アークナイツRTA 『境界無き方舟』獲得ルート   作:ゲルゲルググ

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特に変わったことは無かったので初投稿です。


チェルノボーグ事変 八

 焼け野原となったチェルノボーグの広場にて、黒フードの不審者と対峙するバ美肉おじさんは恐怖していた。

 頭を狙えば位置を反らして回避し、心臓を突こうとすれば寸での所で武器を掴んでカウンターを喰らい、アーツでやっと一撃入れたかと思えば、何事も無かったかの様に立ち上がる。因みに、そのアーツで火達磨となったのだが、その炎をブレイクダンスで揉み消してたりする。

 

『UPpgufnbefzbsvlmumhbuggpbpvhgobg?zbnfubsbpmomqvsfg』

「黙れ!」

 

 タルラのアーツを使い、周囲の温度を極限まで上昇させ喋れないようにするも、不快な雑音を響かせ続ける不審者。ソレを見た蛇は矢張り人間では無いと理解する。まぁ、さっきから避ける時とかに腕や足の関節を本来曲げれない方向に曲げたりしてるので今更であるが。

 

 アーツを使用して地面を融解させ、不審者の行動を制限しようとするが、お構い無しとばかりに溶岩と化した地面を全力疾走してタルラの体に躊躇無く逆袈裟斬りをブチ込む。タルラ自身に傷は無いが痛みだけが体に伝わり、彼女は顔を歪めた。

 だが、体は蛇によって動かされ、不審者へ向かって斬撃を複数浴びせ、ソレを不審者が全て弾き返した。そこら辺の建物を弾き返しながら派手に斬り合いを続け、二人はビルの中へ突入する。

 

『(lmomcgsv)hmsgqqbja!pfllblvebpgmumpmvwf!』

 

 下から上へ向かって炎の斬撃がいくつも走り、屋上から二人が飛び出すと同時にビルが倒壊する。二人は瓦礫となったビルの中へ自由落下しながら、攻防を繰り返す。

 

 ふと、不審者はタルラの斬撃を腕でガードした。タルラがその行為に驚愕の表情を浮かべている間に、腕にめり込ませた剣をどけてそのタルラの顔を反対側の手で鷲掴みにする。

 

『……M、mmoooオンせSキnぅ差イ構Tiク………OK!nジャ、詠SHOWkaゐshiDA。watasigakorosu、watasigaikasu――』

「何を―――ガァッ?!」

 

 その瞬間、蛇は自身の体が崩れて行く感覚を感じ取った。己の存在を底から崩壊させようとして来た不審者に、蛇はようやく目の前の敵がタルラでは無く自分を殺しに来ていると理解した。実態の無い、幽霊と言っても過言では無い自分と言う存在そのものを殺そうとしているのだ、目の前の人形は。

 

「くッ――させるかァ!」

 

 剣にアーツを集中させめり込ませている腕を焼き斬り、返す刀で人形を斜めに深く焼き斬った。

 その断面からは回路やモーター、人工筋肉、歯車が覗いており、所々から黒い液体が漏れている。

 

『watasigagagagagagagggggggg追追追追追オイオイオイオイオイオイoioioioiイキ汚neゑゾo――』

 

 タルラは剣を体から引き抜くと、雑音を流し続けるその頭部へと突き刺すと同時に、地面へ勢い良く着弾した。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「アッハハハハ!実にいい気味ね!ホラホラどうしたの?いつまでも籠もってちゃ何も出来無いわよ?」

「はークッソムカつく!あのサルカズ女マジでムカつく!」

 

 飛んでくる爆発物から味方を守りながら、遠くで高笑いしているサルカズ女に向かって悪態をつく。

 あの龍女をポンコツに任せて撤退した後、もう少しで脱出出来る所で厄介な奴に出会っちまった。そんでアーミヤとドクター二人があの女と会話をした後、突然この戦闘が始まったってワケだ。にしてもあのクッソ女、こっちに攻撃さっきからチマチマ爆弾投げて来やがって!お前の味方も巻き込んじまうかもしれねぇってのにお構い無しか!?

 

「フフッ……いい女ですね」

「何言ってるじゃが?」

「ロドス、退路の確保は?」

 

 爆発を盾で防ぎながらクエスタが質問する。

 

「あと少しです!あと少しで……!」

「あら、もう逃げちゃうの?だったらお土産をあげるわ」

「――!不味い!アレを撃ち落とせ!」

 

 あのサルカズ女が放った物を見たAceがそう叫ぶ。まぁあの女が使ってる武器から察する事は出来るだろう。恐らく粘着爆弾の類いだ。

 

「安心なさい。ちゃんとおかわりもあるわ」

「いらねぇわ!」

 

 衝撃波で爆弾を撃ち落としながら文句を言ってみるが、ありゃ聞こえて無いなオイ。

 

