アークナイツRTA 『境界無き方舟』獲得ルート 作:ゲルゲルググ
最近モンハンライズのし過ぎで文章力のと更新力が低下しています、本当にすまない(すまないスレイヤー)
色々な音が、荒野のど真ん中に停泊している小規模な移動都市から響いている。
「クソッ!」
大柄な男がみっともない姿を晒しながら、この移動都市の制御中枢へ駆け込んで行った。彼は腕章が着いている片方の手を支えながら、必死こいた表情で制御中枢の機械へと歩み寄ると、片手でコンピューターを操作し始めた。
「こうなったら、コイツの防衛装置を使って―――ぎゃっ?!」
その瞬間、コンピューターの空気が歪み、爆発する。大柄の男は吹き飛ばされ、そのまま入口付近までゴロゴロと転がって来た。
先ず簡単に説明しておこう。この男は感染者であり、レユニオンに所属している人間だ。コイツは部下である複数のレユニオンと共にこの移動都市を襲撃し、見事乗っ取った様だ。後は移動都市に乗っていた非感染者どもを色々と………な〜んかイライラして来たな。
「クソがっ!いつもこうだ!非感染者は俺達をゴミみたいな目で見やがって!どうせテメェもそうなんだろ?!いいよなテメェらは!俺達を殴るだけで、ヒーロー扱いなんだもんな?!」
「……そりゃ見るからに悪い事やってる奴を殴ればソイツはヒーローって風潮が出来上がってるからな。悲しい事に」
「だからだよ!どいつもこいつも俺達を勝手に悪と決めつけて殴りやがる!俺はな、そんな奴らがクソムカつくんだよ!」
「まぁなんとなく理解できる。だが、だからってコレは流石に―――」
「だから殺してやる。俺達感染者をゴミみたいに扱った奴らに、俺達レユニオンの、感染者の力をおm」
制御中枢に銅鑼を鳴らした様な音が響き渡る。鳴らしたのは俺だ。頭をエレキギター型アーツユニットで軽く叩き、アーツを使って軽〜く気絶させた訳よ。
「んじゃ取り敢えず、一旦落ち着いてから話を聞いてやるよ。聞くの俺じゃ無いけど」
『そう呟きながら、エレキ君は男を引き摺りながら制御中枢を後にするのであった』
「ビックリするからいきなり喋んじゃねぇよ」
「ネブラから聞いた通り、最近レユニオンが過激になって来てんな」
「ほんとッスよ。お陰で最近忙しいったらありゃしないッス」
『だが、我々が過激気味なレユニオンを抑えた事により、このホモ都市の名前が少しずつ広まっている事は実に好ましい!』
この間荒野で拾ったネブラと言う感染者。どうやら元々レユニオンだったらしいが、とある日をきっかけに過激になっていったレユニオンに着いて行けなくなり、自分と同じ考えを持つ奴とレユニオンを脱退。そしてそのメンバーで劇団を結成し、各国の移動都市を宛もなく漂い、そしてこの移動都市に着いたんだとか。
で、彼らはここが気に入ったのか、生活すると共にレユニオンの出来る限りの情報を喋ったりしてくれた訳だ。
「ま、コレを聞く限り、レユニオンに入る前にコイツに出会っててよかったなと」
『……コレはデレか?!』
「いや、エレキさんのデレはこんな質素なもんじゃねぇッス」
「テメェらの体ン中振動マッサージしてやろうか?」
この機械は偶にバグるのをどうにかして欲しいんだがな。え?機能停止まで無理?よし、じゃあ機能停止させるか。
『ニャメロン!』
「よし、腹減ったし飯食うついでに機能停止しに行くか」
『やめろォ!(建前)やめろォ!(本音)』
「あー美味いッス!まさかこんな美味い飯を生きてる間に食えるなんて夢にも思わなかったッスよ!」
「お前さん、前もそんな事言ってなかったか?」
「そッスか?」
