プリコネ×ヤンデレ    作:カルラナ

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今回はコッコロ回です。


愛とは?

愛とはなんだろう?

 

甘やかすこと?厳しくするとこ?褒めること?

 

愛に答えはない、相手のことを思いすることはすべて愛だ、という人もいるだろう。

目の前にいる少女の愛もひとつの答えなのだろうか?

 

ユウキとコッコロの出会いはかなり特殊である。

簡単に言えば、記憶喪失になってしまったユウキのお世話係の役目をアメス様の託宣にコッコロが選ばれたことにより出会ったのである。

アメス様に託宣を受けたからなのか、それとも元からなのかは、分からないがコッコロはかなりユウキに甘いのである。

例を挙げるのであれば彼女はランドソルでの生活が始まり、少し経つと村から持ってきていたお金がそこを尽きてしまう。もちろん、休むホテルの宿泊費、飲食代、ユウキの興味を持ったものを買うお代、などなどによりなくなってしまった時も、自分が父から譲り受けた品物を売ろうとしたり、ユウキは遊んでおかせ自分は働こうとする、などといったとんでも行動をしている。実際ユウキがアルバイトの許可をする時コッコロは

 

「私が不甲斐ないばかりに主様に働かせるなどということはできません。え?してみたいだけ?私が不甲斐ない訳では無い?さっ、左様でございますか。私は、主様がしてみたいことならば、私は反対致しませんし、応援します。しかし、もしほんの少し、ほんの少しでも辛くなり辞めたいと思われた際はいつでもやめて頂いて結構です。では、こちらは主様がアルバイトを始める記念としてこちらをお渡ししますね。」

 

と言ってユウキがアルバイトを始めることを聞くと少し暗い顔をした後に笑顔でユウキには袋いっぱいの金貨を渡そうとする。そうして、これを貰わずに返すことにも一悶着あったそうな。

しかし、そんなこともありながらも、特に大きな事件も無く平和な日常を謳歌していた、だがそれはある日ユウキがふとこぼしてしまった一言から始まった。

 

その日たまたまコッコロ並びにユウキが自由な日になっていたためユウキの提案で町に出ていた。そして、その2人の前に1人の貴族を見かけていた。

 

「?」

「どうされたのですか?主様」

「あの人なんか手がキラキラしてる。」

「ふむ、あれは指輪でございますね。それもかなり希少で高価な宝石がつけられているようでございますね。」

「キラキラして、綺麗だね。」

「主様、少しの間だけお傍を離れさせていただいてもよろしいでしょうか?主様はご自由に行動して頂いて構いません、私がお探ししてお傍にまいりますので。」

「うん、いいよ。僕は、ここにいるからゆっくりでいいよ。」

「はい、申し訳ございません。」

 

そう言うとコッコロは、人混みに向かって走って行ってしまった。

その間、ユウキは近くのお店で飲み物と軽食を買いコッコロを待っていた。

そうしてしばらくすると、遠くからコッコロが走りながら戻ってくる。

 

「はぁ、はぁ、申し訳…はぁ、ございません。お待たせ致しました。」

「コッコロちゃん!すごい汗だよ!?これ飲んで!」

「い、いえ!主様の物を頂くなんてできません!そのお気持ちだけで十分でございます。」

 

断られるもユウキは諦めずコッコロに詰め寄り、手に飲み物を強引に持たせ。

 

「飲んで!」

「わっ、わかりました、では1口だけいただきます。んく、ぷは、ありがとうございました。主様」

「もう一口飲んで!」

「は、はい。」

「んく、」

「飲んだ?」

「はい、頂きました。」

「ならよかった。でも、どうしたの?」

「いえ、個人的な理由ですのでお気になさらないでください。」

「う、うん。」

 

その日から、少しづつコッコロの体調が崩れていった。

ご飯を食べる量が減り、ユウキの分をあげなければほとんど何も食べない。目の下にはコッコロの白い肌とは相反する濃いクマができ、短く白い綺麗だった髪は整えては、いるものの以前のような艶はなく。体に生傷が日に日に増えていく。その上、2日前に気づいたことだが、夜にホテルを抜け出しどこかに行っている。

しかし、いくらコッコロに聞いても

 

「いえ、私用ですので主様はご心配なさらないでください。」

 

と言われ、それ以上何も言えなくなってしまって、それが何日も続いていたが、ついに我慢が出来なくなったユウキはコッコロに詰め寄ることにした。

 