「フフッ、3つ数える間に投降のチャンスをあげる……」

「クエスタァ!」

「…フゥー……圧縮する!」

 

 撃ち漏らした爆弾を盾へ圧縮させて貼り付かせ、その盾を空へ向かって圧縮させる。

 薄汚い空の上で大きな花火が上がった。

 

「あら…アーツの使い方、上手くなってるじゃないクエスタ」

「……そうか」

「皆さん、退路を確保しました!殿は私に任せて速やかに撤退を!」

「エレキ君、アーミヤのサポートは出来るかい?」

「任せときな!」

 

 ニアールがAceに、ゴシャクがハルドに肩を貸しながら撤退を始める。ドーベルマンやエレキ達が後方から来るレユニオン兵を牽制しながら、彼らはサルカズの女『W』から無事に逃げ切った。

 

「……まぁいいわ、欲しい物も手に入ったし。あのまま殺り続けても面白く無かっただろうし」

 

 そう呟きながら、ロドスの部隊が消えていった方向へ顔を向け、笑みを作る。

 

「それに、傭兵団を抜けたアイツがあんな所に居るだなんてね……次に会うのが楽しみね」

 

 

 

 

 

「そんじゃ、俺達はここまでだ」

「え?」

 

 チェルノボーグから無事に脱出し、ロドス・アイランドの移動都市に着いた後、俺はアーミヤ達に向けて別れの旨を言うと、アーミヤを含めた数人が驚いた顔でこっちを見て来た。

 

「オイオイ、一応言っとくが俺達はロドスのオペレーターじゃねぇからな?」

「あ、いえ!すみません!つい……」

 

 そう言って頭を下げるアーミヤ。ふと、頭を上げた時に片腕を無くしたハルドの姿が目に入った。

 

「あの、もし良ければ私達の所で治療を受けませんか?ロドスの治療設備なら、ハルドさんの怪我も直ぐに治せます」

「いや……大丈夫だ。こっちはこっちでどうにかするよ。アンタらの所にお邪魔する訳にはいかねぇ」

「で、ですが……」

『子供の癖に偉く責任感じてんねぇ!』

 

 押し問答になりそうな雰囲気を、テレテレー(殺意)と鳴るクラクションと共に綺麗なドリフトをしながら停車した無人車がブチ壊した。

 

『いやぁ遅れてすまんね諸君!タルタルに秘密兵器破壊されて落ち込んでたから少し遅れてしもうたで工藤』

「遅いわポンコツ!……まぁ、そう言う訳だ。別にお前さんの責任じゃねぇから、そんなに気張るなよ」

「あうっ」

 

 そう言いながら、エレキはアーミヤの頭にポンッと手を置き、優しくナデナデした。

 

『もしもしポリスメン?こいつ等と私です』

「オイコラ」

『そんな事より早く乗りな。ハルド君は後ろ、それ以外は前だ。移動しながら拾った腕をバイオの主人公みたいに軽くくっつけるぞ』

「………了解しました。アーミヤさん、別に気にしてないので、そんな暗い顔しなくて良いですよ」

 

 そう言って次々と無人車へ乗り込んで行く。エレキも「じゃあな」と手を振りながら、車に乗った。

 

『さらばだ心優しき魔王よ。あ、それと私達は感染者の味方だから、困ったらさっきロドスのデータベースにブチ込んだ連絡先からかけてな。それとお前らに一つ注意喚起だが、殺しすぎるのは良くないゾ☆ほなさいなら〜』

 

 言い終わると、派手なドリフトをキメながら無人車は遠くに見える移動都市らしきものへ向かって、フルスロットルで発進する。

 

 アーミヤは無人車が見えなくなるまで、あのAIの最後の台詞の意味を考えながら、その方向を見続けていた。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

『と言う訳で、エレキ君達に言っておくわ。恐らく今後の私達の仕事はレユニオン関係になるだろう』

「ま、あの程度で終わる感じじゃねぇだろうしな」

『で、これからの敵兼救助者はレユニオン共になる訳だが………これは本当に、もしかしたら、低い確率で、私自信も推奨したくもないが……場合によってはロドスともワチャワチャするしれない。ソレを肝に命じていてくれまいか』

「………あぁ、わかってる」




最近コロナが増えてきて怖いな〜とづまりすとこ。あ、チェルノボーグ事変は終わりです。え?呆気ない?最初だしそういうもんやろ(適当)

次回はちょっとばかしな日常回を挟んで相思相殺です。RTAで相思相愛にしてやんよ覚悟しとけよ〜?


無人車

赤に白いラインが入った仮面ドライバーな無人車。一応ドローンの一種である。テレテレー(殺意)と言うクラクションと共にドリフトをキメてくる。車体が赤いから事故ってもバレないゾ☆
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