どこまでお色気シーンを書こうか悩みました。
こういったシーンは慎重に扱わないと色々と怖いので……:( ;˙꒳˙;):
まだ鳥のさえずりが聞こえる朝。
私は朝食を作り始めていた。今日のメニューはお味噌汁と卵焼きやウインナーなどの軽いものだ。足りなければ白米と味噌汁でカバーしよう。
1ミリのズレも許さないスピーディーかつセーフティーな包丁さばき。
火が通り過ぎないように火力と鍋の状態をつぶさに観察し、丁度良いタイミングで高速手首ひねり。
つまみから変な音がした気がするが、まあ良しとしよう!
さて、後は盛り付けて……そういえば、お風呂に入ってからみんな食べると言っていたな。
仕方がない、適度に温めつつ鮮度を保つ呪文でもかけておこう。
「こゆずさ〜ん?」
「こゆずさーん!どこですか〜!?」
おや、仲居さんと幽奈さんの声が。
「あ、アークさん!こゆずさんを見かけませんでしたか!」
「こゆずちゃんですか?私は見ていませんが…どうかしたんですか?」
「こゆずさんが部屋から姿を消していまして…まだ眠そうにフラフラしていたので心配で…!」
「なるほど……ちょうど支度も出来ましたし、私も探しますよ」
「ありがとうございますアークさん!」
「中居さん、次はお風呂場に行ってみましょう!」
「ええ、アークさんは玄関近くをお願いします!」
「わかりました」
仲居さんと幽奈さんは駆け足で行ってしまった。さて、私も探すとしますか……玄関から外に出ていたらどうしよう?
「こゆずちゃん?どこにいるんだ〜?」
声を辺りに投げかけてみるも、返事は無い。まさか、本当に外に出てしまったのでは?一度玄関の外に出てみようかな。
「う?アーク」
「おや、夜々さん。こゆずちゃんが行方不明なんだけど、どこにいるか知っていたりしないかな?」
「こゆず……う!さっきお風呂の方に行くのを見たの」
「そうか……なら、中居さんと幽奈さんがもう見つけている頃かな。ありがとう夜々さん。夜々さんの朝食は大盛りにしておくよ」
「う!楽しみなの!」
再びゆらぎ荘の中に入り、お風呂場へと向かう。まったく、眠気まなこのままどこかに行ってしまうとは……というか、なぜお風呂に行ったんだろう。
…………?
おや?ゆらぎ荘周辺の気配が……5つ?
これは…コガラシくんがいないぞ。さっきまで確かに気配を感じていたというのに。
「コガラシくん…どこかに出かけたのか?いや、出かけたのならば玄関にいた私と出会うはず」
どんどん心配事が増えていく。さて、コガラシくんはどこだ?
「最後に感じたのは……風呂場か」
どうしてお風呂に関して問題が起こるのか。なにか特殊な呪いか何かでもかかってるんじゃなかろうか。
と、お風呂に着いた……何かが擦れる音だ。これはスポンジかな。なら、中に誰かがいるということか…うーん、中を調べたいのだが。
「すみませーん!中に誰かいますか〜?」
「アークさん?私です〜!幽奈がいます!」
「幽奈さんか。コガラシくんがいなくなったんだが、どこにいるか分かるかい?」
「コガラシさん……こゆずさんを見つけた時には既にいませんでしたよ!」
「そうか……わかりました!ありがとうございます!」
「いえいえ〜」
幽奈さんが中にいるということは、コガラシくんは風呂場以外のどこかに……。
「あらぁ、おはようアークちゃん!」
「おはようございますアークさん」
「う。アーク、何してるの?」
「おや皆さん。コガラシくんがいないので探しているんですよ。皆さんは知ってますか?」
「う〜ん…知らないわぁ。ごめんなさいねぇ」
「私も知りません」
「わからないの」
皆さんも知らないか……どうしたものか。
「また別の場所に行こうと思います。ではまた」
「はぁ〜い。じゃ、入りましょ〜」
「ええ」
「う」
3人は扉の奥に消えていった。さて…コガラシくんはどこに行ったんだ?
う〜む…やはり気配を感じないとなると外に出たのかな……ふむ、霊力の方を探知してみるか。コガラシくんほどの強い霊力ならすぐに……んん?
これは……お風呂?
え?覗きかいコガラシくん?いや、何故かわからないが分散しているな。まるで細かく分裂しているかのような……まさか。
「あらぁ、おはよう幽奈ちゃん!」
「おはよう幽奈」
「おは」
「呑子さん!狭霧さん!夜々さん!おはようございます〜!」
『おわああああ!?』
まさか、俺が
『おっ…おいみんな!やめろ!俺がいるんだ!!誰も俺の声聞こえないのか!?頼む!誰か…!』
ボディーソープとなった俺は、みんなの身体に張り付き、流れる。柔らかい胸や臀部などの感触は俺の理性を容赦なく削っていった。
『す…すまねぇ。女の子の…みんなの身体中を、こんな…こんな風に…俺…!!』
と、夜々がプカプカ浮かぶ泡に気がついた。まるで猫のように姿勢を低くし、ジャンプ。泡を割り夜々が落ちたのは、狭霧と呑子さんの上だった。
「う!?」
「あらぁ?」
「なっ!?」
夜々が2人に倒れ込むと同時に、柔らかいものに挟まれる感触が俺を襲った。
『ああ…挟まれて……ああもう、もみくちゃ祭りじゃあああい!!』
この時は、流石の俺も何かが崩壊した。
「こうして皆で入るのも久方ぶりだな」
「どうせなら全員揃ってみたいです〜」
「そうねぇ、後は中居さんとこゆずちゃんと……コガラシちゃんとアークちゃんがいればねぇ」
「な…彼らは男ですよ!?」
「それなんですけど、水着を着たらどうでしょう?」
アークさんはともかく、俺はもういるんだなぁコレが…!さっきはガチでやばかったぜ…。
気合い入れたり元の姿を強くイメージしてみたり…思いつく限りやってみたが変化はさっぱり解けやしねぇ。
修行でちったぁ強くなった気がしてたんだが、拳を振るえねーとなるとこんなにも無力になっちまうんだなぁ俺は…。
こんなことになるんなら、もうちっと術の方もやっときゃよかったぜ……っ!?
この喪失感は…!?流れて行った泡の感覚が途切れた……拡散しすぎたせいか!?もしソープを使い切られたら…俺の意識はどうなっちまうんだ!?
…………クソッ。
誰にも気づいてもらえねぇし、俺…このままずっと人間に戻れず、孤独なボディーソープとして消えていくのかよ…!
『誰か……誰か俺に気づいてくれよ……』
「ああ、やっと見つけたよコガラシくん」
俺を包む暖かい感触。見上げると、アークさんが微笑みながら、俺を持ち上げていた。
原作を改めて見返しても、この場面は本当にゾッとします。ごめんねコガラシくん。
というか、一番コガラシくんがヒロインしてません?
やっぱり原作主人公ゆえ、こういう境遇に陥ってしまうのが多いから、こんな展開にはなりやすいんですよねぇ…。
期末試験が迫っておりまして、また1、2週間空いてしまうと思います。すみません……あれ?もしかしていつも通りでは?
終わり次第また投稿を続けていこうと思います。
もしかしたら、我慢できなくなったら書くかもしれませんね。
次の番外編どれがいい?(締め切りは11/5まで)
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