「コッコロちゃん、聞きたいことがある。」

「はい、何でしょうか主様?」

「本当に毎日何してるの?」

「いえ、私用ですので主様はご心配なさら…」

「それじゃダメ!!」

「コロッ」

「もう嫌だよ!コッコロちゃんがボロボロになっていくのはもう見たくないよ!」

「あ、主様泣いていらっしゃるのですか!?」

「何をしてるのか答えて!」

「そ、そんな事より涙を拭きますので。」

 

ユウキはコッコロの両腕を掴み目を合わせ問い詰める。

 

「お願い!何をしてたのか教えて!」

「わかりました。では、お教え致しますね。実は、こちらを買うためのお金を魔物討伐に依頼をして貯めていたのです。そして、昨晩なんとか溜まり買ってきました。」

 

そう言うとコッコロは小さな箱を取り出し開けるそうすると、キラキラとした指輪が出てくる。

 

「何とか買うことが出来ました!では、どうぞ主様!あなたへの贈り物です!」

 

その瞬間ユウキはあの時のことを思い出し、後悔する。

 

(僕のあの言葉がコッコロちゃんにこんな無茶をさせたんだ!)

 

「ごめん、コッコロちゃんごめん。」

 

ユウキは、コッコロの両腕を掴んだまま膝を地面につき下を向きながら泣き出す。

それを見た、コッコロは動揺しだす。

 

「あ、主様!?どうなされましたか?この指輪は好みではございませんでしたか?では、またお金を貯めて買って参りますので次は主様の意見をより反映したいので一緒に選びに参りましょうか。」

「いらない、僕は指輪なんか欲しくない!」

「では、何か他に欲しいものがございましたか?私は未熟ですゆえ、主様の欲しい物が分かりかねますので、教えていただきたく存じ上げます。」

「ぼ、僕は……、

 

 

 

   コッコロちゃんが欲しい

 

 

 

。」

 

そう言うとコッコロはユウキを抱き寄せ言う。

 

「主様……。コッコロは既に主様の物ですが。主様がそう仰ってくださるのならそちらで宣言をさせていただきます。

私、コッコロは

 

 

 

   主様の物です

 

 

 

。」

 

その日から、コッコロはどんどん元の姿に戻っていった。しかし、元に戻らないものもあった。

 

「おはよう、コッコロちゃん。」

「おはようございます、あなたのコッコロでございます。」

「主様の言いつけ通り朝ごはんの準備を終えてあります。」

「ありがとう。コッコロちゃん」

 

そう言ってユウキは、コッコロの頭を撫でる。

 

「うふふ。」

 

コッコロは嬉しそうに頬を緩める。

 

「じゃあ、食べようか。」

「はい、では参りましょう。」

 

そうして、朝ごはんを食べた2人は今日の予定を話し合う。

 

「今日は、どう致しますか?」

「今日は、トゥウィンクルウィシュの3人と予定がある。」

「では、私も同伴をした方がよろしいでしょうか?」

「大丈夫」

「そうですか。では、私はこの部屋で待機しておりますので何かあったら来てください。」

「いや、コッコロちゃんも自由にして!」

「いえ、私は自由にして、私は主様の命道理に待機しております。」

「じゃあ、僕のこと以外で自由にして!街を歩いてもいいし、近いうちに引っ越すサレンディア救護院に行ってもいいし趣味に費やしてもいいから!」

「はい、心得ました!」

「わかった、ならいいよ。ただ、前みたいに一日中椅子に座ってるのはやめてね!」

「はい、心得ました!」

「うん、じゃあ行ってきます」

「はい、行ってらっしゃいませ。」

 

コッコロは自分の意思をほとんどなくしてしまった、無茶をさせまいとしたあの言葉がこんな形になってしまうなんて思いもしなかった。

コッコロは、あの宣言から少したった日こう言った。

 

「主様、何か欲しいものがあれば何でも申してください。もし、女体を抱きたくなりましたら私で良ければご相手させていただきます。もし、私が邪魔になりましたら、私に消えろと申していただければ数日間姿をくらませます。主様の願いは何でもどんな願いでも叶えられるように尽力させていただきます。」

 

一種の崇拝の様になってしまい。ユウキの言う事は絶対に守り、叶えるためならどんな事でも厭わなくなってしまった。

コッコロとの生活を考え頭を抱えるユウキであった。

 

 

 

Fin

 

 

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