???「…… ……。」

 

 

 

(私はただ、安易に自分の幸せを放棄するなと言ってるだけです!)

 

 

 

???「…… …… ……。」

 

 

 

(いつも、うんざりするほど自分が1番だって言ってきた癖に……!そうやって自分の幸せから逃げるから!)

 

 

(そんなことありません!私は、私の幸せは!!大好きな子達が幸せになることなんです!!その気持ちに嘘はない!!!)

 

 

 

???「…… 自分の幸せくらい、自分で決められる。」

 

 

 

(確かに、相手の幸せを第一に考えらるのは立派なことだし、相手を幸せにしたいと思う気持ちは人を強くします……!でも!!それだけじゃ足りないんです……。)

 

 

(足りなくなんてない!愛情さえあれば、人はどこまでも強くなれるんです!!)

 

 

(……誰だって、自分の幸せを願ってくれる相手には、幸せになってほしいって、報われてほしいって思うんです!)

 

 

 

???「…… いくら思ったところで、示せなければ思っていないのと変わらないのに。」フフ…

 

 

 

(……見ていてください。『私の』覚悟を。私に力をくれるものを!)

 

 

(1番強い者は……自分のことを1番最後に考えられる者なんだ……!!そして、大事なもの全部幸せにした後で、最後に1番大きな幸せを掴むんだぁぁあ!!!)

 

 

 

???「…… …… …… …… 平行線、か。」

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