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評価に関しては、低評価でも嬉しいです。評価が来ること自体が嬉しいので、低評価の嵐でも嬉しくなっちゃって私のやる気が続きます。(作者はマゾではありません)
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※これらは強要の類いではありません。これから先ゼロ件でも私は悠々として投稿します。
さて、長々と失礼しました。
本編始まります。
うむ、今日もいい朝だ。ゆっくりと布団で目覚めるのは心地がいいな。ごきげんようみんな!エスト・アークさんですよ。
なぜか、今回はコガラシくんが川にダイブしなかったようだ。音が聞こえてこなかったからね。その分いつにも増して私は体が軽い気がするよ。
いつも、こうやって静かな朝が訪れてくれればいいなぁ…。
「コガラシさーん!どこですかコガラシさああん!?」
前言撤回、今日も騒がしい朝だ。
それにしても、コガラシくんがいないのか?あんなに大きな声で呼びかけているのに答えないとなると……どこかに出かけているのかな。とりあえず、部屋の外に出てみよう。
私が部屋の外に出ると、ちょうど仲居さんと出会った。掃除をしていたらしく、その手には水が入ったバケツをぶら下げている。
「やあ、おはようございます仲居さん」
「おはようございますアークさん」
「そういえば、今日はコガラシくん出かけてるみたいですね。どこへ行ったかご存知ですか?」
「コガラシさんなら……」
「コガラシさあああんっ!!!!」
ぐっ!?声が近くで聞こえてきた。どうやら幽奈さんがここに来たよう……っ!
「おはようございます幽奈さん。はしたないですよ、そんな格好で!」
「え?は、うぅぅっ!?」
今の幽奈さんは着物がはだけ、その豊かな胸部や下着が見えてしまっているほど乱れていた。私はすぐに目を閉じて幽奈さんに注意をする。
「幽奈さん?取り乱していたのは声で解ってはいたけど、まずは冷静になりなさい」
「…………もしかして、み、見ましたか?」
「私は紳士ですからね。すぐに目を閉じましたとも。今の幽奈さんの状況は仲居さんの発言でだいたい察せますが、とりあえず浴衣を直してください」
「は、はい!」
ふう、どうにかピンチは免れたな。幽奈さんに許可を貰い目を開けると、いつも通りの幽奈さんの姿になっていた。
「そうだ、お二方はコガラシさんの居場所を知りませんか!?起きたらコガラシさんがいないんですぅぅぅ!」
「うーん、私は知らないなぁ」
「も…もしかして、やっぱり!ご迷惑をかけ続ける私が嫌になって、ゆらぎ荘を出て行かれてしまったのでしょうか…!?」
「コガラシさんならもう出かけましたよ。今日は高校の入学式なんだそうです」
「え…?高校…入学式……」
あー、なるほど。だから狭霧さんの気配もしないのか。
「たしか湯煙高校でしたっけ」
「はい。狭霧さんも同じ高校だったと思います」
「湯煙高校……わたし、行ってきます!」
「え!?ちょ、幽奈さん!」
バビューンという効果音が出そうなほど、幽奈さんは超高速で飛んでいってしまった。そんなにコガラシくんが心配なのか……。
「それでは、私は掃除に戻りますね」
「私も手伝いますよ。今日の当番はいつもより少なめですし」
「助かります〜。それでは、私は2階の掃除をしてきますので、アークさんは1階の掃除をお願いしますね」
「任せてください。バケツと布巾は用具入れから勝手に取っていいですか?」
「はい、お願いします〜」
仲居さんと別れ、私は用具を揃えて1階の壁から掃除し始めた。その間に考えることは……夜々さんの事だ。
私の失態を夜々さんは忘れていない。卓球の後に聞いてきたからな……楽しく温泉卓球をして忘れさせてしまおう大作戦は失敗に終わった。
これはまずいぞ。他の方々に話されてしまったら、私の正体についてそのうち喋らなければならなくなってしまう。
殺して口封じはダメだ。ただの一般人ならともかく、夜々さんはゆらぎ荘の実力者たちと友好関係を結び、彼女自身も特殊な力を持った人物だ。オマケに猫神などという下位の神が憑いている。彼女を殺害するメリットがあまりにも小さく、デメリットがあまりにも大きすぎる。
呪文や術で言えなくさせてしまう手もあるが、魔力を感知し術者を特定されてしまえばおしまいだ。
ならば、もう少し仲良くなってそれとなくお願いをしてみるしかないな。
そう、平和的解決をするのだよ。暴力は何も生まないのだ。私が柔らかい態度で接すれば、きっと優しいあの娘も聞いてくれるはずさ。
「……ま」
しかし、これはマズイな。私は念話で、部下に猫あたりにでも変身して報告に来いと言ってしまったが、こちらが部下だと思ったものがまた夜々さんだった……もしくは、姿を実際に見たわけではないが、その猫神とやらだったなんて事になる可能性もある。
「……さま」
