今回は早く展開を進めるために早々と書いたので内容が薄くなってしまったかも。一つのことを場面場面掘り下げて書きたいと言っていたのに、最初の頃と比べて成長が感じられませんね……。
今回、気持ち悪いシーンがあります。ご注意ください。
クロウがバアルゼブブと追いかけっこをしていた頃、地上でも激戦が繰り広げられていた。
「ハイジョ!」
「キミ、ちょっとうるさいよ〜ん?」
スーパーキラーマシンがガルマッゾへと迫る。その間に魔王の使いが滑り込み、その四本の武器でスーパーキラーマシンの剣を押さえ込んだ。
「邪魔スル者、ハイジョスル!」
━━メッタ斬りッ!
スーパーキラーマシンは両腕を振り回し魔王の使いへと斬り掛かった。魔王の使いも武器で捌こうとするも、力はスーパーキラーマシンの方が上。さらに読みにくい乱雑な攻撃ともなれば、魔王の使いには捌ききることは不可能だった。
━━ドルモーア
魔王の使いを抑え込むスーパーキラーマシンへ、ガルマッゾが闇の呪文を放つ。闇の爆雷はスーパーキラーマシンのコックピットへと直撃し仰け反らせた。
━━れんごく斬りッ!
魔王の使いは退きざまに炎を纏った斬撃を加える。それはスーパーキラーマシンの左前脚を折り体勢を崩した。
━━マジックハックッ!
なげきのぼうれいが呪文を唱え、スーパーキラーマシンの耐性を下げる。そこへガルマッゾが連続で呪文を叩き込んでいった。
━━イオナズンッ!
━━ドルモーアッ!
爆発の嵐がスーパーキラーマシンを包み、その中へ闇の爆雷を放つ。舞い上がった砂煙と闇の雷により、たちまちスーパーキラーマシンの姿は見えなくなった。
「光あふれる地に沢山いるんだもの、SSランクの資格なんてないよね?キミは行ってもSランクで十分、スーパーライトな世界に帰っちゃいなよ〜」
ガルマッゾの提案に、スーパーキラーマシンは攻撃で答えた。頭部が足の間へ滑り込み、巨大な砲門が顕になる。剣を地面に突き立て支えにすると、砲撃を開始した。
━━300mmキャノン砲ッ!
放たれた巨大な砲弾はガルマッゾを守らんと前へ出たなげきのぼうれいと魔王の使いを吹き飛ばし、次弾がすぐさま装填、放たれた。
「へ〜?初めて見る技だよ〜」
ガルマッゾは周囲に浮かばせた魔抱珠を合体させ盾にした。大量のマ素によって作られる魔抱珠の硬度は高く、スーパーキラーマシンの砲撃であろうと傷一つつかない。
「ガ……ガガ……」
蓄積したダメージによって思考機能が正常に働かないスーパーキラーマシン。しかし、目の前の敵を排除することは忘れていない。キャノン砲が効かないのであれば別の攻撃をすればいい。
「チャー……始…10%…5………100……」
スーパーキラーマシンの砲門にエネルギーがチャージされ、それは極太光線となって放たれた。
━━スーパーレーザーッ!