そう言いながら、ナスカレーをバクバクと食いまくるコイツ。因みに名前をライトアイって言うのを昨日知ったのである。なんで俺今までコイツと親しく話せてたんだろ?そういや他の奴らも名前を聞いてねぇな。後で聞いておくか。
「……ホント、夢にも思わなかったッスよ。鉱石病に感染してからもこんな生活出来るなんて」
「そうだな。おまけに他の感染者を助ける事になって、今回はなんやかんやで非感染者も助けちまった訳だ」
冒頭のアレは偶然遭遇した感じだったが、俺達が行かなければきっと死者が出ていたかもしれなかった。だが、あの小規模移動都市に乗っていた非感染者の内の数人が鉱石病にかかっていた所を見るに、そう言う事だろうな。
確かに俺達をなんの意味も無く侮辱する非感染者は許せないが、それが相手を殺す理由にするには少々過激が過ぎると思う。あのポンコツも、やられたらやり返すとか言うイタチごっこはアホ草四郎時貞って言ってたしな。アホ草四郎時貞って誰だよ。
あ、因みに冒頭のアレで感染者になってしまった奴らはこっちで保護する事にした。理由はまぁ………色々だ、色々なんだよ。
「俺、同級生の友達と採掘場に肝試しに行った時に感染して、その同級生に見捨てられたんッスよね」
「え、何ソイツ最悪な人間じゃん。よくもまぁお前の友達面してたな」
「アッハッハ!ホント、そういう所いいと思うッスよエレキさん」
「たりめーだ。お前らに隠し事するメリットが欠片も存在しないからな」
「そッスか。で、だからなのか、アイツらが非感染者を襲った気持ちはなんとなく理解出来るッス。俺もここにいなきゃ、多分ああなってただろうッスから」
「それは俺もだろうな。結局は周囲の環境と問題だろう。まぁ、そうしてクソみたいな環境で育った感染者を、このバカみたいな環境に引き摺り込むのが俺達の仕事になりつつあるがな」
あのポンコツが前に『やられたらやり返す精神持ち過ぎだろJK!その上みんなが感染者殺したりしまくるからさぁ………はーつっかえ、バカみたいな事しか考えない奴ばっかで涙がで、出ますよ』って言ってたもんなぁ。割と共感が持てる事を言いやがる。そして、少なくとも俺は共感した。今は小規模だが、これが感染者と非感染者の全面戦争になってみろ、テラは滅びる(確信)。多分、どちらかが滅びるまで終わらない戦いが始まるだろう。実にクソだし、考えたくも無い。
「いやー、ホントにエレキさんって王道主人公みたいな人ッスね。そこに痺れる憧れるッス!」
「痺れるな憧れんな。それに、王道主人公ってのはもっとマシな綺麗事……あのポンコツをマシにした奴だ」
「そんな事ないッスよ、誰から見ても頼れる主人公みたいッス」
「………下ネタは割と好きだぞ」
「無理にキャラ崩さなくてイイッス」
主人公かぁ………いや、どう考えてもあのポンコツが主人公だろ。俺はレギュラーが良い所だろどう見ても。
「さて、んじゃ俺はシュミレーションルーム行ってくるッス!今度こそリミカを倒すッスよ!」
「おう、頑張れ頑張れ………さてと、俺もネブラのエレキギター練習教室に―――」
『ピンポンパンポーン!只今より数日後に起こるであろうレユニオンのチェルノボーグ大規模襲撃、通称チェルノボーグ事変の編成決めようと思ってんだけど、行きたいって人は制御中枢にイきましょうね〜。生きたいって人は………ここで待機して、平和に暮らせ。以上!あ、受付時間は残り10秒だから、早めに決断しろヨナァァァ!ヨナァァァァ、ヨナァァァァ(セルフエコー)』
う、うるせぇ……
モンハンクロスオーバーの話を普通に書くかRTA風に書くかで滅茶苦茶迷ってる今日この頃
あ、次回はチェルノボーグ事変です。