アークナイツRTA 『境界無き方舟』獲得ルート   作:ゲルゲルググ

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正直ストーリー書くよりゲーム風ステータス書いている方が筆が乗ったりするので初投稿です。


エレキ・ストラトキャスター 中

「さっきから訳わかんねぇんだが」

「そりゃ全員が思ってる事ッスよ……」

 

 この移動都市に乗ってから、色々な事が一気に押し寄せて来やがった。突然変な金属やら炭やら作らされたと思ったら、こう…どう説明したら良いかわからない事をされ、気がつけば体は軽くなってるわ、傷は治ってるわ、何故か俺たちが向かっていた方向へ走ってると思ったら、はぐれてた奴らと合流出来て、しかもそいつらもこの移動都市に乗るときた。もう訳がわからんぞ。

 

『フフフ……コレで私の計画は一気に進む。俺は止まんねぇからよ、その先に俺はいるぞぉ!』

 

 大音量で何言ってんだお前。

 

「計画………?」

「やっぱり、俺達に何かするんじゃ……」

 

 周りの奴らが、あのポンコツの言葉に不安になり始める。

 やっぱり、コイツは俺達を使って何か企んでやがるな。どうせ俺達を捨て駒にする様な――

 

『それは勿論、お前たちを幸せにする計画だとも!感染者が迫害されるこのご時世、バベrゴボッゴボッ、ロドス・アイランドだけじゃお前達感染者を幸せには出来んと裏死海文書に記されている。つーか、ロドスはロドスでもうちょい感染者救助せんかい!そんなだから私が凄く頑張らないといけなくなるんじゃろがい!………おっと、話が嫌な事になってしまったな。それは兎も角、どうやらまだ不安な奴が沢山いる様だし、お前達感染者を一生幸せなままにする為の計画を説明してやるわ感謝しやがれヴォケェ!』

 

 ………もう、ほんっとこのAIの事がわからねぇ!なんなのこの野郎?!さっきから大音量で移動都市全体にプレゼンしてるし!つか所々ロドスとやらへの文句言い過ぎだろ!でも信頼してるんだ!AIのくせに複雑な心境してんなオイ!

 

「ハァ…ハァ…ハァー↑」

「大丈夫ですか?治療施設に連れて行きましょうか?」

「いや、大丈夫だ………ハァ…」

 

 何故だ?!さっきからずっと疲れるんだが?!それにさっきから心の声の後ろにビックリマークがついてる気がする。

 

『あそーだ!畑増やしとかないといけないわ。あでも何処に作ろーかな……やっぱ屋上しか……あそーだ!移動都市もう一個増やしてやろ!』

 

 何言ってんだこのAIは?!え?増やせるの?移動都市って増やせるものなの?

 

 ………とまぁ、こんな感じの生活が数日続いた訳だ。まるで感染者になった時の様なバタバタ感と、色んな初めての事が一気に叩き込まれる感じ。ただ一つ違う所は、希望があるか無いかの違いだけだ。

 あのポンコツAIは、煩いし、ウザいし、俺の名前を間違える…と言うか、何故か俺達の名前を知ってるし、バカにしている様にしか見えない言葉しか発さないが、俺達を幸せにすると言うのは、もしかしたら本気なのかもしれない。俺達の為に畑を作ったり、移動都市に乗ってきた奴らを全員治療したり…………それに、あんなに大音量でプレゼンするんだ。コイツなら本当に幸せに出来そうだな。俺と違って―――

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

『(行きたく)ないです』

「―――は?」

「……………」

 

 それはある日、テラのど真ん中で倒れていたガキを助けた時だった。どうやら、そのガキはライン生命と呼ばれる施設で、非人道的な研究をやらされていたらしい。実に突拍子もない話だと思ったが、この世界での感染者は扱いが扱いだ。ありえない話じゃ無い。

 そしてそのガキに、友達を助けて欲しいって言われたんだ。当然、俺は乗り気だった。でも、ポンコツはそうじゃなかった。

 

 ただ理解出来なかった。あんだけ啖呵切ってたくせに、あんだけ幸せだとか、治療だとか、感染者を保護するとか言っておいて――

 

「………聞いて呆れるぜオイ。お前、感染者を助けたいんじゃねぇのかよ」

『あぁ、その通りだ。だがな、まだ準備が足りていない。私の計画はお前達が一人死んだらそこで終わりなんだ。それなのに今ライン生命にカチコミなんぞ出来るわけ無いだろ!いい加減にしろ!』

 

 なんだよ、言ってる事が数日前と180度違うじゃねぇかよ。

 

『ライン生命、言ってしまえばラスボス……いや、裏ボスダンジョンの様なものだ。そこに初期装備で突っ込む主人公があるかバカタレ!それに、今の私はまだお前達に信用されてないし!移動都市にガチガチの防衛設備を設置してないし!お前達がもし戦う事になった時の為にお前達を鍛えてやる筈だったけどやってないし!準備不足であーもう滅茶苦茶だよ!』

 

 さっきから準備準備ばっか言いやがって、それって行きたくねぇって事なんじゃねぇのかよ。

 

「ハハッ、なんだそりゃ……あの時期待した俺達がバカだったよ。なぁお前ら」

 

 俺は、俺達がいる部屋の入口でコソコソと聞いていた奴らにも聞こえる様に言った。気づいてないと思っていたのか、アイツらは少しだけ慌てやがった。

 まぁ、そんな事はどうでも良いだろう。こんな口だけの奴にお世話になるのもまっぴらごめんだ。ここから出て行って……いや、この移動都市を乗っ取ればいいんじゃないか?今の会話を聞いていたアイツらも賛同してくれるだろう。そうと決まれば―――

 

『ん?ちょっと待て。お前ら?』

 

 どうやらコイツも気づいた様だが、お前みたいな奴にはどうでもいい事だろう。

 

「テメェの言ってた事、割と信じちゃいたんだがな」

『………ちょ待てよ』

 

 ………アン?

