原作だとまだ10話超えたあたりなのに、とんでもなく長くなりましたね…。
破壊神の力により進化した悪霊の神々。その圧倒的な力をもってカンダタ親衛隊を薙ぎ払おうとするも、彼らもまた必死に食いついていた。
━━大地の怒りッ!
━━邪神のツメッ!
━━ヘルファイアッ!
━━━カンダタむそうッ!
━━━ベギラゴンショットッ!
━━━とっておきボムッ!
戦闘兵器『カンダタロボ』まで引っ張り出しての応戦。しかし戦闘力は未だに悪霊の神々の方が上だった。
ショコラの剛力はアトラスネオに潰され、カンダタセブンの宝物はバズズエリートに焼き尽くされ、カンダタおやぶんの斧はベリアルオリジンに弾き飛ばされる。
「フハハハハッ!なんと貧弱な者どもよ!」
「お前たちの魂も、破壊神様の贄にしてやるぜ!」
「死ね!破壊に身を委ねるのだ!」
猛攻に耐える親衛隊。カシラであるカンダタが月に行っていることで、さらに苦しい状況に陥っていた。
「踏ん張れよぉ!月の戦が終わるまで耐えきれ!」
「フハハハハッ!月には悪魔王と破壊神がいるぞ!そう易々と突破はできぬ!」
「はっ!俺の倅はな、言ったことはちゃーんとやる奴なんだよ!」
「フンッ!ならばその愚かな希望を、今ここで打ち砕いてやろう!」
━━連続ためッ!
━━デスエクスプロージョンッ!
スーパーハイテンション状態から繰り出されるベリアルオリジン最大最強の技。それはカンダタ親衛隊へと放たれ……横から投げられた斧に弾かれ軌道を逸らされた。
「なにっ!?」
「親分!ただいま戻ったぜ!」
「っ!ようやくか!おせぇぞバカヤロウっ!」
旅の扉からカンダタが飛び出す。それに続いて大量の魔物らが出現し、悪霊の神々を包囲した。月面戦争から帰還した帝王軍である。
「な、なんだと!?」
「バカな、早すぎる!魔王以上の力を持つ奴らをどうやって…!」
「我ら軍団長は魔王と同等かそれ以上の力を持つ。であれば、数で劣る貴様らが敗北するのは必至だ」
旅の扉よりピサロが現れ、続々と軍団長が姿を現した。展開は変わった。親衛隊は倒されず、壊滅するはずだった帝王軍はここにある。
もはやこの状況、悪霊の神々の圧倒的不利であるが、帝王軍は攻撃準備を整えた。彼らは逆境に陥ろうとも忠実なる邪神の使徒であるために。
「であれば!ここで貴様らを叩き潰してやる!」
「破壊神様に見えるのは真の強者だけでいい。1人でも多く道ずれにしてやらぁ!」
「我ら3柱、簡単に殺せると思うなよ!」
帝王軍へと踊りかかる悪霊の神々。対し迎撃体制をとる全軍団。
どちらが勝利したのかは言うまでもない。しかし確かに、悪霊の神々はその気高き志を示して見せたのだった。
ハーゴンも終わりだ。私の攻撃をモロに受けて立っているのは流石と言うべきだろうが、その傷は致命傷。立っているだけで精一杯であろう。
それにしても、驚いたのはゆらぎ荘の面々が
ハーゴンの実力は魔王をも超える。何人かは倒されているかと思ったが、まるで
しかし、結果的に奴を追い詰めることができた。私の思うよりも皆は強かったということなのだろう。
「ガハッ!ぐ……なぜ私がこうも、確かに捉えられるはずなのに…!」
「終わりだ、邪神官。我らがいる限り、貴様の願いは叶えられん」
「ぐ…ふふ、そう言っていられるのも今のうちよ」
「っ!アークさん!ハーゴンは破壊神を呼ぶつもりだ!」
「グゴゴゴゴ……疑問は残るが、芽は摘まねばな」
「私を殺すか!?それこそ無駄なこと!私はすでに破壊神様の一部なのだからなぁ!もはや私を倒しても、世界を救えまい!」
「ぬっ!?」
ハーゴンの足元に黒い渦が発生し、地獄の雷が飛び出す。コガラシくんたちを庇い後ろへと下がるのを見たハーゴンは、口元をニヤリと歪ませ高らかに叫んだ。
「我が破壊の神シドーよ!今、ここに生贄を捧ぐ!!」
ハーゴンが渦の中に飛び込み、姿を消す。渦は消え、その代わり空に巨大な青みがかった闇の渦が現れた。
「むう……」
「クソッ!破壊神降臨は防げないっつーのかよ」
「…?どういうことだ」
コガラシたちはカンダタと共に『ときのすな』を使用した。爆発の拍子に発動したそれは問題なく効果を発揮し、そのため時間は巻き戻った。記憶を持つのはカンダタと彼らのみである。
「それはまた後で!それよりも……破壊神が、来る!」
渦から暗いオーラが漏れ始め、丸まった状態でソレはゆっくりと現れた。まずは翼が開き、蛇の尾が首を伸ばす。次いで腕が1本ずつ広げられていき……目が開いた。
瞬間、凄まじい威圧が放たれる。物理的な衝撃波を伴うそれに耐えていると、今度は大音量の咆哮が辺りを染め上げていく。
「グゴゴゴゴ……ついに現れたか。破壊を司る邪神、破壊神シドー!」
「グギャアアアァァァァアアアッ!!!」
シドーは一通り叫ぶと、その口から暗黒を吐き出した。暗黒はやがて渦を巻き、大きな闇の球体となってシドーを包んでいく。
「あれは…?」
「グゴゴゴ……『暗黒球』。破壊神シドーが力を溜める際に用いる闇の帳。その内部は別世界のような空間となっているという」
「つまりぃ〜、破壊神を叩くには今が絶好の好機ってわけねぇ?」
「仲居さんたちはゆらぎ荘の中に戻っててくれ!俺たちだけで行く!」
「わ、私も行きます!」
「……そうねぇ、アタシと幽奈ちゃんにコガラシちゃん、そしてアークちゃんで行くわね?」
「……分かりました。美味しいご飯を作って待ってますので……気をつけて行ってくださいね」
本当は全員を置いて行きたいのだが、何故かコガラシくんたちの目に宿る闘志がそれを許さない。自分たちの世界は自分たちで守りたいとでも言うつもりなのか…?なんであろうと、私が彼らをここに置いていくことは難しそうだ。
「では行くぞ。我に掴まっていろ」
「ウス!」
「はい!」
「はぁ〜い」
身長差のため3人は私の足に触れる。それを確認した私は、魔力で身を包み浮かび上がると、ルーラの応用で暗黒球へと突進。その内部へと侵入するのだった。
今更とんでもないことに気が付きました。
『中居ちとせ』ではなく、『仲居ちとせ』でした。なんてこったい。修正祭りじゃあ!(泣)