うーむ……どうするか。実は、恥ずかしいことだが霊力と魔力の見分けは未だつかない。卓球の時も、込められた力の量で判断したに過ぎないのだ。
「……うさま」
念話も今はしたくないなぁ……呪文と結界を扱えることを知られている現状、ここで念話などすれば、誰か術で連絡を取り合う仲間がいるということを知られ、溜まっている私への不信と疑念がさらに膨れ上がるだろう。
私は友好関係を築きたいのだ。逆に信頼を失い、対立することになるのは絶対に阻止しなければならない。
さて、どうしたものか…………。
「帝王様ッ!!!」
「ぬおっ!!!??」
だ、誰だ!どこから……あ、猫。
「何度もお呼びしましたのに、お返事を下さらないので強く呼びかけてしまいました。申し訳ありません」
「ああ、気にするな。少し思考に耽っていたからな……気配の確認はしたな?」
「勿論です。さて、今回は斥候部隊の調査結果についてご報告にまいりました」
「そうか……書類などはよい、口頭で話せ」
「ははっ!」
書類などがなくても、我が帝王ボディは見たものを瞬時に記憶し、自由に使うことができる。何かしらで思い出せなくなっても、 おもいだす と もっとおもいだす という特技を使えば失われた記憶も取り戻すことが可能だ。
進化の秘宝を使った期間の記憶も思い出せたしな。ダークドレアムに
「では聞こうか」
「はい、ではまずはこの世界とその異界についてです。まず、天界や魔界は存在しません。しかし『異界』と呼ばれる空間は数多く存在していました。どうやら、この世界の実力者の中でも有数の者達が作った空間のようで、名を『天狐家』と言うそうです」
天狐……か。狐が異界を作るとは、想像がつかん。ここは不思議な世界だな。
「また、この世界では霊力の数値によって強さを定めているようで、霊力が数百万の者たちを『超越者』、それらの中でも最上位に位置するのが『御三家』と呼ばれる存在のようです。『御三家』は、さきほど申しました東の妖怪を束ねる狐憑きの一族『天狐家』、西の妖怪を束ねる鬼の一族『宵之坂家』、そしてどちらにも付かず、孤高にして天狐・宵之坂を上回るほどの強大な霊力を誇る『八咫鋼』を総称したものとのこと」
「異界とやらは天狐のみが…?」
「はい。変化の術である葉札術というものを応用し作り上げたらしく、術の技量が劣る宵之坂・八咫鋼には不可能のようです」
ふむふむ、なるほど。とりあえずはその『御三家』に接触し関係を結ぶことを目標とするか。いや、彼らに気づかれずに事を終わらせたいところだ。引き続き捜索に当たってもらうか。
「邪教団についてはどうだ。なにか掴めたか?」
「居場所は無理でした。しかし、この世界の神の近くで悪魔を見たとの報告があります。おそらく、この世界の神を利用しようとしているのでしょう」
「ふむ。この世界の神はどのような立ち位置だ?」
「現象を司りはすれど、個々の力についてはそれほどではありません。邪教団の悪霊の神々にすら及びはしないでしょう」
「そうか……ご苦労。引き続き邪教団の調査を続けろ。それから、これからの報告はそちらから気配を探り声をかけろ。身近にいる者との判断がつかなくてな」
「承知致しました。それでは、私は拠点へと戻ります」
「うむ。さらなる成果を待っている……ああそれと、ピサロに伝えておけ。他の軍団長にもこの世界に来るように手配を進めろ、とな」
「承知致しました。それではこれにて」
猫の姿をした部下が外へと出ていった。さて、奴らも本格的に動き始めたというわけか。面白い、どちらが勝つか、とことん戦おうではないか。
私は布巾を水で濡らしながら今後の策を考える。これ以上、私のバカンスを邪魔させはしない!
地獄の帝王が掃除しながら戦いの決意を固めてるところってすごくシュールだな。
ちょっと気分が下がってしまった……。
今回はゆらぎ荘の幽奈さんの世界についてでした。
部下の報告を聞いてると帝王様が部下に任せてるだけにしか見えませんが、これでもなにを調査させるか、どんなことを気を付けさせるかなどを考え決めているのは帝王様です。
雑事は任せて、こういった部隊の動き方・法律などの政策の決定といった重要なものは王が行っています。
話題が変わりますが、皆さんお気づきだとは思います。そう、アンケートを新しく作りました。
『しなくてもええで』や『どちらでもいい』が多い場合は説明しません。でも、いろんな作品から技を出しているので、どんな効果なのか知りたい人は『どんな技なのか解説お願い』に投票してください。
『どちらでもいい』が『どんな技なのか解説お願い』より多くても、『しなくてもええで』の方が少ない場合は解説します。『どちらでもいい』しか投票されなかった場合も解説しません。
投票締切は5月30日の日曜日。『しなくてもええで』と『どんな技なのか解説お願い』が同数だった場合は期間を延長します。
皆さん投票よろしくお願いします。
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