 

『わかった!この私が連れてってやるよ!どうせ後から攻略するつもりだったんだ。連れてきゃいいんだろ!(キレ気味掌クルルヤック)』

 

 ……………は?

 

「………お前、さっきまで頑なに拒んで―――」

『ウルシャイナーモウ!お前とショタなら兎も角、その他大勢を説得させる力は残念ながら存在しないからな。故に、オリチャーを発動するッ!ヘイそこの少年ッ!』

「……へ?あ、ハイ!」

『お前が脱走して来たライン生命について色々と説明させて貰う。それと貴様のマイフレンドとやらもだッ!』

「わ、わかりました!」

 

 さっきまで俯いていたガキが、明るい顔を見せる。だが、俺は訳がわからんで頭がいっぱいになってた。俺を丸め込もうとしてた事とかはこの際どうでもいい。

 

「んだよ、それならさっさとそう言えば良いじゃねぇかよ!」

『言ったろ、状況が変わったんだ。まぁホントは行かせたく無いんだがなぁ!今回は特別なんだからねッ!』

 

 わかんねぇ。お前の考えてる事がわかんねぇよ。AIっつうのは、最善を尽くすだけの機械じゃねぇのかよ。

 

「………ホント、意味わかんねぇよお前」

『その内わかる。多分な』

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 その日の夜、俺はポンコツに今回の作戦を聞いていた。どうやら、救出に向かうのは俺の一人で、助け出すのはあのガキの友人だけ。それ以上は死ぬ確率が跳ね上がるらしい。俺的には不満だが、これ以上は譲れない様だ。

 

「で、なんで俺なんだよ?他にいるだろ?」

『確かに身体能力に関してはだが……アーツとか考えたらお前一択なんだよなぁ………つかアンタが言い出しっぺでしょうが!』

 

 そう言われればそうだが………俺一人じゃあ不安が出るだろ。つか、現に俺は不安だ。

 

「俺のアーツはお前も知ってるだろ?ただ音楽を流すだけの使えないアーツだぞ。それに……俺は一人じゃ何も――」

『お前情緒不安定かよぉ?!』

 

 知るか、誰だって一人じゃ不安になるだろうが。しかも俺は、一人じゃ無くても何も出来なかったんだぞ。

 

『安心しろ、私がいる』

「は?」

『は?じゃねーが!テメェが一人でおまけに何も出来ん奴なんぞ誰が決めやがったし!?意味わかんねー』

「テメェさっきから何が言いてぇんだよ?!おちょくってんのか?!」

『おちょくって無いぞ〜?それといい事教えといてやるわ!お前はみんなに慕われてるから。それに、お前が採掘場で子供を庇ってたことはみんなが知ってるからな!』

「ハ、ハァ?!」

 

 なんでソレッ……みんな?!もしかしてあの光景をみんな見てたってのか?!あんなもん、やって当たり前の――

 

『ヴァァァァカ!お前ちゃんと自分がやれる事をやってんじゃねぇか!な〜にが何もやってないじゃヴァァァァカ!』

「ぐっ……」

 

 コイツ、AIのくせに……

 

『良いか?人助けを息をすると同等レベルに思うのは主人公がやる愚考だ。テメーは良くてレギュラーメンバーなんだから子供助けて満足してりゃいいんだよ!現にお前の行動で感謝してる奴もいるしな!』

 

 ………つまりなんだ、アイツらは俺がガキを守ったから、脱走する時に何も出来なかった俺を責めないのか……?でも、俺は肝心な時に守れなかったんだぞ………

 

『ったく……誰にでも出来なかったり失敗する事はあるし、過去は滅多な事がない限り変えられない。だからこそ、守れなかった子供の数に負けない位に、明日から沢山助けてやりゃいいんだよ!今回のミッション、失敗するんじゃねぇぞ……』

 

 …………このクッソカッコつけが。ナチュラルに人の思考読みやがって。おまけにハードルも2メートル位上げやがって………

 

「あぁわかったよ、アイツのダチを助けてやるよ!助けりゃいいんだろ!」

『フッ……よし!その調子だ。んじゃ早速アーツの訓練と外骨格のテストと………』

 

 いやちょっと待て

 

「……やる事多すぎないか?」

『当たり前だ。言ったろ?準備が足りていないって。悪いが今夜は徹夜だ。明日は一日中寝ていいから、頑張るぞ』

「……あぁわかったよ!やるよ!やりゃいいんだろ!」




何故か三部作になったぞオイ…どうしてくれんのコレ(呆れ)

後、作者自身が悩みの経験が薄いせいで、人が悩むシーンを書くのがド下手である。すまない(竜殺しのすまないさん)
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