この機体において最大の技。光線はガルマッゾの魔抱珠を軽々と破壊し、その巨体を飲み込んだ。
「あら、あららぁああっ!!?」
光線に飲まれたガルマッゾの肉体が崩壊していく。光線が消え、その場に残ったのは小さな魔抱珠のみだった。
「ハイジョ……確…認……」
次なる獲物を求めて、スーパーキラーマシンは地面を這いずる。別の機体が戦っている巨大な天秤、赤い眼光はオムド・ロレスへと向けられ、砲門が向けられた。
残されたエネルギーを全て使い、倒せずとも別の機体が有利になるように。砲身が赤熱し形が変わり始める。連発を想定されていないキャノン砲は耐えきれないだろうが、敵を殲滅することに比べれば些末な問題。
チャージが完了し、再びスーパーレーザーが放たれる…。
「ガ……ガピピッ!?」
ことは無かった。キャノン砲を巨大なマデュライトが貫く。行き場を失ったエネルギーは暴走を始め、爆発。スーパーキラーマシンは跡形もなく破壊された。
「にゃはははは!残念だったね、ボクは生きてるよ!」
小さな魔抱珠を拾い上げたガルマッゾが笑った。そこへさらに二体の魔物が近づいていく。それらはガルマッゾと瓜二つの姿をしていた。
「あら、終わっちゃった?」
「ボクたちが来た意味は〜?」
「ないない!ただの杞憂だったみたい!」
三体のガルマッゾが肉を動かし小さな魔抱珠と共に一体化する。できあがった巨大な肉塊は縮み始め、人間体の姿に変わった。
「ボクが死ぬなんてありえないんだ。この世からマ素が失われない限り、ボクの悪意は新たな肉体を形成し蘇る。残念だったね!」
スーパーキラーマシンの残骸へ声をかけると、カルマッソはオムド・ロレスの方へと足を進めた。倒れた魔王の使いとなげきのぼうれいはスカウトリングに戻され、その場に残されたのはガラクタと化したスーパーキラーマシンのみだった。
もう一体のスーパーキラーマシンとオムド・ロレスの戦いは一方的だった。
放たれる矢はその守備力によって効かず、大剣で斬りかかろうにも宙に浮いているオムド・ロレスには届かない。空中戦を挑もうにも、オムド・ロレスの歯車によって地面に叩き落とされていた。
「スーパーキラーマシン……モハヤ古イ機体デアル貴様ニハ、ソノ名ヲ名乗ルコトスラ許サレナイ」
━━かがやくいき
オムド・ロレスは歯車によってスーパーキラーマシンの足を切断すると、身を震わせ冷たく輝く息を吐き出した。動けないスーパーキラーマシンはたちまち凍りつき、その動作を鈍くさせていく。
「ソノ名ヲ名乗ルノデアレバ、サラニ機能ヲ搭載スルガイイ……我ノ軍団ニイル機体ノヨウニ」
オムド・ロレスが神殿へと目を向ける。邪教団と戦っているのは魔導機兵群と魔物愛好部の魔物たち。その中で猛威を奮っているのはスーパーキラーマシンだった。
━━デッドリーウェポン
━━ダークマター
━━真・一刀両断
オムド・ロレスの前で無様に凍りついている機体とは比べ物にならない性能。神の一部であった機体ならまだ違う結果を残せただろうに、悲しいことに違う機体だ。
「マッタク、嘆カワシイコトダ。改良モサレズ、コノヨウナ捨テ駒トシテ使ワレルトハ…セメテ、最後ハ華々シク散レ」
歯車の一つでスーパーキラーマシンを掬いあげると、空高く放り投げる。オムド・ロレスは右に炎、左に氷の魔力を浮かばせ融合させる。相反する力が混ざり合うことで自然の摂理が乱れ、あらゆる物を無に帰す消滅の魔力が生み出された。
━━メドローア
消滅の魔力は巨大な光の矢となり放たれ、スーパーキラーマシンを塵一つ残さず消し飛ばした。
「……サテ、ソロソロ制圧ニ本腰ヲ…ム?」
矢は空間ごと消滅させながら突き進んでいく。その行く先には、クロウが向かったであろうゆうれい船が浮かんでいた。
「ア」
メドローアはマストを直撃。亡霊だろうと消滅の魔力に抗えるはずもなく、ゆうれい船は神殿へと墜落していった。
「………………」
「……オムド」
「っ!?」
いつの間にやらオムド・ロレスの背後にいたカルマッソ。その目は呆れに染まっていた。
「……まあ、エッチな本でもあげちゃえば許すでしょ」
「……ダナ」
いない所でも、クロウの扱いは雑だった。
アンケート投票ありがとうございました。
いらないが3票多かったので無しにします。
でも、どんな技か知りたい場合は感想などで言ってください。そういった感想が多ければ解説入れます。少なければ感想の返信で解説します。
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